Last Modified : 10 JANUARY 2004
From Dulcinea's diary Part.3 "Dulcet Wind to Heaven".
そういえば以前苦しんだフリーズの多発だが、これはゲームパッドの振動機能(Force Feed Back)を使わないように設定することで改善された。というか、元の鞘に収まった。
元々当方のプレイ環境ではパッドの振動が働かず、プレイ当初から振動機能は切っていた。ところが以前のバージョンアップでこの振動機能が改善された(振動するようになった)というので、パッドが振動するように設定を切り替えておいたのだ。確かに振動するようになっていて喜んだのだが、これが仇となった。振動する瞬間にゲームがフリーズしてしまうという現象に当たってしまったのである。
PCにゲームパッドを接続するアダプタは数社から発売されている。別の製品も使ってみたが、そっちではFFXIがうまく動かない。結局以前から使用しているアダプタを使うしかなく、使い続けるためには振動機能を切るしか手はないのだった。
ジュノに行き、幾つかのクエストを進める。天晶堂という裏組織と接触を取れるようになったり、アイテムを収めるカバンを拡張してもらったりする。
ドルシネア達プレイヤーキャラクターは、初期状態で30個アイテムを持つことが出来る。はっきり言ってこれは少ない。各種装備、ステータスを操作する着替え用の装備、食事用の食べ物・飲み物、薬品、時には釣り道具など。持ち歩きたい物は徐々に多くなっていく。お金稼ぎや合成用の素材集めなどでモンスターを倒してアイテムを多く集めたいとき、このカバンの容量の少なさは非常に厳しい制限となる。それを解消していくためには、ジュノにおいて受けられる「カバン拡張クエスト」をクリアすることが必要だ。
このクエスト、数段階を経て5個ずつ容量を増やすことが出来、最高50個まで容量は増える。しかし段階毎にとても高価なアイテムを必要とする。この日ドルシネアがクリアしたのは二段階目の拡張で、要した費用は31,300ギルに上った。残金6,905ギル……寂しくなった。だがカバンにだいぶ余裕が出来たのも確かだ。アイテム集めもかなり楽になるだろう。またお金稼ぎに走るとするか……。
お金が少ないのでチョコボを借りず、徒歩でバタリア丘陵の横断に挑戦。トラに絡まれ「とんずら」で逃げ、最後に絶対回避を発動させてジャグナー森林まで逃げ込んだ。危ない危ない。
ジャグナー森林でタマネギを狩って栽培用の種を集めたり、ユグホトの岩屋でオークを狩ったりする。危険に陥った三人パーティを救って颯爽と去った後で、ゲルスバ野営陣にて道に迷ったりもした。
トパーズトパーズが管理する食材群を眺めていて、ふと「おにぎり」が作れそうなことに気が付いた。おにぎりは食べてもあまりステータスの上昇がある訳でないので、流通量も少なく大した値も付けられていない。だが他の食べ物と比べて、「おにぎり」という物の与える「ほのぼの感」は別格であるように思われた。
おにぎりのレシピは知らないが、なんとなく推察できる。お米となる「タルタルライス」は栽培で半ば事故として一杯出来てしまっているし、海苔は釣りで引っかけた「パムタム海苔」に違いない。これに「蒸留水」を加えて「炎のクリスタル」で燃焼して炊けば出来上がりかな。
てくてくとモグハウスを出て、青空の南サンドリア競売前にておにぎり作りを開始する。……だが出来ない。レシピが間違っているようだ。おかしい、この素材ではないのか。でも他に代わりとなるような素材はないようだし。困った挙げ句、結局ネットで検索しておにぎりのレシピを調べてしまった。ちょっと敗北気分。おにぎりのレシピは……炎のクリスタルにタルタルライス、パムタム海苔、蒸留水……そして岩塩。
そうか! 塩か! そうだよな、おにぎりだもの。塩はいるよなぁ。しまったしまった、こりゃ迂闊。笑いながら塩を購入し、再度おにぎり作りに勤しんだ。
数ダース作ったおにぎりを、メッセージを添えて数個ずつ知り合いに送る。ヴァナ・ディールには色々な食べ物があるというのに、レベル上げの狩りで食べる物は大抵性能のいい同じものばかりだ。たまにはのんびり、拘らずに食べてもいいだろう……そんな思いを込めて。
ウィンダスにいるLxさんからTellが届いた。リンクパールを外しているドルシネアを心配して下さっている。話は長くなりそうだった。サンドリアにいるままに、顔を会わせずお話しを続けるのは失礼であると思われた。
ウィンダスまでチョコボで行くには時間が掛かる。戦績と交換して貰えるアイテム、呪符デジョンを初めて使った。ホームポイントへ飛ぶ黒魔法・デジョンの効果を持つ札を使うと、ドルシネアはホームポイントのブブリム半島へ飛んだ。ここからウィンダスはもうすぐだ。
ウィンダス港でLxさんと話していると、Mtさんも駆けつけてくれた。三人でお話しを続ける。
正直なところ、リンクシェルに加わって特に日の浅いお二人がこんなに親身になってくれたのは意外だった。そしてとても嬉しかった。
お二人に強く感謝しながら、この日は楽な気分でログアウトすることが出来た。