1. 番長方面
  2. Dulcet Wind
  3. ドルシネア・ダイアリィ 第一部・目次

Last Modified : 8 JANUARY 2004


情けは人の為ならず

メインジョブにレベル8の白魔道士、サポートジョブに戦士を付けて出撃してみる。前日は赤魔道士をサポートとしていたのだが、かなり苦戦してしまったのだ。黒魔法を一部使えるものの、MPの増分はそれほど多くなく、存分に使うことは出来ない。元々低い攻撃力の白魔道士、自ら敵を攻撃しなければならないソロプレイでは戦闘がいちいち長くなってしまう。その反省から、サポートに戦士を付けてみた訳だ。攻撃力のパラメータは、赤魔道士を付けたときと比べてほぼ倍増した。

で、実際に戦ってみて……戦闘が楽になったような気がする。なんとなく。ハッキリと実感している訳でないのは、実は大した違いではないからか、単に私が鈍いからか。ともかく西サルタバルタの「星降る丘」の周辺で、イモムシを中心にがんがん狩りを続けた。この辺の場所は敵も色々いるし、イモムシも多いし、アウトポストもあるし、「Twincle Tree」もあるし、とても好きだ。

画像・星降る丘にて。
Twincle Treeの元で白魔法。今夜もここには星が降ります。

とはいえ……リンクシェルの会話で、バストゥークにいるMhさんやサンドリアにいるFlさんの声を聞いていると、ドルシネアの背が「あること」を訴えているような気がするのだ。分かってる、分かっているよ。もう少しだけ待ってくれ。まだやり残していることがあるから、もう少しだけ。

星降る丘の頂上にあるTwincle Tree。そのそばで、苦戦を凌いだモンクの姿を見た。一息付いて、その場に座り込むモンク。モンクはHPが多い分、ヒーリングに必要な時間も長い。ケアルを掛けてあげようかなと上から近づいたドルシネアの目に、そのモンクへと歩み寄るカラスマン・ヤグードの姿が映った。いや、それはマズイだろ!と接近してヤグにターゲットを変えパライズ詠唱。同時にヤグはモンクに攻撃を仕掛けていた。逃げ出すモンクを追いかけようとするヤグ、そこにドルシネアのパライズが命中。怒ったヤグはドルシネアへと矛先を変えた。

よしよし、それでいいんだ。ハンマーを手に取り、ヤグを迎え撃とうとしたドルシネアだったが、その時視界にもう一匹のヤグを捉えて驚いた。慌てて距離を取ろうとするも時既に遅し、リンクして二匹のヤグに攻撃される羽目になる。あああ、これはいけません! 正直厳しいです! 白魔道士だから絶対回避は無いし! 少し泣きが入ったところに、燦然と現れたエルヴァーン様(♂)。ヤグを一匹持っていってくれましたよ! 感謝の言葉は忘れません!

それぞれヤグを始末してヒーリング。感謝の気持ちをこめてケアルを掛けると、エルヴァーンさんは「ども♪」と軽い台詞を返してくれた。こちらこそっ。


ギデアスの宝物庫を目指して

南東のホルトト遺跡で、ゴブリンとコウモリを狩る。調理と錬金術に使う炎のクリスタル集めが目的だったが、経験値も随分稼ぐことが出来た。白魔道士がレベル10に。加えて死んでもレベルダウンしないところまで経験値が貯まっていた。取りあえず目標達成。メインジョブをシーフ、サポートジョブを白魔道士にジョブチェンジする。メインのレベルが18、サポートは9となる。白魔法を使えるシーフの誕生だ。MPは39。40あればケアルが五回使えるのだが。

シーフになったのは、ギデアスに向かうため。ギデアスにある宝物庫まで行かなければならないクエストが二つあった。そこに至る洞窟にいるヤグードが強くて、これまで攻略できていなかった。シーフの能力だけでは厳しいが、回復魔法を使える白魔道士の能力が加われば、攻略できるに違いないと考えた。白魔道士のレベルを上げていたのは、そのためだ。

ギデアスに向かう途中、いつものように西サルタバルタのアウトポストに補給物資を届ける。そしてその場でヒーリングしていると、ドルシネアのバザーを覗き込んだ冒険者がいた。あるのは毒消しとゆで卵、売れることはほとんど無い。しかしその冒険者は毒消しを三つも買ってくれたのに加え、ドルシネアがお礼を言う前にぺこりとお辞儀までしてくれた。感激だ。慌ててお礼を言う。「いえ〜 こちらこそ」と返しながら、その方はウィンダス方面へと姿を消した。

ギデアスへ。洞窟を降りていくと、強めのヤグが現れる。この様に狭い洞窟でやっかいなのは、敵の後ろに回り込めないケースが多いこと。非常に大きなダメージを与えられる「不意打ち」を決められないのだ。まぁ、一体一体は「楽に倒せる」レベルの相手なので、正面から戦いを挑む。倒した後でケアルにより回復。MPの回復はHPの回復よりも早いので、回復に掛かる時間が大幅に短縮されている。時間が短いということは、倒された敵が再びフィールドに出現する「ポップ」に悩まされる危険が低減される(以前酷い目にあった)。プロテスによる防御力アップ効果もあるし、やはり魔法を使える効果は絶大だ。

宝物庫の目前(と思われる場所)で、三体のヤグが集っている。しかもそのうち一体は特別な名前が付けられた、強い個体のご様子。調べると、「丁度よい強さ」と出た。これはまとめて相手は出来ない。間合いを見て、一体一体をブーメランで誘って各個撃破。その間に後ろでヤグがポップして、これも慌てて撃破。最後に一番強いヤグと対決し、これも撃破。なんか見慣れない短剣を出した。魔道士向けなのに、魔道士は装備できない短剣だ。使えないなぁ……。

その奥がやはり宝物庫だった。NPCのヤグに会い、まず一つのクエストのクリア条件を満たす。その奥の部屋に行き、もう一つのクエストのクリア条件を満たした。目的達成。さて、またあのヤグ共と戦って帰らなければならないか……。リンクシェルでMhさんにボヤきながら、帰途に付く。ところがヤグ達は、別の冒険者がちょうど始末したところだった。ラッキー。しれっと楽に帰ることが出来た。

ウィンダスに戻り、それぞれのクエストを無事クリア。大きな胸のつっかえを二つ同時に取り去ることが出来た。……ドルシネアの背が、またウズウズとしている。

本日のまとめ

画像・新しい装備。
宝物庫にて、NPCのヤグードと共に歩く。

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