1. 番長方面
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  3. ドルシネア・ダイアリィ 第一部・目次

Last Modified : 8 JANUARY 2004


洞窟に集う者達

レベル10の赤魔道士にジョブチェンジして、ドルシネアは東のホルトト遺跡に向かった。前にもやっているが、ゴブリンを倒して炎のクリスタルを稼ぐためだ。遺跡ではどのゴブリンも「楽な相手」と表示される。シーフと違い回復魔法・ケアルを使えるため、全く危なげない戦いが続いた。

ある場所で、ゴブリンが二匹いた。二匹の距離は少々近い。一体ずつ相手したいけれど、攻撃しかけたらリンクしてどっちも来ちゃうかも。ま、ここは「釣り」の練習ということで……なんてことを考えて、片方のゴブに弱体魔法を飛ばした。怒ってやって来た、二匹のゴブリン。あらら、失敗じゃのうー。ま、ここのゴブなら二匹相手でも充分勝てるじゃろ。そんな感じに、鼻歌でも歌いそうなお気楽さで戦闘に入った。

一匹目のゴブリンの体力が半分ほどになった頃、ドルシネアの視界の左に侵入者があった。ふわふわやって来たのは、なんとバルーンさんじゃありませんか。凍るドル猫の心臓。ガシャーンと音を立てて、平和が崩れ去った。なっ、なんでアンタがここに居るんだあーッ!!

楽しげな笑みを浮かべて、ドルシネアに体当たりをかますバルーン。思えばこの前、Zzさんと共にカブトムシと戦っている中、やはりバルーンは楽しげに左からフレームインしてきたんだった。減り行くHPに泣きそうになりながら、それでも眼前のゴブリンに剣を下ろす。と、取りあえずコイツを倒しておかないとっ! ……今にして思えば、さっさと逃げ出していた方が良かったのかもしれない。

ようやく一体目のゴブリンを倒した。息を付く暇もなく次の敵だ。どっち? ゴブ? バルーン? ……いや、やっぱりバルーンか。ターゲットをバルーンに合わせて攻撃再開。回復魔法のためのMPは、もう残り少なくなった。赤魔道士のMPは多くない。アイテムの中から、最後の希望であるポーションに手を伸ばした。

と、その時。日本語では表記できないような唸り声が後ろから聞こえた。すぐに姿が思い浮かぶ。ナハハと泣き笑いのドルシネア。ホ、ホネが……ホネまでやって来ちゃったよー!

画像・袋叩きの刑。
勿体ないので、ポーションは使いませんでした。

ホームポイントであるモグハウス前まで、強制転送。傷心のドルシネアは、自宅でゆで卵作り。そんな中、合成の光がいつもより派手に光り輝いた。合成で稀に出来上がる、HQ(ハイクオリティ)品……ゆで卵のHQ、「半熟卵」が出来上がった。あぁ、半熟だ。半熟だよ……。ちょいとホロリと来た、ドル猫だった。


ブブリム半島、白浜の狩り

久しぶりに、YyさんからTellが来た。遠い国、ジュノまで行った帰りのYyさんとしばらくTellで会話、落ち合ってパーティを組むことにした。その際、パーティのリーダーとなってしまったドルシネア、Yyさんに他のメンバーの勧誘を頼まれるも、戸惑って進めることが出来ない。というか、本格的なパーティを組むつもりが無かったので、そのような局面になって経験もないので狼狽えていたのだ。結局、リーダーをYyさんに移して勧誘してもらう。最終的に六人のフルメンバーパーティが出来上がった。

ブブリム半島の先にある町、マウラ近辺で狩りをすることとなり、タロンギからブブリムへとエリアの境界を渡る。この際、ブブリム半島でゴブリンをリンクさせて逃げてきた冒険者とちょうどすれ違ったらしく、入れ違いにブブリムに入った我々が襲われる羽目に。ゴブリンにドルシネアの「ぬすむ」が届く前に、襲われた魔道士のタルタルさんが死亡……。ウィンダス港まで戻ってしまったタルタルさんを待ちながら、アウトポスト近くで狩りを始めた。

