「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
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1/31(火)の進歩 ユアスタ仙台 「ユアス タ仙台」と言っても、ベガルタ仙台が名前を変えたわけでもなければ、新しいクラブが出来たわけでもない。仙台スタジアムの新しい名称が決まったのだ(ベガルタ仙台 OHP より)。株式会社ユアテックが仙台スタジアムの命名権を獲得し、「ユア テックスタジアム仙台」と名付けた。略称は「ユアスタ仙台」と、ユアテック自身が述べている。この略称自体が長いので、単に「ユアスタ」となりそうであ る。「ユア仙」では何を指しているのかわかりにくい。「仙スタ」と慣れ親しんだ名称が消えるのは寂しいけれど、私は積極的に「ユアスタ」と呼ぶことにす る。年間 7,000 万円出してくださるユアテックに酬いるのがサポーターの義務だ。ユアスタの開幕試合は 3 月 18 日の柏レイソル戦だ。早くも楽しみになってきた。
 全学一年生向けの講義の準備をしている。「レポートと論文の違い」だけでは時間が持たないので、かの名著「日本語の作文技術」(本多 勝一著;朝日文庫)の紹介をしようと思った。久しぶりに読み返すと、疑問点も出てきてしまった。自分自身で納得していないことを講義することは出来ない。 明日明後日と必死に考えて、それでも納得しきれなかったら、作文技術の講義は取り止めるしか無さそうだ。

1/30(月)の進歩 「進化」という言葉の誤解  前から思っていることがある。「進化」という言葉の誤解についてだ。世間では、「良くなること」「進歩すること」を進化と考えている。しかしそれは違う。 生物学的には、「進化」という言葉は無色透明で、生物が、「良くなること」「進歩すること」を意味するわけではない。「進化 = 変化」であり、進化の方向については何も規定していない概念だ。だから、世間の誤解はよろしくないことである ----------- と、前から思っているのではない。「「進む、化する」という言葉を使っておいて、何いってんだよーー」と、思っているのである。「進化」という言葉を、 「良くなること」「進歩すること」と理解するのは当たり前だ。「当方の不手際で「進化」という言葉を使ってしまいまして」という平謝りな姿勢が必要ではあ るまいか。
 今週の金曜日に、全学の一年生向けにレポート作成法の講義をする。今回の講義内容は、「レポートと論文の違い」だ。相手は一年生、「論文」に対してどこ まで具体的なイメージを持っているのか。下手すると滑りそうなだけに、講義内容を慎重に吟味しないといけない。というわけで、今日はずっと準備に取り組ん だ。

1/29(日)の進歩 久々にスキー 山形蔵王にスキー に行った。去年の暮れ以来だ。晴れで眺めが良い。朝一番に山頂に行って、樹氷を堪能した。午後になると快晴になった。ゴーグルを取ってみると、空の青と雪 の白の対比が鮮やかであった。「これは美しい」と、再び山頂に行って、真っ青な空の下の樹氷を眺めることにした。月山・朝日・飯豊など、山々の眺望も素晴 らしかった。ざんげ坂を、景色を見ながらずーっと横滑りで降りた。
 今日は、四時に切り上げた。山田の極楽湯に行って、温泉に浸かり、整体マッサージ+足つぼマッサージを受けるという野望を抱いていたのだ。足つぼマッ サージで、足裏のとある部分を「ぐいーーっ」と押されたら、激しく痛かった。「腎臓のつぼです」だそうだ。他の部分も押されると激しくいたく、「胃・十二 指腸・腸・肝臓のつぼです」と言われた。私の内臓は弱りまくっているようで、近々病死するかもしれない。マッサージは、受けているときは、痛くもあり気持 ちよくもある。そして、いつまでも受けていたいと思ってしまう。しかし、終わった後に、体が楽になっているのかどうかはよくわからない。終わった瞬間にす でに、「また受けに来よう」と思っていることは確かではある。

1/28(土)の進歩 弱くなった 久々に飲み過ぎてし まった。昨夜、新しいガスレンジの油温度一定機能を試すべく、天麩羅をしたのだ。そして張り切って飲んでしまった。この頃は酒量も減って飲み過ぎることも 無かったのに、昨夜はなぜかはじけた。朝の 8 時頃にはまだかなり酒が残っていた。そのまま二度寝して、昼前にようやく起きた。「どれくらい飲んだんだ?」と日本酒の瓶を見てみると、思ったよりは減っ ていない。弱くなったねえ。
 午後は自宅で、秘密作業を続けた。中身は書けないが、なかなか楽しめる作業であった。一人にんまりしながら続けていった。

1/27(金)の進歩 ガスレンジ 新しいガス レンジを買った(1/14 の進歩参照)。フッ素加工なんてもう古い、なんとかガラスで出来ていて、傷も付かず 熱にも強く掃除も簡単。着火も消火もワンタッチで、今までのようにつまみをひねる必要もない。さらには、油温を一定に保つ機能とか、湯が沸いたら自動的に 火が消える機能とか、焼き魚を自動的に焼き上げる機能とかが付いている。これはしばらく楽しめそうだ。
 このガスレンジ、ノーリツのこれのつもりであっ た。ところが運ばれてきたのは、ハーマンという会社のこれであった。「ノーリツの製 品を頼んだのに、何でハーマンなの?」と聞くと、「両社は業務提携しているんです。ノーリツ自体はガスレンジを作っていません」だそうだ。うーーむ。購入 先も、ダイシンに頼んだというのに、吉なんとか産業(名前忘れた)の人が見積もりに来て、仙台ガスサービス株式会社の人が設置に来た。つまりは、「ノーリ ツ --> ハーマン。ダイシン --> 吉なんとか産業 --> 仙台ガスサービス株式会社」という、二重×三重の丸投げ構造である。何で、一つの会社で全部やってくれないのか? 各社にマージンを取られていそうで気にいらない。
 かとぅの論文セミナー。今日も、友蔵師匠お怒り気味。確かにねえ。レジュメを書き説明するからには、自分で理解し納得していないといけない。逆に言うな ら、自分がわかっていないこと、納得出来ていないことをレジュメに書いてはいけない。「「どこがわからないのか」がわかる」ことが、論文を読む力をつける 第一歩なのだ。そして、納得するまで頑張って考え抜こう。もちろん、自分で考えてもわからないことは、私や先輩に相談しても良い。と、珍しくきつめのこと を書いてしまった。まだ M1、論文を読みこなすほどに、読む力は付いていくからね。それに、紹介してくれた論文よりも、かとぅのデータの方がずっと面白いと思う。
 NZ ドルを売買して、三日間で五万円儲けた。本当はもっと儲けるつもりだったけれど失敗した。

