鉄道紀行その3



2001年10月13日
413系(普通) 3+3両 金沢(15:33)→富山(16:41)北陸本線
413系
 今回もさっきと同じ種類の電車です。もう一編成(3両)増えて全部で6両編成になっています。 さて、ここ金沢駅では構内案内のチャイムが琴の音になっています。なんだか金沢に合った感じがしてよかったです。 何時もと違う音の演出によって『なんだか違う場所に来ているんだな』と感じます。
 ここで今夜のお弁当を購入しておきました。
 みんなが好きな席に座れる位の乗車率で、列車は出発しました。
石動〜福岡周辺  列車は倶利伽羅(くりから)峠に向かって行きます。ここも昔は越えるのに苦労した所らしいです。 その峠越えの名残が今も残っています。今はトンネルであっと言う間に抜けてしまいますが・・・
 さてトンネルを越えると富山県です。依然、日本海は見えません。見えるのは田畑のみです。 そして家々が見えてくると、富山駅に到着。

471系(普通) 3+3両 富山(16:44)→直江津(18:45)北陸本線
471系(北陸色)
 ここの乗り換えは、4分しかありません。急いで次の列車に乗り換えましたが、当然席は空いてませんでした。 仕方がないので、デッキの所で立って席が空くまで待ちます。 買い物帰りの人や、仕事帰りの人で列車自体はそれなりに混雑していますが、デッキには誰もいません。
 この車両は昔、急行に使われていた車両なので、ドアから入ってすぐに座席がある車両とは違います。 だからホームからだと、ドアがあってデッキがあってドアがあって、ようやく座席のある車内に入れるって感じです。 解りやすく言うと新幹線とかと、同じ感じです。
東富山〜水橋周辺  さて、富山を出てしばらくすると遠く方に松林がみえます。多分その向こうに日本海があるはずです。 でも、見えません。『どこまで行ったら見えるんだろ・・・』等と思っているうちに列車は魚津(うおづ)駅に到着。 ここで大半の人が下車したので、ようやく座ることが出来ました。
魚津〜黒部周辺  席に座るともう夕日が目に入ってきます。しかも東に向かっているので、日の落ちるのはどんどん早まる感じです。 日本海が見えそうな気配はもうありません。反対側の車窓には立山連峰が夕日に照らされて綺麗です。
列車の車内から  さて、以前に列車は『窓が開く列車が好き』と言ったのを覚えている人もいると思うのですが、それは何故かと言うと、こんな写真が撮れるからです。 これが長い列車だともうちょっといい絵になるのですけどね。
 泊(とまり)駅を過ぎるともうすっかり日が落ちてしまったので、あたりは真っ暗です。ここからはしばらくトンネルが連続してあります。 トンネルに入っているかどうかの違いは、もやは音とトンネル内の照明の有無だけです。明るければ日本海が見える区間のはずです。 でも、今は全く闇に包まれたままです。
 親不知(おやしらず)駅に停車した時に窓を開けてみました。すると波の音が聞こえます。 しかし、このポイントは明るくてもあまり見晴らしの良いポイントじゃ無い様な気がします。 それは目の前にどーんと北陸自動車道路があるからです。しかも、日本で唯一の海の上のインターチェンジとかもあるので、 それが邪魔して日本海が遠くまでちゃんと見えないのです。
 連続したトンネルを抜け、列車は糸魚川(いといがわ)駅に到着。糸魚川駅を出ると列車はどんどん加速して行きます。 電車が3分ほど遅れていたので、最初はその遅れを取り戻す為だと思っていました。 ですが、床の下から変なモーター音がしたかと思っていたら車内の明かりが急に消えました。 そうです、ここにもデッドセクションがあったのです。ここからは交流区間から直流区間に変わります。
 しばらく行くとまたトンネルの区間が始まります。今回はそのトンネルの1つ1つが長いです。しかもトンネルを抜けると駅という感じです。 そしてこの区間に面白い駅が1つだけあります。石(つついし)駅がそうなのですが、この駅はトンネルの中にあります。 最初はわかりませんでした。トンネルの中でだんだんスピードが落ちて最後には止まったので、『信号待ちかな?』っと思っていたらドアが開きました。 『おー駅か』という感じで驚きました。トンネル区間を抜け、今日の宿泊地の直江津(なおえつ)駅に止まりました。
利家御前  ホテルについてから今日のお弁当 利家御前(1000円)食べました。箱が見た目ちょっと豪華です。味も美味しかったです。


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