六人に戻ったところでブブリム半島を駆け抜け、港町・マウラへ。初めて訪れる町だったが、狩りをしに来ただけなのでほとんど見て回らず。死んでもすぐにパーティに合流できるように、マウラにホームポイントを設定し、再び町を出る。

マウラ入り口のすぐ側でキリンなどを倒していたのだが、一度強いゴブリンに苦戦して敗走。死者は出なかったものの、どうにも具合がよろしくない。その狩り場は他のパーティも複数いて混雑しているので、少し先の海岸へ狩りの場所を移すこととなった。

画像・砂浜の狩り。
白い砂浜で、カニやキリンを狩る。

最初にパーティ戦素人であることを告げておいた。するとそれを考慮していただいたのか、ウェポンスキルの連携は初段がドルシネアということに。つまり失敗はないということで、かなり気が楽になった。配慮に感謝。ただドルシネアは敵になかなかダメージを与えられず、攻撃を受けることもないのでTPが溜らない。そうするとウェポンスキルも打てないということで、連携を用いた強い敵の狩りがなかなか出来なかったのかもしれないな、と思う。

夜になると、浜には強力なオバケ系の敵・ボギーが現れる。浜を狩り場にしたパーティは皆、日が暮れると浜の上の段差へと上がる。そこには強めのゴブリンがいるので、狩りをしながらも警戒は怠らない。戦闘中に、どこからか救援要請が聞こえたりする。四時になったらボギーも消えて、浜解禁。「泳ぐぞー!」とか言いながら走るタルタルを追って、ドルシネアもサクサクと砂を蹴った。


歓喜の雨

パーティメンバーのレベルが次々と上がる。そしてドルシネアのレベルも上がった。レベル15。遂に15になった! シーフにとって、レベル15になるというのは新たな世界に突入することを意味する。ジョブ特性の「トレジャーハンター」と、ジョブアビリティの「不意打ち」を習得するからだ。

「トレジャーハンター」は、敵を倒した際にアイテムを得られる確率が上昇する。そして「不意打ち」は、この能力を発動してから一分間の間に敵の「背後」を取って攻撃すれば、その一撃がクリティカルヒットとなり絶大なダメージを与えることが出来るというものだ。その威力は、通常攻撃の数倍のダメージにもなる。不意打ちは「一分間に一度」発動できる能力であるので、つまりパーティプレイの時は一分間に一度、不意打ちで大きなダメージを与えられるということになる(ソロプレイの時は戦いに入ると後ろを取れないので、開幕の一撃のみになる)。

とかいいつつ、それまで使ったことはなかったので使い方をよく掴めないドルシネア。他のメンバーに尋ねながら、不意打ち使用のマクロを書き直したりする。釣り役のモンクさんが引っ張ってくる敵。その姿を確認して不意打ちを発動、モンクさんとすれ違うように敵の後ろに付いて攻撃開始。ドンッとクリティカルヒットが打ち込まれ、敵のHPがクンッと減る。無力感のあったこれまでと比べたら、夢のような状況。「不意打ちすげぇ!」とYyさんの歓声。「(不意打ちが加わって)楽になりました」とモンクさん。いくらかこちらに配慮しての発言かなと思うのだけれど、それでもとても嬉しい。

ざーっと音を立てて、浜に雨が降り始めた。ウィンダスと、その近辺であるサルタバルタには、一年を通して雨が降らないそうだ。あれほど水や緑が豊かだというのに、雨が降らないとは。雨の好きな私には、ちょっとだけそれが残念だった。雨が砂を叩く音に、喜びの声を上げてドルシネアが走る。それはとても、気持ちの良い雨だった。

本日のまとめ

画像・「置いていかないでーっ!」
ブブリム横断二度目のトライ。前を行く強そうな冒険者を、必死に追うドル猫。

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