1/26(木)の進歩 財前が山形に いやー驚 いた。Dr. ベガルタ財前宣之(「Mr. ベガルタ」より上)が、モンテディオ山形に移籍だそうだ(ベガルタ OHP より)。仙台を戦力外になってから、移籍の話を聞かなかったので、どうしたのだろうと思っていた。どのクラブも来季に向けて始動しているというのに。そこ へなんと、宿敵への移籍の報だ。宮城県民と山形県民以外は知らないと思うが、両者の対抗意識はすごい。静岡県東部対西部の関係にも似る(これまた全国的に は知られていない。学生時代、静岡出身の友人二人が、「東部か、けっ」「西部か、けっ」と言い合っているのを見て、私は知った)。四国・九州・中国地方に もこういう関係があるのか?  話はそれたが、ベガルタ仙台対モンテディオ山形のみちのくダービーの盛り上がりはすごく(毎回、超満員の観客席が、黄金と青白にくっきり分かれる)、「J2 に帰ってきて良かった」と思ってしまうほどである。仙台の代名詞とも言 われた財前が山形の選手になる!財前が青白のユニを来て仙台陣に攻め込むなんて想像できない。来季のダービーは、どんな試合になることやら。
 同じく仙台を戦力外になった森川も、ロッソ熊本に移籍が決まった。良かった。森川の戦力外には憤然としているだけに、仙台に引き戻されるくらいの大活躍 をして欲しい。
 秘密作業。疲れた。
 秘密作業の合間を見て、土松の論文を読もうとしている。昨日、「急かすわけではありませんが」と、確実に急かされたのだ。PDF ファイルを印刷し手に取ると、既に論文として印刷された状態(論文の PDF ファイルそのまま)になっている。「ん?  なんだこれは?」と思ったら、他の人が論文を印刷して置いたままになっていたのを、一緒に取ってしまったのだった。「こういう論文にしたい」と書いて印刷 したら、完成した論文になって出てくるプリンターがあれば便利と思う。便利どころの騒ぎではないのではあるまいか。「これ論」が売れなく なっちゃうけど。

1/25(水)の進歩 為替取引 危うい道に踏 み込もうとしている。外貨を売買して、為替レートの差益で儲けようと企んでいるのだ。そもそものきっかけは、日本国内の銀行金利がゼロに等しいので、外貨 定期預金を始めたこと。たとえばニュージーランドドルで預けると、年利が 6.1 % という垂涎の値である。で、どうせ外貨預金をするならば、外貨が安いときに外貨を買う方がよい。為替ルートを気にするようになったら、かなり変動すること に気づいた。たとえば US ドルは、去年の 12 月初めに 1 ドル 121 円、今は 1 ドル 114 円位である。こりゃ、うまいことやったら、外貨定期預金で金利を稼ぐよりよっぽど儲かるのではないか?  てなことを思い始めてしまったの。額に汗して地道に働かない喜びに目覚めた。堀江容疑者のおかげか? 損したらどうしよう。
 秘密作業再開。単調作業で、やつれてきた。

1/24(火)の進歩 無礼者の卑怯者 梅原仙 台市長は どうしようもない無礼者だ。ベガルタ仙台のサンタナ監督が仙台市役所を訪ねたのに、会わなかったという(サンスポよ り)。不在だったのか、いたけれども会わなかったのかは知らない。不在だったとしても、言い訳にならない。なにしろ、ベガルタの監督といえば、全宮城県民 の期待を背負った人であり、宮城一の名士である。そんなお方がわざわざ訪ねて来るのだから、何があっても会うのが筋だ。こんな無礼者を市長にしておいてい いのか?
 梅原市長は卑怯者でもある。この人物、市長選のさなか、市長 としての政策を質問されたのに、回答を拒否した。選挙民は、候補者の政策を判断して誰に投票するのかを決める。だから、政策を包み隠さず示すことが立候補 者の務めというのに。ところが彼は、当選して後、その(回答拒否した)政策を表明した。なぜ、市長選のときにその政策を表明しない? 彼の行為は、選挙民を欺くことである。----------- 「ベガルタ仙台への財政支援をどうするのか」という質問への、2005 年 7 月 24 日(市長選のさなか)の梅 原氏の回答

「選挙期間なので、軽々しくコメントする事は控えたいと思います。何卒ご理解下さい。」

ベガルタへの財政支援をどうするのかは、市の予算をどうするのかということであり、市長としての政策の一つである。なのにコメントを控えるとは。「何卒ご 理解下さい」って、「それを話すと落選するから秘密にすることを理解して欲しい」というつもりか?  そして予想通り、梅原市長、ベガルタへの財政支援削減を表明(たとえばこ こを参照)。附記;ここでは、「財政支援削減の是非」は論じない。選挙戦のときに政策を隠し、当選後に表明する姿勢を問題としている。

1/23(月)の進歩 サンタナ監督来日 先週 末、ベガルタ仙台のサンタナ新監督・コーチ人・新外国人選手二名が来日した。良かった。ほんとに仙台に来るのか心配だった。今日から始動ということだけ ど、二月からの宮崎キャンプを楽しみに、一週間は寒いのを我慢していただきたい。
 昨日の日記で紹介した AIC の話は、「AIC を使って、一番適合しているモデルを選んだ」という文脈で論文中に書いたものであった。「AIC とは、Artificially Intelligent Cattle のことか?」という書き込みはひょっとして、こんなことを考えてのことか? 1) 比較するモデルを地面の上に並べる。2) その前を、知性化した家畜を連れて歩く。3) 家畜が、「ふいんふいん」と嬉しそうにしたモデルを選ぶ(知性化したけれど、言葉は話せない)。もしそうならこの編集委員、ものすごく嫌な奴か、ものすご くユーモアがある奴かのどちらか(あるいはその両方)だ。会ってみないとわからない。
 りんかも彩子も、無事に修論を提出した模様だ。お疲れさま。審査の先生方は、よろしくお願い申し上げます。
 私も一段落ついたので、余剰胚珠の適応的意義の論文の執筆を再開した。まずは Mathematica で、図を描くための計算を始めた。そして、厚さ 20 cm ほどに堆積している論文の山を読み始めた。途中まで読んだはずだけと、忘れてしまったものはしょうがない。どこまで読んだか悩んでいる暇があったら、もう 一度読み直す方が早いということだ。頭を作り直すことも出来るし。
 イタポンが、American Journal of Botany から返ってきた論文の改訂をしている。様子を探ると、レフリーの指摘にあまりにも生真面目に答えようとしていた。レフリーが勘違いしているコメントや、論 文が悪くなりそうなコメントには従う必要はないのだよ。「これ論」では、「ともかく従え」という風に書いてしまっているけれど、これはちょっと極端だった なと反省している。もっと大胆に、レフリーコメントを拒絶して良いと思う。
 久しぶりに牧が来室した。りんかの修論を受け取りがてら(牧は、りんかの修論の審査委員)寄ってくれたのだ。コーヒーを飲みながらしばし雑談。それにし ても世の中はって感じ。

