へなへなパーティプレイ
モグハウスにて白魔道士にジョブチェンジ。前日の釣果の売り上げを持って競売所に向かおうとしたドルシネアに、MmさんからTellが入った。パーティに入らないかというお誘いだった。嬉しかったのだが、ここのところパワーが切れ気味。今日も会社から早く帰宅して寝ていたほどだった。心苦しいが、断った。勿体のない話だ。
しかし実際、今日はミスを多発。道を間違えたり、コマンドを間違えたり。やはり集中力を欠いている。駄目だこりゃ。さっさと終わった方が良さそうだと、西サルタバルタから東サルタバルタに軽く回るジョギングコースを取った。
西サルタバルタで初心者の白魔道士ミスラをケアルで援護、ちょいとお話しをしたりしながら東へ移る。そこでようやく、防御力アップの魔法・プロテスを掛けるのを忘れてたことに気付いたり。やはり駄目気味だ。
と、そこに赤魔道士タルタル・Yyさん発見。お話ししていたら、ちょっとだけパーティを組んでくれないか、という展開に。まだパーティの経験がないのだそうだ。私はへなへなの為に落ちようとしていたところだったので、じゃあ一戦だけでもとパーティを組むことにした。二人でコマンドを調べて、なんとかパーティ結成。ちょうどやって来たYyさんの友人・白魔道士のタルタル・Zzさんも加わって、東サルタバルタを北上。
結局一戦だけでは済まなかったが、Zzさんにパーティプレイの基礎を色々教わりながら数戦こなす。タロンギ峡谷への入り口近くまで行ってから帰還。本格的なパーティプレイには程遠かったが、それはもう少し脳みその働く、別の機会にということで。
毒消し屋ドルシネアの現地販売
翌日、白魔道士のまま炎のクリスタルを集めるために、西サルタバルタへゴブリン狩りに出掛けた。何気なしに手を出したトリも「炎クリ」を出すことが分かったので、こちらも狩りの対象に。最近はパライズの呪文詠唱が止まらなくなったなぁ、スキル上がったなぁ、とか思った瞬間、ぴたっとパライズ詠唱が止まったりする。笑いの神は見逃さないなぁ、とか思ったりする。
最近はずっとバザーを開いている。競売で毒消し一ダースを安く購入できたのでこれを数個と、ポーションを購入したのと同じ価格で売り出している。もちろんどちらも、自分に必要な分は別にキープしている。サルタバルタのフィールドで、初級の冒険者が安全のために買ってくれたらなぁと思っている。特に毒消しは！ 毒による死の悲劇は繰り返してはならないのですよッ！(トラウマ)
ついつい池に誘われて釣りをしていて、近場でウサギやイモムシと戦っているミスラを発見。レベル5のシーフだ。様子を見ながら釣りを続行していると、イモムシとの戦闘後にドル猫から少し離れた位置に立ち尽くしていた。何となく気になって釣りの合間にターゲットしてみると、毒で既にファイナルカウントダウン状態！ 慌てて駆け寄ってケアル、そして毒を消す魔法・ポイゾナ！
その場で話を聞くと、やはりFF初心者とのこと。シーフのミスラということで、他人事とは思えない。とはいえ、ただであげるのもお節介すぎるような気がして、毒消しを安く売ることにした。100ギルなら、ということだったので一つ50ギルで二つ売った。
- ヴァナ・ディールにもあったクリスマス
ウィンダス港にツリーを発見。クリスマスイベントはFFXIには無いのかな、まぁ、世界観が壊れるかもしれないしな、とか思っていたのだが、アナウンスがないだけでちゃんと用意されていた訳だ。見つけたのは昼だったので、海釣りで時間を潰して夜に戻る。なかなか綺麗だった。
緊迫パーティプレイ
シーフにジョブチェンジして、東のホルトト遺跡へ。ゴブリンを狩って炎のクリスタルを集める魂胆だ。さくさくとゴブリンを倒しつつ、隠し扉から奥の洞窟へ進入する。何気なく洞窟内でサーチを掛けると、「これからパーティを組む」とTellで話していたFlさんがいるではないか。偶然だったが、同じ場所を狩り場にしていたらしい。こりゃ愉快、と思いながら更にゴブを狩る。
