「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
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8/31(火)の進歩 日常業務復帰 今日から日常業務 に復帰した。まずは、留守中にキバナアキギリの調査を進めていたみっちーのフィールドを見に行った。調査枠を三つ作って、枠内の各個体の花序にマーキング をしていた。ただ開花はまだの模様だ。これからどういう手順で調査を進めるか相談した。留守中面倒を見てくれた友蔵よありがとう。
 R の備忘録の執筆も再開した。そしたらいきなりわからなくなった。たとえば連結関数に log を指定したとき、従属変数の平均値が対数変換されることはわかる。このとき、従属変数の各点の値はどう扱われるのだろう?

想像その 1;従属変数を対数変換して回帰するようなものである。全ての従属変数の値が対数変換され、その変換値に対して当てはまる回帰式を計算する。
想像その 2;従属変数の値を対数変換したりはしない。独立変数の値に依存して従属変数の値の平均値が exp に増えていくという関係を想定しているだけ。

想像その 2 が合っているような気がするけど、ちゃんと調べないといけない。
 みっちーの机に、「断固抗議! サンマ喰わせろ! 毛ガニも!」との抗議文が張り出されていた。釧路での、美味しい食生活を思い出して幸せに浸った。うっとり回想:寿司 --> バイキングの朝食 --> コンビニの普通の弁当 --> 各種生ビール --> 630 円の朝食 --> ウニ丼 --> 刺身盛り合わせ(ボタン海老・大トロ・ウニ・サンマ・ホタテなどなど)・毛ガニ --> 150 円のカップ麺 --> 豪華勝手丼(葡萄海老・大トロ・ウニ・イクラ・タラバガニなどなど)--> 懇親会の食事と夜景を見ながらのカクテル --> 630 円の朝食 --> 超豪華カニイクラ丼 --> 豪華勝手丼(葡萄海老・大トロ・ウニ・ズワイガニなどなど)
8/30(月)の進歩 宴を終えて 生態学会が終わっ た。充実していて楽しい学会だった。それに、釧路という地が良かった。食べ物は超美味しかったし、街の大きさも手頃で動きやすかった。釧路湿原も良かっ た。
 口頭発表を聞いていて、発表における気遣いについて考えさせられた。スクリーンの位置が低かったので、スクリーンの下の方が見にくかった。ところが、 OHP 用紙を映写機の上の方に置いて、スクリーンの出来るだけ上に写す気遣いをしている人はいなかった。また、OHP 映写機のすぐ横に立って発表されると、スクリーンが発表者に遮られこれまた見にくい。スクリーンの側に立って説明した方が断然見やすいのに、そうした気遣 いをする人も少数派だった。何で、こんな簡単な気遣いが出来ないのだろう? 私には何とも不思議であった。多分、こうしたことに気づくかどうかという小さなことが、発表の上手い人と下手な人の分かれ道なのだろうな。
8/29(日)の進歩 鬱憤解消のために審判するな ベ ガルタ仙台が敵地で横浜 FC と引き分けてしまった。主審塩川のせいで、降りしきる冷たい雨同様、すさんだ気持ちにさせる試合だった。
 前半はやや横浜のペース。横浜の両サイドが高く張り出しているので、仙台の財前・リャンの位置が低くなっていまい、サイド攻撃がなかなか機能しなかっ た。それでも、中原の美しいスルーパスに寿人が滑り込んだ場面は、「決まった」と思った。というより決めろよ寿人。後半になると、横浜の中盤でのチェック が甘くなり、仙台がゲームを支配しだした。何とか一点取ってしぶとく勝ち点三獲得だと思った。しかし、主審の塩川がぶち壊してしまった。J リーグには、接触しただけで笛を吹く駄目審判がいることは知っていた。しかし、接触しただけでカードを出す審判がいるとは知らなかった。今のプレーのどこ がカードなんだというのが積み重なって、なんと塩川は仙台に八枚もイエローカードを出した。おまけに、中原をイエロー二枚で退場させてしまった。塩川に は、試合を公正に裁くという気は無かったのであろう。J リーグというプロの試合の興行にとって、無意味なカードがどれだけマイナスになるのかもわかっていないのであろう(カードの累積による出場停止で、主力・ 人気選手を欠いた試合を客に見せることになるのだ)。察するに塩川は、日頃の鬱憤を 解消するために審判をやっているのではないか。審判の権威を悪用してすかっとし、ストレス解消!判定も酷かった。不安定でいい加減な判定の 連続で、仙台側も横浜側も共に、「塩川酷い」と思ったことであろう。こいつは、動体視力がゼロなのではないか? J リーグの明日のためにも、こんなやつは即追放にすべきである。
8/28(土)の進歩 釧路湿原へ 昨日行けなかった悔 しさを今日に持ち越し、午前中に釧路湿原に行ってしまった。各自弁当を買って、モリナガ・彩子・りんかと駅で待ち合わせだ。私は、和商市場に行って弁当を 物色、豪華カニ丼に惹きつけられた。ご飯の上にカニがぎっしり二列並び、残りの一列は漬物だ。私はさらに、「漬物の列をイクラに替えておくれ」と交渉、超 豪華カニイクラ丼の誕生であった。そんなことをしていたので駅に時間ぎりぎりに着き、危うくおいて行かれそうになった。湿原には、ノロッコ電車というので 行った。湿原をゆっくり走る観光電車だ。車内で通のおじさんに、カヌー下りが出来ると教えられ心躍った。終点に着いてカヌー受付に行ってみると、一人 7500 円もする。車内から見えたカヌーの人々はこんな高い乗り物に乗っていたのか。もちろん、私たちは断念だ。じゃあお昼にしようと、戻りの電車内で弁当を広げ た。「豪華カニイクラ丼だ」と言いながら包みを開けたら、周りの知らない人たちから「ほーーっ!」と注目されてしまった。釧路湿原駅で途中下車し、ダッ シュで展望台へと向かった。眺望は素晴らしかった。なるほど、八甲田の湿原とは比べものにならないくらい大きい。やっぱ北海道は雄大で良いなあ。駅への帰 り道、道ばたのフキの葉の大きさにたまげ、つい傘にしてみたりした。一時くらいに釧路に帰着、学会会場へと戻った。そして午後は、ポスター発表を見て回っ た。熊にゃん(京都工芸繊維大学の熊野さんの名称)の発表とか面白かった。調査仲間が欲しいらしいので、熱帯で調査したい学生がいたら名乗り出るように。
