1. 番長方面
  2. Dulcet Wind
  3. ドルシネア・ダイアリィ 第一部・目次

Last Modified : 8 JANUARY 2004


バストゥークの朝

バストゥーク・商業区、大きな池のある広場で、Mhさんに再会した。少しホッと安心する。

画像・商業区の広場にて。
朝のバストゥーク。何となくアラビアンなMhさんのコーディネート。

昨夜遅くバストゥークの町に入ったとき、この広場には寝バザーのキャラがそこかしこに並んでいた。その名は青く、レベルやランクを判別できないような状態にされていたキャラが多かった。それは恐らく、パーティに誘われないようにする為なのだろうけれど、ウィンダスにおいてはそんなに多く見られる光景ではなかったので、不気味に見えた。

心細さを持って、モグハウスへと急いだ。しかし入れない。モグハウスは所属している国から支給されるものであり、異国のバストゥークにモグハウスは持てないのだ。「レンタルハウス」を借り、自国のモグハウスから荷物を移す手続きをとって、そこへ入る。自宅とは異なる部屋の風景。ストーブの火は暖かそうだ。倉庫に「DulcetWind」のリンクパールを大事にしまって、昨夜は就寝したのだった。

Mhさんと立ち話。外にいるトカゲは特殊攻撃でこちらを「石化」させてくるという。「楽」と強さが表示されても危険だとのこと。そんな敵はウィンダス方面にはいなかった。こちらから始める冒険者は、ずいぶん怖いものと戦うのだなと思った。

Mhさんと別れて、バストゥークを見て回る。武器屋には、シーフが装備できる強力な片手剣、サパラとシミターが売られていた。ウィンダスの武器屋にはなく、競売でもなかなか出品されずに何日も待ってやっと入手した物なのに。ちょっとショック。まぁ、ウィンダスは魔法大国なので仕方がないのだけれど。

そして当然なのだけれど、NPCにミスラやタルタルの姿がほとんど見受けられない。ヒュームやガルカばかりだ。種族はそれぞれ特徴的な名前の付けられ方をしており、ヒュームの名前は現実の英語圏で付けられる名前にほぼ近い。一方、ガルカは「Black Mud」などのまんま英語の名前と、全く異なる独特の名前の二パターンが存在する。前者はヒュームに名付けられたもので、後者はガルカ本来の名前。前者が気に入らないガルカなどは、本来の名前を名乗っていたりするらしい。会話の内容から、ヒュームとガルカの種族間にある対立の構造を見ることが出来る。ミスラとタルタルは、仲がいいのになぁ。

石畳の続くバストゥークの町は、上下への移動も多い。比較的平坦な、横へと広いウィンダスの町に慣れているので、なかなか町の作りを覚えられない。最たるものは商業区から入ることの出来る「大工房」。国の機関があるこの区域は機械仕掛けのリフトによる垂直移動がある。その先で、ウィンダスの領事館があった。「○○ですけどー」と軽い言葉遣いのミスラの受け付け。閑職を嘆くタルタル。なんだかここだけほんわかムード。なんだかここだけウィンダス。思わず顔がほころぶ。

そしてこの大工房から出られなくなり、うろたえるドルシネア。バス出身の冒険者は、始める早々に町の中でも冒険しているのですね。大変ですね。


グスタベルグの出会い

装備を整え、門を出るドルシネア。レベルは1、そしてジョブはモンク。そう、ドルシネアはこの異国の地まで、新たなジョブ・モンクの修行に来たのだった。サルタバルタで修行する手もあったのだけれど、何度も同じ土地でっていうのも味気ないかなと思ったのだ。モンクは格闘の攻撃間隔が短くなる。シーフのサポートに適したジョブだ。サポートジョブに白魔道士。ケアルの回復で、狩りのペースも少しは上がる。

取りあえず門を出て、南グスタベルグへ。すぐそばのハチやミミズを殴りまくる。これまで戦ってきたミミズは魔法を使うものだったが、ここら辺のミミズは近接攻撃オンリーだ。楽じゃのう。レベルも上がり、タマネギや夜に出てくるコウモリなんかも標的にする。更に獣人のカメ人間・クゥダフとも戦えるようになった。トカゲは石化が危ないし、顔が生理的に受け付けないので手を出さない。

画像・グスタベルグの戦い。
カメ対ネコ。そして目立ちたがり屋のトカゲが一匹。

近場にはやはり低いレベルの冒険者が多くいる。ドルシネアと同様にサポートジョブが付いている者もいれば、ランク1でサポートジョブも付いていない、恐らくつい最近始めたばかりだろうと思われる初心者の姿も見ることが出来る。でもって、死者も続出する。危なそうな冒険者にはケアルを飛ばして、助けてみたりする。

そんな中助けた、レベル4の赤魔道士さん。Tellで少し会話すると、今日始めたばかりだという。「/cheer」の感情表現で応援して別れたのだが、その後またトカゲに苦戦しているのに出くわした。トカゲはヤバイのだが……しかも戦闘中の動きを見ると、どうにも怪しい。右に左に動いているのは、もしかして敵の攻撃を避けようとしているのでは……。

FFXIの戦闘において、敵のターゲットにされた場合、その近接攻撃は避けられない。見た目、確かに殴りつけてくるので、左右に避けられると思う初心者は少なくない。Mhさんも最初はそうだったそうだ。私は予備知識があったのでそのような勘違いはなかった。まぁ、シーフでレベル15を過ぎた後、不意打ちを決めようと相手の後ろに回り込もうとしたことはあったけれども。

モンクのレベルが低いため、サポートジョブの白魔道士は更に低いレベルとなる。MPが少ないため、唱えられる魔法の回数は少ない。その時トカゲと戦う赤魔道士さんに対してケアルが唱えられなかったため、見殺しにしてしまう羽目になった。トカゲを倒して仇を討った後で、赤魔道士さんにTellで詫びを入れる。

バストゥーク・商業区に戻り、競売所の前で赤魔道士さんを見つけた。後ろから近付いて、手を振る。バストゥークで初めての、フレンド登録をした。

本日のまとめ

画像・グスタベルグの戦い・その二。
魔道士カメとの戦い。サブリガはブルマーみたいで好きじゃない……。

Record Link