「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
進行状況ホーム


6/30(火) の進歩 初体験
今朝起きてみると、いや寝ているときから、足の裏が異様に痛かった。床に降りたら痛みが走ってちゃんと歩くことが出来な かった。どうも、足の裏の筋肉痛らしい。そんなことって起きるのか。 生まれて初めての経験だ。でも、足の裏にだって筋肉があるのだから、筋肉痛になっても不思議はないか。渓流と池を作ったときに、しゃがみ込んで長時間作業 したため、筋肉痛になった模様だ。しゃがみ過ぎで足裏筋肉痛とは、思わず憐憫の情が浮かぶ。今日が講義だったら、足を引き摺りながら講義する姿が、さまざ まな憶測を呼んだことであろう。真相は決して明かすことが出来なかったであろう。渓流と池を作って足裏の筋肉痛だなんて言えるか。
池の水漏れを詳細に検討した結果、プールライナー(池作り用の簡易シート)に穴は開いていないと結論した。プールライナーの縁の高さが水位より少 々高いだけの所があり、そこから溢れているようだ。水位よりは高いのに溢れるのが不思議ではあるが、他の可能性は考えにくい。砂を埋め込んで縁を高くした ら、水漏れはかなり改善された。
Journal of theoretical Biology から返ってきていた論文を改訂して返送した。うまくいきますように。
6/29(月) の進歩 身体の節々が
身体の節々が疲労困憊している。渓流と池作りの疲れがどっと出てしまっているのだ。あちこちが痛いし身体が重い。さもあ らん。蒸し暑い中での重労働だったから。一日ゆっくりと疲労回復に努めたいところだった。
生物学演習をした。生物学科三年生を対象に、英語論文を読むのだ。9時開始のつもりが、9時半開始という噂が流れていたらしく、始まりが遅くなっ てしまった。参加者のみなさんお疲れ様。来週は9時開始だからね。
今朝、あんを庭に出した。渓流と池を見てどう反応するのかちょっと楽しみだった。玄関を出たあんはいつも通り、近くに犬がいないか警備すべく築山 へと突進して行った。築山に登って周りを哨戒した後、池の側へと降り立った。しかし、忽然と現れたそれにまったく気づいていない。池に背を向けて朝のお しっこ。おしっこをさせるのが目的なので、終了後すぐに捕獲し室内に戻した(朝から遊ばせる暇はない)。というわけで、渓流と池との対決の初戦は、相手の 出現に気づかぬまま終わった。
6/28(日) の進歩 渓流と池
渓流と池がいちおう完成した。


一時はどうなることかと思ったけれど、けっこうお洒落になった。上の写真では見にくいけれど、渓流中に滝もある。せっかくだから豪華な名前を付けた。上流 から、湯滝・竜頭の滝・華厳の滝だ。

湯滝

竜頭の滝;実際の竜頭の滝も、落差があまりない

華厳の滝

 さっそく、メダカを買ってきて放した。しかし、途端にどこかに隠れてしまい、姿が見えなくなった。これでは飼っている意味がない。
 完成したと思いきや、水漏れが起きていることが判明した。少しずつ水位が下がっていく。どこで漏れているのかと探しまくったけれど、どうにもわからな い。夕方まで調査をしたけれど不明にままに終わってしまった。どうしよう。
6/27(土) の進歩 またしても先制点を奪われる
ベガルタ仙台がコンサドーレ札幌と 1-1 で引き分けた。4 戦連続で先制点を奪われるという展開。堅守はどこへ行ってしまったのか。
試合は午後から。午前中は庭仕事をした。そう、築山を改造して、渓流と池を作るのだ。


むっとする暑さの中、作業を進めていった。まずは、灯籠(写真の、「渓流化推進地域」の上端に見える)を掘り出した。渓流のほとりに移し、水流を照らすよ うにするのだ。次いで、穴を掘って池の形を作った。そこへ、プールライナー(池作り用のシート)を敷き詰め水が漏れないようにした。石を嵌め込んでプール ライナーを固定。水中ポンプを設置して、土中にビニールホースを通し、渓流の先端から水が流れるようにした。渓流推進地域も、浅く掘ってプールライナーを 敷き、石を敷き詰めた。灯籠も、渓流のほとりに移した。
 と書くと簡単だけれど、大変な作業だった。うだるように暑いし、土や石は重いし、石の嵌めこみは思うようにいかないし。工事を中止して、バブル崩壊時み たいに、「渓流と池建設予定地」の看板だけ立てておこうかと思っ た。とりあえず試合の時間になったので、作業を中断してシャワーを浴びた。さっぱり。
宮城スタジアムに入ってピッチを見ると、太陽に照らされていかにも暑そうだった。こんな中、よく試合をするもんだ。でも、さすがプロ選手。みな必 死に走り回っていた。0-0 で前半終了。後半 6 分、札幌の上里が、左タッチライン沿いからセンタリングをした。誰かに当たってコースが変わり、そのままゴールに入ってしまった。GK 林、防げなかったか。その後仙台が猛攻を仕掛けるもなかなか得点できない。ひょっとして負けるのかと思い出した後半 35 分、FW 中原がようやく決めて 1-1 となった。そのまま試合終了。内容的には上回っていたので、勝てる試合だったと思う。
 これで、ここ 4 試合で 1 勝 2 分 1 敗となった。一時の勢いが無くなっている。(夏場を迎え)「去年と同じように失速した結果になりつつありますが」との質問に、「自分達だけが失速していくとは思っていません」と、強気なのか弱気なのか不明 な返答をする手倉森監督(ベ ガルタ公式ページより;太字は私)。頼むから、「自分たちが失速しない策」を練って頂きたい。
帰宅後も、渓流と池作りをした。疲れ切って、風呂に入るのも苦痛になった。ビールまでの道程がなんと遠かったことか。
6/26(金) の進歩 明日は札幌戦
ベガルタ仙台は明日、宮城スタジアムにコンサドーレ札幌を迎え撃つ。第一巡では、苦しみながらもなんとか勝利した相手で ある。明日の試合も相当に苦しくなるであろう。しかし、上位争いに着いていくためにも勝利が必要だ。総力戦で臨んで必勝あるのみである。
 明日が、忌まわしき宮城スタジアム(*1)での最終戦となる。次節からは、ユアテックスタジアム仙台に戻ることが出来る(*2)。宮城スタジアムの最後 を景気の良い勝利で飾り、「宮スタでは二度とやるな」と全員で声を合わせようではないか。

