鉄道紀行その3



2002年1月14日 晴れ
東京駅
日曜日の朝の東京駅です。平日ならこの時間帯人込みで一杯なのでしょうけれど、今日は日曜日、人も少なく閑散としてました。

201系 快速 10両 東京(08:36)→大月(10:22) 中央本線
201系
 中央本線のホームは山手線や京浜東北線、東海道本線のホームとは同一の高さになく、一段高めのホームになっています。 元々中央本線の列車は東京駅には乗り入れしていませんでした。他のホームに列車が停められる程、それぞれの列車が次々と到着するホームに余裕がある訳もなく、 また土地も余っていなかったので、他のホームに覆いかぶさるような形で一段高いホームが作られました。
 高尾駅までは快速の列車です。平日なら通勤快速として大変な混雑が予想されますが、今日は日曜日、ホームも車内もガラガラでした。列車は定刻通りに出発しました。 神田、御茶ノ水と停車し総武本線と併走すると、ドラマなどサラリーマンが暇を潰していると言うイメージで使われる釣り掘が見えて暫くしたら四ツ谷、 大きな都庁のビルが見えたら新宿と有名所を車窓に見つつ列車は淡々と進みます。対向の特別快速等は満員でしたが、こちらはそれほど乗客は増えませんでした。 新宿を過ぎると途端に近郊風景に変わります。201系の快速は、関西では運用がないので、駅を通過していく風景になんだか違和感を感じながら列車は高尾駅に着きました。
上野原〜四方津周辺 高尾駅を出るといきなり景色が山に変わります。長いトンネルを越えるとすっかり山の中です。相模湖駅を出ると、左手に相模湖が見えてきます。 短いトンネルが多く、トンネルの切れ間に相模湖が見えると言う感じです。相模湖が見えなくなると、列車は桂川を右に左に見ながら大月駅に定刻に到着しました。

115系 普通 3+3両 大月(10:41)→甲府(11:37) 中央本線
115系
 なんと大月駅では、駅弁の立ち売りの人がいました。こんな情報があれば、この駅で購入したのに・・・。私は旅行をする時、大判タイプの時刻表を持参して旅行しているのですが、 この時刻表は重いのですが、何かと便利だったりします。それぞれの駅にどんな駅弁が売っているか等、載っているので大変重宝しています。それで、大月駅にも駅弁があるとの情報は記載していたのですが、 メニューが一切載っていなかったので、東京駅で敢えて購入しました。なにせ、普通列車の乗り継ぎの旅なので、車内販売なんてものは当然のごとくなく、乗り継ぎの間のわずかな時間に購入しないといけないので、 ある程度時間がある所でしか購入できないのです。なおかつ、欲しい物が在るかどうかも解らないのです。まぁ、そんな事もあり、意外と食料事情だけは何かと制限があったりします。
チキン弁当  さて、列車は好きな人同士で座れる位の乗車率で、定刻通り出発しました。私は、早速チキン弁当(780円)を食べました。先ほど乗った201系のロングシートでは食べ難いので、ボックス席のあるこの列車まで我慢してました。 可愛らしいパッケージに中身はケチャップライスと鳥のから揚げが入っていました。白いご飯じゃないのが丁度いいバランスで、おいしかったです。
勝沼ぶどう郷〜塩山周辺  大月駅を出て列車は、山間を淡々と走っていきます。笹子トンネルを抜け、いくつかの小さなトンネルを抜けると、甲府盆地が車窓に見えてきます。甲府といえばブドウで有名です。あちこちにブドウ畑が見えます。
 山梨市駅を過ぎると、左手に富士山が見えますが、今日もうっすらと靄が掛かっているのか、かろうじて富士山かな?と言う位しか見えませんでした。結局富士山はみえへんかったなぁと思っていたら、甲府駅に定刻に到着しました。


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