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うめ之図(徳利)


KISEI  YUKARIHANA    MUSEUM  OF  ART  
  


表紙
設立の趣旨 全作品目録
精選作品目録 絵付け陶器作品目録 編者  





昭和63年。 1口。 高15.8cm 口径4.3cm







梅の曲げられた幹に沢山の花や蕾が描かれています。一枝が上部の注口の方に向いています、天空に伸び向かう生命の勢いを感ます。古来より日本人の風雅の対象として愛でられた梅は幾多の美的感性に適う器です。花器として相応の処に置くと風情が有るでしょう。
舟徳利とは、底面が平なので舟の上に置いても転び難い安定した形状の徳利です。土佐では大きめの舟徳利に酒を入れて釣り人が舟上で重宝に使っていた様です。




柄杓を作っても、竹が割れたり曲がったりして本当によい竹は少ないものです。良い竹に出会う事は、縁があるというものです、この縁を大切にしなかったら良い柄杓は出来ません。

人生には終わりという事がありません。結果がないのが人生です。あるのは、過去から未来に通じている「今」があるだけです。

歳が寄ると死が間近になります。死を如何に心安らかに迎えるには、如何に日常に豊かな人間らしい生活をしたいかという事です。






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