*1:「遠い」の三重苦のスタジアム。街中から遠い。駐車場から座席までが遠い。座席からピッチが遠い。
*2:芝の張り替えのため、六月いっぱいまで使用できなかった。
Journal of theoretical Biology から返ってきている論文の改訂に取り組んだ。理論論文を読み落としているという指摘を受け、関連論文を慌てて集めた。こんな大切な論文を引用していなかっ たとは冷や汗ものだ。
かたや、実際の天気は真夏のようである。なんなんだ、この暑さは。六月に30度を超えるなんて異常だ。
6/25(木) の進歩 動揺は続く
昨日は、帰宅後も動揺が続いた。試合前に入浴してしまおうと湯船に浸かったのが七時前。その瞬間、代表戦ではないので、 七時から試合が始まってしまうことに気づいた。「何をやっているのか自分」と動揺したところに、あんが激しく吠えだした。誰か来たようだ。そうだ、夕方の 配達指定で、水中ポンプ(池作りに使う6/23 の進歩参照)が届くのだ。「自分で時間指定しておいて受け取りに出ないとは」とますます動揺した。慌てて入浴 を済ませ居間に戻ると、門の扉に何かがぶら下がっているのが見えた。宅急便の配達員が水中ポンプを置いていったのだろうか。いや、そうではなかった。郵便 受けの中に不在連絡票が、扉には生ウニがぶら下がっていた。なぜにウ ニが?  宅急便の配達員に電話をして「ウニを置いていきましたか」と聞くと、目が点の状態のようであった。冷静に考えたら、見ず知らずの配達員が、土産のウニをぶら下げて去っていくはずがない。しかし動 揺していたので、けっこう真剣に尋ねていた。その直後に牧から電話があり、「どうぞ召し上がって下さい」とのことであった。疑問氷解。どうもありがとう、 美味しく頂きました。
論文セミナーをした。紅葉の適応的意義を調べた論文だ。アブラムシの寄生(秋に、越冬用の寄主の元にやって来る)を避けるための戦略ではないかと いうものである。葉緑素が分解すると葉は黄色になる。そこにわざわざアントシアニンを合成して赤くなる。一方アブラムシは、黄色に対する選好性が強く、赤 に対する選好性が弱い。そのためアントシアニンを合成するのではないかと著者は考察している。データも綺麗だし、非常に面白いと思った。
6/24(水) の進歩 今夜は栃木戦
ベガルタ仙台は今夜、敵地で栃木 SC と闘う(19 時試合開始)。きっちり勝って、再び上昇気流に乗ろう。左サイドバックの朴はまたお休みみたい。いけない子だ。
生物学科三年生向けの講義をした。「植物と動物の共進化」という話だ。グラフの横軸の説明文を間違えてしまい(原図の文字が小さかったので、大き く書き直 した)、皆を悩ませてしまった。あちこちから、辻褄が合わないという疑問が飛び、大混乱となった。四月からの一連の講義で、一番盛り上がったとも言えるのだが。申し訳ない。その後もしばらく動揺が続き、 「動揺しているよ」というひそひそ声も聞こえ、ますます動揺した。

質問者御イニシャル(本日は、動揺のため、漏れている人や、実は質問していない人が入っている可能性あり):I. K. 君・K. M さん・H. S. 君・K. T. 君・N. K. 君・N. Y. さん・T. A. さん・Y. S. さん
我が家の薔薇の一品種ブール=ドゥ=ネージュの調子が悪い。葉が黄色くなっていて、新芽も出ていない。どうしたのかと思って根元を見たら、おがく ずが溜 まっていた。ひょっとしてこれは、カミキリムシかコガネムシの幼虫が取り付いているのか?  茎を調べてみたところ、穴が確かに空いている。しかし、幼虫が空けた穴なのかどうかははっきりしない。とりあえず、殺虫剤を穴内に噴射しておいた。ブール =ドゥ=ネージュは元気を取り戻すのか。我が家では古株の薔薇であり、アーチに存分にからみつく大きさになっている。枯れてしまうと悲しい。その一方で、 新戦力をさっそくリストアップする冷徹な庭主であった。
6/23(火) の進歩 川の流れと池
一昨日から、築山を改造しようと燃えている。谷の部分に水を流して川にし、流れ落ちる所に池を作るのだ。