1/22(日)の進歩 Artificially Intelligent Cattle Canadian Journal of Botany から返ってきた、宏太のウバユリの論文を改訂した。原稿に、担当編集委員の書き込みがあり、それに従って改訂したのだ。この担当編集委員、性格悪い。とこ ろどころ、人を小馬鹿にするようなことが書いてある。たとえば、AIC という、統計用語の略号を使って説明した部分に、「なんだこの略号は? Artificially Intelligent Cattle か?」と書 き込んでいる。知っているのならコメントするな、じゃなくて、Akaike's information criterion に決まっているだろう。ほとんどの論文で、AIC としか書いていないのに。それに、今や世界を席巻しつつあるフリー統計ソフト R を知らないらしい。"What is this and who makes it?" と言われてもねえ。てな感じで憤然としながら改訂し、無事に返送した。素直にアクセプトして頂戴ね。
 ヒラガの論文も改訂を終え、Plant Ecology に返送した。これは簡単にアクセプトされるであろう。ただし、すぐにアクセプト通知が来るかどうかは不明だ。総じて、Plant Ecology の編集委員は熱心さに事欠くのだ。この雑誌の編集委員である私が言うのだから間違いない。
 りんかの修論が完成した。おめでとう。よく頑張りました。最後の締めを怠らず、きっちり提出しておくれ。一段落したら、小花に蜜腺がある か確認するというのはどう?

1/21(土)の進歩 手紙くらい書いて、ぶつぶつぶつ ぶつ Canadian Journal of Botany に改訂稿を返送していた、宏太のウバユリの論文がアクセプトされそうなことが判明した。去年の暮れに、改訂稿に書き込みをした郵便が送られてきて、「なん だこれは?」と思っていたのだ。修正の書き込みがあるだけで、手紙も入っていなければ、「こうこうしなさい」という指示も無い。レフリーの一人が、コメン ト文とは別に、書き込み原稿を送ってくれたのだろうと判断した。さらには、差出人の名前がしっかり書いてあったので、「レフリーの名前がばれたではない か、愚かよのう」と思っていた。正式な審査結果のメールがその内に来るだろう。それまでほっておこう。ところが、いつまで待っても審査結果のメールが来な いので、どうなったのかと問い合わせてみた。「Cover letter も入っていないとんでもない郵便が来たんですよ」と言いつけてやった。ところがこの郵便、担当編集員からの物であった。名前をちゃんと確認しなかったばっ かりに、担当編集員に担当編集員の悪口を言ってしまった。修正内容は 大したことないので、直せばすぐにもアクセプトされそうに思う。しかし、「改訂稿を返送したら、担当編集員が、 "make his recommendation regarding your manuscript"」というのが不気味である。
 りんかの修論に意見を述べつつ、ヒラガの論文を改訂するということを今日も続けた。りんかの修論も、第一章の考察を残すのみとなった。しかしこの考察が 難しいんだよね。「明日スキーに行って下さい」と頑張るりんか。それも大事だが、りんかの修論の方が大事だ。あせらずじっくり練っておくれ。一方、ヒラガ の論文の改訂はほとんど終えた。一カ所、ヒラガに確認する必要がある点の改訂を残すのみだ。レフリーコメントは二人とも、対応しやすくて助かった。むし ろ、最大の敵はヒラガであったと言えるかもしれぬ。全部の図を、私が 作り直したんだよ(1/19 の進歩参照)。

1/20(金)の進歩 やつれてきた 彩子とり んかの修論を読んで意見をし、合間をぬってヒラガの論文を改訂するということを一日続けた。頭の体力が落ちてきているのか、なんか疲れた。というか、やつ れてきている。でも、二人も頑張っている。おかげで、彩子の修論は完成したーーーーー。おめでとう、お疲れさま。後は、"we" を "I" に直すだけでいい(今までは、投稿論文用として書いてきた)。修論用のファイルと投稿論文用のファイルを用意するようにね。そして、投稿論文用のを共著者 の方々に電子メールで送り、コメントをお願いするように。りんかも、明日には完成させよう!でないと、明後日スキーに行 けなくなっちゃう の。
 緊急速報。我が家のお隣さんが、犬を飼い始めた模様である。朝、ダックスフンドの子犬を懐に入れて、子どもを送り出している姿をとらえたのだ。ちょうど じゅりを庭に出していたときで、じゅりも、お隣さんの姿に見入っていた。今までなら、「じゅりちゃん」とかまってくれていたのに、今朝はほっておかれた。 このことからも、自分で犬を飼い始め、我が子犬の虜になっていることが確信される。

1/19(木)の進歩 富澤 富澤が、本所属の 東京ベルディ 1969 に戻ることを決意したようだ。富澤応援 ページに、本人の書き込みが あった(このページの掲示板の 1/18 20:20:03 の書き込み)。信じたくない仙台サポの一部は、「誰かのいたずらでは?」と希望を託している。しかし、本人の書き込みであることは間違いない。なぜなら ば、

「中途半端終わったこと俺は最低だここは今すぐお返しできないけど
必ず返す
さっきまではどん底だったけど書き込むことにより整理ができ
希望や自信に変わってきた俺は超スーパーな選手になってお返しを
する必ず」

(注:原文のまま)といった文章を書く人間は他に存在しえないこと、37 行もある文章中に "。”が 8 個しかないこと(2005.1.6 の進歩参照)から断定できる。しかし腹立つ。「僕は仙台を愛した、(中略)愛 だけで一人前にはなれない」だとぅ(怒)。「愛は地球を救う」を知らんのか!ヴェルディの親会社は日本テレビであるぞ。ともかく、富澤に替わるセンター バックを火急に補強しないといけない。附記;本日、富澤がベルディに戻るという正式発表があった。
 と、すばやくも、湘南ベルマーレから DF 白井が完全移籍することが発表された(OHP より)。フロントも、富澤がいなくなると見越していたのか。
 みっちーの論文セミナー。コガネムシが、葉だけではなく花も食害することの意義を解析した論文を紹介してくれた。読めば読むほどに怪しさが浮き彫りされ る論文であった。結果があって、それに基づき考察したというより、研究を始める前から思っていたことを好きに書いた考察であった。
 ヒラガの論文を改訂中だ。レフリーの一人はさしてややこしくない。もう一人のレフリーもそんなにはややこしくなさそうだ。しかし図を改訂しなくてはいけ ないので、ヒラガの助けが必要と思う。なにしろヒラガから預かった図のファイルは、一つの図の部分部分が別々のページに貼ってあるのだ(たとえば三つの部 分図から成る図の場合、それぞれの部分図が別々のページに貼ってある)。これらを統合して一つの図にしたものと見ゆる。ならばなぜ、統合して完成させた図 がファ イルに入っていないのか? 完成させた後に消し去るという、狙いのさっぱりわから ない人為的な作業を行わない限り、完成図は残っているはずである。完成図をどうしたのか、超真剣に問いつめたい。附記:その後の調べで、ヒ ラガはそもそも図を完成させていないことが判明した。三つの部分図から成る図を作るのに、部分図を一つ一つ順番に論文の本文の後にコピーして、縦に三つ並 べているだけであった。まさかこんなことをしていたとは。完敗。「完成図を消した」などと疑ってごめんよー。でも私が、図を全部完成させなくちゃいけない んだぞ、こら。

