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Last Modified : 8 JANUARY 2004


ノートリアスモンスター

いつものようにモグハウスに起床、所持金チェック。28,467ギル。レベル18になったら買う物がある。充分足りる所持金だが、それでも結構な出費になる筈。今のうちに増やしておきたい。お金稼ぎと経験値稼ぎを兼ねて、再びタロンギ大峡谷へと向かった。もちろん、キリン狩りのためである。

キリンとの戦いで一番キツイのは、特殊攻撃である「ソニックウェーブ」を食らうことである。これは一定時間、攻撃対象の防御力を落とす効果がある。この効果は絶大で、キリンの攻撃一発一発がとても重いものとなる。更にその効果はキリンを倒そうがしばらく続くので、他の敵とのバトルも控えることになる。狩りも中断することになる訳で、その影響は大きい。

この日も「丁度よい」強さのキリンにこれを食らわされ、戦況がヤバくなってしまった。緊急事態の特効薬、ポーションを使ってHP回復。この難局を乗り切った。しかしポーションは一個しか持ち歩いていない訳で、再びキリンと戦って同じ状況に陥ると今度は本気で危険だ。「石橋を叩いて渡る」が心情の私、以降は「楽」なキリンにしか挑めなくなった。経験値もスキルも上がりにくくなる。おいしくない……。結局、ポーション補充の為にウィンダスへ帰ることとなる。

帰り道の途中、キリンの「ノートリアスモンスター」である「Serpopard Ishtar」に出会った。最近よく見る、今日で確か三回目だ。ノートリアスモンスターとは、稀に現れる特別変異体とでも言うべきモンスター。通常のタイプ……今回の場合はキリン……よりも強く、調べても「計り知れない強さだ」と表示されて、自分とのレベルの差が分からない。まぁ、敵わないのは明らかなので、いつもレベルの高い冒険者が倒すのを眺めている。それがいい勝負だったりしたときは、倒した冒険者に見物人から拍手が送られたりもする。もちろん、ドルシネアも手を叩きますよ。

ノートリアスモンスターはいいアイテムを落とすことがあるという。いつか自分の目で確かめてみたいものだ。

画像・マウラ近辺の海岸にて。
海岸にてカニ狩り。日が暮れて、そろそろボギーの現れる時間です……。

Flさん、Mmさんとマウラで合流、一時間ほど海岸で経験値稼ぎ。「では私が釣ってきますか」というMmさんを慌てて止めて、カニを釣りに行く。幾らパーティプレイ初級者の私でも、白魔道士に釣りをさせるなんてことをさせるほどダメではない。……確かにあまり経験はなかったのだが、今回の狩りはだからこそいい経験になった。今の私にとって、一回一回のパーティプレイが大きな大きな経験となっている。

浅瀬を泳ぐ鮫に驚いたり、近場にある隠し海岸の場所をMmさんに教えて貰ったりしながら、短い一時間の狩りは終了。現地解散と相成った。もう少しでレベル18に到達だ。


サムライヤグとの決闘

リンクシェルで仲間内のチャットを楽しみながら、タロンギでキリン狩り。刀を振るうヤグードが、この辺で一番強いヤグだろう。「サムライヤグ」と個人的に呼んでいる。

画像・サムライヤグ。
刀は振られる度にカキーン!と金属音を発する。

「丁度よい」強さのサムライヤグとのバトルでポーションを使ってしまい、またもやウィンダスへの帰還を余儀なくされる。だいぶ慣れた道程とはいえ、面倒くさくてしようがない。言い聞かせる。命あっての物種、無茶は禁物、安全第一……。

チャットの中で知ったのだが、MhさんはPlay Station 2でFFXIをプレイしているのだという。驚いた。私やFlさんと同じ時期に始めたMhさんだから、てっきりWindows版だと思っていたのだ。異機種間でも全く支障無くプレイできるというのは、素敵なことだと改めて思った。以前やっていたPSOは、同じ機種間ですらバージョンの違いによってプレイヤーが分断されていたのだ。

再びタロンギに戻ってキリン狩り。そしていよいよ、次のキリンを倒せばレベルアップという場面になった。ログアウトするMhさんと挨拶を交わして、記念すべき標的となったキリンの背後へと回る。

不意打ち発動、ドギャンと一撃! ……と、キリンの向こうにヤグの姿が見えた。これは危険、距離を取らなくては。キリンに背を向けて、たたたと走る。ドルシネアの背にキリンの攻撃が浴びせられるが、数発程度ならどうってことはない。そろそろいいかとキリンに向き直る。ドルシネアへ向かってくるキリン……とヤグ。再び後方へ、たたたと走る。向き直る。ドルシネアへ向かってくるキリン……とヤグ。あぁっ!

そのままネコ対キリン+カラスメン連合軍。しかもヤグはサムライヤグだ。キツイ、これはキツイ! 30秒を有効に使うため、早々に絶対回避を発動させる。キリン、そしてサムライヤグともに、近接攻撃しかやってこないのが救いだ。30秒間の無敵状態の中、対処方法を考える。このままキリンは倒せるだろう。しかしヤグはポーションを使うにしたって厳しいんじゃないかな……。救援要請しちゃおうかな……でも恥ずかしいな……。でも死んじゃうし……ああぁ。

とか言ってたら絶対回避の効果が切れた。再び二匹の攻撃を食らい始める。減っていくHP。メニューからポーションに手を伸ばして経過を見守る中、キリンに最後の一撃が浴びせられた。

効果音と共に、FFシリーズ共通のファンファーレが鳴った。レベルアップのファンファーレだ。あぁ、そうだった。こいつを倒せばレベルアップだった、すっかり忘れてた。と、画面の右下の変化に気が付いた。あぁ、そうだった。レベルアップすればHPとMPは全回復するんだった、すっかり忘れてた。……ん? 体力全回復?

サムライヤグを切り刻むドルシネアの笑い声が、峡谷に響き渡った。

本日のまとめ

画像・タルタルズ。
マウラからの帰り道、タルタル6人のパーティを見掛ける。顔のにやけが抑えられない。

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