 夕方、和商市場で勝手丼を物色していたら、モリナガが先に物色中であった。さらには、名古屋大学の鈴木さんにもお会いできた。シデコブシでとても面白い ポスター発表をした方だ。この HP も見て下さっているようで、「じゅりの写真をダウンロードしました」とのこと! まさに、今学会で一番感激した言葉であった。思わず、携帯のじゅりの写真を見せてしまっ た。
8/27(金)の進歩 和商市場で勝手丼 今日は私の口 頭発表の日だ。とりあえず朝風呂に入って昨夜の酒を抜いた。ホテルで朝食を食べようと思ったけれど、630 円を現金払いしないといけない。ところが、昨夜の店はカードが使えなかったので、有り金をみんな払ってしまった。財布を見ると210 円しかない。しょうがないのでコンビニに行ってカップ麺を買い、部屋でお湯を沸かして食べた。カップ麺なんて何年ぶりだろう。その後、いくらなんでもぶっ つけ本番はまずいと、発表の練習をした。そのせいか、発表はまあうまくいった。お客さんもけっこう来てくれた。
 発表を終えて歩いていたら、彩子が、「和商市場でお昼を食べて釧路湿原に行きましょう」と誘ってきた。釧路は三度目なのに湿原は見たことがない。また見 ずに帰っては心残りなので、一緒に行くことにした。「モリナガが完璧な計画を立てている」との噂なので、湿原にもたどり着けるであろう。昼前に、モリナ ガ・彩子・りんか・イタポン代理(しんや)とで出かけた。和商市場は有名な市場だ。勝手丼といって、ごはんと好きな具(ウニとかイクラとか各種刺身とか) を買い、海鮮丼を自分で作って頂くのが名物だ。調子に乗っていろいろ頼んだら、2600 円の丼になってしまった(他の人は 1000 - 1500 円くらい)。でも美味しかったので満足だ。昼食後、釧路駅へ行った。なんでも、電車で釧路湿原に行くらしい。ところがなんと、次の電車は 1 時間 30 分後であった。完璧な計画というのはやはり噂に過ぎなかったか。やむなく今日は断念し、学会会場へと戻ったのであった。
 今夜は懇親会があった。友達の少ない私ではあるが、それなりに何人かとお話をした。東京農大の千葉君という学生さんは、「この日記を読んで元気を出して います」と話しかけてくれた。ありがとうございます。どっち方面に元気が出ているのか気になるところだ。終了後、静かな店で大人っぽく飲みたいと思った。 で、モリナガ・りんか・彩子を連れ(<-- この時点で無理ではないか?)、釧路プリンスホテルの最上階のバーに行った。綺麗な夜景を見ながら静かにカクテルを飲んだ。「彩子とりんかのイメージでカ クテルを」と頼んだら、いい加減そうな作りのカクテルが出てきた。んで、「クセがあって濃い」んだって。でも美味しかったらしい。
8/26(木)の進歩 りんかと彩子、最優秀ポスター賞に輝く!  今日から、本格的な学会発表が始まる。研究室の学生はみな、今日ポスター発表をするのだ。フィールド作業が忙しくて来られないイタポンとひさしのポスター を貼り、本人が来ているモリナガ・彩子・りんかの三人も自分のポスターを貼った。そこへしんや登場。はっきり言ってもぐり参加だ。しかしそれではプログラ ムや講演要旨集を貰えない。可哀相だなあ。ところが後で会ったときは、ちゃんとプログラムと講演要旨集を持っていた。???。 見ると胸にはイタポンの名札が。イタポンは参加申し込みだけして来ていないので、「替わりに貰っちゃいなよ」とヤスムラがそそのかしたらしい。D3 の先輩(ヤスムラ)に睨まれちゃあ、四年生(しんや)が逆らえるわけがない。いけねーのはヤスムラである。
 生態学会にはポスター賞があり、優れたポスター発表に最優秀賞・優秀賞が贈られる。私は審査員の一人なので、「うちの研究室の学生には無条件で最高点を 付けておく」と宣言した。ところが審査用紙を貰ってみると、研究室の学生のポスターは私の審査対象から外されていた。うーむ、ちゃんと考えていたか。
 午後からポスター発表が始まった。各自が自分のポスターの前に立って、話を聞きに来た人に説明するのだ。ポスター発表をしていて寂しいのは、誰もお客さ んが来てくれないことである。とくに、生態学会初参加のりんか・彩子が寂しい思いをしては可哀相だ(モリナガはいいという意味でもない)。しかし心配は杞 憂で、次から次へとお客さんが押し寄せて盛況であった。夕方、もうそろそろ発表も終わりに近づいたとき、何気なく彩子とりんかのポスターのところ(二人の ポスターは隣同士だった)にいたら、大会執行部の斉藤さんが「太田彩子さんいますか」とやって来た。そして、「おめでとうございます。最優秀賞です」と賞 状を下さった! 周りにいた人はみんな拍手。斉藤さんはもう一枚賞状を持っていたので、覗き見たら、りんかも最優秀賞だ!「りんかにも早く知らせてよ」と思ったが、彩子に いろいろ話をしていてなかなか賞状を渡してくれない。三分後、ようやくりんかにも最優秀賞の賞状が! 周りはまたまた拍手だ。選考対象 89 のポスターの内、最優秀賞はわずかに 6。その厳しい賞を、二人揃って受賞とは素晴らしい。私もほんとうに嬉しい!おめでとう!ますます研究を発展させておくれ。
 ポスター賞は、説明の仕方も審査対象となるので、学会不参加のイタポン・ひさしのポスターはそもそも選外になってしまう。研究の質は高いので、学会に来 ていたら、二人とも受賞したことに疑いはない。モリナガは、ポスター賞に応募しなかった(応募者だけが審査対象となる)。応募していたら、これまた受賞し たこと間違いない。つまり潜在的には、うちの研究室の学生は五人も最優秀賞に輝いていたのである(強引か)。研究の質だけでなくプレゼンテーションにも厳 しい我が研究室の面目躍如と言える。