簡易活け造り(どうしてもこちらに目が)池 作り用のシートを使って水を貯め、ポンプを使って循環させればよい。NHK の趣味の園芸を見ていたら、ポンプを使った鹿威しが出てきた。それに即、感化されてしまった。問題は、水質をどうやって浄化するかである。水槽用の浄化装 置は室内使用が前提だし、野外の池用のは大がかり過ぎるものばかりだ。濾材を詰めたケージにポンプを入れて、濾材を通った水がポンプに吸い込まれるように するか。今週末には、池川作りに挑みたい。うまくいったらメダカなど飼おう。あんに食べられないよう気をつけよう。
今日も、馬車馬のごとく講義の準備をした。植物における、食害への対抗戦略の話である。面白い現象がたくさんあって、どれも紹介したくなる。
昨日から、紅葉の適応的意義がマイブームになっている。すごく面白い。モデルを考えたくなってしまう。
6/22(月) の進歩 サーレス獲得
ベガルタ仙台が、ブラジル人FW サーレスを獲得した(公 式ページより)。昨季はヴァンフォーレ甲府で活躍した選手である。私の第一の感想は、ソアレスの次はサーレスか、似てるな(名前が)であった。二 人の運命は、1) どっちがどっちが区別が付かなくなる(二人とも同じように大活躍しちゃって)、2) 片方の名前が消える(片方だけが大活躍して)、3) どっちがどっちが区別が付かなくなる(二人とも役に立たなくて)のいずれかであろう。むろん、1) になることを祈っている。
論文セミナーの準備をした。紅葉の適応的意義を調べた論文だ(Dorling ら 2009; Proc. R. Soc. B. 276:121127)。講義準備のために文献を調べていたときに見つけたものである。紅葉は、アブラムシの寄生から逃れるために進化したと指摘してい る。なんか、すかーっとする論文で、大いに気に入った。
引き続き講義の準備をした。上記論文の関連で、Hamilton and Brown (2001; Proc. R. Soc. B. 268:1489-1493)を読んだ。紅葉の鮮やかさとアブラムシの寄生度の関係を調べているのだけれど ………。鮮やかさの評価に、フィールドガイドの記述を使っていて、「紅葉についての言及無し -->  0 と評価、鈍い赤 --> 1 と評価、赤 --> 2 と評価、輝く赤 --> 3 と評価」としていた。そんなんでいいのかねえ。
6/21(日) の進歩 悔しい引き分け
ベガルタ仙台が東京ベルディ 1969 と 2-2 で引き分けた。順当な結果とも思える反面、勝てる試合だったとも思う。
試合は昼から。午前中は、部屋の掃除をしたり、床屋で髪を切ったりして過ごした。話しかけることがサービスと思っているのか、やたら話しかけてく る理髪師で困った。
11 時前にスタジアムへ向かった。今日は渋滞無しだった。
 試合が始まった。さすがベルディ。個々の技術が高く、ボールを奪うことが出来ない。ベルティに回されながらも凌ぐという展開が続いた。はっきり言って劣 勢であった。後半 17 分、FW ソアレスに替わって FW 中島が投入された。選手交代で集中が切れたのか、その直後にあっさりと失点してしまった。もったいない。しかし、平瀬のヘッドですぐに追いついた、と思っ たら、またすぐに失点してしまった。後半 23 分で 1-2。正直なところがっくりした。しかし DF 渡辺がやってくれた。後半 34 分、コーナーキックのボールを見事なダイビングヘッドで決めて 2-2 に追いついた。その後猛攻するも決めきれず、2-2 のまま試合終了となった。
 どちらのチームも、「勝てた試合」と思ったことであろう。それに加え仙台は、二度も追いつけて良かったと思っている。だから仙台が得。
 DF 朴には困ったものだ。左足の痛みが再発して、今日の試合も欠場してしまった。彼がいるといないとでは、左からの攻撃力が全然違う。しっかり体重管理(*) して、常に万全の状態で臨めるようにして欲しい。

*彼の不調はすべて、デブに起因するものである。
帰宅時には雨になっていた。芝刈りをしたかったのに。やむなく、料理をするなどして過ごした。
「キャンドル」「キャンドル」って、お前ら、「蝋燭」という美しい日本語を知らないのか?
6/20(土) の進歩 東沢バラ公園へ
発作的に、東沢バラ公園に行った。満開とのことなので、香りを嗅ぎまくって新戦力候補を探すのだ。あんは、出かける気配 に大焦り。連れて行って貰えるお出かけと、留守番をさせられるお出かけをちゃんと区別しているのだ。前者のお出かけの場合、置いていかれまいと大焦りす る。連れて行って貰えると察しているのなら焦ることないと思うのだ が、やはり犬、そこまで頭が回らない。
 バラ公園は人で溢れていた。皆、バラを愛でながら写真を撮っていた。しかし私は、バラには目もくれずバラの香りを嗅ぎまくっていた。良い香りのするバ ラって、案外と少ないものだ。全体の数 % くらいしかないという印象であった。
 結局、何をしに行ったのかはっきりしない感じのまま帰宅した。昼食に頂いた蕎麦が美味しかったので、それで良しとしよう。
帰宅後、我が家の庭のバラを愛でた。こちらはちゃんと「愛でた」である。お世辞抜き(*1)で言うと、我が家の庭の方が東沢バラ公園よりも綺麗で ある。
 一番花(*2)もだいたい終わった。毎日の花がら取りが大変だった。今は、一騒動終えたような安堵感もある。かたや、早くも二番花が咲き出している株が 二つほど。やはり、これからが楽しみだ。

*1「謙遜」も抜いている。
*2 その年に最初に咲く一群の花のこと。2-4 週間くらいかけて、花序に着いた花が次々と咲く。一番花が終わると一ヶ月ほど無花になる。その間に新しい花序が発達して二番花となる。三番花まで咲いて春 夏の花を終える。ただし、一季咲きの品種の場合、二番花以降は付けない。一番花が一斉に咲いて、その年の花は終わりである。そのため、「イッキ咲き」とも 書かれている(私に)。
6/19(金) の進歩 明後日は東京ベルディ戦
ベガルタ仙台は明後日、宮城スタジアムに東京ベルディ 1969 を迎え撃つ。連敗など許されない。必ず勝って、上位を追撃しなくてはいいけない。
 母国(北朝鮮)のワールドカップ出場が決まり、MF 梁は燃えているらしい。来年 J1 に行けば(*1)、北朝鮮代表の首脳陣の目に留まりやすくなるであろう。その意気 込みでこれまで以上に活躍し、我がクラブを (*2)J1 昇格に導いて欲しい。

