| |
病名 |
潜伏期間 |
感染可能期間 |
感染経路 |
主な症状 |
登園基準 |
医師の意見書
|
保護者の登園届 |
| 1 |
麻しん(はしか) |
8〜12日 |
発熱出現1日前から
発疹出現後4日頃まで |
飛沫感染、接触感染及び
空気感染 |
咳・くしゃみ・鼻水・目やに・続いて発熱。いったん解熱し、更に発熱と同時に
発疹。口の中にコプリック斑(小斑点)が現れる。顔面・体全体に赤い発疹 |
解熱後3日を経過し、全身状態が良好であること |
必要 |
|
| 2 |
インフルエンザ |
1〜4日 |
発熱出現1日前から
7日目ころまで |
飛沫、接触 |
高熱・咳・頭痛・咽頭痛・関節痛・筋肉痛・倦怠感など |
発症後5日間を経過し、かつ解熱後3日を経過するまで |
|
必要 |
| 3 |
コロナウイルス |
2〜4日 |
発症の2日前から
発症後7〜10日間 |
エアロゾル、飛沫、接触 |
のどの痛み、発熱、鼻水、咳、頭痛、倦怠感、消化器症状、味覚嗅覚障害 |
発症翌日から5日間、症状が軽くなって24時間経過後 |
|
必要 |
| 4 |
風しん |
16〜18日 |
発疹出現前後7日間 |
飛沫、接触 |
軽い発熱。同時に細かい発疹が全身に現れる(顔から出始める場合が多い)。首・後頭部・耳後リンパ腺が腫れる。 |
発疹が消失してから |
必要 |
|
| 5 |
水痘(水ぼうそう) |
14〜16日 |
発疹出現1〜2日前 |
飛沫、空気、接触 |
頭皮・口の中・手足にぽつんと水を持った赤い発疹がでる。その後
全身にでる。発熱しないこともある。かゆみが強い。 |
全ての発疹が、かさぶたになった時から。 |
必要 |
|
| 6 |
流行性耳下腺炎
(おたふくかぜ、ムンプス) |
16〜18日 |
特有の症状を示す
6日前から9日後まで |
飛沫、接触 |
発熱(出ない場合もある)。耳の下、顎の下が腫れる。口を開けたり食べたりすると痛む。初期に腹痛・嘔吐 |
耳下腺・顎下腺又は舌下腺の腫れが発現した後、5日を経過しかつ
全身状態が良好になるまで |
必要 |
|
| 7 |
結核 |
3か月〜数10年 |
|
空気、飛沫、接触 |
初期は微熱・咳・たん・が出る等、風邪と同じような症状
肺の病変 |
医師より感染の恐れがないと診断されてから |
必要 |
|
| 8 |
咽頭結膜熱(プール熱) |
2〜14日 |
3〜5日 |
飛沫、接触 |
高熱、扁桃腺炎、結膜炎 |
解熱し主要症状が消失して2日を経過した時から
※医師の診断時の指示に優先的に従うこと |
必要 |
|
| 9 |
流行性角結膜炎 |
2〜14日 |
発症後約2週間 |
飛沫、接触 |
目がごろごろして痛かゆい。目の充血・目やに・涙目・瞼の浮腫 |
症状が改善し、医師により伝染の恐れがないと認められてから |
必要 |
|
| 10 |
百日咳 |
7〜10日 |
咳が出現してから
4週目ころまで |
飛沫、接触 |
咳、鼻水、くしゃみ、続いてかん高い咳、呼吸困難。 |
特有の咳が消える、または5日間の適正な抗生物質製剤によ
る治療が終了するまで |
必要 |
|
| 11 |
腸管出血性大腸菌感染症
(O157,O26、O111) |
10時間〜6日 |
4〜8日※状況による |
経口、接触 |
発熱・倦怠感・下痢・腹痛・潜血便 |
症状が治まり、かつ、抗菌薬による治療が終了し、48時間を
空けて連続2回の検便によって菌陰性が確認されたもの |
必要 |
|
| 12 |
急性出血性結膜炎 |
2〜3日 |
1〜2週間※状況による |
飛沫、接触 |
強い目の痛み、目の結膜の充血、目やに、角膜の混濁等 |
医師より感染の恐れがないと診断されてから |
必要 |
|
| 13 |
侵襲性髄膜炎菌感染症
(髄膜炎菌性髄膜炎) |
4日以内 |
|
飛沫、接触 |
発熱、嘔吐、頭痛、急速に重症化の恐れあり |
