消費生活アドバイザー2次試験対策 of ブルゴーニュの走り書き



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2次試験(2012/11/24)対策

1.NACS通信教育
1次試験の前の9/19に申込んで取寄せておく。(試験に落ちていたら払い戻し可能)
分野毎に3つのテーマを与えられ、うち4つを選んで論文を提出。
1次試験の自己採点で合格を確認し翌日から着手。

第1段階は、書き易そうなテーマを選んでキーワードを書き出す。
つづいて下書きをつくって内容を詰める(時間無制限)。
午前と午後の各分野から1つずつ書き上げたら提出。

添削返却は1週間後。書き方と内容が合格ラインにあるのかを確認する。
残り2回の提出は、11月に入ってから。準備を整えて何も見ずに時間制限ありで挑戦。
文章量(最後の一行まで文字で埋める)、構成、誤字脱字、法律名や数値や年度を
正確に且つ手書きする。
2.過去問
1次試験過去問は正答と丁寧な解説がつくが、2次試験は論文であるため
模範解答はない。論文に含めるキーワードとヒントのみである。

・・・論文対策で大苦戦し煮詰まる

テーマを与えられ文書を練らず、何も書籍をみずに800字60分に挑むと
・800字に届かずリタイヤ
・テキスト見てカンニングしても67分で時間超過

サブノート作ってもダメ。敗戦の連続で、まるで歯が立たない(>_<)
追い討ちをかけるように、トラブル対応で11月土日出勤となる。

弱りきって対策を再度見直し。

たくさん書いてみる。
最後の1行まで書く。
頭の中で構成を決めて一気に書き始める。
論題の分野を午前2、午後2に絞り込む。
書き出しは汎用性の高いものを準備し年度や出所、数字を用い現状の
問題点で内容を膨らませ、
行政、企業、消費者の3者の観点と課題を述べ、最後に自分の主張でまとめる。

原稿用紙を利用して、過去問の問題を書いてみる。
最初は資料を見ながら書き、次に自分なりにまとめ直し完成度を上げる。
最初からいきなり800字を書くのが難しいようでしたらまずは200字、
200字内で起承転結を1項目ずつ入れて論じ、次は2項目ずつ入れて400字に増やす。
そして最後に倍の800字に仕上げる。

4段構成800字の場合
起(現状)-現状を述べる。100字(4行)前後
承(問題点・背景)-問題点とその背景について書く。250字(10行)前後
転(対策・課題)-具体的な対策、解決法、課題について書く。350字(14行)前後
結(結論)-最も強く述べたい結論、自分の意見・主張を書く。100字(4行)前後

書きながら数字やキーワードやフレーズを確実に自分のものにし、
「・・・である、べきである」と断定的な書き方をする。

準備したテーマは、9つ。
書きやすい分野を絞り込み、且つ予想を外した時の予防線を張る。

・消費者問題(午前対策)

・平成24年5月の消費者月間の統一テーマとして「安全・安心いま新たなステージへ」が設定された。食の安全・安心について国の取り組みを挙げ消費者の役割を述べよ。
・消費者庁ができて3年目、今年は消費者関連法案3案が提出された。その中で「特定商取引法改正案」について、社会背景として事例を挙げ、法改正の期待される効果と消費者の果たすべき役割についてあなたの考えを論じよ。
・消費者教育について消費者市民社会の一員を自覚し行動できる消費者を育成するための「消費者教育推進法案」が平成24年6月通常国会参議院を通過した。これからの消費者教育について論じよ。

・地球環境問題(午後対策)

・エネルギー政策をめぐっての議論が行われている。日本の将来のエネルギー政策はどうあるべきか、あなたの意見を述べよ。
・循環型社会を構築するとはどういうことか、家電を例に述べよ。
・家庭部門から二酸化炭素の排出が依然として増加している。家庭からの二酸化炭素の排出を抑制するためには、どうすればよいかを論じよ。

・予備テーマ

・(行政知識)自立した消費者と消費者市民社会を実現するため、行政の役割について述べよ。
・(法律知識)訪問販売による強引な営業で思わず高額な着物を大量に購入してしまった時に、その救済手段として考えられる法制度を複数あげて、その内容を簡潔に論じよ。
・(経済一般)近年、わが国では産業空洞化が進み雇用にも影響が出ている。産業空洞化とは何か、産業空洞化の要因とその影響を説明し、対応策について考えを述べよ。

週末は800字60分、平日は論題のキーワード箇条書き練習。

<本番エピソード>
午前は消費者問題、午後は環境問題、エネルギー需給に論題を絞って準備。

ところが平成24年度に出題された論題は、
・(消費者問題)
企業の消費者対応部門のあるべき基本的な業務を指摘し、これからの消費者対応部門のいつくかの課題について、あなたの考えを論じなさい。
・(環境・エネルギー)
2010(平成22)年10月、ハンガリーの都市アイカ近郊にあるアルミニウム精錬施設の廃液貯留場所から、強アルカリ性の赤色汚泥が流出し、近隣のみならず、ドナウ川流域の国々まで汚染の影響がおよび大きな問題となった。過去わが国でも、足尾銅山の廃液流出による鉱毒被害や、水俣などでの水銀中毒事件など、様々な環境問題が発生した。これらは一般に産業公害と呼ばれるが、世界の国々でこのようなことが発生する原因について社会的背景を踏まえ、経済、規制、科学、倫理面から論じなさい。

他の論題に目移りしそうになったが、計画通りの分野を選択。

まずは、問題用紙のメモ欄を使って問われている内容と自分の回答を10分で整理。
(消費者問題)
基本業務は、問合せに対応。不具合品あれば是正する役割。
課題は、人材の育成と適正な運用。
今後は、お客様の声を製品やサービスの改善に活かす仕組みと、
窓口にコンタクトしなくてもお客様自身が解決できる方法を広く平易に伝える仕組みの構築。
を話の背骨にして展開。

(環境・エネルギー)
発生原因と社会背景は、富国強兵や高度経済成長→産業優先の時代
課題は、経済面は伸び盛りで環境対策が蔑ろ。規制面は振興と規制を同じ省庁が担うことの矛盾と省庁間のすきま事案を指摘。科学面は、技術水準が未発達で想定できないこと、倫理面では、モラルの欠如を挙げる。
今後是正のためには、わが国では2009年消費者庁発足ですきま事案に対応し各省庁をリードする仕組みを作った事と消費者教育に注力しモラルハザードの回避、公益通報者保護制度などを展開することを提言し締めくくった。

面接
遠方からの受験者を優先して行われるので1日で済ませたければ2次試験申込を早く行う事をオススメする。
1日で済ませられると言っても2つ目の論文が終わるのが12時10分。
そこから待たされて面接は16時30分からだった。
時間は10分、相手は3名。
受験の動機と最近の消費者問題で気になった記事について自分の考えを問われた。
予め用意できるし10分で適性を診断するなんて不可能だから普通に話ができれば
問題なし。

消費者1.jpg消費者①消費者1k.jpg消費者①キーワード箇条書き消費者2.jpg消費者②消費者3.jpg消費者③
地球1.jpg地球①地球2.jpg地球②地球3.jpg地球③

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