1/18(水)の進歩 シルビーニョ移籍 ベガ ルタ仙台 MF シルビーニョが、アルビレックス新潟に完全移籍することが発表された(OHP より)。マルコスと並んで、仙台史上最高の外国人選手だった。まさに、仙台の中盤に君臨していた。サポーターにも深く愛されていた。だから彼の移籍は、わ かっていたこととはいえ、たまらなく寂しい。本人も同じ思いなのだろう。

ベガルタ仙台の選手としてプライドを持ってプレーしてきました。J1に昇格して喜びを分かち合い、そして仙台で現 役 を終えるぐらいの気持ちでやってきました。それほど私はベガルタ仙台というチームを愛していますし、いつも温かい声援を送ってくれるサポーターを愛してい ます。それだけに残念です。」(本人の日 記より)

という言葉にはじーんとなる。でも、新潟の OHP では、

「アルビレックス新潟と契約することができて、大変うれしく思っています」

と嬉しそうで、現金な奴である。
 一方、ようやくにして、チアゴの期限付き移籍が発表された(OHP より)。さっさと来日しなさいね。また、横浜 F マリノスから、MF 熊林が完全移籍することも発表された(OHP より)。ボランチの選手らしい。シルビーニョが抜けた今、ボランチの補強は絶対に必要であった。よろしく頼むよ。あとは富澤の去就か ………。
 ヒラガの論文が、Plant Ecology から帰ってきた。要改訂の判定だ。二人のレフリーが口を揃えて指摘したのが、「図表多過ぎ」ということ。どんな図表だったかと印刷しようとしたら、プリン ターがだんまりになって印刷しない。さすがヒラガ。卒業してなお、ややこしいったらありゃしない。
 りんかの修論の第一章に意見を述べた。イントロと考察が問題だ。難しい所ではあるが。彩子の修論はもうすぐ完成だろう。
 昨夜、海老の天麩羅をした。齋藤君に教わったとおりにやったら(1/10 の進歩参照)、丸くならずにまっす ぐな姿に揚がった。嬉しい、どうもありがとう。

1/17(火)の進歩 去る者は追わず 東京ベ ルディ 1969 のラモス監督が燃えている。主力の相次ぐ移籍に、「出たければ出て行けばいい」と、去る者は追わず宣言だ(日 刊スポーツより)。闘いに命を賭けた男ラモスの言葉だ。その言葉に嘘偽りはないーーーーーんだろうね。富澤の去就(仙台に完全移籍するのか、本所 属のベルディに戻ってしまうのか)が未だに決まっていないんだけど。ベルディが強硬に復帰を求めているらしいが、富澤本人もそうしたいならとっくに決まっ ているはず。富澤は昨日、仙台でトレーニングをしたというしなあ。附記;「出たければ出て行けばいい」に続くラモスの言葉。「オレには関係ないよ。12人 残れば満足だ」。11 人じゃないところが微妙に弱気なの。さらに附 記;ベルディは 19 日に始動する。ということは、今日明日には富澤の去就の発表があるということか。
 彩子の修論に意見を述べた。考察で苦闘している。矛盾無く説得力のある議論を展開しないと。私はこのところ、厳しく駄目出しをしている。「なんで?」と 思うかも知れないが仕方がない。彩子(とりんか)が書いているのは学術論文なのだ。「課程修了に必要なレポート」なんかではない。世界に通用する論文、繁 殖生態学の進歩に貢献する論文を書かないと意味がない。逆にいうと、そうなる価値がある研究成果だと信じているからこそ、厳しく駄目出しをしていると思っ て欲しい。
 余剰胚珠の適応的意義の論文の図を描こうと、Mathematica で計算を始めた。大判振る舞いで計算精度を高めたら、計算に異様に時間がかかっている。未だに終わらず。計算させたまま帰るとしよう。

1/16(月)の進歩 鏡餅界の真相 りんかか らの情報だ。ビニールパックの鏡餅には、鏡餅を本当にビニールパックしたものと、鏡餅の形をしたプラスチックのものの二種類があるそうだ。前者はまさに、 鏡餅の表面をビニールで被った物で、カビも生えなければ乾いてカチカチにもならない。そのため解体時には、包丁でぐいーんと押し切ることが求められる(古 来の鏡餅の場合、金槌でたたき割る)。後者の物は、小さな丸い餅がたくさん入っているのが通常で、鏡餅を解体した雰囲気を醸し出している。四角い切り餅を 入れておくというやる気の無い商品は知らなかったという。つまり以下の図式である。

古来の鏡餅はカビてかたくなる --> 表面をビニールパックして、この問題を解決 --> 解体の手間を省くため、丸い餅を詰めた商品が開発される --> 「餅が入っていればいいのだろう」と、鏡餅の歴史的側面を無視した業者が出現。(手に入りやすい)四角い切り餅を入れた粗悪品を売る

 ベガルタ仙台が、仙台大から DF 大橋を獲得した(OHP より)。右利きで身長 168 cm ということは、右サイドバックということか。つまりは、絶対必要であった右サイドバックの補強は彼でお終い?  新卒に託す?  そんなに頼もしい選手なのか?  写真を見ると、新卒に見えないことは確かだが。一方、鹿島アントラーズから、FW 中島が期限付き移籍してくることになった(OHP より)。FW を採る必要あるのかね? 補強すべきは、センターバックとボランチだろ。
 彩子とりんかの修論を読んで意見を述べた。提出は来週の月曜日だ。そろそろ仕上げに入らないと。
 その後なぜか時間が空いたので、余剰胚珠の適応的意義の論文執筆を再開した。今日は図を二つほど作った。Mathematica のプログラムは出来ていたので、昔の自分を信じ(つまりは、プログラムを確認せずに;だって今更無理だ)計算を実行した。その図を Apple works に取り込んで加工修正するという、相変わらずの原始的手法で論文用の図を作った。

1/15(日)の進歩 鏡餅  鏡開きをした。自宅で正月 を過ごすようになって二年目。鏡餅でも買ってみるか、しかしカビが生えるのは面倒だと、ビニールパックになった鏡餅を買ってみたのだ。これでおしるこをし よう。解体しようと鏡餅を掴むと、ペコッとへこんだ。???。ひっくり返すと、中が見えた。なんと、鏡餅がビニールでパックされているのではなく、鏡餅の形をしたプラスチックであったのだ。中に、四角い切り餅が二つ入ってい た。これを食べろというつもりか。詐欺だ、偽装だ、姉歯だ。他社の製品もこうなのか? ビニールパックの鏡餅を初めて見て以来、「カビを防ぐ画期的なアイディア」と思っていた。今年の年末、徹底的に追及してやる。