医師より感染の恐れがないと診断されてから |
必要 |
|
| 14 |
溶連菌感染症 |
2〜5日 |
抗菌薬投与にて
24時間以内に感染力低下 |
飛沫・接触・経口 |
発熱・咽頭痛・扁桃腺炎・苺舌・頸部リンパ節炎
全身に発疹 |
抗生剤治療後24〜48時間を経て解熱し、全身状態が良好になるまで(処方箋と登園届どちらも提出) |
|
必要 |
| 15 |
マイコプラズマ肺炎 |
2〜3週間 |
|
飛沫・接触・経口 |
咳・発熱・頭痛・呼吸困難(重症の場合) |
発熱や激しい咳が治まり全身状態が良いこと |
|
必要 |
| 16 |
手足口病 |
3〜6日 |
1〜2週間 |
飛沫・接触・経口 |
手足や口腔内に水泡ができ、発熱する場合もある |
発熱が無く、普段の食事がとれること |
|
必要 |
| 17 |
伝染性紅斑(りんご病) |
10〜20日 |
頬の紅斑が出る前まで |
飛沫 |
顔面赤斑、特に頬部の赤斑性発疹 |
頬の紅斑が出ており、全身状態が良いこと |
|
必要 |
| 18 |
@ウイルス性胃腸炎
(ノロウイルス感染症)
A(ロタウイルス感染症) |
12時間〜
48時間
1日〜3日 |
|
飛沫・空気・接触・経口 |
発熱・下痢(白色調の場合が多い)・嘔吐 |
嘔吐・下痢などの症状が治まり普段の食事が
とれること |
|
必要 |
| 19 |
ヘルパンギーナ |
3〜6日 |
1〜2週間 |
飛沫・接触・経口 |
突然の高熱、のどの痛み、口蓋垂付近の水疱や潰瘍 |
発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事が取れる
こと |
|
必要 |
| 20 |
RSウイルス感染症 |
4〜6日 |
1〜3週間 |
飛沫、接触 |
水のような鼻水、鼻づまり、ひどい咳、むせるような咳、多呼吸や
陥没呼吸などの呼吸困難、呼吸が飛ぶ |
呼吸器症状が消失し、全身状態が良いこと |
|
必要 |
| 21 |
帯状疱しん |
|
|
接触 |
体の片側に痛みの強い赤い発疹が帯状に出る。
発疹は水痘と同じように変化していく |
すべての発疹がかさぶたになった時から |
|
必要 |
| 22 |
突発性発しん |
9〜10日 |
|
飛沫、接触 |
3日程度の高熱後、解熱するとともに鮮紅色の発疹が出るが
2〜3日後自然に消える。咳・鼻水は少ない。 |
解熱し機嫌がよく全身状態が良いこと |
|
必要 |
| 23 |
アタマジラミ症 |
約4週間 |
|
頭皮の接触
寝具を介しての感染 |
頭皮、根本近くにあり、毛に固く付着している |
治療中も登園は可能。
専用シャンプーでの対応、細かいクシで丁寧に取り除く |
|
|
| 24 |
疥癬 |
|
|
直接接触 |
かゆみの強い発疹、膿疱、しこりができる |
治療中も登園は可能。治療開始後であればプールも可能。
皮膚科受診により、外用薬・内服薬により治療。 |
|
|
| 25 |
水いぼ |
2〜7週 |
|
直接接触、タオルの共用 |
1〜5o程度の丘しん。 |
治療中も登園可能。皮膚科等で治療。
園では患部を清潔に保ち、衣類、包帯、耐久性絆創膏で覆う。 |
|
|
| 26 |
とびひ(伝染性膿痂しん) |
2〜10日 |
|
接触
タオルや寝具での間接接触 |
水疱、かさぶたが全身に見られる |
登園は可能。悪化すると内服や点滴による抗菌治療が必要。
浸出液がしみ出ないようガーゼで覆う。プールは控える。 |
|
|
| 27 |
B型肝炎 |
45〜160日 |
|
血液が傷口・粘膜などに接触する |
肝臓炎症、皮膚や粘膜にある傷から体内に入る。
※傷の無い皮膚に血液が触れただけで感染することはない。 |
登園は可能。※発病時は必ず園に申告する。
最大感染防止策HBワクチン接種を受ける。プールは可能。 |
|
|