 夜は、ヤスムラ・モリナガ・彩子・りんか、京都工芸繊維大学の熊野さん・北條君と会食した。ハチ実験のため学会不参加の友蔵に釧路にいる気分を少しでも 味わって貰おうと、刺身盛り合わせや毛ガニの写真を、「これから食べるんだよーー」とメールした。わいわい楽しく、充実した夜であった。
8/25(水)の進歩 エコカップ、そしてベガルタ仙台  今日は、生態学会の最大行事エコカップ(フットサル大会)の日だ。しかし、ブランメル生態のメンバーで生態学会に参加する人はほとんどいない。主力抜き、 私と河田さんとしんやの三人しか集まらないという危機的状況であった。そこで、神戸大の工藤君、北大演習林の滝本君・岩本君をレンタル移籍させるという手 段に出た。結果として、15 チームが参加した大会で五位と健闘した。詳しく言うと、五チームずつ三組に分かれた予選 C 組の五位に入った。私たちの作戦は、三人で徹底的に守って、工藤君(うまい)一人で点を取るという緻密なものであった。しかし初戦は、開始十秒で失点し調 子が狂い 0-3 と完敗。後ろの三人がちっとも工藤君に球を繋げないという問題が生じたため、工藤君は後ろの真ん中に入るという作戦にあっさり変更した。それが効を奏し第 二戦では、工藤君が得点し見事 1-0 の勝利を収めた。これで調子に乗って決勝トーナメントに進む気になった。しかしその後なぜか 0-3, 0-1 と二連敗し、一勝四敗で終えた。予選敗退は残念である。しかし、一得点(一試合でで はなく四試合で)一勝という目的は達成した。我々は決して、下を向く必要はないのである。
 大会は、都立大学のフィールドノートが二年ぶり二回目の優勝を遂げた。ブランメル生態と友好関係にあるフィールドノートの快挙を祝福したい。ちなみに、 フィールドノートを昨年の決勝で倒し優勝したのは、我がブランメル生態である。
 エコカップの間中、私の胸はざわざわしていた。今夜ベガルタ仙台は、ホームで湘南ベルマーレと対戦するのだ。二位との勝ち点差が 7 というぎりぎりの状況なので、負けたら終わりである。携帯電話で経過を確認しながら、エコカップの懇親会に行った。前半終了時点で 1-0に喜び、後半途中 3-0 に歓喜した。そして、4-1 で終了の報!勝ったーーーーーーー! J1 昇格争いに生き残った。これだけほっとしたのはいつ以来だろう。最高の一日だった。
8/24(火)の進歩 釧路着 釧路に着いた。長袖の上 にさらに長袖のジャケットを羽織った。こういう気候こそ私の憧れ。今宵一泊の釧路プリンスホテルにチェックインし、八千代寿司へと向かった。ネットで調 べ、美味しい寿司を期待していたのだけれど、正直、たいしたこと無かった。確かにネタは新鮮だ。でも、それだけ何だよねえ。陸女寿司で鍛えられている私に は、どうもなあであった。マグロはみんな宮城県産と書いてある。職人さんに、「塩竃ですか」と聞いたらわかっていなかった。これでかなりやる気をなくし た。ともかく、仙台から来て、宮城県産のマグロを頂くのも変だ。地酒のメニューの中には、宮城の地酒浦霞も書いてあるし。他のネタも、「ま、美味しいね」 程度だった。でもまあいいいや。「ご馳走様」と職人に言って、店を出たのであった。
8/23(月)の進歩 明日から生態学会 明日から釧路 で生態学会だ。最終検査!

学生のポスター作り;りんかと彩子は完成! 八甲田組も、私に見せずに完成! モリナガもきっとそうだろう!
発表用の OHP シート;大丈夫! でも、一回も練習していない! 説明に何分かかるのかも謎。学生は真似しないように!
編集委員の仕事;中断!
R 備忘録の執筆;今日もぐいぐい進んだ。問題無し!
釧路の美味しい店;確認済み! 私個人で楽しむ店はばっちり!学生を連れて行く店は現地でてきとーに。
着替えや身の回りの物;大丈夫!ホテルに発送済み。重いので、宅急便で送った。釧路だと着くのに二日かかることもお見通し!
フットサルの用具;ばっちり発送済み。必勝あるのみ!
じゅり;暁子の実家に預ける! 寂しいーーー。早く、学会に連れて行けるようになって欲しい!
交通手段と宿;もち、手配済み!一泊は豪華に釧路プリンスホテル! その後はほうほうの体で、安宿に移る。
行き先;釧路なんたらかんたら。後で要確認!

というわけで、来週頭に帰還予定。それまで更新はお休みです。ベガルタ仙台の二連勝を祈って。
8/22(日)の進歩 一夜明けて 頭の中を「根引 ----、根引 ----」と呪いの言葉が渦巻くので、10 時くらいまでふて寝をした。昨日芝生でサッカーをして、疲れが出たというのもあったが。ついでに。25 日は生態学会主催のフットサル大会エコカップに出場する。きちっと疲れを取らないといけない(何しに学会に行くんだか)。
 午後から、ちのの調査の手伝いで泉ヶ岳に行った。スキー場のところを通ったら、ハンググライダーが空高く舞っていた。気持ちよさそう、やってみたいと 思った。しかしここで疑問がわいた。私は、かなりの高所恐怖症である。高い所から下を見ると足がすくむし、崖の端から 50 cm 以内に入ることができない。バンジージャンプなんて、30 万円積まれてもやらない(50 万円ならやるので、お金を出す気のある人は申し出て)。そんな私が、ハンググライダーをやって平気なのだろうか?崖などの高い所から下を見下ろすことと、 ハンググライダーに乗って高い所から下を見下ろすことは違う気もするし、いったいどこが違うんだという気もする。ま、初心者は所詮数 m 位しか飛び上がらないらしい(初心者向け教室の案内にそう書いてあった)、それならどのみち許容範囲だ。暁子を誘って試してみるか。<-- 一人じゃ嫌だよん。
 ウジエスーパーで買い物をしていたら、「イクラ安いよ、北海道が勝ったからサービスだよ」と言っていた。??? コンサドーレ札幌は昨日負けてしまったのに、意味がわからない。「北海道が勝ったから」っていったい何だ?
