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花弁は赤色の濃淡で外側の輪郭線を暈(ボカ)し、花芯は先端を墨色で強調しています。葉は緑色に墨を加えて深緑色として先端が鋭く四方に伸びています。画面では枝が垂れ下がり花弁も蕾も上向きの表現で厳冬に毅然と華やかで優雅な姿が描写されています。
画面左下の落款の位置や存在が画面構成上の素晴らしい要因となっています。印章も全て自ら篆刻したものを使っています 。 年老いた私はもう一度若い時代に還りたいとは思いません、若い時代に知らなかった新鮮な感覚が今あります。今こそが明日に生きるる喜びとなります。 |