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2.3節 エネルギー分散型X線分析
2.3.b エネルギー分散型X線分析の結果
 エネルギー分散型X線分析は電子ビームを照射して、発生するX線の量によって、元素の分析をおこないます。 図10(b)の試料の中で黒い枠内の領域にこの分析で図13に示すようなグラフと表1に示すデータが得られます。



図13 炭酸水にスチールウールを入れて数日後の生成物のエネルギー分散型X線分析


 表2、表3は場所をずらして測定したデータです。,元素の成分量としては鉄が一番多く次に酸素、その次に炭素が多いことが明らかになりました。 なお、水素は測定にかかりません。また、カルシウムおよびケイ素はスチールウールの製造過程で表面に付着したものです。

表1 エネルギー分散型X線分析による元素の成分量(1)
      


表2 エネルギー分散型X線分析による元素の成分量(2)
     


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