Last Modified : 8 JANUARY 2004
From Dulcinea's diary Part.1 "The Mother Dulcet Wind".
レベル11の赤魔道士にジョブチェンジ。昨日セルビナで受けてしまったクエストを進行するため、東サルタバルタの端にある石碑まで走る。セルビナで貰ってきたアイテムを石碑に使って、早々にウィンダスへ戻る。すぐにログアウトして、買物と夕食なのだ。帰りの途中、タロンギにいる冒険者からパーティへのお誘いがあった。断って森の区のモグハウスへ。
夕食後、赤魔道士のままタロンギへ。ちょいとだけ狩りをして再び帰途につく。サルタバルタ近くの坂道で、タマネギに苦戦する赤魔道士ミスラを発見。ミスラの視界に入るように位置して、ドルシネアの存在をアピールしながら見守っていると、ミスラはいよいよ危険な状態になって戦闘状態を解除した。
すかさずミスラさんにケアル!……の筈が自分にケアル。慌てて走り回って呪文詠唱をキャンセル、まだ攻撃されてるミスラさんがヤバイので、取りあえずタマネギにディアを放ってターゲットをドル猫に移す。あぁ、今のは格好悪かった……と思いながらミスラさんにケアル……と、タマネギに殴られて詠唱ストップ。気を取り直してミスラさんにケアル……と、タマネギに殴られて詠唱ストップ。かーっと赤面しつつタマネギを大撲殺してから、改めてミスラさんにケアルを連発する。
ミスラさんはレベル10、つまりドルシネアと一つしか違わなかった。しかしその一つが大きな差となるのがこの世界だ。そしてミスラさんは、今まさにタロンギに初めて来たところだったという。「この辺の敵はとても強いんですね」とミスラさんは感想を語った。「まだ早すぎるのかな?」というミスラさんに、「強さをちゃんと確認さえすれば、そんなことはないですよ」と伝えた。話の間に地響きが近付いたかと思うと、例の羊の大群がドルシネアを往復で踏み潰していったりした。まぁ、なんにせよ同じミスラの赤魔道士、頑張って欲しいものだ。
ウィンダスに帰って海釣り。日付が変わって月曜日、モグハウスにてモーグリが旅立ちを告げた。
毒消しを作るには、合成の核となるクリスタル以外に材料が三つ必要である。その内の一つは、森の区のモグハウスに近いお店で安価に購入できる。競売で買うと高く付く。そしてもう一つは、調理ギルドで手に入る。ただ、調理ギルドの設定価格はその時々で大きく変わる。高い時は安い時の値段の倍にもなるので要注意。安い時を見計らって購入しておく。
最後の一つが、これまでは草刈りでしか手に入らなかった。それを知るまでは、たまに競売に出品されるのに手を出していた。草刈りなら無料で入手できる訳だが、あいにくそのアイテムは、草刈りで出るアイテムの中でも最も出にくいものだった。草刈り場所を一周して、一つも手に入らないこともよくあるほどだ。しかし、それが少し前からとある店で売られるようになった。最近はこれに手を出すようになっていた。
材料をお金を出して買うということは、それだけ毒消しの原価が上がるということで……毒消しが売れても、儲けがなかなか出ないということになる。何気なく原価を計算してみたら、クリスタルも購入した場合、バザーでの毒消し販売は赤字になっているのに今更ながら気が付いた。ダダダ、ダメじゃん。
反省して草刈りに。少しでも多く材料を確保するため、草刈り場所を三周もしてみた。その甲斐あって、材料は結構集まった。努力は惜しんではならないという話である。
ちょっと前に、Mhさんがブブリム半島でパーティプレイをしているのは知っていた。ログインするとそのMhさんがブブリム半島の先端にある町、マウラにいた。パーティプレイを終えたようである。それなら迷惑にならないか、とTellで話し掛けると、どうやら一人でマウラにいて、これからウィンダスへ戻ろうというところであるようだ。つまり、ブブリム半島を横断しなければならないということである。ゴブリンの徘徊する、あの危険なブブリム半島を。
FlさんともTellで話をしながら、なんだかいても立ってもいられなくなってきた。Mhさんは今とても心細いんじゃあないだろうか。何しろ私がそうだったから。先日の船旅の時は、Rbさんという心強い護衛があった。しかし、今日のMhさんは恐らく一人である。パーティを組んでいないのが、サーチ結果で分かったからだ。あぁ、どうしよう。駆けつけようか。でも今、自分赤魔道士だし。レベル12の赤魔道士、役に立たないことこの上なし。でも、モグハウスに戻ってシーフになる暇もないし!
なんてことを思いながらサルタバルタを北上していると、Mhさんがマウラを立ち、ブブリム半島に身を投げ出したのがサーチ結果で分かった。うわあっ! 行った! 死ぬなよッ! 南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏ーッ! 唱えながらドルシネアはタロンギへ突入。
ハラハラしていると、Mhさんから入電。何と横断を果たし、無事タロンギへと辿り着いたということ。ブラボー!とか思いながら突っ走り、タロンギとブブリムの接続点へ。そこに立つMhさんを見つけ、思わず手をぎゃんぎゃんと振りまくった。
その場でしばらくMhさんとお話し。「しばらくは石橋叩いていくことにしました、私」とMhさん。「こんなどきどき、しばらくいーや」とのこと。セルビナでFlさんの冒険心に焚きつけられていたMhさんも、流石に恐怖が許容範囲を超えたようである。「Flさんも一度、ホームポイント・マウラで放置した方がいいかもな」「あー。それいいかもっ!」と、Tellの途絶えたFlさんが聞いてないことを良いことに、言いたい放題の二人だった。
ウィンダスへ戻るため、二人でタロンギを南下する。タロンギ南部の山脈地帯を、西ルートを使って走った。ところがこの時、実はFlさんが東ルートを使って北上中。つまり思いっきりすれ違いで、私達二人には会えず終い。いじけたFlさんはそのままパーティを求めて、タロンギに残った。まぁ、なんだ……ついてない時って、こんなもんだね。