鉄道紀行その5



2001年10月14日
313系 普通 2両 松本(12:14)→中津川(14:19)篠ノ井線+中央本線
313系
 ここ松本駅では『まつもと〜、まつもと〜』とゆっくりした男性の声の到着アナウンスを聞く事ができます。
 今日は鉄道の日だったので、この秋からのダイヤ改正で走る事になる新型の列車の展示会がありました。 中に入る事が出来たので入る事にしました。新車の匂いがします。窓も大きくて見晴らしのよさそうな列車です。
 さて、しばらくするとミス長野が1日駅長となって、なにか大きな紙袋を配っていました。 『欲しいな、アレ。』『でも、子供をメインに配っているしな。』・・・数分後、手には大きな紙袋を持っていました。 中身は花の種としおりでした。一日駅長さんは、12:00発の特急列車を駅長さんらしく見送った後、去っていきました。
 しばらくすると今度乗車する列車が入ってきました。列車が停まり、ドアが開くと思いきや開きません。 すると、後ろの方で『横のボタン押さないと』と言う声が。確かにボタンがあります。 このボタンを押すとドアが開くのは知ってますが、まさか始発駅からその状態とは思いませんでした。 急いでボタンを押して、空いている席に座ることが出来ました。列車は立っている人がそこそこ居る状態で出発しました。
 この電車はJR東海の新しい列車なので、加速、乗り心地とも最高です。車掌さんのアナウンスの声を聞くと、先ほど乗って来た列車の女性車掌さんでした。同じ人です。
川中島合戦笹ずし  塩尻(しおじり)駅で車掌さんが降りて、ワンマン列車になります。立っていた人達もここでほとんど降りて行きました。
 ここからは、木曽路を延々山間に沿って走ります。電車はに川沿いを走るので、日本の山間と言う感じがしてなかなか良い車窓です。 お昼もすぎてそろそろお腹が空いて来たので川中島合戦笹ずし(920円)を食べました。この駅弁、実はちょっと前にTVで見たのでつい購入してみたくなった物なのです。 箱を開けると笹に包まれた寿司が7種類入ってます。どれもおいしかったです。ただイクラがコロコロと転がって行くので、電車の中では食べにくいかも知れません。
木曽福島〜上松周辺  列車は淡々と駅に停まって行きますが、ほとんど乗り降りする人がいません。話声も無いので、本当に静かです。 列車がレールを刻む音と、車内案内で『これはワンマン列車です』『後ろ乗り前降りです。』とのアナウンスが空しく流れています。
 木曽福島(きそふくしま)駅でどこかの旅行団体さんが一杯乗ってきて、一気に車内が騒がしくなりました。 でも、次の上松(あげまつ)駅で降りてまた車内は元の静けさと、気持ち五月蝿い車内案内だけになりました。
 しかし、今度は坂下(さかした)駅でハイキング客が乗ってきて車内はまた一気に満員になりました。 列車は定刻通り、中津川(なかつがわ)駅に到着しました。

313系 快速 4両 中津川(14:33)→名古屋(15:52)中央本線
313系
 先ほどの満員状態で次の列車に乗り継ぎます。既に乗り継ぐ列車は既に向こうのホームに停車していたので、階段をダッシュで駆け下り、駆け上り急いで席を確保しました。 長旅は席の確保が重要です。それでも数人が立つ程度だったので結局急がなくても良かったようでした。
恵那〜武並周辺  さて、列車は静かに出発しました。今回は車掌さんが乗っているのであの五月蝿い車内アナウンスはなくなっていました。 相変わらず、山間を淡々と走っていますが、さすがに民家が所々見えるようになってきました。
 そして山間を抜け住宅街になると多治見(たじみ)駅に停車します。ここからはもう名古屋近郊なので、辺りは住宅街になっています。 駅で乗り降りする人の数もそれなりの多さです。ここから名古屋までは、どんどん人が増えていき最終的には満員になりました。 右手に赤い色の電車(名古屋鉄道)が並走し出し、まもなく名古屋(なごや)駅に到着しました。


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