*2 まで読んで、*1 が太字である理由がわかったであろう。移籍して J1 へなんて駄目だからね。
昨夕、あんの検査結果を聞いた。確かに、僧帽弁閉鎖不全症が出ていた。しかし、血液の逆流は少量で、問題の無い範囲内という。実際、心臓の大きさ も伸縮率も正常内であった。この段階から薬を飲むべきかどうかは、獣医学会でも意見が分かれているらしい。効果ありとする論文もあれば、効果検出出来ずと する論文もあるとか。さてどうしようかと医者と相談した。あんを見ても、薬が必要な 雰囲気が全然ない(超元気)ので、しばらくは投薬しないことにした。半年に一度エコー検査をして、経過を見守っていくことになった。
今日も一日中、講義の準備をした。食害への対抗戦略の研究を調べている。実に色々ある。どういう話の展開にするのか、絞り込むのが大変だ。
6/18(木) の進歩 あんを病院に
出がけにあんを、エビス動物病院に預けてきた。心臓のエコー検査をして貰うためである。心音に雑音があり、キャバリアの 宿命とも言われる心臓病の疑いがあるのだ。もっとも今は、症状はまったく出ていない。元気過ぎて、少しは大人しくなって欲しいと願う毎日である。でも、早 めに対処するに超したことはないので、検査をして貰うことにした。夕方に、引き取りがてら結果を聞きに行ってくる。
マツハシの論文セミナー。ヨーロッパから北アメリカに侵入したヨモギが、いかに競争力を獲得しているのかを調べた論文を紹介してくれた。地下部へ の投資量が増え(ラメートの生産数が増え)、そのおかげで競争に勝っているらしい。ならばなぜ、ヨーロッパにおいても地下部への投資量を増やさないのか。 そこが謎であった。
 つづいてイタポンの講座セミナー。オダマキの研究の途中経過を報告してくれた。自殖率のデータがどうなるかで話の組み立てが全然違ってきそうだ。早く結 果を知りたい。
今日は、再来週の講義の準備をして過ごした。植物の防御戦略に関する話をする。これまた新しい話なので、内容を一から練らないといけない。とりあ えずは、最近の文献を色々と調べるところから始めた。
6/17(水) の進歩 今夜はオーストラリア戦
日本代表は今夜、敵地でオーストラリア代表と闘う。W 杯予選の最終戦である。両国とも出場を決めてしまったので、気持ちの持ちようが難しい闘いではある。しかし、カタール戦のような酷い酷い試合をしてもらっ ては困る。貴重な強化試合として、明日に繋がる闘いを見せて欲しい。
生物学科三年生向けの講義をした。「ゲーム理論の世界」という話だ。数式ばかり出てくるので沈没する人が多いのではないかと心配した。でも、思っ たほど、というかいつもの回よりも寝ている人が少なかった。先週の講義終了時に、「前 の時間に寝ておくように」と助言しておいたのが功を奏したのかもしれない。

質問者御イニシャル:I. K. 君・K. T. 君。
今年の八甲田山実習(*)の参加希望者は、当初 36 人もいた。とてもではないが、宿舎に収容しきれない。やむなく人数調整をお願いしたら、25 人になった(調整役の I. K. 君、どうもありがとう)。辞退の方、どうも申し訳ない。というわけで、晴天に恵まれ、楽しい実習になることを祈ろう。

*7/30 - 8/3 に、八甲田山の実験所に滞在して行われる。遊びに行くだけで単位が出る実習というのは、語弊があるが誤解はない。
6/16(火) の進歩 薬事法
昨日、とある薬を買いにだるま薬局に行った。そうしたら、「薬事法が改正されたため、薬剤師不在の時にこの薬を売ること は出来ません」と言われた。立派な白衣を着ているあなたは薬剤師ではないのか。仕方ないので、イオンの薬売り場に行った。そこには薬剤師がいて、無事購入 できた。購入時の会話は、「初めてお使いですか」程度のものであった。これなら、バイトの店員でも十分に対応できる。こんな会話をするために薬剤師が必要 なのかと、少々馬鹿らしくなった。

*どんな薬か詮索しないように。まっとうな薬である。
今日も講義の準備に勤しんだ。Benkman 一派の研究を紹介したいのだけれど、論文がわかりにくくて参った。おまけに、誤植ではないかと思われるデータもある。私が勘違いをしているのか、この一派 が間違えているのか。余計なことに悩んで、時間を無駄にしている感が一杯の時を過ごした。
6/15(月) の進歩 祝アクセプト
胚珠の選択的中絶に関する論文が Journal of theoretical Biology に受理された。

Sakai, S. and Kojima, T. Overproduction and selective abortion of ovules based on the order of fertilization revisited.

個人的な都合から(*)、受精順に基づいた選択的中絶説の否定を目指 したものである。

*2007 年に、対 立する仮説を提唱した。そのため、有力仮説の撲滅に努めている。
日本進化学会の演題登録のページ。「暗号登録」「平文 登録」があまりに新鮮であった。「ニイタカヤマノボレ1208」てな感じで登録するのであろうか。
今日も講義の準備に勤しんだ。イスカのくちばしとマツの球果の共進化の話を加えることにした。リスがいると、共進化の邪魔立てをするという話もす る。
6/14(日) の進歩 パンジー・ビオラを粛正
今日は一日中庭仕事をした。まずは、パンジー・ビオラの粛正に勤しんだ。花はまだたくさん咲いていたけれど、いい加減に 気分を変えたくなったのだ。すっきりしたところに、エンジェル=ラベンダーとアメリカンブルーを植えてやった。ついで、芝刈りをした。今の季節、西洋芝が 最高に美しい。も、至福である。


