冒険の定義
ウィンダスのモグハウスに起床。いつものように自分で食べるマトンのローストを作ってから、前日に引き続きドルシネアはメリファト山地へと向かった。ウィンダスで受けたクエストで必要なアイテムが、メリファト山地のトカゲから回収できるのだ。前日は途中で都合が出来て果たせなかったのだが、今日こそはゲットするのである。
途中のタロンギ峡谷で、Rnさん、Tkさん、そしてMkさんの三人に出会った。そしてMkさんは同じアイテムを探しにメリファトへ向かうとのこと。丁度いいので二人でパーティを組んでメリファトへと向かう。アイテムが出たらロット勝負！ ロットで「8」が出て派手に負ける。「そういえば猫ハチっていう落語家がいましたね」とか言ってみるドル猫。
前日、メリファトでトカゲを叩いていたときのことだ。ブブリム半島にいるTkさんから助けを求めるTellが届いた。パーティでレベル上げをしていたところ、死者が数人出てしまったとのこと。シーフのドルシネアでは死者を蘇らせることはできない。仲間をサーチして、Mkさんに向かってもらうことになった。
助けられるのはTkさん達だが、Mkさんに直接助けを依頼したのは私である。Mkさんに時間を割いてもらっているのに、自分だけトカゲ狩りを続けるのは少々礼に欠けるかな。そう思い狩りを止め、私もブブリム半島の海岸を目指した。
ドルシネアが夜の海岸に着いたとき、丁度TkさんがRnさんに見守られつつレイズを受けるところだった。夜の海岸は危険である。注意深く周囲を見回しながら、しばし四人で会話。そしてRnさんとTkさんは、パーティの元へと戻っていった。
- 腕試しにボギーと戦うMkさんを、ちょいと離れて応援する。
二人で色々話し合いながら、ウィンダスまで帰還する。森の区の入り口で話していたとき、MkさんにTellが届いた。再びレイズを依頼するものである。
現実時間で夜の二時を過ぎ、ゲームを終えるために戻ってきたところの呼び出しだ。私だったらその依頼を拒否していたかもしれない。何故なら私は、冒険の最中に見舞われた困難やその結果に対しては、その場に居合わせた者だけで乗り越えるのが「冒険」だと考えているからだ。でなければ、離れた者に救援を求めるよりもその冒険をやり直すのが「冒険」であると思うからだ。
だがMkさんは救援に行くという。タロンギへの移動魔法・テレポメアを詠唱するMkさん。その意志に敬意を表し、敬礼をしてMkさんを見送った。
……パーティを解散していなかったため、Mkさんと一緒にドルシネアまでタロンギに飛んでしまったのは、なかなか良くできたオチである。
今日の話に戻る。トカゲを探しながら二人でお話しをした。驚いたのは、MkさんもFFの終了を考えていたことである。Mkさんは過去にも幾つかオンラインゲームを楽しんできたそうだ。レベルを上げるのにパーティプレイをほぼ必須とするFFの現状に不満を感じている模様。Mkさんは私と同じく、ソロでのプレイを楽しむ傾向があるプレイヤーなのだ。だがその後、MkさんはFFにおける目的を見つけ、プレイを続けていくモチベーションも取り戻したようである。
メリファトで首尾良くアイテムをゲットし、タロンギでゴーストを狩ったりしつつ帰途につく。行きと同じようにRnさん、Tkさんの二人とばったり出会い、四人でウィンダスへと走って帰った。仲間とともにいる時間が増えて、楽しく感じる今日この頃である。
- 美人一人に猫二匹、そしてタマネギが一人……。
