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猫は前足を立て坐っています。頭部を上げて天空の何かを眺めています。
頭部、頸、胴体の筋肉が締り、揃えられた前足と喉の筋肉の膨らみにも強い生命観と緊張感を感じます。立てた耳には何かを捉え次の動態を暗示する意志を感じます。
胴体に残る荒いヘラ(彫刻制作の用具)の跡も荒々しく力強く、毛並みの着色で質感も美しく表現されています。 装飾と言う言葉が有ります。装飾とは在る「もの」を美しく飾る事です。観たり、聴いたりして心地よい感覚を与えてくれます。大切な事は、装飾された「もの」の心を感じる事です。神秘的な自然の現象を観たり、聴いたり装飾された芸術作品から感動を得て、人生を悦び感謝したいものです。 感動とは直感力を学び修め感じる事です。 人生には苦悩がなくてはなりません。それ故に、苦行があるのです。そして、その苦行が喜びである事に気付かねばなりません。 立派な男性に出会うには、女性自身が勉強しなくては出会えません。それでなかったら、男性が救われません。 誰に話しても「歎異鈔」が良い書物である事は解っています。 然し、この書物によって悟る事が出来る人間は少ないでしょう。 |