 隅っこの芝を電動バリカンで刈っていたときのこと。雑草を抜こうと、バリカンのスイッチを切って左手を伸ばした。手を伸ばしたのが一瞬早く、親指の腹が 刃に挟まった状態でバリカンが停止してしまった。激しく痛い。刃はびくともせず抜くに抜けない。どうしようかと真剣に困った。バリカンのスイッチを入れ、 その瞬間に指を抜くか。刃が開く方向に動けばよいが、閉じる方向に動いたら悲惨である。戦国武将のごとく覚悟を決めるべきか。勝負はいよいよになったらと し、挟まった左親指の腹を、押し出すように右手でしごいてみた。そうしたら何とか抜けた。ほっとした。
自転車を押して公園を歩いていた人が、昨日私が植えたバラの前で立ち止まった。しばし眺めた後、キーーッと音を立てて一目散に自転車を漕いで行っ た。町内会長に報告にでも行ったのか?
6/13(土) の進歩 苦杯
ベガルタ仙台がアビスパ福岡に 0-1 で敗れてしまった。試合を支配していたのに、決定機に決めることが出来なかった。もったいない敗戦だった。

試合は午後から。午前中は、またしてもバラを買いに行ってしまった。も、病気かも。三株(ナエマ・マヌエル=カノヴァス・ロイヤルサンセット)も 購入して帰宅。植え場を作るため、二株を戦力外とすることにした(一株分の植え場は強引に作った)。戦力外となったのは、ピエール=ドゥ=ロンサールと ディシュス=ドゥ=ブラバンである。前者は超人気の品種なので意外の感もある。しかし、なぜか二株あったし、子どもっぽくて偽善の香りが漂わない。よっ て、二株の内の一株を向かいの公園に移籍させることにした。株を掘り取ったところ、アシナガバチの巣が目の前でぶらぶらした。そうだ、この株の枝に巣が付 いていたのだ。でも仕方がない。プロ選手に同情は不似合いである。公園に植え付け庭に戻ったら、親バチが、巣のあった辺りを悲しげに飛んでいた。巣を探 しているのか。その姿がなんとも不憫であった。そこで、巣の付いている部分の枝を切り取って来て、家の壁面に付けてあげた。

涙の再会を果たした親子。

「もう決して離れない」と語っているようであった。でも、翌朝に様子を見たら、巣が落っこちていて、親バチが悲しげに探していた。付け方が甘かったみた い。今度は、きっちりと付けてあげた。
試合が始まった。敵地なので CS で応援だ。立ち上がりこそ互角だったものの、だんだんと仙台が支配するようになった。しかし、得点出来ないまま前半を終えた。後半になっても、仙台が試合 を支配していた。ところが後半 15 分、速攻から数的優位を作られ失点してしまった。DF が二人も上がったところでボールを奪われるという、何とも不用意な失点であった。その後、仙台が猛攻を仕掛けるも、最後の所で決めきることが出来ない。関 口のシュートが枠に当たったり、中原がどフリーのでヘッドをしたりと、「決まった」と思った場面が 5-6 回。でも、入らないときは入らないものであった。
 試合を支配し、決定機も何度も作った。でも負けた。こんな日もあるさと割り切るしかあるまい。しかし腹立つ。
町内会の役員が公園にやって来て、私が植えたバラを見ていた。わざわざそのために来たようである。勝手に植えたことが問題になっているのか。
6/12(金) の進歩 明日は福岡戦
ベガルタ仙台は明日、敵地でアビスパ福岡と闘う(13 時試合開始)。不調とはいえ福岡は福岡である。心して挑み、必ずや勝利して欲しい。
 報道によると我がクラブは、「塩をなめて“首位とり”だ!」(サ ンスポより)と、ちょっと貧乏くさい。塩なめ作戦が成功したら、「1 試合 10 円で勝ち取った J1 昇格」という見出しが躍るであろう。でもまあ、健康に良いことは是非とも採り入れて欲しい。
 手倉森監督に叱られてばかりのソアレスは、「今週はいままでで一番手応えがあった」(監督談;ス ポーツ報知より)そうで、「注意してばっかりだから、明日(12日)のミーティングで褒めようと思う」と監督がおっしゃっている。良かったねソア レス。明日も頑張ってくれ。
今日は一日中、生物学科三年生向けの講義の準備をした。「植物と動物の共進化」という話題だ。今季新加入の話題(昨年まではやっていなかった)な ので、一から話を作らないといけない。東樹君の「ツバキーゾウムシ」の話とかを紹介しよう。
それにしても、竹中さんの家のミツバチの蜂球、私まで わくわくしてしまう。どこかの川にゴマフアザラシが現れたのと同じくらいの気分である。明日はどこへ行くのか。
 ちなみに我が家の庭には、アシナガバチの巣が四つくらいある。いずれも、庭の奥深くで密かに暮らしている。去年は、新聞受けの真下に巣を作ったアホがい た。私は暖かく見守ったのであるが、「配達の時に怖いので除去させて下さい」と新聞屋に頼まれた。そのため、このアホ遺伝子は淘汰された模様である。
6/11(木) の進歩 そういえば我が家でも
石川では、オタマジャクシだの小魚だのが空から降ってきているらしい(ヤフー ニュースより)。訳がわからない。でも、なんか浪漫を感じる。一番つまらん解釈は、「サギやウミネコなどが、口や食道にオタマジャクシを含んで飛 行中、何かに驚いて吐き出したのではないか」である。
 そういえば我が家でも、鳥の卵が空から降ってきた。ある日、長径 1.5 cm ほどの卵が一つ、門塀の上に忽然と乗っていたのだ。巣などない。卵が、裸のまま(というべきか?)乗っていた。その隣に小鳥のオブジェ(鉄製の物)が置か れているのであるが、無論それとは何の関係もない。卵を観察したところ、殻の一部が壊れて中が出てしまっていた。だから孵るはずもない。でも、生命の尊厳 を感じちゃって、そのままにしている。ちなみに小鳥のオブジェは、バラ用のオベリスクの先端に着いていたものであった(2007.6.17 の進歩参照)。もげてしまったので、門塀の上にひょいと置いた。こちらは、そ のまま二年間も置いたままになっている。
みっちーの論文セミナー。餌に含まれるリンが、芋虫の成長に与える影響を調べた論文を紹介してくれた。餌中のリン濃度が増えると共に成長は良くな り、濃度が上がりすぎると成長がかえって悪くなってしまう。つまりはそういうことらしい。
Journal of theoretical Biology から返ってきていた論文(の内の一つ)の改訂を終え、編集部に返送した。うまくいきますように。もう一つ改訂しなくてはいけない論文があるのだけれど、そ ちらは後回しだ。その前に講義の準備をしないといけない。
6/10(水) の進歩 今夜はカタール戦
日本代表は今夜、ホームにカタール代表を迎え撃つ(19:35 試合開始)。もうすでに、本大会に向けての闘いは始まっている。今夜の試合は、貴重な強化試合となるであろう。なにしろカタールは、三位(プレーオフに出 場できる)を目指して全力で向かってくるのだ。親善試合では得られない経験を積むことが出来るはずである。
生物学科三年生向けの講義をした。「訪花昆虫の行動」という話だ。植物の繁殖戦略を理解する上で、訪花昆虫の行動を知ることは大切なのだ。友蔵の 研究もたくさん紹介した。皆、面白そうに聞いてくれたように思う。

