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猫之図ねこのず


KISEI  YUKARIHANA    MUSEUM  OF  ART  
  


表紙
設立の趣旨 全作品目録
精選作品目録 絵画作品目録 編者  







紙本淡彩版画色紙。 昭和38年。 1葉。 縦27cm 横24cm。








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丸く蹲る猫の輪郭を太く、斑点模様を大胆に木版に彫り、猫の柔らかい質感と立体感を墨色で転写しています。薄い茶色で斑点を彩色して見事に猫の柔らかい質感と立体感を表現しています。全体の形態の描線が的確で斑点も何か親しみやすい可愛らしさが感じられます。
猫の彫刻作品同様に対象の本質を把握した非凡な才能で心温まる優しさを感じる版画です。猫の形態も自然の造形物である山並みの静寂な気配と同質の現象で、山地草木、生き物の自然で美しい形態を素直に観察し享受しています。




無悟の悟り、悟ったと言わない悟りが本当の悟りです。

人間は屹度、楽しみと苦しみを同じ分量だけ持って生まれてきているのでしょう。 若い時に苦しみを使ったら後は楽しみが残ります。

若い時に、若さを自覚する事です、若さは無情です。だから常なる(永遠の)若さを自覚する事です。

吾人と共に好ましき人とは、道の人であり、愛の人であり、魂の高貴さ、常に新鮮明朗で自由人である。






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