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第2章 気泡を形成する物質の分析
2.1節 分析した試料の作成
2.1.a 分析した試料の原料
分析の実験に用いたスチールウール(鉄の細線)、ガラス瓶、および測定のために採取した試料の浮遊物の写真を
図7に示します。なお、分析の結果、鉄の原料として用いたスチールウールにはその表面にカルシュウム(Ca)およびシリコン(Si)が含まれていました。
(a) スチールウール (b)試料を生成したガラス瓶 (c) 試料として採取された浮遊物
図7 スチールウールおよび浮遊物を分析試料として採取した水溶液
2.1.b 分析した試料の生成過程
スチールウール加えた炭酸水の変化を
図8 に示します。鉄粉を入れた場合と相違して、スチールウールを入れた場合には液が茶色になりました。
(a) 13分経過 (湾曲はガラス容器の凹み) (b) 15時間 6分経過
(c) 21時間 3分経過 (d) 26時間38分経過
図8 炭酸水にスチールウールを投入後の経時変化
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