8/21(土)の進歩 二つの敗戦 昨夜、なでしこ日本 がアメリカに惜敗してしまった。個人のパワーで勝るアメリカに対し、日本はよく戦ったと思う。しかし硬さからか、味方ボールになってからのミスパスが多す ぎた。あれでは守備陣は息をつく暇もない。サイド攻撃がほとんど機能しなかったのも痛い。川上も山本も沈黙してしまっていた。 しかし川上の交替には納得いかなかった。なんだかんだで一番期待感のある選手なので、最後まで起用していれば何かをやってくれたのではないか。審判の酷さ には腹が立った。二失点目の場面のオフサイドを見逃すなんてあんまりだ。なるほど、ボールを受けた選手はオフサイド位置にはいなかったようだ。しかし、 GK 山郷をやくざのように取り囲んだ四人には、明らかにプレーの意志があった。そしてその中には、オフサイド位置にいた選手も混ざっていた。だから当然、オフ サイドである。あの時間帯、山本のクロスに飛び込んだ澤の頭をかすめ、「澤ったか?」というゴールで追いついた日本に勢いがあった。 あの失点が無かったら試合はどうなるかわからなかった。それだけに、大誤審といえる。---------- 五輪が終わった。結果は悔しいけれども、なでしこ日本が大好きになった。とくに、川上・宮本・酒井らのプレーが気に入った。山本は、ちょっと変で面白そう だ。荒川にいたってはもう最高。横浜 FC の大友(仙台サポに今も愛されている元仙台の選手)と 2 トップで使いたい。<-- わかる人にしかわからないネタなので、気にしないように。
 一方のベガルタ仙台は、かなり苦しい立場に追い込まれてしまった。敵地で、アビスパ福岡に 0-1 と苦杯。前半の途中までは仙台のペースだった。しかしその後福岡に主導権を握られ、後半は一方的に攻められてしまった。仙台の選手は疲れの頂点にあるかの ように、動きが悪かった。それでも必死に守って、引き分けをつかみ取りそうになった終了間際、根引が痛恨のファールをし PK を与えてしまった。根引 ---------!、なんであんなファールするんだ。抜かれて咄嗟にファールで止めてしまったけれど、PK 与えちゃ意味無いぞ。PK のキッカーは山形。「必ず外す。寿人だって前の試合で外したんだ」と念を送ったが、あっさりと決められてしまった。
 水戸戦・福岡戦と、仙台は絶不調に陥ってしまっている。疲れなのだろうか。しかし水曜日には、ホームで湘南との試合があるのだ。うまく休養を取って、調 子を取り戻しておくれ、たのむよ、ほんとにもう。二位との勝ち点差が 7 に開いてしまったのだ。湘南戦には絶対に勝たなくてはいけない。もう、一 歩も下がれない所に来ている。戦え、ベガルタ仙台!付記;学会のため、その湘南戦を応援できない辛さよ。
8/20(金)の進歩 決戦 今夜、女子代表は、準決勝 進出をかけてアメリカと対戦する。植田日本になってから三戦三分の相手だ。体格差があり不利な戦いになることは免れないが、持ち前の全員サッカーで勝利を 呼び込んで欲しい。頑張れニッポン!
 来週には釧路で生態学会が始まる。このところ、学会での一般講演の主流はポスター発表に移りつつある。口頭発表の灯を消さない草の根運動を続けている私 は、そんな風潮に敢然と挑んで口頭発表を申し込んだ。というわけで、発表に使う OHP の準備をした。ここ数年、セミナーにせよ講義にせよ、スライドプロジェクターを使うことしかしていないので、OHP なんて久しぶりだ。OHP の枚数はどれくらいが適正だっけ?とか、文字の大きさはどれくらいだっけ?とか、頭を元に戻すのに苦労した。ファイルが出来上がったら、研究室を捜索して OHP 用紙を探した。もう誰も使わなくなっているので、見つけ出すのにちょい手間取った。そして印刷して無事に終了した。それにしても、スライドプロジェクター に慣れてしまうと、OHP というのは何とも地味だ。カラーにしてみても、大昔の色褪せたフィルムみたい。
 思いの外時間が取れたので、R の備忘録を執筆した。いよいよ本題の、一般化線形モデルの解析方法の説明だ。人にわかりやすく説明するためには自分がきちっと理解していないといけない。 おかげで、勉強の質も深まっていい感じだ。
 りんかと彩子もポスターはほぼ完成。八甲田組のポスターはどうなっているのだろう? 私は、来週の火曜日に出発してしまうのだけれど。
8/19(木)の進歩 ウグイは海にもいる 昨日は重大 なことを学んだ。ウグイは海にもいるそうだ。淡水型と降海型というのがあるとのことだ。ということは、一昨夜の夢で見たのは降海型のウグイということにな る。ただし、あまり真剣に科学的に分析してもしょうがない。なにしろ、夢の中でウグイと思っただけの話しだし、緑色だの橙色だのしていたという問題点もある。そういえば何年か前、鰯屋(刺身 の美味しい仙台の料理屋)の水槽で、ヒラメと一緒に泳いでいるイワナを 見た。魚っつーのはそういうものなのかも知れない。
 昨日の日本対アルゼンチンの試合、動きの悪い日本選手に同情してしまった。アジアカップが終わったと思ったら J リーグが再開し、そしてまた代表戦。休む間もなく選手をこき使っていいのだろうか。肝心の W 杯予選の時に疲れで動けなかったら大変だぞ。それはおいといて、加地と中澤は、凡ミスをやめるように。一失点目は、加地がまたしもボールをぼっと見てし まったため、二失点目は、中澤が中盤で不用意にアタックしてあっさりかわされたための失点だ。
 五輪が始まって以来、どの局も五輪映像ばかりだねえ。NHK ニュースもスポーツニュースになっちゃった感じだし。ただでさえ見たい番組が少ないのに、ますます見るものが無くなってしまった。一昨日なんかついに、 NHK 教育で、「ミニモニで。ブレーメンの音楽隊」を見て しまった。