1/14(土)の進歩 108 円の食パンを 昨夜遅 く、暁子が帰ってきた。今日スキーに行くという話だったのだけれど、「山形蔵王、雪ときどき雨」の予報に戦意を喪失。秋からずっと、週末になると天気が悪 くなるな。そのかわりに、ノーリツのショールームに行った。またも悪い虫がもたげて、床暖房と太陽熱温水器に突然関心が湧いたのだ。「床暖房は理想の暖 房」と宣伝をしているし、太陽熱温水器を付けると湯量も増えるらしい。しかし実感してみると、てんで駄目だった。床暖房は文字どおり、床が暖かい程度。北 日本では主暖房とはなりえないらしい。太陽熱温水器も、「秋冬は使えない」だと。さっそくやる気を無くした。しかーーし。最新のガスレンジを見せられ、そ の眩さに感激。ガスレンジを買おうと燃えだしたのであった。さがよのう。
 午後は、またしても卓球をしに行った。暁子が燃えているのだ。私もつられ、二人とも真剣そのもの。姿勢を低くし、一言もしゃべらず、汗だくになってびし ばし打ち合っている。最初にこの卓球場に来たときと比べ格段に上手くなっており、係員も、「ここまで一所懸命やってくれるとは」と感銘を受けているに違い ない。それに対して、まわりの台のカップルや家族連れは、「ぴーーん、ぽーーーーん、ぴーーん、ぽーーーーん」と、のんびりのどかに、球を打つというよ り、へらに球を当てて楽しんでいる。「なんでチンタラやるのか理解できん!」と暁子は憤慨するのであった。
 卓球を終え、イトーヨーカドーに買い物に行った。レジで、私たちの前の女性の支払いに時間がかかっている。どうしたのかと見てみると、クレジットカード で支払っていた。買い物かごに視線を移すと、食パンが一つだけ入っている。そして店員が、カード明細を見せながら、「ご確認下さい、108 円のお支払いですね」と言っていた。108 円の食パンをカードで買うと は。ボーナス一括払いか 6 回分割払いとかだったらとか、今だに楽しんでいる。

1/13(金)の進歩 みなさん、苦闘中のようであります  私の HP の特徴は、若手研究者のお経(トップページ)よりも、この日記のページの方がアクセスが多いことである。トップページは一応、論文の 書き方のためのページと嘘こいてなってい る。この日記の狙いは読んだ通りだ。日記の方がアクセスが多いというのは、みなさんの求めているものが明白で大変好ましいと日々感謝している。ところがこ のところ、トップページの方がアクセスが多いという逆転現象が起きている(それが正常じゃないのか?)。トップページから 辿って、論文書きに関するいろいろなページをお読み下さっているのだ。おりしも、修論博論提出間近のこの頃。今さら遅い一人でも多くの方が無事に提出することをお 祈り申し上げております。
 検索エンジンで、私のページにやってくる方もいらっしゃる。検索語を調べてみると、

「修士論文 書けない」「卒論 書けない」

といった、思いの丈を率直に綴った言葉であり、爽やかな感動を呼び起こさずにおかない。あまり意味無いかもしれないが、「書ける」と言ってあげたい。附 記:google 等で「お 経」で検索すると、私のページが先頭に出てくる。日蓮宗・東本願寺・天台宗といった言葉の上に君臨する姿は、なかなか荘厳な眺めである。
 ベガルタ仙台はなんと、1/31 から 3/10 まで宮崎キャンプを行うらしい(日 刊スポーツより)。キャンプ地から開幕戦(三月第二週;アウェー)に直接乗り込んで、仙台に帰ってくるのはその後だとか。サンタナ新監督の提案と のことである。怪しい。1/24 にならないと仙台に来ないというし、ただ単に、寒 い所に来たくないのではあるまいか。
 昨日時間が空いたのは錯覚だったようで、今日は、りんかの修論と彩子の修論を続けざまに読んだ。提出日は 23 日。あと十日か。

1/12(木)の進歩 論文執筆は、間をおいてはいけない  なぜか時間が空いたので、三ヶ月くらいほったらかしておいた、余剰胚珠の適応的意義の論文執筆を再開した。つくづく、論文執筆は、間をおくべきではないと 思った。ほとんど忘れてしまっていて、頭を元に戻すのが大変だ。下手したら元に戻らないかも。致命的なのは、読んでいた文献の山だ。読んだ論文と、これか ら読む論文に分けて置いておいた気がする。しかし大掃除のときに、両者の文献の山を どさっと一つに重ねた。そのせいで、文献の山の上の方が既読なのか、下の方が既読なのかさっぱりわからない。また初めから読み直す必要があ るのか?  そりゃ地獄だ。
 ベガルタ仙台の今季の始動が遅い。どこかで見た記事では、今月 23 日に始動、監督とブラジル人選手の来日は翌 24 日とか。他のクラブはもっと早く始動しているのに大丈夫か?  去年も一昨年も、第一クルーで大きく躓いた。開幕から一挙に波に乗るのが今年の課題というのに、こんなんでは心配である。 今日になってようやく、サンタナ新監督とコーチ人が正式発表された(ベガルタ 仙台 OHP より)。決まったらなら、さっさと来日してよ。
 一方、J1 から落ちてきた三チームは前途多難そうで、私は素直に喜びたい。柏レイソルは、主力がこぞって移籍し、一からチームを作り直さないといけない。名将ノブリ ンといえど、建て直しは大変だろう。ヴィッセル神戸は、悪天社長の三木谷が、来季も好調に足を引っ張りそうだ。こんな馬鹿な発言をしているのだから(日 刊スポーツより)、こいつはまったくサッカーを理解していない。外国人枠がどうして必要かわからないって、あんた。日本人選手を育て日本代表を強 くするのが J リーグの目標の一つなのだから、必要に決まっているではないか。EU 圏の選手は制限が無いヨーロッパでは、自国の選手が育たないと問題になっていることを知らないのか?  おまけに、「格闘技などでは外国人同士の試合でも日本人は喜んで見ている」っていったい何だそれ?  サッカーの最大の喜びは、自分たちのクラブを育てることだ。サポーターは客ではない。私たちの目的は、「金を払ってレベルの高い試合を見物する」ことでは ないのだ。東京ベルディ 1969 は、アジアチャンピオンズリーグと掛け持ちで闘わないといけない(こんな日程になるらし い)。2-4 日おきに 15 連戦だそうだ。これはもう、闘う前から脱落が決まったようなものである。昨季、アジアとの闘いを掛け持ちし、13 連戦を経験した横浜 F マリノスの松田は語っている。「13 連戦は、(中略)ありえないって感じでした。(コンディション作りに)失敗しました。13 連戦では、コンディションをつくるも何も、頭の中で修正できないんです。「あれ、また試合だ」って。(中略)体も疲れて、心も疲れて」(マリノスのファン クラブ会報より)。ただでさえ、J2 は J1 よりも日程が過酷である。昨季の横浜 F マリノス同様、ベルディはぼろぼろとなるであろう。
 彩子の修論第三稿に意見を述べた。イントロから結果まではだいたいできた。あとは考察の章だ。
 キメグの論文セミナー。高山植物が、気温と競争の有無に反応して、種子繁殖とクローナル繁殖にどのように資源分配するのかを解析した論文を紹介してくれ た。結果ははっきりせず。「いろいろあった」という感じだ。

