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  3. ドルシネア・ダイアリィ 第二部・目次

Last Modified : 10 JANUARY 2004


メリファト偵察

ログインすると、Rnさん、Tkさん、Rbさんの三人がタロンギでパーティプレイ中のようである。三人が同じパーティに属している訳ではないようだ。ちょうどそっち方面に出掛けるつもりだったので、ついでに様子を見ていこうと思いついた。モグハウスを出て、ドルシネアはウィンダス・森の区をチョコボ厩舎へ走った。

東サルタバルタ、タロンギ大峡谷とチョコボで駆け抜ける。タロンギではチョコボの上からRbさんの属するパーティの様子を窺ったり。チョコボを北へと向け、峡谷を駆け抜ける。画面暗転。その先の土地、「メリファト山地」へと足を踏み入れた。

画像・メリファト山地。
タロンギに似た印象を持つメリファト。

タロンギよりも幾分赤茶けた色彩の山地が広がるメリファト。以前少しだけ足を踏み入れたことがあるが、人気はなく、敵もやっかいなトカゲがいたのでその時は引き返した。それ以来の来訪だ。今日はここで狩りが出来ないか、下見に来たのである。

「楽」な強さや「丁度よい」強さの相手では、なかなか片手剣のスキルが上がらなくなってしまった。今後パーティプレイを行うとすると、スキルが上がってないとイマイチ締まらないのではないかと不安なのである。敵への攻撃が外れまくって、パーティメンバーの足を引っ張るのではないかと心配なのである。ブブリム半島で「丁度よい」強さのゴブリンなどと戦っていると、経験値はぐんぐん上がっていく。しかし、スキルの上がらないままにレベルが上がってしまうのは不本意だった。ドルシネアは今、「同じ強さ」の敵を求め、探していた。

チョコボに乗っていれば、見知らぬ土地も安全だ。チョコボを北へ東へと走らせて、モンスターの影を探す。あまり見当たらないな……。やがてヤグードの姿に混じって、初めて見るモンスターが視線の先に現れた。

画像・ラプトル出現。
どことなく「麒麟」を思わせる風貌の「ラプトル」。

噂に聞く「恐竜」とはコイツのことか。「なんとかサウルス」的な姿をイメージしていたのだけれど、結構違うな。青と白が派手目だし。話によるとコイツはこれまであったどの敵よりも足が速いらしい。あ、ジャグナー森林のトラも足が速いって事だったか。で、彼等に絡まれるとまず逃げ切れないということだ。ドルシネア達がジュノを目指したときにこのメリファトを通るルートを取らなかったのは、このラプトルの足を警戒したのも一つの要因だ。

あいにくここらのラプトルやヤグには、まだまだ敵いそうにない。敵の数も少なくて、どうやらこの辺は狩りに向いていないようだ。チョコボの騎乗時間もそろそろ限界、30分になりそうだ。手綱を引いて、チョコボをタロンギへと向け帰途に就いた。


境界上の苦戦

ブブリム半島をタロンギ側から南東へと降りていく。山脈の間、石柱が立ち並ぶ道を先へ進むと、ブブリムの中央部辺りでパッと開ける。ブブリム半島東部はタロンギに似た丘陵地帯だ。そしてドルシネアはその変わり目に「点線の境界」を見る。敵の強さが一段階上がる境界線を、そこに見るのだ。

ブブリム全域に獣人・ゴブリンが生息するが、この境界線の前後で種類が変わる。タロンギ側、これまで経験値稼ぎやスキル上げで相手にしたのは、「Bucher」「Ambusher」「Tinkerer」の三種類。これに対してマウラ側に生息するのは、「Mugger」「Leecher」「Gambler」の三種類。……これが相当強い。

メリファト高地を後にして、ドルシネアはブブリム半島の敵を物色に来ていた。タロンギ側とマウラ側の中央、「点線の境界」で何気なく調べた「Goblin Leecher」が、「同じくらいの強さ」と表示された。Leecherでそう表示されたのは、これが初めてだった。こんな時、ドルシネアの成長を強く感じる。

早速ケンカを売ってみた。その結果は……絶対回避を使用、ゴブを始末した後も残った弱体魔法・ディアでHPを削られて瀕死。リンクシェルで仲間に最後の言葉を送る中、残りHP5でディアが切れた。なんとか死なずに済んだ。

確かにスキルは上がったけれど、一戦でこれではとてもやっていられない。絶対回避は二時間に一度しか使えないのだから。ドルシネアはまた途方に暮れた。


新たなる標的

翌日、チョコボでブブリム半島まで。今日もスキル上げの相手探しだ。ゴブリンは無理、別の敵はどうだろうか。そういえば海岸のカニはどうかな? 以前、レベル15になって不意打ちを覚えたのは、マウラ近くの海岸でカニやキリンを狩っていた時だった。今のシーフのレベルなら、一人でも相手に出来るかも。マウラへ向かう道を右に逸れて、ゴブリンに注意しながら海岸に向かう。

その途中、進路にいたキリンをターゲットし、何気なく強さを「調べる」。「同じ強さ」と出た。なんと! こいつも「おなつよ」なのか! キリンはゴブリン(Leecher)と違って魔法は使わないし、爆弾も持っていない。……こいつはどうだろう?

周りのゴブリンとの間合いを充分計ってからキリンの後ろに回り込み、不意打ち発動、先制攻撃! ……結構いい感じでダメージ入ってる。対してこっちの方はそれほどでもない。もちろんそれなりに食らってはいるのだけれど、深刻なダメージのペースではない。結果的に、MPを使い切ることなくきっちり勝利。スキル結構上がった! 「同じ強さ」だから経験値も当然おいしい。そしてどさーっとアイテムが手に入っちゃう。キリンって身体が大きいからか、出るときはいっぱいアイテム出すのよね。肉とか毛皮とか大腿骨とか。加えてそれらは結構高く売れる。

うひひ、と口が歪む。こりゃおいしいのを見つけたぞ。タロンギでのキリン狩りを思い出す。またキリン天国がやってきたのかも! なんだか自分、盛り上がってまいりました!

本日のまとめ

画像・トパトパとRbさん。
勇ましい……というか、やっぱり可愛いRbさん。少しだけ背が高いのです。

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