Last Modified : 10 JANUARY 2004
From Dulcinea's diary Part.2 "Dulcet Wind flows Vana-wide".
4月15日は、ヴァナ・ディールに大きな変革がもたらされた日となった。二日後、4月17日に発売されるFFXI拡張パッケージ「ジラートの幻影」の搭載に向けて、一足早く拡張要素が運用され始めたからだ。
例えば、各種防具や武器の使用可能ジョブに新たなるジョブが明記されるようになった。そこには「侍忍竜召」といった文字が並んでいる。それぞれ、侍、忍者、竜騎士、そして召喚士を表す文字だ。まず15日に召喚士が追加され、17日からはそれ以外のジョブがヴァナ・ディールに登場する筈だ。まぁ、いずれもこれまでのエクストラジョブと同じように、レベル30以降じゃあないと習得できないジョブなのだろう。
また、新たなアイテムが追加されたり、一部クエストに手が加えられていたりする。例えばウィンダスのクエストに、イモムシの出す「絹糸」を持っていくクエストがある。しかし今日からは新たなアイテム「クロウラーの石」を持っていっても良くなった。絹糸は合成の「裁縫」で使用される高価なアイテムで、このクエストに出すよりは競売に出す方が断然儲かる。使えないクエストとなっていたが、これからはお金稼ぎに使えるようになるかもしれない。
さて、当のドルシネアはサンドリアのレンタルハウスに起床。レベル13のモンクにジョブチェンジして、サンドリアのクエストをこなすことにした。サンドリアから西ロンフォールに出た途端、森からオークを四匹も連れた冒険者が逃げ込んできた。冒険者にケアルを飛ばしつつ、ちょうど側にいたタルタルと手分けしてこれを始末する。
クエストでは「ランペールの墓」というところまで墓参りに行かなければならないのだが、どこだかサッパリ分からない。サンドリア周辺はまだ殆ど見て回っていないのだ。取りあえず、初めて東ロンフォールへ。地図を見ながら端の方、それっぽいところまで駆けていく。「ラングモント峠」という緑色の洞窟に出た。マップがないので戻る。西ロンフォールからは「ゲルスバ野営陣」というオークの砦に出てしまった。やれやれ、お墓は何処なんでしょう?
リンクパールを通じて、船旅中のMkさんから緊迫のレポートが届いた。甲板上に新たなモンスター「Sea Horror」が登場したという。タコのノートリアスモンスターらしい。そしてそれに挑んだレベル60くらいの冒険者が、なんとあっさり敗退してまったという。何という脅威だろうか! 高レベル冒険者がいれば安全に釣りを楽しめた船が、今やそうとは言い切れなくなった訳だ。まぁ、それはそれで楽しいかなと思う。
ターゲットを左右に振りながらロンフォールの森を走っていると、見慣れない名前のキャラクターがターゲットされた。水色で表示されたその文字は「Carbuncle」。水色ということは、冒険者のペットであるということだ。夜のため辺りは暗く、まだ遠いのでその姿を確認できない。走って近付きながらその姿を求める。
現れたのは水色に透き通り、光り輝く美しい身体だった。大きなリス、もしくはスカンクといった風貌。身体と同じくらいの大きさである尻尾を振りながら、モンスターに攻撃を仕掛けている。そしてその側には、何故か下着姿のミスラが一人。召喚獣・カーバンクルと、それを操る召喚士だった。もういるのか、新ジョブが!
カーバンクルの可愛らしさに、思わずカーバンクルを応援する。こちらを見つめてきた召喚士。なんとなく恥ずかしくて、ぴゅーっとその場を走り去った。
モンクのレベルは14に。なんとか墓参りも済ませることが出来た。