質問者御イニシャル:A. S. 君・A. K. 君・I. K. 君・K. M. さん・S. Y. さん・T. A. さん・M. M. さん・Y. S. さん。
山形大の O 君が研究室見学に来てくれた。どうもありがとう。大学院で一緒に頑張ろう。
6/9(火) の進歩 今朝のあん
今朝のあんは、8 時過ぎまでぐうぐう寝ていた。いつもなら、私が寝坊を決め込もうとしても 6 時過ぎには騒ぎ出すのに(*1)。無理もない。昨夜は遅くまで学生がいたので、興奮したし気疲れもしたのだろう。おつまみのチーズをあちこちで貰えたのだ から、高ぶったわけである。芸(*2)も披露して、みなに褒めて貰った。

*1 騒ぎ方:お座りして、人の顔をじっと見つめる。人の顔を舐める。人が寝ている上にどんと飛び乗る。床に降りて、場合によってはおしっこをする。

*2 芸その一:「位置について」でふせ、「ヨーイ」でお尻を上げ、「ドン」でおやつを貰う。
  芸その二:「オットセイ」と声を掛けながら、鼻を突き上げさせ、そこにおやつを乗せる。「よし」で、そのおやつをぱくりと食べる。
牧に相談。いつもどうもありがとう。世話になるばかりですまない。
Journal of theoretical Biology から返ってきていた論文(の内の一つ)の本文の改訂を終えた。かなり書き直したので英文校閲をして貰う方が良いだろう。というわけで、 NewDaySchool にファイルを送った。
6/8(月) の進歩 魚下ろし・我が家で宴
今日は午前のみの出勤で、午後から休暇を取る。我が家で、魚下ろしの講習会とバーベキュー・刺身の宴をするのだ。
 昼に、マツハシを連れて朝市へ。講習会に使う魚と、宴で頂く刺身を買うのだ。馴染みの店に行くと、店頭に並べていない本鮪大トロを出してくれた。常連ぶ りに、マツハシが感心してくれた。帰宅後、マツハシ・いまひを生徒に、刺身下ろしの講習会をした。アジの三枚下ろし・サンマの大名下ろし・イワシの手開き という三種目である。一匹目のアジを下ろさせたら、かなりの惨状ぶりで正直驚いた。最初はこんなものだったっけ?  でも、何匹か下ろしていくうちに、だいぶ良くなってきた。証拠隠滅のため、講習会で下ろした魚は刺身とはせず、サンガ焼きとかにした。<-- フードカッターで粉砕して団子にしてしまえば、下ろした時の状態はわからなくなる。
 講習会を終えた頃、宴のみに参加する人々も我が家にやって来た。そして皆でバーベキューを始めた。西洋芝が最盛期で何とも気持ちよい。みな裸足になっ て、芝の感触を楽しみつつバーベキューを楽しんだ。無くなるのかと不安だった食材も全部食べきった。さすが若い。その後室内に入り、刺身を中心に二次会を した。卒業生のひさしが柿の葉寿司をわざわざ送ってくれたので、みな大喜びであった。どうもありがとう。宴もたけなわとなり、二階ホールの揺り椅子で眠る 人が出現しだした。熟睡したところで密かに写真を撮る。ちほちゃんは、写真を撮られる直前に気づき、「みっちー止めて」と言う。でもすぐにまた熟睡。そこ をまたみっちーが撮ろうとする。この光景が五回ほど繰り返されていた。夜中の一時過ぎに解散。楽しかった。また遊びにきて頂戴。
6/7(日) の進歩 我がクラブも勝利
ベガルタ仙台が FC 岐阜に 2-0 で勝利した。これで、暫定ながら二位に上がった。

