1. 番長方面
  2. Dulcet Wind
  3. ドルシネア・ダイアリィ 第二部・目次

Last Modified : 10 JANUARY 2004


ドル猫を呼ぶ、故郷の声

ドルシネアはバストゥークで起床。お店で白魔道士や赤魔道士用の魔法スクロールを買い込む。次にレベルアップしたときに、すぐに覚えられるように。そしてバストゥークを走り回り、次々とクエストを受ける。

受けたクエストの中で「黒鉄鉱」を集めてこいというものがあった。これは鉱山で掘り出すことが出来るという。そういえば、ウィンダスのクエストでパルブロ鉱山から別の物を掘り出さなくてはいけなかった。長いこと放っていたこのクエストと合わせて、一緒にクリアしてしまおう。つるはしを買い込んで、チョコボに乗って北グスタベルグを走った。

一方その頃、知人のMhさんはレベル16のシーフとなって、やっと覚えた不意打ちを味わいながらギデアスに籠もっていた。何気なくリンクシェルメンバーのリストを表示させると、何故かMhさんの居場所がクフィムと出た。……さっきまでギデアスにいたのに。そしてレベル16でクフィムとは場違いなことこの上なし。問うとギデアスにおいてヤグード二体とハチに袋にされて、戦闘不能となったらしい。ホームポイントがクフィムだったという訳。その飛びっぷりが爽快に感じられて、とてもおかしい。見事な珍プレーである。ちょっと羨ましい。

ドルシネアはパルブロ鉱山に入山。「練習相手にもならない」強さのカメ獣人・クゥダフを押し退けるように奥へと進み、二階、三階と上がっていく。三階ともなると「楽な相手」と表示されるカメが現れる。鉱山における最強クラスのカメだ。一体ならまだしもリンクされると敵わない。そしてカメは聴覚で索敵する。不意打ちを打ち込もうにも剣を振り上げた瞬間振り返られてしまい、不意打ちは不発となるのだ。慎重に進む。

画像・VSサソリ。
初めてのサソリ戦も体験してみる。

何匹目かのカメを倒したときに、見慣れないアイテムが手に入った。その名は「鉱山の箱のカギ」。はて、これはなんじゃろう。その名から推察するに、この鉱山で出る宝箱を開けるための鍵というところだろうか。もっともここに限らず、宝箱など見たことはないのだが。

ヴァナ・ディールの各地にあるダンジョンでは、「トレジャーチェスト」「トレジャーコッファー」の二種類の宝箱が出ると聞いたことがある。後者の方が、よりよいアイテムが出るらしい。また、種族やジョブに応じた高い性能の特殊装備を得るためのアイテムや、場所によっては地図もここから得るそうだ。宝箱を巡った争奪戦の話は、いいものも悪いものもよく聞く。

パルブロ鉱山で宝箱を見たことがないので、その為のアイテムかどうか察しが付かない。そこでリンクシェルを通して知り合いに尋ねてみた。するとRbさんから返答があった。やはり宝箱の鍵であるという。そしてもう一つの情報も得られた。カザムへ向かう、飛空挺に乗るためのパスもこの鍵で入手できるというのだ。そういえばそんな話も聞いていた!

「カザム」とは、FFXI拡張ディスク「ジラートの幻影」を入れていると行くことの出来る辺境の土地で、ミスラ達の故郷である。ミスラのドルシネアとしてはやはり行ってみたい場所だ。そしてそこへ行くには、ジュノから辺境行きの飛空挺に乗らなければならない。飛空挺は誰でも乗れるという訳ではなく、辺境行きの飛空挺の場合はそれ専用のパスを入手しなければならないとのことだ。

パスの入手には、二つの手段があると聞く。一つは高額のギルを支払うこと。これは勿体ない。そしてもう一つが、三つの鍵を集めて交換するというものだ。後から知ったことだが、三つの鍵はそれぞれバストゥーク、サンドリア、そしてウィンダスの三国周辺にあるダンジョンで入手できる。その一つがこのパルブロ鉱山の鍵だったということだ。

偶然入手した鍵。カザム周辺はレベル20台後半の冒険者にとって良い狩り場だと聞いたことがある。つまり、レベル26のドルシネアにとってはちょうど適正な狩り場となる。ジュノでパーティを組んだ際に、「カザム方面に行きましょうか」という話にならないとも限らない。カザム行きのパス、持っておいて損はない。