1/11(水)の進歩 新年初の談話会 新年初 の談話会があった。先輩らしく頼もしい助言が二つあって、とても嬉しく思った。一つ目はりんかの言葉だ。「データを出すだけでなく、その意味づけもきちっ と説明することを心がけて」と助言していた。まさにその通り。個々のデータの意味づけと、全データを統合しての意味づけの両方を話すようにしよう。この二 つを考えることは、自分のデータの学術的意義を吟味することにもつながる。二つ目は友蔵の言葉だ。「データ処理よりも、今書いている論文の完成に全力で取 り組むべき(注;データ処理は、他の論文のためのもの)。でないと、いつまで経っても論文が完成しない」と助言していた。この言葉、博士論文を書き上げた (そして、四つの投稿論文を書き上げた)友蔵が、自分の経験から確立した執筆哲学の現れと感じた。「これ論」に書いてあることをそのまま言った、表層的な ものではない。みんな、成長したなあ。
 午前中は人間ドックに行った。血圧計で自分で測って血圧を申告せよと言う。測ってみると、上が 138 で仰天した。私の血圧は、正常値のど真ん中より少し低い値で、ダイエットに喩えるなら、「標準体重より少し細めの感じ」という、憧れの値であったはずなの だ。そしてこれまでの、贅沢な飲食生活(てっちり・本鮪大トロ・サーロインステーキ・タラバガニ・海老天麩羅・特別純米酒などなど)が走馬燈のように頭を よぎった。と、親指を中に入れて手をぎゅっと握って測ったことに疑問を感じた。これは、血液採取の時に血管を浮き立たせる方法であった。掌を開いて計り直すと、それで も 131 であった。今度は、腕を十分に伸ばさなかったため、不自然な体勢で測ったためと結論した。万全の体勢を調えて三回目に挑んだら、117 であった。これで満足し、この値を申告したのであった。研究ではこんなことしちゃいけんからねー。
 彩子の修論二稿を読んで意見を述べた。ついで、りんかの修論の第一章を読んだ。第二章へのコメントを取り入れたのか聞いてみたところ、「もう一度自分で じっくり読んでから再提出します」とのことであった。
 イタポンとひさしの、生態学会講演要旨に意見を述べた。二人とも、時間ぎりぎりに登録し、登録システム制作者の竹中さんに挑むことであろう(間際は、登 録が殺到するのでシステムに負荷がかかる)。

1/10(火)の進歩 さりげなく  衝撃的なこ とがさりげなく書いてある(スポニチよ り)。相次ぐ主力流出に、東京ベルディ 1969 サポが切れたという記事だと思っていた。ところが付け加える感じで、ベルディへの「仙台のDF富沢の復帰も決定した」だと。なにーー、ほんとか?   事実なら大衝撃だ。センターバックどうする?
 イタポンの論文が American Journal of Botany から要改訂で戻ってきた。まずは良かった。頑張って二週間以内に改訂して返送しておくれ。
 彩子がようやく姿を現した。年末に私がコメントしたことに従い、実家で修論を改訂していた模様だ。さっそく、改訂稿を渡してくれた。
 河田研の齋藤君が、海老の天麩羅の丸まらない上げ方を教えてくれた。腹側に包丁で切れ目を入れることは確かに必要。しかしそれで満足してはいけない。切 れ目を入れた海老に、以下の乱暴を働くことが肝心であるらしい。

1. 両手で海老の腹側をまな板に押しつける。
2. 強引にぐいと押しつけまっすぐにする。海老の節がブチブチと切れる感触を得る。背中を引っ張って伸ばすのではなく、下に押しつけることが秘訣。

どうもありがとう。近々試してみよう。

1/9(月)の進歩 2006 冬の新作  2006 年のウィンターシーンを彩る冬の新作。
じゅり
じゅり
お腹全体に小粒のスノーボールをあしらった 2003 年発表作(2003.1.26 の進歩参 照)から、大胆にイメージチェンジをはかった。新作の特徴は、両袖を飾る大きなスノーボールだ。左袖に直径 20 cm ものスノーボールを配置。左右非対称な飾り付けが、流れるようにエレガントなラインとなった。お腹のスノーボールは控えめで、犬らしいボディーラインを強 調したシルエットになっている。注;適度に湿った新雪の中を散歩すると、毛に雪玉が巻き付いてこうなります。
 などということを、かとぅの生態学会講演要旨を読むのをほって書いている師匠。しかし今日も、友蔵の博士論文と、かとぅ・ちの・みっちーの生態学会講演 要旨を読んで意見を述べた。友蔵はこれで博士論文完成! お疲れさま、よく頑張った。かとぅ・ちのの講演要旨も無事に完成した。
 シルビーニョ退団、チアゴ補強の報(日 刊スポーツより)。シルビーニョは好きな選手だっただけに残念な思いはある。一方、外国人選手はいくらでも上がいるということもまた事実。チアゴ に、シルビーニョ以上の活躍を期待しよう。若いし、J リーグの試合に慣れてくれれば、ベガルタ仙台の新たな顔になるかもしれない。一方、中原がアルビレックス新潟に期限付き移籍だそうだ(日 刊スポーツより)。これは良いことだ。ブラジル人 FW が二人いては、仙台ではなかなか出場機会が得られない。新潟で活躍して、自分を磨き上げて欲しい。でも、怪我をしないようにね。それと、大きく育ったら仙 台に必ず戻ってくるように。そうでないと、仙台的には意味ねーー。萬代ではなく中原が出たというのはどういうことか?  この場合、どちらが幸せなのか?

