1. 番長方面
  2. Dulcet Wind
  3. ドルシネア・ダイアリィ 第一部・目次

Last Modified : 8 JANUARY 2004


故郷でのんびりと

ウィンダスのモグハウスに起床。買い物してから所持金を確認すると、残金が一万ギルを切っていた。アラート、アラート。自宅で毒消しとにかわ作り。錬金術スキルを少し上げる。メインジョブをモンク、サポートジョブを白魔道士に替えて、ウィンダスの門を出る。

ウィンダス、そしてサルタバルタは可愛らしいタルタルが多い。とても和む。森の区を出て少し行ったところにある池で釣りを始める。時折ヒットする竿を上げながらMhさんと雑談をしていると、となりにハゲのヒューム♂がやってきて釣りを始める。あの格好はモンクだ。ハゲモンク……なんというか、ハマっている。

このハゲモンクが来た途端、ヒットしなくなる。フナやザリガニが、ハゲを怖れているのではっ!? ハゲモンクが立ち去った途端、またヒットし始める。ハゲの隣で釣りをするのは、避けようと思う。

草原を適当に歩いて、久しぶりのサルタバルタを満喫する。川の中でヤグードと戦う人を見ながら橋を上り、ここでも釣り糸を垂れてみる。タルタルが一人やってきて、ドルシネアの背後でヒーリングに入った。ケアルを施して、釣りを再開する。

ボーっとしていると、突然ドルシネアに攻撃魔法・バニシュが命中。周囲を探すと、橋の下からヤグードが攻撃を仕掛けてきていた。どうやら先程川の中で戦っていた冒険者が敗北し、興奮醒めやらぬヤグがこっちまでやって来たらしい。両手棍でボコボコにする。

競売で高く売れる絹糸が一ダースたまったり、「ヤグードの数珠」を分解したらシュババーッと派手なエフェクトで普段の倍の数分、草糸に分解できたり(ハイクオリティ品)。その糸を紡いで草布を作っていたら、再びシュババーッと派手なエフェクトが出てハイクオリティ品になったり。もっとも草布のハイクオリティ品は存在しないので、普段と変わりなく草布一枚にしかならなかったり。のーんびりと、故郷の日常を堪能した。

画像・釣りの風景。
西サルタの池に各種族の釣り師が並ぶ。Say形式で少し会話を楽しんだ。

感謝の形

翌日は、モンクの両手棍スキル上げ。最初は西サルタバルタの「星降る丘」付近で。そこからタロンギまで移動して、南の山脈部でタマネギやウサギをぼくぼくと叩く。レベルが11にアップする。狩りを少しだけ続けて、死んでもレベルダウンしないように10パーセント分の経験値を余分に稼いでおく。両手棍を装備から外して、久しぶりに格闘をやってみたりする。ボコボコ殴るのがとても気持ちいい。東サルタバルタに戻って、ゴブリンとイモムシを狩ったりする。

ある時川縁で、戦うのを面倒くさがって無視しようとしたゴブリンに絡まれた。あぁ、面倒だ……とか思いながら相手をする。今のモンクのレベルなら、この辺のゴブリンなんてどうってことはない……一体なら。ところがもう一体のゴブリンがやってきて、リンクしてしまう。二対一、ちょっとピンチ。

そこに通りかかった魔道士さんが、片方のゴブリンを引き剥がしてくれる。お礼を言って目の前のゴブリンに注力、無事に倒す。助けてくれた魔道士さんに目を向けると、彼はまだゴブリンと戦っていた。

見比べると、ゴブと魔道士さんの勝負は拮抗していた。魔道士さんの体力がだいぶ落ちている。これはいけない、ケアルで援護しなければ……と思って詠唱の準備をしようとしたとき、思いがけないことに驚いた。MPが足りない。そしてドルシネアが立っている。何ぼさーっと突っ立っているんだ! 戦闘終わったらすぐにしゃがんでヒーリングだろうがっ! 慌ててしゃがみ込む。早く回復しなければ……せめてケアル一発分だけでも。

だがその時、違和感も感じていたのだ。確かしゃがんだと思ったのだけれど……と。そしてその違和感の正体が次の瞬間に明らかになった。しゃがんだ筈のドルシネアが、再び勝手に立ち上がってしまったのだ。意識を覆った疑問がすぐに晴れる。ディアだ。先のゴブリン戦で、継続してダメージを食らう白魔法・ディアをドルシネアは食らっていて、それがまだ働いていたのだ。しゃがんでもそのダメージによって立ち上がってしまう……回復が出来ない状態だったのだ。

ケアルが打てない……たった一発のケアルが打てない! 魔道士さんの体力がどんどん減っていく。早く! 早くディアが消えないと!

決定的なことが起こった。ゴブリンが爆弾を放ったのだ。その爆発に吹き飛ばされ、魔道士さんは倒れ伏した。……死んでしまった。ドルシネアを助けてくれた方が、代わりに死んでしまった。ショックを受けつつも、取りあえずそのゴブリンを始末した。ダメージを受けていたゴブリンを倒すのは、充分回復していないドルシネアでも容易なことだった。

魔道士さんの遺体は姿を消した。ホームポイントに戻ったのだろう。慌ててTellで謝罪する。ウィンダスに戻った魔道士さんからTellが帰ってきた。
「いえいえ、お気になさらず^^ 油断しただけですのでw」
「お互いがんばりましょ^^」
サーチしたところ、彼は黒魔道士レベル8。サポートに赤魔道士レベル4。ドルシネアと同じく、ランク2。ただし所属国はサンドリアであった。この間ドルシネアがバストゥークに行って修行したように、彼もまた異国に渡ってきて修行していたのかもしれない。なんだか少し親近感を持ち、そして余計に申し訳なく思った。私がゴブとの戦闘を面倒くさがりさえしなければ……。

ウィンダスに戻り、競売所と物産店で幾つかの買物をした。水の区へ行き、調理ギルドにそれを持ち込んだ。調理ギルドのNPCにサポートを受けて、調べておいたレシピに初めて挑戦する。魔道士さん向けの料理を作るのだ。そしてそれをお詫びに送ろう。言葉だけでなく、キチンとした形で感謝を表したい。

調理に失敗し、クリスタルが割れるパリンパリンという音が、調理ギルドでしばらく続いた。

本日のまとめ

画像・ブブリム半島の石碑。
ブブリム半島東部を探検。粘土を持っていき、石碑の型を取ってきた。

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