よーし、鍵集め、始めようかな。そんな風に考えながら、鉱山を先へと進んだ。


レティクル座行き超特急

「楽」な相手のカメを必死に倒しながら暗い坑道を進むと、行き止まりに部屋のような空間があった。中のカメを始末してその中を調べると「Mining Point」(採掘ポイント)を発見、早速持ってきたつるはしでえんやこらと掘る。ボキボキと折れるつるはし。ヴァナ・ディールに流通するつるはしは驚くほど弱い。一本200ギル余りするから金銭的に、そして精神的にかなり痛い。

石つぶてなどのしょぼいアイテムの中に見慣れない鉱石が出た。なんだか高そうな名前の石だ。いらない鉱石は捨てていくが、これは一応持って帰ろう……。そんなことを考えていたら、部屋の中に新たなカメが出現した。イカン! MP回復してない!

部屋の反対側までそっと駆け、壁に張り付くようにして座り込む。体力とMPの回復を図りながら、カメを睨んで必死に祈る。気付くな、お願いだからこっちに気付くな……! カメの索敵感覚が聴覚で良かった。ゴブリン達と同じ視覚だったら、もう完全に気付かれてる……!

回復を終え、そっと立ち上がる。まだ気付かれていない。そーっと歩いて部屋の出口に向かう。その向こうを見て驚いた。カメが新たに湧いている。その数三匹。どいつもこいつも近い。一体にでも絡まれたらその瞬間、全員がリンクして襲ってくるだろう。

しばらくの間、その場に立って悩んだ。行くべきか、行かざるべきか。リンクシェルのメンバーにも事態を伝えると、駆けつけようかと言ってくれた人もいた。しかしそれは求めない。手間を掛けるのは申し訳ない。長い苦悩の末、結局ドルシネアは足を踏み出した……部屋の外へ、生還への一縷の望みを託して。

数秒後、降り注ぐ魔法を浴びながら、坑道を走るドルシネアの姿があった。忍び足でカメの後ろを過ぎようとしたが、あっさり見つかったのだった。「天国への階段」こと「とんずら」を発動して、狭く暗い道を逃げる。その途中のカメが次々とリンクした。トレインの発生である。

逃げる坑道の先に人影を見た。まずい、巻き込んではいけない。立ち止まろうかと思ったが、その冒険者の姿を見てそれを止め、その脇を走り抜けた。レベルの高そうな立派な格好のガルカは、カメよりも弱いカブト虫を何匹も連れ回して遊んでいるようだったのだ。この人だったらカメのトレインも何ということもなくやり過ごすだろう。じゃあこのままトレインは進行いたします!

流石にとんずらは速い。カメ共をあっという間に引き離した。魔法も攻撃も飛んでこなくなり、レーダーからもカメを示す光点が消えた。その後も油断無く、とんずらが切れるまで走り続けた。30秒経過。とんずらが切れ、足が遅くなる。ほっと一息付いた。足を止める。ケアルIIを詠唱し、受けたダメージを回復させた。その場に座り込み、MPの回復を始める。

レーダーに、赤い光点が一つ現れた。二つ、三つ……というか、それは既に筋子のような様相を呈していた。そ、そんな、まさか……わなわなと立ち上がるドルシネアに、再び魔法と打撃が雨霰と降り注いだ。

画像・大リンク。
カメカメカメカブトカメカブトカメカメガルカカブトカメカメ……。

通路の向こうから押し寄せるカメ。呆然とその攻撃を受けるドルシネア。た、大変なことをしてしまった……。ふと見ると何故かリンクしていない筈のカブトムシがいる。なんだコイツ?
「おもしろい」
Sayでそう言ったのはさっきのガルカさんだ。カブトムシを連れて追ってきたらしい。確かに面白い。フハハフハフフハ……もう笑うしかねーってヤツだーッ!

HP・0。泣き笑いを顔に貼り付けたまま、ばったり倒れるドルシネア。「あう、死んじゃった;;」とガルカさん。いや貴方、死なないと思っていたのですか!? 「どうもお騒がせいたしましたー」とガルカさんにTellをして、ドルシネアはホームポイントへ強制送還。バストゥークの青空の下に戻ったのだった。

本日のまとめ

画像・祈るドルシネア
部屋の向こうにカメ一匹。気付くな、気付くな……。

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