 これから帰って、五輪の日本対ガーナの試合のビデオを見よう。情報を遮断して今朝見るつもりだったけれど、寝坊してしまい見る時間が無かったのだ。結果 は知ってしまったけれど、山本日本の最後の試合をしみじみと見送りたいと思う。
8/18(水)の進歩 私の作品であった すっかり忘れ ていたが、友蔵 の 8/14 の日記に登場するかわいい動物は、私の作品であった。何かの会議でたいくつして、落書きにふけっていた会議資料が、裏紙として友蔵 の元に渡った模様だ。この絵の他にも、「早く終われー、ぱんぱん」と か「Yes, I do」とか書いてあったらしい。我ながら味わい深い。
 昨夜見た夢。海沿いのガソリンスタンドに歩いて行った。一面海水に浸っていて(たまたま増水したのではなく、いつもそうであった)、膝くらいまで海水に 浸かった。しかも、ウグイが入れ食い状態だった(ウグイは淡水魚なの に ……)。 従業員も客も、釣り糸を 3-4 本直接手に持っていて、ウグイが元気良く引っ張っていた。私も釣り糸を持っていて、トイレを借りるのに、糸を引っ張っているウグイをどうしようかと思っ た。
 友蔵の論文にコメントした。お疲れさまでした、よく頑張りました。これで完成と OK を出した。その後、りんかのフキ訪花頻度の解析の理解を深めるために、尤度比検定の勉強をした。インターネットに情報を提供して下さっている方々のおかげ でだいぶわかった。
 私の知らぬ内 に、決勝トーナメント一回戦で女子代表が対戦する相手がアメリカに決まっていた。今夜だと思っていたスウェーデン対ナイジェリアが、昨夜すでに終わってい たらしい。スウェーデンが 2-1 で勝ったので、総得点で日本が三位になってしまったのだ。アメリカ強敵といえど、北朝鮮もスウェーデンも破ってきた植田日本である。きっと期待に応えてく れるに違いない。
 明日未明、男子代表はガーナと闘う。最後はきっちり良い試合をして欲しい。「アテ ネ経由 J2 行き」とならないように頑張るのだ。
8/17(火)の進歩 サッカー観戦眼 サッカー観戦三 昧のこの頃改めて思うのは、サッカー観戦眼を向上させたいということだ。ご存じのようにサッカーは、かなりの観戦眼を要するスポーツである(ただし、そん な難しいこと言わなくても楽しめるスポーツでもある)。何しろ、ピッチ上のあちこちで 22 人の選手それぞれが、様々な意図の元に動いているのだ。しかも、一瞬の動き・ちょっとした動きに実に深い意味がある。これを楽しむためには、全体の動きを 素早く把握する眼が必要だし、サッカーの戦術理解ももちろん不可欠である。私の場合、一所懸命見ているつもりでも、解説者の言葉や試合後の解説記事を読む と、「なるほどそうなのか、全然わからなかった」と嘆くことばかりだ。そもそも私は、22 人の選手全員を識別して、今のプレーに関与したのは誰だと認識することが出来ない。ベガルタ仙台や日本代表の選手はよく知っているので識別できるけれど、 対戦相手の選手の識別はお手上げである。こんな感じで、自分の観戦眼に関する悩みは昔からずーっと続いている。どなたか、サッカー観戦眼教室みたいなもの (実地教室でもいいし、インターネットで公開してくれてもいい)をやって下さらないだろうか。武藤文雄さん(仙台サポの指導教官;サッカーを観るプ ロ)とかたけし(私の研 究室の卒業生;仙台サポきっての論客;昨日怒っていた。ごめんよー)とか適任に思う。そしたら私は真っ先に習いに行く。あと、ジーコ監督と角澤アナも絶対に連れて行く。
 今日も生殺与奪に励んだ。締め切り(って、生殺与奪のか)があるのでやらなくちゃしょうがない。一段落した後、気分転換にと R の備忘録を眺めた。そしたらちょっと書き加えたくなり、気づくと午後は没頭してしまった。友蔵の論文を読もうと思っていたのに、ごめんよ。
 生態学会で発表する彩子のポスターにコメントした。もうすぐ完成であろう。一方のりんかは、一般化線形モデルによる解析が終わった模様。思った通り、ノ ンパラメトリックでやっていたときよりも検出力が上がった。目出度し。
8/16(月)の進歩 沈黙 朝から沈黙した。男子代表 がイタリアに完敗して、予選リーグ敗退が決定してしまった。サッカーは勝負だ。勝負に勝つ力が日本には無かった。二試合続けての開始早々の失点といい、得 点した後にまた失点してしまうことといい、勝つためには絶対にやっていけないことを日本はやってしまった。得点が必要な時には確実に決めるイタリア・パラ グアイのしたたかさ。シュートを外しまくる日本とは、得点に対する命のかけ方が違うのであろう。最終戦のガーナ戦で日本は、伸び伸びと闘って良い試合をし そうな予感がする。もしそうなっても私は素直には喜べない。勝負に対する気持ちの弱さが現れていた証拠に思えてしまうからだ。山本日本には、「アテネ経由 ドイツ行き」の切符を確かめて欲しい。行き先がドイツになっていなかったら、這いつくばってでもドイツにたどり着く根性を見せて欲しいものだ。