と、アンデッド系モンスターのホネを見つける。あぁそうだ、クエストでホネの出すアイテムが必要だった。ホネはどうってことのない強さ、早速狩ることにする。ホネをターゲットし、投てき武器・ダートを構える……と、ホネの頭上に表示された名前の色が紫色に変わった。自分が戦闘中の敵は、名前が赤に染まる。紫色は別の誰かと戦闘中であることを示すもの。そして紫色の名前の敵には、攻撃を仕掛けることはできない。……ホネを取られた？
取られたというか、偶然同じ敵をターゲットにした冒険者がいるということだ。辺りを見回すと、通路の先に二人の冒険者の姿が見えた。……Flさんじゃん。知り合い同士が全く知らずに、同時に同じホネを狩りの相手に選んだらしい。面白いこともあるものだ。
その場は近くにいた別のホネを相手にした。その後近くのゴブを狩り合いながら、一言二言言葉を交わすだけに留めた。向こうは向こうでパーティプレイをしているのだから、知人であるからと声を掛けて、それをかき乱すようなことは無粋かなと思ったのだ。するうち、あちらとは狩り場も離れた。
しばらくして、Flさんから緊迫したTellが届いた。帰る先をカブトムシに阻まれているので、加勢して欲しいという。Flさんがレベル10戦士、私がレベル11シーフ、そしてあちらのもう一人はレベル11の白魔道士だ。カブトムシとは戦ったことがない。ただその強さは別の冒険者との戦いの様子を一度見て知っている。はたして三人で、勝てるだろうか。
駆けつけてパーティに加わる。赤毛のミスラ・Mhさんに挨拶しながら辺りを見ると、確かに洞窟の少し先にカブトムシがいる。彼等はその先の出口へ帰りたいというのだ。そこで私は別の選択を提案した。私が入ってきた、後方にある隠し扉を使えば？と。それもまた偶然だったが、彼等と私がこの洞窟に入ってきた隠し扉は、それぞれ別のものだった。つまりこの洞窟には二つの出入り口があるのだ。
何てことを話していたら、二人の背後にカブトムシが急速接近！ 「あああああ！」と叫ぶも遅く、カブトムシの攻撃が始まった。慌てて剣を抜き、斬りつけるFlさんとドルシネア。後方に位置し、回復魔法と支援魔法で援護するMhさん。カブトムシの一撃は20を越すダメージと途轍もなく重い。カブトムシのHPを確認する余裕すら持てない。とにかく必死に斬る、斬る！ Mhさんがしゃがみ込むのが見える。それの意味することに思いを馳せることすら出来なかった。ただそれを視界に入れつつ、ドルシネアがカブトムシを斬っている様に意識が釘付けになっていた
カブトムシが、今までに見たことのない特殊行動をしたのを覚えている。それ以外に覚えているのは、なんとかカブトムシを倒したという事実だけだ。剣を収めて一息付こうとしたドルシネアに、後ろからゴブリンが攻撃を仕掛けてきた。再び剣を抜きながら、そのゴブリンの向こうにもう一匹、ゴブリンがいるのを見つけた。
攻撃態勢に入ったままターゲットのロックを外し、カブトムシのいた方へとドル猫は洞窟を走る。ゴブリンがリンクしないように、だ。Flさん達と少し離れたところでゴブリンと向き合う。「そっちに行くなー！」とFlさんが叫んだ。少しFlさんの方へと戻り、ゴブリンと戦う。Flさん曰く、「そっちにはもう一匹のカブトムシがいる」。……そ、それは怖いな。
ゴブリンを始末し、平和が戻った。三人でしゃがんでヒーリング。カブトムシとのバトルを振り返った。「MPが切れたときはどうなることかと」とMhさん。先程Mhさんが戦闘中にしゃがみ込んだのは、MPの回復を図るためだったのだ。確かに白魔法の援護がなければ、到底敵わなかった。Flさんが挑発でカブトムシを引きつけてくれなければ、ドルシネアだけでは体力が足りなかった。そしてドルシネアが駆けつけなければ、Flさん達二人だけでは保たなかった筈だ。遺跡内における偶然の出会いが、この勝利をもたらしたのだ。パーティプレイの醍醐味を、初めて味わった気がした。
本日のまとめ
- 釣りが好きだというMhさん、気が合いそうだ。
- タルタルの可愛らしさを「卑怯」と称したMhさん。「(タルタルを)ドリブルしたい」と言ったら、ウケてくれた。よしっ、掴みはオッケー！と思った。
- Mhさんとはフレンド登録をして、お別れした。いい出会いだった。 → To be continued.
- 無事に遺跡を抜け出して。Mhさんはミスラの白魔道士。
