<モブログで速報された「みちのく」>             2008/07/19-24

by HP・ビルダー V15

写真20 みちのく記念館 

 二輪車の原点は、今はほとんど見なくなってしまった実用自転車に原動機がついたものだったようだ。

 みちのく記念館には、当時の郵政の配達用の赤い原動機付きの自転車が展示されている。

 自転車のフレームは、鉄砲から発達したものだ。

 これは、記念館のサイト「みちのく旧車ミーティング」に紹介されている記事から良く分かる。

 鉄砲の筒をつなぎ合わせたものが自転車のフレームとなり、少々乱暴だが、タイヤがふたつ付けられて、人を遠くまで速く異動させることとなる。

 有史以前から慣れ親しんできた「馬と人」との延長線上に、「人と自動二輪車」の関係があることになる。

 馬車は、早くから発達したものであるが、その以前、馬にまたがったヒトがいる。



写真21 十和田湖畔のホテル

 馬の宿命として、コストと速さが、ついて回ることとなる。

 馬車が発達するわけだが、その延長線上に4輪車が出てくる。

 私を十和田湖畔まで運んでくれたのは、馬車だ。

 有能な道案内人がいた。

 電気式ナビゲーターだ。

 4輪車は外燃機関の原動機を早くから積むことが出来たが、自転車には、歴史上、外燃機は搭載されなかったようだ。

 


写真22 十和田湖プリンスホテル


 ゆったりしたシートに座りこみ、御者も馬もボンネットの中。

 さすがに、自動操縦はないが、ビッツという車は良く走ってくれた。

 格好をいっこうに気にしない私を、フロントマンは私をやはり奇異の目で見た。

 証拠に、いつもなら手紙のひとつも送るが、西武系ということもあってとうとう出さなかった。

 また、喫煙可能な部屋1室。こいつは最悪だった。

 まず、ヤニ臭い。自分がこの部屋を使った連中と同じ臭いがすると思うと不快になったりした。

 人生は短い。しかし、吐く息が世界中を不快にしないだろうかと思うと、地球は小さくなってしまった。

 自分は自分、やはり、主人公、王様でなければならない。

 その部屋は廊下の突き当たり、非常口の横。食事も遠いし、風呂も遠い。
 
 タバコは旅に出たらやめたいと思った。


写真23 盛岡冷麺 


 王様は、ぜいたくである。

 ホテルで、コースの夕食とワインを飲んだが、それはブログを参照下さい。

 東北道を南下して、盛岡に帰りつきました。

 挑戦は盛岡冷麺。

 なんでスイカがはいっとるのか?

 なんで、麺がゴムみたいになっているのか?

 ナビゲータが紹介してくれた2店のうち、山側の店を選び、やっと辿り着いたが、残念なことに混んではきたが、私はノーコメント。


写真24 宮古 浄土ヶ浜 


 王様は、次に、予算と日程に余裕があったので、お浄土に行くことにしました。

 馬車は鉄板に囲まれ、しかも快適な空間。

 極楽往生はまだ全然早すぎるが、海が見たくなった。

 リアス式海岸を見たことがなかったのである。

 レンタカーを延長して借用し、観光協会を訪ねた。

 すると、電話に出た姉さまが、食い物と酒がうまい宿を紹介してくれた。

 ナビゲーターのやつ、日本国をカバーするが、王様とは嗜好が少し違うらしいからである。


写真25 リアス式海岸 


 山並みは、私が慣れ親しんだ信州の男性的な山並みである。

 しかし、決定的に違うのは、すそ野が海になっているところである。

 観光船からそれを確かめて、愕然とした。

 王さまには、たいそう新鮮な眺めだった。

 浄土ヶ浜は本当に極楽浄土のようだった。

 今、当時のブログを確認したが、あの美しい浄土ヶ浜は写真を撮っていなかった。

 感動のあまり、撮り忘れたか。

後で、アルバムをもう一度確認しよう。



写真25 民宿の夕食


 団体さんが大挙してやってきても、大丈夫なほどの民宿でした。

 確か、民宿「治郎兵衛屋」。

 難点は、ない、が、電波の入りが悪くて、世界から隔絶された

 団体さんの予約前で、客は私一人だけ。

 食事を終えて、部屋でごろんとすると、手元にあるのは携帯のみ。

 G'zOne type-R

 沖縄では、最高に活躍しましたが、岩手県は、けっこう電波の入らないところがありました。

 旅行記を、モブログでつづっていたので、あ〜王様は、世界の真ん中でポツン。

写真26 地酒にウニご飯 


 うふふふ。

 山海の珍味。

 王様は、たいそうご機嫌よろしく、携帯プチプチ。

 あれ〜電波が入らない。

 そうじゃ、私は俗世を離れて、おしのび旅行だったのだ。

 電波も入らない。

 これで良いのだ。

良く寝た。


 写真27 岩手県立博物館 


 宮古から盛岡に帰りました。

 王様は、次は博物館を所望いたしました。

 これ姫。

 良いではないか

 地元を知るには、県立博物館でしょう。

 着くと、土砂降りになりましたが。

 王様は、大変こういうものが好きです。

下々の世界を知るには、大変な資料が眠っています。


写真28 古代の牛


 背中の突起は、キョク突起といいます。

 なぜヒトは牛には乗らなかったかというと、牛の背中は背骨がまっすぐに後ろに伸びていて、馬の湾曲した背中と違うからだそうです。

 解剖学の先生がそうおっしゃっていました。

 キョク突起の左右がロースです。

 一番うまいのは、あばら骨の間の肉。

 これも解剖学の博士がそうおっしゃっていました。

 横浜に帰ったら、馬事公園の博物館に行くよう勧められました。


写真29 至高の民宿


 なんにもねーだが、まー王さまにはふさわしくない。

 んでも、宿がないなら、泊まって行きなさいと原始人が王さまを迎えてくれました。

 ご先祖様がきっとこうして暮らしていたという想像です。

 きたない?

 とんでもございません。

 ご先祖様たちはこうして延々と悠久の時間を過ごされてきたのです。

 その証として私たちがいるのでございます。


写真29 JR盛岡駅

 
 帰りの新幹線に乗るために、絶好のルートイン盛岡駅前。

 最高のお宿でございます。

 王さまは、駅そばのホテルにご投宿されました。

 夜中に、また地震がありましたが、たらふく美味しいものを食し、飲み、美女をゲットして、英気を養いました。

 しかし、整然とした駅周辺でございます。

 まず、交通量が少ない。

 駅からちょっと離れると田んぼ。

 でも、最新設備を整えています。

写真30 最後の宿JR盛岡駅目の前


 隣がレンタカー。

 最高のロケーションで、ごちゃごちゃしていません。

 落ち着いた雰囲気で、チェックイン。

 高層ホテルの上階には一望できる大風呂がありました。

 さて、最後の晩はどうしてくれようほととぎす。

 荷物を部屋へ運び込み、フロントのそばに備え付けのPCで今までの記事を確認して、欲求不満の記事に、文章を補うためネットカフェに行ってみることにしました。

 フロントで聞くと、10分くらいのところに一軒ありました。

 歩いてゆくことにしました。



写真31 インターネットカフェ


 初体験でした。ネットカフェ。

 携帯のプチプチ入力から解放されて、一気に文章を書き上げました。

 たばこ吸い放題。

 ドリンク飲み放題。

 記事打ち放題。

 しかし、私のような用途でなければ、実に怪しい空間でした。

 





みちのくツアーレポート更新中!!('◇')ゞ らじゃ!^^;)
by 「HP・ビルダー X15」 

前、2008年7月20日へ

翌、2008年7月21日へ