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Last Modified : 10 JANUARY 2004


黒魔道士、薄氷の戦い

ドルシネア、レベル6の黒魔道士で東サルタバルタに出撃する。サポートジョブには白魔道士をセッティング。MP増強と回復魔法目当てだ。先日新たにリンクシェルのメンバーになったMkさん(タルタル♂)に頂いたアップルパイを食してMAX MPを増やし、合成に使う「水のクリスタル」狙いで川のカニとサカナを狩りに行く。少ししてそれに飽き、西サルタバルタを行き来してゴブリンとイモムシも狩ったりする。レベルが7になる。

画像・黒魔ドルVSゴブリン。
偶然岩の上に乗っちゃったゴブリンにストーン炸裂。

黒魔道士の戦いは、これまでのどのジョブとも異なる激しいものだ。根本的に黒魔道士は武器による攻撃力は低い。そしてHPが少なく、それを守る防御力も低い。何しろ持てる盾が無いという極端さだ。黒魔道士にあるのはMPの容量と強力な魔法攻撃力だけ。よってその戦い方は、攻撃魔法を畳みかけて敵を一気に潰すというものになる。要するに「殺られる前に殺れ」というものだ。

黒魔道士を始めて、初めて「再詠唱可能時間」を意識するようになった。これはある魔法を唱えた後で、同じ魔法を唱えられるようになるまでの詠唱不能時間のことだ。これまで使っていたケアル等にも存在するのだが、それほど厳密に考慮する必要の無い要素だった。

だが、黒魔道士の戦いは前述のようなものである。一刻も早く魔法を叩き込まないとこっちが殺されちゃうのである。早く!早く!と焦りながら、カウントダウンされる再詠唱可能時間を睨みつけている私である。

西サルタバルタにて、「同じ強さ」のイモムシを相手にスキル上げ&経験値稼ぎ&絹糸集め。近くには少々危険なヤグードがいてピリピリしながらの狩りだったのだが、それが手元を狂わせた。強さを調べようとして、誤ってゴブリンに弱体魔法・ディアを撃っちゃう。戦闘状態に突入してから強さを調べると「強い」と出た。これは駄目、紙の防御力ではとても保たない。

ストーンをガンガン撃ち込むがこっちのHPの減りが早い。そしてMPもやがて尽きた。黒魔道士の最終手段、二時間ジョブアビリティ「魔力の泉」を発動……する間もなく撃沈。ゲームを始めて三カ月以上経つのに操作ミスで死ぬなんて……。すっかり凹んで、ログアウトした。


魔道士達の臨死体験

東サルタバルタの川の側、前方を走るミスラがいた。何気なくターゲットを合わせると、HPがほとんど無い。そしてそのHPがカクンと減った。毒だ! すかさずケアルのターゲットを合わせるも、まだ射程距離外だ。急いで走る。またHPが減った、間に合うか!? 一か八か、立ち止まってケアルを詠唱。だが遠ざかっていたミスラが離れ過ぎたか、呪文の詠唱が止まってしまった。血の気が引く。急いでまた駆け出す。HPがまた減った。もう無い!

だがそのケアルの詠唱に、ミスラも気が付いたようだった。足を止めその場に止まるミスラとドルシネアの距離が縮まった。届け!と祈りを込めて再詠唱。間一髪間に合った。ミスラの体力が回復する。ホッと一安心。ケアルを更に唱えて体力を補充する。あいにく黒魔道士の現在、解毒の魔法・ポイゾナは使えない。毒消しを渡すか、毒が消えるまで回復させるしか、今のドルシネアには救う手立てはない。

ドルシネアに礼を告げるミスラさん。サーチすると白魔道士レベル5、サポートジョブが赤魔道士だ。「HP残り1でした;;」とミスラさん。正に間一髪だった、通りかかって良かった。「ホントにありがとう^^」というミスラさんに、つい言葉が出てしまった。「毒消し屋をやっているので、毒かかっている人は救いたいのです」

これを聞いたミスラさんはドル猫のバザーを見、毒消しを一つ買ってくれた。「お気をつけて」とその場は別れたのだが、後日ブブリム半島ですれ違った時もこのミスラさんは毒消しを買ってくれたのだ。実に義理堅いお方だった。

一人のミスラさんを救ったドルシネアだったが、この後の戦闘中ヤグードがリンクして絶体絶命となる。死んだらレベルダウンしてしまう状況、一定時間魔力を消費せずに魔法を打てるようになる「魔力の泉」を発動させるも、やはり防御力の無さが響いて瀕死になる。そこに通りかかった強そうなタルタルさんがケアルを掛けて、更に見守ってくれる。

一体は倒したもののもう限界、「救援要請」を発動する。通常、戦闘状態にある敵は戦闘相手にしか手を出せない状態になる。救援要請を発動させた場合、その冒険者の敵はどのプレイヤーでも攻撃できる状態になるのだ。

逃走に入るドルシネア。取りあえず近場の川に飛び込む。地形を利用して逃げようとしたのだ。しかし、ヤグは見守ってくれていたタルタルさんが取ってくれた。殆ど一撃で叩き伏せられるヤグード。立ち去るタルタルさんに礼を言った後、しばし呆然と川の中央に立ち尽くすドル猫だった。なんとか「川の向こう」へは、行かなくて済んだようだ。

本日のまとめ

画像・ノートリアスモンスター。
Spiny Spipiと並んで。一回り大きいイモムシです。

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