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Last Modified : 10 JANUARY 2004


新たなエリアを覗き見に

食べ物は食することで一定時間各種ステータスを上下する。だから狩りの際は、自分のジョブで特に有効な食べ物を食するのが通例だ。ところが今回の修正で、多くの食べ物の効果時間が半減されてしまった。狩りの時間は変わらないので、単純に二倍の数、食べ物を食べなくてはならなくなった。効果の高い食べ物は大抵値段も高いので、冒険者は狩りにより多くの出費が伴うことになってしまった。様々なアイテムの価値が変わってしまい、経済が多少混乱状態にある中、結構苦しい。

町やその近辺を歩いていると、リンクパールを付けていない低レベルの冒険者をよく見る。恐らく「ジラートの幻影」とともに入ってきた新規ユーザなのだろう。私が始めたのは去年の12月。もう五ヶ月が経とうとしている。

今回追加された新規エリアを覗いてみたいと思った。歩いていける比較的低レベルでもオッケーな場所として、「コロロカの洞門」というところがあるらしい。コロロカにはバストゥークの鉱山から行くことが出来る。ちょうどバストゥークに来ていることだし、ちょいと行ってみようかなと思い立った。

ツェールン鉱山に入り少し進むと、閉じられている扉の前に冒険者の姿が見えた。どうやらここだ。NPCに扉を開けてもらって進むみたいだ。

画像・コロロカの洞門へ。
新エリアと旧エリアを区切る、木製の扉。

先へ進もうとしたドルシネアの身体が、突然光に包まれる。防御魔法・プロテスIIが掛けられていた。
「危険なんでお気をつけてー」
そう言ったのは、すぐ側にいたタルタルさんだ。この方がプロテスを掛けてくれたのだった。「はいなー ちらっと覗いてきます」と答えて手を振った。「はーい」と返しながら、タルタルさんは仲間と移動魔法で姿を消した。

扉を開けて、その向こうへ。坑道を走り橋を渡り、コロロカに入る。マップをまだ持っていないそこは、未だ灰色の洞窟だ。ミミズとコウモリの姿が見えた。強さを調べると、「丁度よい」ミミズと「強い」コウモリ。こりゃ厳しい。ある程度近づいても、どちらもこちらに反応しない。ノンアクティブなモンスターということだろうか。でも以前、ノンアクティブだと思ってたコウモリに絡まれて、殺されたことがあるからなぁ。不安だ。

取りあえずミミズに殴りかかる。丁度よい相手なら何とかなる、無事に勝った。コウモリから少し離れて、座り込んでヒーリング。狭い洞窟を、次々と高レベルの冒険者が走っていく。……なんだか、場違いな気分になってきた。

結局、ミミズ一匹倒しただけで帰途に付く。あぁ、洞窟の向こうはどんな土地があるのかな。ドルシネアが向こうの世界に行けるのは、いつのことになるのだろうか。


行く先々での小さな戦い

クエストを解くために、「パルブロ鉱山」へと出掛けた。北グスタベルグの端にある、ツェールン鉱山よりもずっと大規模な鉱山だ。入ってみると中はカメの獣人・クゥダフだらけ。取りあえずシーフでは脅威となる敵ではないので、いいアイテムを持っているカメだけ倒して、先へと進む。

しばらく奥へと進むと、徐々にカメは強くなってきていた。それも無視して進んでいたら、ある時いきなりカメに絡まれた。それも二体同時にだ。「楽」な相手なのでそんなに慌てていなかった。しかし襲われているドルシネアを見て、通りがかりの冒険者が片方のカメに剣を下ろした。手間を掛けさせてしまったなと悪く思いながら礼を言う。

ところがその冒険者さんが結構不利な状況に。調べてみると、レベル15でサポートジョブ無しの戦士さんだ。ドルシネアよりずっとレベルが低いじゃないか! 急いでヒーリング、MPを回復して冒険者さんにケアルを飛ばす。シーフのサポートジョブに付いている白魔道士、MPなんてたかがしれている。少ないMPなりになんとか回復が間に合って、戦士さんも無事で済んだ。お礼を言い合ってお別れする。

それから少しだけ経った後で、坑道内で救援要請が出ているのに気付く。慌てて走っていくと、そこには救援相手のカメが一匹だけ歩いていた。救援を求めた冒険者の姿がない。……恐らく殺されたのだろう。そしてそれは、多分さっきの彼だ。もう少し安全なところまで、彼と共に歩けば良かったかもしれない。少し悔やみながら、カメを叩き切った。

用を済ませて、ドルシネアはセルビナへ。釣りで竿を折る。更に船旅。ドルシネアの他に客はレベル15〜16のパーティが一組だけ。これはなかなか不安だな。強いモンスターを釣ってしまったら、助けてもらえずあの世行きだ。操舵室脇の階段で釣りをすると、モンスターを釣ることはないと聞く。そこで釣ろうかと、船倉から外へ出る扉を開けた。

階段を冒険者が走り下りてくる。そしてその後ろからは、サカナがすごい勢いで下りてくる。冒険者が攻撃されているのだ! そのまま船倉に雪崩れ込む、冒険者とサカナたち。モンスターを船倉まで連れて来るなんて!

運良くそれはさほど強くないモンスターで、彼等パーティで始末できそうだった。ちょいと出た冷や汗を拭いながら、ドルシネアは外に出る。これがもしタコ型のモンスターだったら、ドルシネアも含めて船倉の客は全員殺されていただろう。初期のFFXIにおける船で全滅という話を、私は伝え聞いている。慌てた冒険者が逃げ場を求めて、今回のように船室まで連れてきて巻き込んでしまうという話だ。流石に最近は、そんなこともないようだが……いや、でも今回はそれをやりかけたかな?

ブブリム半島で経験値稼ぎ。追われている人からゴブリンを剥がしたら、別のゴブリンがリンクして私が殺されちゃったり。そんなこんなで、ドルシネアはウィンダスへと帰ってきた。

本日のまとめ

画像・船倉にて。
船倉でのバトルは初めて見ました……。

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