 久しぶりにカレンダーを見たら、来週には学会なので、今週中にやらなくてはいけないことがたくさんあることに気づいた。R  の備忘録作りはしばし中断だ。今日はまず、若者の生殺与奪に励んだ(物騒な表現が気をそそるかもしれないけれど、具体的中身は秘密)。そこへ、りんかと彩 子が、学会で発表するポスターの草案を持ってきた。そう、ポスター作りの指導も今週の大切な仕事なのだ。りんかのデータ(フキの訪花頻度のデータ)は、R を使って一般化線形モデルで解析すると良いように思えた。そこでさっそく、R でやってみた。しかし、カテゴリー間での比較(e.g. オス花序とメス花序間での訪花頻度の比較)はまだやったことがないのであっさりわからなくなった。「ちょっと待って」とさりげなく席を立ち、しんすけと河 田さんにメールや電話で聞いた。二人は親切に教えてくれた。とくにしんすけは、実際に訪花頻度の解析をしているので、そのまま真似すればいいって感じに教 えてくれた。それをそのままりんかに教え(「伝え」というべきか)、解析方法は解決をみた。どうもありがとう。附記;りんかはちゃんと、誰に感謝すべきか わかっているであろう。
8/15(日)の進歩 なでしこまで 今日は終戦記念 日。うっかり私は、今日になるまで気づかなかった。新聞・テレビを見ても、「終戦記念日」の文字はほとんど目に付かなかったから。何しろ、今朝の朝日新聞 の一面トップは、「谷連覇」だもんなあ。平和ボケの日本、侵略戦争の反省も忘れたか。
 かく言う私も、頭の中はサッカー一色。説得力の無さは気にせずに、録画しておいた日本対ナイジェリアの試合の再生を開始した。で、愕然とした。すでに試 合は始まっているというのに、柔道の表彰式を放映しているのだ ‥‥‥。表彰式なんていわば試合後の余興だ。試合そのもの(サッカーの試合であっても柔道の試合であっても)の方がずっと大切である。試合そのものをさし ておいて試合後の余興を放映するなんて信じられない。しかも生中継でた。表彰式は録画で見たっていいではないか。スポーツは、生中継を(あるいは情報を遮 断しておいて結果を知らずに)見るのが俄然面白い。その貴重な生中継を、試合そのものではなく余興に回すなんて、NHK は何を考えているのか。なでしこ日本を応援する一億二千万の日本人はがっかりである。
 ようやくサッカーに切り替わったのは、後半 36 分頃から。36 分間、結果を知らずに見る楽しみを奪われてしまった。おまけになでしこは苦戦しているし。ナイジェリアの戦術は単純だった。厚く守って、ボールを取ったら 両サイドに出す。後は身体能力で突破する。しかし日本は、この身体能力に苦しんだ。日本が取れると思っても、後ろから走ってきたナイジェリア選手が先に ボールに触れてしまうのだ。日本選手は、このホラーのような体験に戸惑い、出来ることも出来なくなってしまった。アフリカ勢との対戦が初めてというのも痛 かった。事前に練習試合をやっていれば随分違ったのではないか。そうはいっても総合力で日本が上なのは間違いない。勝利を信じて応援した。とくに、「荒川そっくりの犬を見た」(暁子談)という荒川がボールを持つと、「わんわん、 わんわん」とかけ声をかけた。しかし最後の所でゴールを奪えない。下小鶴がこぼれ球に飛び込んだ場面は、入ったと思った。わんわん荒川のクロスにフリーで 合わせた大谷、決めろよーー。何度シュートを打っても入らない澤は、お払いが必要だろう。
 0-1 の敗戦。予選グループを一位で勝ち抜くチャンスをふいにしてしまった。アジアチャンピオンの中国に 8-0 で勝ったドイツに、決勝トーナメント一回戦で当たっては目も当てられない。かくなる上は、スウェーデン対ナイジェリアが 1-0 でスウェーデンの勝利と終わり、スウェーデンにイエローまたはレッドカードが出ることを祈ろう。そうすると日本が一位で通過するという魔法のようなことが 起きるのだ。
 明日未明、男子代表はイタリアと運命の決戦をする。私は今日と同じく、録画をしておいて明日の朝早く見る予定。まさかまた、なんかの表彰式を流したりし ないだろうな、NHK。ついでにもう一つ文句を言っておく。なぜ、J リーグを放映しないのだ?BS のチャンネルは二つあるじゃないか。高校野球は教育テレビで放送するくせに、大リーグは変わらず放送するくせに、みんなが楽しみにしている J リーグは放送しないなんてどういうつもりだ!
8/14(土)の進歩 最悪よりましな引き分け ベガル タ仙台がホームで水戸ホーリーホックと引き分けてしまった。他の上位チームも引き分けたのがせめてもの救い。
 ベガルタ仙台のオフィシャルホームページを出がけに見た。チャリティーオークションをするのだそうだ。出品品目に、小原章吾のスパイクという文字が! きっとサイン入りだろう。日本でただ一人、小原のサイン入りスパイクを持つ人間と自負してきた私の存在が(3/5 の進歩参照)、根底から覆される危機だ。自分で競り落とすか。しかし、「日本でただ一人、小原のサイン入りスパイクを二足持つ人間」というのは、あまり人に言えない気が しないでもない。
 仙台駅で暁子と待ち合わせ、泉中央へ。夕食に、牛タン定食を久しぶりに食べた。「仙台は、牛タン定食を食べているから強いということになっているんだ よ。それにしても、アメリカからの輸入が止まっても、次から次へと出てくるねえ」と思いながら、牛タンを味わった。その後、必勝の覚悟でスタジアムへと向 かった。
