1. 番長方面
  2. Dulcet Wind
  3. ドルシネア・ダイアリィ 第三部・目次

Last Modified : 10 JANUARY 2004


洞窟に響くファンファーレ

サンドリアに起床。つるはしを二ダース抱えてユグホトの岩屋に走る。高レベルのライバルが数人いるが、全く掘れないということもない。採掘ポイントを求めて走る中、オークのノートリアスモンスターが出現しているのを見つける。こんな洞窟の中に出現するのか。そしてドルシネアには勝てる相手なのだろうか。考えながら眺めていたら、やはり高レベルの冒険者が斬りかかっていった。退散退散。

金鉱が一つ出たことに浮かれ、つるはしを使いきった後で補充してまたユグホトへ。ざくざく掘りつつ、オークを相手に少しずつ経験値を稼ぐ。経験値を貰えるオークからは炎のクリスタルもたまに得ることが出来る。調理に使う炎のクリスタルは幾らあっても足りないくらいだ。拾えるととても嬉しい。

採掘ポイントを見つけて駆けつけたら、すぐ横の岩陰にオークがいてボコスと殴られたりする。そいつはここいらで最も強いオークだ。「楽な相手」と強さが表示されても実際は油断ならない相手、迂闊な行動を取ってしまった。オークを倒してからつるはしを振るうと、そこから黒鉄鉱が出土した。7,000から8,000ギル、品薄なときには10,000ギルにすらなる黒鉄鉱、お宝である。小躍りする。

ある時オークを倒すと、久し振りに聞くファンファーレが鳴った。レベルアップだ。ドルシネア、シーフ・レベル28となる。レベル上げを止めて以来レベルアップなどほとんど諦めていたものだが、ちまちま稼いで到達したようだ。

おにぎりを食べながらサンドリアへの帰途に付く。オーク相手に経験値稼ぎをしている二人の忍者にケアルを施し、感情表現コマンド「/cheer」で応援、ユグホトを後にした。

レベル28……これがシーフとしての最後のレベルアップになるだろうか。そして憧れていた、とある武器が装備できるレベルだ。どうしたものかな……。


火曜日は雄羊の日

トパーズトパーズ担当の栽培によって、ワイルドオニオンを収穫できた。早速これを材料とする串焼きを作成する。これは競売に出すか知り合いに送る物。自分用にはいつものようにキリンの肉でステーキを焼く。

競売所に憧れの武器を探すが、サンドリアには現在出品されていなかった。それではメロンジュースでも作ろうとか思うが、いつも利用するメロン原産地の物産店が開かれていなかった。今日は現実の日付で火曜日。月曜日の午前0時で国家の勢力争いであるコンクエストが集計され、その際メロンの原産地はバストゥークの支配地となったようだ。支配している国でなければ、物産店は開かれない。こりゃ残念。ドルシネアとしてはメロンジュースを作りたくてたまらないので、拠点をバストゥークに移すこととする。チョコボに乗ってサンドリアを出発。

ラテーヌ高原を走っていると、夕焼けをバックに一際巨大な雄羊の姿が現れた。この辺で狩りをする低レベル冒険者にとって恐怖の存在である、バターリングラムである。この雄羊、そしてこの雄羊の代わりに現れるノートリアスモンスターの落とすアイテムを目的とした冒険者が、高原の雄羊の出現地点に大抵張り込んでいるものだ。彼等によって出現とほぼ同時に退治されるラムであるが、この時は珍しく張り込みの冒険者がいなかったらしい。チョコボの足を止め、急いで周りを見渡す。……いない。本当に誰もいませんね?

ジュノで受けているクエストを解くのに必要なのだ。こいつの出すアイテムがドルシネアもまた欲しいのである。チョコボに乗ったまま調べてラムの強さを確認。「楽な相手」と出た、恐らく勝てる。急いで装備を整え、チョコボを降りる。ステーキを食べ、防御魔法・プロテスを自分に掛ける。こうしている間にもラムを狙うライバルが走り込んでこないかと気が気ではない。不意打ち発動、準備オッケー! ラムの後ろに回り込み、剣を振り下ろした。戦闘開始!

画像・VSバターリングラム。
猫対雄羊の睨み合い。やるってーのかコラーッ!

それにしてもデカイね、コイツ。とはいえ「楽」、問題なく無事に勝利する。どうっと巨体を地に沈める雄羊から、毛皮を二つと角一つ、そしてラノリンをゲットした。ラノリンとは羊毛を加工する際に副産物として得られるオイルだそうだ。これこれ、これが欲しかった。

喜びながら徒歩でラテーヌを南下していく。バストゥークまではまだまだ遠い。この先のデムの岩でチョコボを借り直さなければ。陽が落ちて星の瞬く夜空の下、さくさくと草を踏む音が耳に届く。そして目前に広がるちょっとした林の中に、一際巨大な雄羊の姿が現れた。……何? あら、まさか。またまたバターリングラムである!

今まで二回程度しか見たこと無かったラムなのに、今日に限って数分の間に二回連続で遭遇じゃないですか。これはどうしたことですか。しかもまたもやライバルの姿は見当たらない。不意打ち発動、準備オッケー! ラムの後ろに回り込み、剣を振り下ろす。再び戦闘開始!

画像・VSバターリングラム・その二。
雄羊の咆吼がドルシネアのステータスをぐんと下げる。

またまた問題なく無事に勝利、角とラノリンを得た。ラノリンは一つで良かったのだけれど……まぁ、少ないよりはいいか。何よりラムと戦う機会に恵まれて良かった良かった。ほくほく気分でチョコボを借り直し、ドルシネアはバストゥークへと向かった。


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