1/8(日)の進歩 りんかの修論と海 老の天麩羅 昨日 の意気込みもなんのその、あっさりとスキーを取り止めた。昨夜の天気予報を見た時点でなかば戦意喪失。いちおう朝早く起きたけれど、蔵王方面に雲がかかっ ている様子を確認し、さっさと二度寝した。九時頃、じゅりに起こされてようやく布団を離れた。その後、うだうだしている内に午前中は終わってしまった。午 後は、自宅に籠もって、りんかの修論の第二章を読んで過ごした。情報が足りない、もっと色々なことを書かないと。やがて雪が降ってきたので、今日は休肝日 にする予定を変更した。雪が降ったら雪見酒をする決まりなのだ。お節もようやく無くなってきたので、天麩羅をした。海老の天麩羅がしっかり丸まってがっか り。どうしても、まっすぐにならず丸まってしまう。本に書いてあるように、腹側にちゃんと切れ込みを入れても効果なしなのだ。店で食べる海老の天麩羅は、 きれいにまっすぐ伸びている。どうするとああなるのか、もう十年くらい悩んでいる。

1/7(土)の進歩 シルビーニョが ベガルタ 仙台の攻撃の要であるシルビーニョが移籍する可能性が高いらしい(サンスポよ り)。大衝撃だ。二年契約を途中破棄してまで、移籍を希望しているとか。その理由の一つが、サンタナ新監督の元でプレーしたくないからだと。そんなーー。 シルビーニョは、サンタナ監督のことを知っているのか?  どうして嫌なのだろう?  移籍先は、アルビレックス新潟との噂である。さもあらん。新潟の鈴木新監督(昨季まで山形の監督)は、シルビーニョの実力を良く知っているであろうから。 ともかくも、シルビーニョには何としても残って欲しい。仙台サポに彼ほど愛されている外国人選手は、そうそういないのだ。
 今日は(も)、いろいろコメントした一日であった。まずは、友蔵の博論の総合イントロ・総合考察にコメント。ついで、昨年末に預かってずっと気になって いた、イタポンの論文にもコメントした。さらには、りんかとみっちーの、生態学会講演要旨にコメントした。机の上には、りんかの修論の第二章が乗っていた が、これへのコメントは明後日に。
 ちのとかとぅが、明日スキーに行って下さいと願うので、明日こそ初滑りに行こう。天気的に明後日にしたかった。でも、朝、研究室に来たときに、二人の生 態学会講演要旨が机の上に乗っている確率は、明後日スキーに行く場合よりも明日スキーに行く場合の方が高まるらしい。かわゆい二人のために、吹雪の蔵王に 突撃だ(明日の予報は悪い)。

1/6(金)の進歩 年間チケット一般売り出し  ベガルタ仙台の年間チケットの一般売り出しが始まった(OHP より)。ホーム 24 試合を、 19.5 試合分の価格(前売り価格の場合;当日価格だと 17.33 試合分)で観戦できる超お得チケットだ。これを買えば、毎試合毎試合のチケット争奪戦を涼しい顔で見ることが出来るし、試合の度にチケットを買う煩わしさ からも開放される。みなさん、是非とも購入しよう。そして、J1 を目指す我がクラブの闘いを熱く応援しよう。2007 年に J1 に昇格したら、ホームゲームのチケットは入手困難となること必定。今年の年間チケットを買っておけば、2007 年以降も優先的に年間チケットを購入できるようになる。今後のことを見据えても、今年から買うことが絶対にお得だ。
 噂は事実であったか。ベガルタ仙台 DF 根引(仙台に期限付き移籍していた)が、本所属の柏レイソルに復帰決定だ(OHP より)。衝撃。「今年も(仙台で)やりたい思いでいました」という言葉から窺い知るに、柏が強力に復帰を求めたのであろう。主力がことごとく流出している 柏からすると、根引には何としても戻って欲しかったわけだ。「来年からは敵となりますが、皆様により一層成長した姿をお見せしたいと思います」は、謹んで お断りしたい。こうなったら、富澤を何としても完全移籍させないと。
 友蔵の博士論文に意見を述べた。これで、博論の本体は完成だ。おめでとう。後は、総合イントロと総合考察を書くのみ。この部分をいかに魅力的に書くか、 -------------- なんて考える必要なし。この部分は 適当に書いときゃーいいのだ。大切なのは、投稿論文として発表する部分。総合イントロと総合考察は、世に出ることなく博論の一部として埋もれるだけだ。こ れらを真面目に書く暇があったら、新しい研究計画を練るべし!

「これ論」推奨:20 分で仕上げる総合イントロ・総合考察
1. 各章のイントロ・考察の主要部分をコピーペーストし、適当につなぎ合わせる。
2. 総合イントロの最後に、各章で何をやるのかを箇条書きする。これを書くことが、総合イントロの唯一の目的と理解することが大切である。その前に何を書くか はさして問題ではない。
3. 総合考察の最後は、大きなことをもっともらしく書き、漠然と締めくくる(例;このように、植物の繁殖戦略を解明するためには、訪花昆虫の行動と植物の繁殖 特性の両面を解析する必要がある)。

 イタポンが、生態学会で発表する内容の相談に来た。ヤマオダマキの花序における、初めに咲く花と後に咲く花の機能を解析した研究だ。イタポンの着眼は、 受粉量の年変動の影響を見ることだ。うむ、五年間ものデータがあるからこそ、こういう着眼で解析できる。後に咲く花に主に注目していたけれど、先に咲く花 にも同等に注目する方がデータが活きると思うよ。
 その後、みっちーも、データを持って学会発表の相談に来た。今年初登場だ。自分に鞭打つために「えいやっ」と発表を申し込んだので、心配していた。しか し面白い結果が出てきた。早く咲くと食害を逃れやすいかわりに、受粉量も減ってしまう。このジレンマをどうするか。明日までに、要旨の初稿を書くように ね。
 りんかも、学会発表の講演要旨を持ってきてくれた。

1/5(木)の進歩 ロペス獲得 ベガルタ仙台 が、ブラジルの名門クルゼイロの MF ロペスを獲得するらしい(報知新聞より)。 「トップ下、FWなどをこなす長身の攻撃的選手で、得点力は折り紙付き」だとか。さらには、「パワフルなドリブルからのパスセンスは、現地関係者の中でも 評価が高」いという。得点力にドリブルにパスセンスに長身(ロングボールの的となる)にと、つまり、なんでも揃っている選手である。これはすごい。うまい話には裏があると教えられ た気もするが、ここは素直に期待しよう。
 トップ下が出来る選手を取るということは、来季は 3 バックにするのだろうか? 菱形の中盤ではボランチに負担がかかることは昨季に嫌というほど知った。だからボランチは二枚のはず。右サイドバックをいっこ うに補強しないことと考えあわせると、3-5-2 でいくということか? もしそうなら、監督を替えるたびに DF の枚数を変えるというしきたりがまたしても守られることになる。鈴木武一 3 バック --> 清水秀彦 4 バック --> ベルデニック 3 バック --> 都並敏史 --> 4 バック --> サンタナ 3 バック(?)。
 机の上に友蔵の博論の一部が置いてあった。さっそく読んで意見を述べた。もうほとんど完成だろう。その後、土松の論文を読み終えて郵送した。考察に対し てはあまり手を入れていない。考察は、結果の章をきちっと仕上げてからだ。
 気づくと、来週の水曜日には、生態学会の講演要旨締め切りだ。友蔵はさっそく要旨を持ってきた。私自身のもさっさと済ませてしまった。他の人も、出来る だけ早く書くように。