試合は昼から。午前中は庭仕事をして過ごした。まずは、玄関前の花壇のパンジーを一掃した。育ち過ぎで、かなり鬱陶しくなっていたのだ。バラだけ になった花壇は、ずいぶんと広々した感じになった。バラとバラとの間隔も空いている。オール=アブレイズという品種を戦力外にしようと思っていたのだけれ ど、そうせずとも、もう一株くらい植えられそうだ。レディ=エマ=ハミルトンという品種を植え足したら、ちょうど良い間隔になった。これ以外に、別の場所 に三品種を、戦力外を出さずに植えることができた。かたや、西側隣地沿いに植わっているマリーアントワネットは戦力外にした。「あなたの本家は断頭台に消 えちゃったんだよ、それを思えば」などと言いつつ、向かいの公園に移籍させた。そして、マリーアントワネットのあった所に新品種を植えた。これにて、春期 の新戦力獲得は終了である。次は秋期だ。
昼前に、宮城スタジアムに車で向かった。駐車券の発売数が増えたためか、駐車場の数 km 手前で大渋滞になっていた。試合開始まで 30 分しかない。これは間に合わないか。となんと、公園利用者用駐車場(非ベガルタ用のはず)の前に来たところで、警備員が、「ここに駐められますよ」と言っ てくれた。随分前に河北新報が、「試合観戦者が、公園利用者用駐車場を勝手に利用している」とわざわざ記事にしたような記憶が。でも、警備員の誘いなの で、ありがたく駐めさせて貰った。おかげで試合に間に合った。
 試合が始まった。今日の注目はソアレスである。なにしろ手倉森監督に、自分の悪い プレーを集めたビデオを見せられたらしいのだ。わざわざそんな物を編集されて、モチベーション下がらないかね。そのソアレスが、前半 34 分に先制点を上げてくれた。前半終了間際には、平瀬が追加点をあげ、2-0 で前半を終えた。後半開始時、永井が、月曜の朝の勤め人みたいな感じでピッチに戻ってきた。前半もテンション低かったし、仕事が辛そうだ。早く定年にして あげたいとちょっぴり思った。しかし、「永井が疲労してきた割にはボールが集まってきている」(手倉森監督談;ベ ガルタ公式ページより)と、無理矢理こき使われている。ようやくにして後半 36 分、定年交替となった。永井さん、長い間お疲れ様でした。 かたやソアレスは、後半 12 分に早々に交替させられていた。「前半の1点がなければ、後半の頭から替えた」(手倉森監督談;ベ ガルタ公式ページより)と監督が怒っているので、「自分のベスト悪いプレー集ビデオ vol. 2」を見せられちゃうんだと思う。
 暑さのせいで身体が重かった感もあるけれど、勝つべき相手にきちっと勝つことが出来た。これで四連勝である。このまま六月を全勝し、上位との直接対決に 臨もう!
6/6(土) の進歩 ワールドカップ出場決定
我らが戦士がやってくれた。必死のウズベキスタン、はちゃめちゃ審判、ボールの回らない芝生に冷静に対応し、4 大会連続の出場を勝ち取った。昨秋以来の不況で沈んでいた日本に、実に久しぶりに歓喜が渦巻いた。
試合は夜から。午前中は、部屋の掃除や、事前祝勝会の料理などをして過ごした。その後、朝市に出かけて刺身を購入。これで、事前祝勝会の準備は万 端だ。ガーデンガーデンに寄って、バラを三株買って帰宅した。つまりはついに、戦力外のバラを移籍させる(向かいの公園に)のよ。
 今日は大雨で庭仕事も出来ない。そこで、久しぶりにビデオを借りてきた。チェ・ゲバラの革命生涯を描いた映画(チェ/28 歳の革命)だ。いろいろな人物が出てくるのだけれど、なかなか見分けがつかない。そのため、物語を追うのが大変であった。いちおう初登場時に、「ロドリ ゴ」とか名前を呼んではいる。しかし、それだけで覚えられるわけがない。口頭発表の 冒頭で略号を定義をして、以降それを使い続けるようなものだ。かといって、「ロドリゴ=サンドロ カストロの弟」とかいちいち呼ぶのも煩わ しい。映画って難しいですな。
夕方から、事前祝勝会を始めた。10 時頃にお開きとし試合に備えた。
 11 時 10 分に試合が始まった。正直なところ私は、ベガルタ仙台の試合よりも緊張していた。しかし、前半 9 分に岡崎がいきなりやってくれて、だいぶ緊張が解けた。岡崎すごい。倒れながらシュートを放ち、GK が弾いたボールを、さらに倒れながらヘッドで叩き込んだ。これぞ点取り屋、待ち望んでいた選手がついに現れた!  10 分くらい後、遠藤の FK がバーにあたり、跳ね返ったボールを大久保が流し込んだ。2 点目と思いきや、オフサイドという誤審で取り消されてしまった。審判、ルールも知らない。オフサイドなら、大久保は、ボールが跳ね返った瞬間ではなく、遠 藤が蹴った瞬間にオフサイド位置にいないといけない。むろん、そんな位置に大久保がいたわけがない。この誤審は、その後のはちゃめちゃ判定の幕開けを告げ るものであった。何しろ、ウズベキスタンの選手は、転びさえすれば反則を取って貰える。かたや、日本の選手が何をされても反則を取らない。おかげで日本 は、まともにプレスをかけることが出来なくなってしまった。試合終了間際には、大袈裟に痛がるウズベキスタン選手の演技で、長谷部が一発で退場させられて しまった。さらには、選手に指示を出していた岡田監督を退席処分にするという乱行。指示を出していて退席なんて、もう訳がわからない。でも、我らが戦士は 冷静に戦い、1-0 で勝利をもたらしてくれた。
 これで、四大会連続の出場が決まった。終わってみると、案外と簡単に予選突破してしまった感じである。それだけ、日本が強くなったということであろう。 しかし、今日の勝利は始まりでしかない。これからの一年間、ワールドカップでベスト 4 を本気で狙って闘っていこう。
6/5(金) の進歩 どきどきの週末
日本代表は明日、敵地でウズベキスタンと闘う(日本時間 23 時試合開始)。言うまでもなく、W 杯出場を賭けた決戦である。すっきり勝って、予選突破を世界で最初に決めて欲しい。景気づけにこんな写真でも見るし かあるまい。
 つづいて明後日、ベガルタ仙台が、宮城スタジアムに FC 岐阜を迎え撃つ(13 時試合開始)。首位との勝ち点差が 2 に迫った我がクラブである。明後日もきっちり勝って、ひたひたと首位に迫ろう。あわよくば、一挙に首位に立ってしまおう。
ようやくにして、Journal of theoretical Biology から返ってきていた論文(の内の一つ)の改訂に手をつけた。直感的な議論で済ませていたところを、「数式に基づいてちゃんと議論せよ」と指摘されたので、 数式化を考えた。いちおう出来たと思う。Mathematica に計算させたら、思った通りの挙動をしてくれた。さ、本文の方を書き直さないと。
この週末はまた雨か。やる気なくなるな。
6/4(木) の進歩 強化方針決断す
我が家のバラをどうするか(戦力外にするバラと新規獲得するバラを決める)が四六時中あたまの中をうごめいている私は危 ないかも。いい加減どうにかしようと思い、強化方針の決断を下した。ウルメール=ミュンスターとマリーアントワネットを戦力外とする(戦力外候補だった ティファニーについては決定保留)。ウルメール=ミュンスターはどうも品がない。つるバラにしては伸びも良くないし。マリーアントワネットの戦力外は、こ の王妃同様に不運でもあった。なにしろ、この品種が好きな方の声を聞こうとネットで検索しても、マリーアントワネット本人がかかってしまうのだ。バラの方 を探そうと google のページをめくっても、なかなか見つからずいらいらするばかりであった。そこで、「マリーアントワネット バラ」で検索した。今度はベルサイユの薔薇がかかった。ここでぶちっとなり、戦力外が決定した。新戦力と して、新雪・エブリン・ドリーム=ウィーバーを獲得する。ガーデンガーデンに寄って、これらのバラを買って帰ろう。
月初めの談話会があった。マツハシが、ミチタネツケバナの雄蕊型の分布図を見せてくれた。吃驚、綺麗な傾向が出ている。これは面白い。どうしてこ ういう分布になったのか、調べ甲斐が倍増した。
ぽちぽちと、次回の講義の準備を進めた。今度は、「訪花昆虫の行動」という話をする。明日は、私としては珍しく会議が二つもあるし、来週の頭には 酒井研のパーティーがある。だから、今のうちにやってしまわないといけない。
6/3(水) の進歩 バラが綺麗になってきた
我が家のバラが綺麗になってきた。