 今日の仙台の出来は最悪だった。疲れているのか水戸をなめているのか、まったりした試合運びで鋭い攻めが無い。川崎戦や山形戦での前半の戦い方はどこに 行ってしまったのだろう。財前・リャンの両サイドは、攻め込むスペースを与えてもらえず、完全に沈黙してしまっていた。今の仙台、財前が封じられたら攻撃 力激減だ。そうこうする内に、中央で、根引とセドロスキーがたて続けに磯山に抜かれるという大失態から、磯山に先制ゴールを許してしまった。帰宅後に見た ビデオでは、「古巣に恩を返した」とアナウンサーが言っていたけれど(磯山は元仙台の選手)、そうではない。ああいうのは、「恩を仇で返した」と言うのだ。後半に入り仙台は、3-3-3-1 にシステムを変更。ファビオヌネスがトップに、その下に、寿人・大柴・財前が張った。これが良かったのか、仙台の攻めも形になってきた。しかしなかなか決 定機を作ることが出来ない。一方の水戸は、引き分けが今期 13 試合という引き分け愛好家である。このままでは引き分けることが出来ないと見たのか、財前を北島がエリア内で倒して PK を与えた。それを寿人がきっちり外す。ここで決めていたら一挙に逆転という勢いだっただけに、寿人は叱られである。しかし水戸もあきらめない。ロスタイム に、DF 柴小屋がシュートを手で止めるという大技を演じ、再び PK を与えた。みんな蹴るのをびびる中、セドロスキーが自ら進み出てボールを置いた。さすが闘将だ。そのわりには、GK 本間にシュートを触られる危ない決め方であった。ともかく同点。ロスタイムになると生き生きする仙台は、さらに最後の反撃を試みるけれど、再開後すぐに終 了の笛が鳴ってしまった。
 仙台の選手に言いたい。試合は、90 分間の本番とロスタイムのおまけからなる。90 分間のおまけとロスタイムの本番からなるのではない。ロスタイムになると急に元気になるのではなく、90 分間元気良く戦い続けて貰いたい。
 山形戦後、シルビーニョのセットプレーは期待感無しと書いたら(8/12 の進歩参照)、今日はキッカーが交 代していた。それでもやはりセットプレーから点が取れない。セットプレーからしか点が取れなくてもアジアチャンピオンになれる時代に、これは問題である。 セドロスキーは、一試合に 1-2 回、すかっと抜かれてしまうことが気になる。スピードが無いので、一度振り切られたら追いつけないし。ファビオヌネスはもう返品だ。グアラニ(彼の本所属 チーム)に送り返して、新しい選手と交換して貰おう。
 上位との勝ち点差を詰めるチャンスだったのに引き分けてしまった。失意のまま他の試合の結果を見たら、大宮も甲府も京都も引き分けていた。幸いにも勝ち 点差はそのままだ。一週間でしっかり疲れをとって、次の福岡戦に万全の状態で望んで欲しい。
8/13(金)の進歩 黒星発進 出がけに、日本対パラ グアイの試合のビデオを見た。開始 5 分に那須の凡ミスで失点。PK で追いつくものの 1-3 と引き離され、PK で2-3 と迫るものの 2-4 と引き離された。どこまで追撃できるか。二点差を追いついたり追いつかれた りと鍛えられている仙台サポとしては、まだまだわからないと試合を見守った。そして大久保のゴールでついに 3-4。残り時間が数分となっても、終了間際にようやく得点することに慣れている仙 台サポはてんで平気である。そして終了間際のコーナーキック。ゴール目の前でどフリーとなった平山が、GK の真正面にシュートしてしまった。決めろよ平山ーーーーー。結局 3-4 で苦杯。決勝トーナメント進出に向けて、残り二連勝しないとけなくなった。負けてしまったことは仕方がない。99 年ワールドユースで準優勝したときも初戦は敗れたのだ。この敗戦は忘れて、次の試合に全力で挑もう。
 友蔵の論文にコメントした。もう完成だろう。やったーー。
 ちのと研究計画を議論した。キク科の花を使って、舌状花の適応的意義の研究をするのだ。横ちゃんのところに相談に行き、良い研究材料を教えて貰った。い つもいつも、ありがとうございます。
 R の備忘録の、散布図の描き方が完成した。凝り性のあまり、結構壮大な文書になりつつある。完成するのかと挫けそうになるけれど、「中途半端で終わらせたら ○○みたいだ」と危険な奮い立たせ方をし、頑張っている。
 明日は早くも、ホームでの水戸ホーリーホック戦だ。反省の弁は聞き飽きた。勝利しか見たくない、勝利しか欲しくない。女子代表に負けないよう、立派に 勝っておくれ。その女子代表も、明日の深夜にナイジェリアと対戦する。力が劣る相手らしいので、きっちり勝って一位で決勝トーナメント進出を決めよう。一 位ならば、決勝トーナメント一回戦で強敵と当たることは回避できる。そうすればベガルタゴールドも近づくぞ(注;このページの上を見よ)。
8/12(木)の進歩 「何やってん だ」と「よくやった」の昨夜  昨夜のベガルタ仙台は、前半で 2-0 とリードしながら追いつかれ、2-2 の引き分け。 試合を通して仙台の時間帯の方がずっと多かったのに、山形の時間帯になったときにパニックになってしまった。落ち着いて集中すれば守りきれたはず。林を右 サイドで完全にフリーにして失点したり、セドロスキーとリャンが譲り合っているうちに星にゴールを決められたり。まったく何をやっているんだ。シルビー ニョも絶不調だった。 千葉みたいにパスミスを連発し、動きも鈍い。攻め上がってからの戻りが遅いため、中盤の底を千葉一人でカバーするはめになっていた。それとセットプレーで のキック、どうにかしてくれ。期待度ゼロだ。ファビオヌネスにいたっては、もう駄目じゃないのと思った。いったい、彼はどう機能するのだろう。スペースに 飛び出すタイプでもないし、ポストプレーをするタイプでもないし、スピードで突破するタイプでもない。目立つのは持ち過ぎてボールを取られる場面ばかり で、自分で取られないと気が済まないタイプっていう感じだ。枠外 シュート連続記録更新中の村上は、大宮戦の奇跡のゴール(5/15 の進歩参照)で、十年分の シュートエネルギーを使い果たしてしまったのだろうか。一試合に 2-3 本 シュートを打つものの、ふかすばかりで枠に全く飛ばない。ボールを拾いに行くボールボーイだって大変なんだぞ!