1/4(水)の進歩 仕事始め このままずっと 正月が続いて欲しいと願っていたが、4 日になってしまった。しょうがないから仕事始めだ。しかし今週いっぱいは正月気分で過ごすことに決めたので、まだ正月は終わっていない。こんなときはしかし気合いを入れて、ずっと気になって いた土松の論文を読もう。イントロの問題提起はよく書けている。結果の提示の仕方は改善の余地ありだな。でも、自信を持って良い研究だと思うよ。
 お預けのお年玉を貰った友蔵。人の幸福を祈って、空きが出るのを待とう。
 正月からいきなりすごい風が吹いている。私の研究室がある建物は、12 階建ての建物がコの字型になっている。そのため、風が渦を巻き増幅するのだ。こんな日は、風の音がうるさくてかなわない。

1/3(火)の進歩 整体マッサージ 朝から良い記事を 読ませて貰った。「西暦 3300 年に日本人がいなくなる?」だと。2004 年の出生率を使って計算していくと、何年後だか(忘れたけど、けっこう近い将来だった)に日本人の人口が 1000 万人を切り、3100 年に 6 人、3200 年に 1 人、3300年には 0 人になるそうだ。ウケ狙いなら素晴らしい。6 人とか 1 人といった人数が微妙でたまらん。しかし、真面目な学術的計算 ならアホだ。2004 年という「一瞬の出生率」をずーっと当てはめて人口変化を予測することに何の意味があるのか。出生率なんて、状況に応じて変化するだろうに。
 今日は、一番丁に買い物に出かけた。私たちと同じ駐車場に車を停めた親子連れは、タ クシーを拾って去って行った。???。なぜに、自分の車で行かぬのか。新年早々、他人のことに頭を使ってしまった。一方の私たちは、歩いて 藤崎に行った。暁子は豪華手袋を買った。それから和食器売り場へと行った。お洒落な品がたくさん並んでいて、どれも欲しくなってしまった。小皿・小鉢・箸 を買って我慢した。昼食に天丼を食べた後、またしても食器屋に入ってしまった。ここでは、急須・蕎麦猪口・醤油差しを購入した。駐車場に戻りながら、新し いペット屋を発見。さっそく覗くと、チワワだらけであった。
 一旦帰宅して休憩してから、山田に出来た巨大娯楽施設に行った。卓球をして温泉に浸かり、マッサージを受けたのだ。暁子は足ツボマッサージ、私は整体 マッサージ。私は、産まれて初めての経験であった。感想は、「気持ちよかった、しかし痛かった」といったところ。プロなのだから、痛くなく気持ち良いのか と思っていた。痛さという点では、暁子にやって貰うのと大して変わらないと 思った。

1/2(月)の進歩 初売り 仙台恒例の初売りに行っ た。モールに行こうとしたら、駐車場に入る車で大渋滞していた。これはたまらないと、東京インテリアに行き先を変えた。私たちは、名取方面への下り車線を 進んだ。上り車線は、モールから太白大橋の手前まで渋滞していた(2 km くらい?)。恐るべし、モール渋滞。東京インテリアで絨毯を購入した。居間のテーブルの下に敷くのだ。手触りが良いというだけの理由で、2,8000 円の絨毯ではなく、11,8000 円のパキスタン製手織り絨毯にするという剛毅さであった。正月早々、景気の良いことをしてしまった。初売りのおまけ;シャンパンセット・喜多方ラーメン セット。初売り福引き戦果;末吉二回(非常用持ち出しセット二つ)。
 帰宅後、さっそく新しい絨毯を敷いた。すごくお洒落になった。古い絨毯は、正月あけに捨てるつもりで、四つ折にして畳んでおいた。しかし、置いた場所が いけなかった。ストーブの温風吹き出し口の前に置いたのだ。気づくとじゅりが、四つ折りした絨毯の上で気持ちよさそうに寝ている。しょうがないからと、半 分に切って三つ折りで畳み、じゅりの新しいお気に入りの場所にしたのであった。
 明日は、山形蔵王に初滑りに行こうと思っていた。しかし日本海側は大荒れの予報に戦意喪失。明日ものんびり過ごすことにした。

1/1(日)の進歩 元旦 ワールドカップの年 が明けた。みなさま、明けましておめでとうございます。本年も、「これ論」をよろしくお願い申し上げます。
 朝は、仙台雑煮をいただいた。料理法を調べその通りに作ったつもり。しかし正直なところ、私たちの口には合わなかった。ハゼ丸々一匹・大根・人参・牛 蒡・セリ・糸コンニャク・凍み豆腐・イクラなど、いろいろ入っていて具だくさんである。しかしなんか、伊達政宗が兵を養うために、「正月くらい十二分に栄 養を摂るべし」と広めた雑煮という気がしないではない。上品さに欠けることは否めない。
 昼過ぎ、お節料理を調えて、天皇杯決勝を見ながら宴を開いた。天皇杯決勝は、紅白歌合戦以上の風物詩だ。決勝を見ながらお節をいただかないと、新年を迎 えた気になれない。いつの日か、ベガルタ仙台がこの場に立つことを夢見ながら、今年も決勝を堪能した。しかし我がクラブが決勝に進んだら、絶対に国立に馳 せ参じるので、お節をいただきながら決勝を見ることはないであろう。優勝おめでとう、浦和レッズ。サポーターに支えられたクラブが強いというのは、サッ カー界のまさに理想の姿と思う。
 伊勢海老は不味かった。姿が目出度いというだけだな、こりゃ。地中海産の天然の本鮪大トロも今ひとつであった。脂っこいばかりで旨味に欠ける。数切れ食 べて辟易してしまった。やはり、大間の本マグロにするべきであったか。
 夕方、元旦も営業しているという不届きなスーパー、ウジエを征伐しに行った。明日の朝は、慣れ親しんだ雑煮にするために、鶏肉を買いに行ったのだ。見る と、雑煮用の鶏肉がずらりと並んでいる。さては、仙台雑煮が嫌になった人のために元旦早々に売っているのか。
 夜は、ウィーンフィルの新年コンサートを見た。ギャアギャアとうるさい民放は見る気が起きない。カスタネット奏者が出てくると、この人は楽器が弾けるの かと思ったり。カッコウの鳴き声が出る楽器が使われているのを見て、日本の声帯模写芸人を使うべしと憤然としたり。前から思うことだけど、指揮者って、自 分一人で頑張っているような態度だな。数曲演奏を終える度に、自分だけ一旦引き上げて休憩するし、全曲目を終えた後は、観客の喝采を独り占めしている感じ だし。演奏がまずかったら、観客の非難を一手に浴びるのであろうか、都並前監督みたいに。