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 (a) 31分 経過                  (b) 1時間59分 経過

   
 (c) 2時間32分 経過              (d) 2時間48分 経過

     
 (e) 3時間19分 経過               (f) 28時間30分 経過
 図21 炭酸水(50g)に鉄粉(5g)と炭酸カルシュウム(5g)を混ぜて生成される気泡


4.1.c 炭酸水に鉄粉と硫酸カルシュウム(CaSO)の粉末を入れて形成される気泡
 海水には硫酸イオンも含まれています。硫酸イオンはカルシュウムを結びついて硫酸カルシュウム[石膏](CaSO4)となります。 そこで、炭酸水(50cc)に鉄粉(5g)と硫酸カルシュウムの粉末(5g)と入れてみました。図23に示すように炭酸水に鉄を入れた場合と同様にして気泡が生成されます。 硫酸カルシュウムは炭酸と反応せずに、硫酸カルシュウムは気泡の形成にはあまり影響をしないと考えられます。火星では硫酸塩岩が多いのですが、中性であれば気泡による化学進化が進行する可能性があると考えられるので火星から岩石資料を持ち帰る計画において化学進化の知見が得られることが期待できます。



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