それぞれのバラごとに花期が異なるので、庭全体として長く楽しむことが出来る。こうやってバラを眺めると、あちらのバラこちらのバラと心を奪われてしま う、戦力外通告の候補を決めるのに。
生物学科三年生向けの講義をした。「植物の性表現」という話だ。しかし、今日もたくさん寝させてしまった。今年の講義は、初回を頂点に下がってい くばかりのような気がする。どこかで底を打って、景気回復といきたいものだ。

質問者御イニシャル: I.K. 君。
ベガルタ仙台は今夜、宮城スタジアムにファジアーノ岡山を迎え撃つ(19 時試合開始)。もちろん私は、これから参戦する。講義で疲れ切っているし、早くビールを飲みたいしと、身体が微妙に抵抗してはいる。しかし我がクラブの戦 いを後押しするために、気力を振り絞って行ってくる。
論文が完成した。さっそく英文校閲に送った。しばしほっとしよう。とはいっても、改訂しなくてはいけない論文が他に二つあるのだが。
6/2(火) の進歩 五月晴れ六月だけど
昨日今日と、なんとも気持ちの良い晴天が続いている。かたや先週の土日は、何とも憤然たる悪天が続いた。私に蛇は不要と いうのに(意味がわからない方はそのままに)。せっかくの休日が雨ではちっとも楽しくない。天気を交換して欲しい。と思っていたら ………、自分の方を変えれば良いと気づいた。ほとんど自由業だし休暇はあり余っているし、快晴の平日を休みにして、雨の土日は仕事日にすれば良いのではな いか。なかなか良い案だ。心配な点といえば、快晴の平日を休みにして、雨の土日も休 んでしまいそうだということである。
六月の五月晴れがいつまで続くのかはわからない。もうすぐ、梅雨に入ってしまうであろう。がっかりだ。いや、梅雨は必要なのだけれど、仙台の場 合、バラの季節に入ってしばらくすると梅雨入りしてしまうのだ。雨が降ったらバラは綺麗に咲いてくれない。だから、春のバラをあまり長くは楽しめない。南 の方だったら、五月いっぱいバラを楽しんで、そのあと梅雨入りである。しかし、仙台での開花は五月下旬だ。仕方ないことだけれど、ちょっと損をした気分に なる。
予感は的中した。論文を今日中に仕上げることは無理であった。でも、目処はかなり立った。明日か明後日にはなんとかなりそうだ。
6/1(月) の進歩 避難訓練
大学の避難訓練があった。宮城県沖地震が確実に来るので、大切な行事である。だから、少々は真面目にやった。安否確認所 に行って、研究室メンバーの「生存者数・負傷者数・行方不明者数」を報告せよとのことである。負傷者数・行方不明者数って言われても。訓練なので、「負傷 者三名、行方不明者数知れず」とか報告するのか。などと悩みつつ安否確認所に行ったら、どの研究室も、「生存者数 = 訓練への参加者数、負傷者数 = 0、行方不明者数 = 0」であった。ま、本番ではちゃんと報告することにしよう。「○○ですか?  瓦礫に埋もれています。助けますか?」とか。○○に、好きな人の名前を入れちゃおう。
論文の仕上げに入った。明日くらいには完成させたい。でも、無理な予感もする。