 こうなったら、次の水戸戦は絶対に絶対に勝たなくてはいけない。思い切って、西谷のトップ下起用はどうだろう。今の前戦のレギュラー組(寿人・大柴・財 前・萬代・ファビ オヌネス)にパサーはいない。シルビーニョが上がってパス出しをすることになっているけれど、相手ボールになったときの戻りの遅さはすでに述べたとおり だ。西谷がいれば FW に良いパスを出してくれるし、シルビーニョはもう少し下がり目の位置から組み立てることができる。西谷は守備が嫌いらしいけれど、そこは頑張ってもらうと いうことで済まそう。でも、素人考えなので、本当に西谷をトップ下に起用して失敗しても怒らないでね。
 夜中は歓喜だった。強豪スウェーデンに対して完全にゲームを支配。危ない場面をほとんど作らせなかった。組織的に囲い込む守備が素晴らしい。前半にあっ た 4-5 回の決定機を決めていればもっと楽に勝てたであろう。それにしても荒川は偉い。泥臭く、とにかくゴールにねじ込む。髪型ぴったり写 真)のプレーだ。この勢いで、是非ともメダルを獲得しよう。10 チームで三つの枠を争うのだから、12 チームで三つの枠を争う J2 より楽なのではないか。
 今日も、統計ソフト R での作図の仕方を勉強しながら備忘録を書いた。R っていうのは、実にいろいろなコマンドがあるもんだ。こんなにあるのだから、中には、誰にも使われることの無いコマンドもあるんじゃないだろうか。
 友蔵が論文を持ってきてくれた。いつものようにキーボードの上に燦然と置くのではなく、モニターの陰にそっと置いてあったのでしばらく気づかなかった。 頑張って読もう。
 明日の未明には、男子代表がパラグアイと対戦する。地獄のグループに入ってしまったけれど、根性で予選突破して欲しい。私は、試合を録画しておいて、明 日の朝、ビデオを見てから大学に来る予定だ。そうすれば、睡眠も取れるし、情報遮断で生中継気分で楽しむことが出来る。男子も頑張ってメダルを目指せ。ど うせならベガルタゴールドだ(じゃなくて金メダルか)。ベガルタゴー ルドのメ ダルを胸に帰国して、気づくとベガルタ仙台でプレーしていたら言うことがない。
8/11(水)の進歩 今夜は山形戦とスウェーデン戦  ベガル タ仙台は今夜、敵地でモンテディオ山形と対戦する。敵地といっても仙台の隣なので、仙台サポが大挙してつめかけ準ホーム化するであろう。前回の山形とのア ウェー戦のときは、超満員 2,0062 人の観衆に埋まったスタンドが、黄金と青白にくっきりと染め分けられ壮観だった。今回は、夏休みといえど平日なので満員にはならないだろうけど、私のよう に暇な仕事をてきぱき片づけた人が参集し、 みちのくダービーを盛り上げるに違いない。仙台としては是非とも勝ちたい。山形にはここ十数試合負けていないので、きっと勝つであろう。
 深夜の 12 時からは、女子日本代表のスウェーデン戦だ。いよいよ五輪が始まる。W 杯準優勝の強敵スウェーデンに、日本は、一分四敗と勝てていない。さっき、「十数試合負けていないので、きっと勝つ」と書いたのであれだが、そろそろ日本 が勝つ に違いない。山形に勝って帰宅した後は、テレビで日本の勝利を見届けるのだ。
 統計ソフト R の備忘録の、データの取り扱いに関する説明ができあがった。データの中から、ある調査地のデータや、ある大きさの個体のデータだけを抜き出して解析する方 法をまとめたのだ。生態学で必要なことだけに絞って書いたので、実用性は高いに違いない。明日は、作図の仕方の説明を書こう。
8/10(火)の進歩 R の使い方の備忘録は必要だ  ちのが、ヤブデマリのデータ解析をしている。せっかくだからと、統計ソフト R でやってみようということになった。とはいっても、超初心者の私が教えるという危険な試みである。何しろ、さっき知ったことをそのまま教えるようなものだ から、怪しいったらありゃしない。それはともかく、教えながら、やはり R 使い方の備忘録が必要だと思った。そうすれば、もっと手際よく教えることができるだろう。私が作るのだから、マニュアルなんてもってのほか、「藁」になる とは思う。「溺れるもの藁をも掴む」の藁だ。無いよりは良いというしろものである。ただし藁なので、本気で掴むと溺れてしまうであろう。R を本格的に勉強するためのとっかかりになれば良いか。
 というわけで、今日も一日備忘録作りに没頭した。けっこう凝り性なのでのめり込んでいる。自分にとっても良い勉強になるし、頑張っているのだ。去年から R に取り組んでいるというしんすけも、R を用いた一般化線形モデルに関する備忘録を送ってくれた。ありがとう。
8/9(月)の進歩 森川大丈夫? 昨日から、ベガルタ 仙台 DF 森川のことが心配でしょうがない。前半終了間際、川崎のジョニーニョとの競り合いで頭(目のあたり?)を強打し倒れ、担架でピッチ外に運び出された。ハー フタイムになって他の選手が控え室に戻っても、倒れたまま動けなかった。ようやく控え室に戻ったものの、はたして大丈夫かという感じだった。後半もピッチ に姿を現したときは、「良かった」と安堵した。ところが後半 5 分くらいに、突然倒れ込んでしまった。そしてそのまま、(おそらく)救急車で運ばれていった。頭だけに怖い。ベガルタの HP とかを見ても何も書いていないのは、大丈夫ということか? そう信じたい。
 R の備忘録を執筆中。だんだん構想が膨らんできて、つまりは凝ってきてしまった。果たして完成するのか、企画倒れに終わるのか。
8/8(日)の進歩 43 秒間の奇跡 川崎に対して後 半 48 分 24 秒まで 0-2 で負けていたベガルタ仙台が、43 秒間で二点を取り、2-2 の引き分けに持ち込んだ。43 秒間の奇跡だ!
 首位との決戦の朝、ベガルタ仙台 MF 村上の日記(こ のページの KAZUS をクリック)を読んだ。「今月は試合も詰まっていますし、『1』 でも多く勝ち点を稼げるように頑張ります!」との謎の決意表明がなされていた。「『1』でも多く」って何だ?ともかく、右サイドで先発しア ウグストと対決する村上には、『1』でも多く頑張って欲しいと思う。その後は、勉強したりだらだらしたりしながら、試合までの時間を過ごした。
 試合開始 20 分前に仙台スタジアムに到着。すでに選手紹介は終えていた。出場が危ぶまれていた根引も元気に先発するようだ。よかった。立ち上がり仙台は、素晴らしく快 調に攻め込んだ。トップ下の財前が縦横に動き回る。少ないタッチでぴしぱしとパスを回し、川崎を翻弄する。前半 15 分くらいまでは理想のサッカーをしていたと思う。しかしさすが川崎、だんだんとペースを奪われてしまった。なにしろ川崎の攻めの速さよ。中盤でボールを奪 うと、周りが一斉にトップスピードで動き出し、仙台陣に切り込む。とくにジョニーニョのスピードには手がつけられなかった。そして前半 34 分、仙台の中盤での不用意なパスを奪われると、マルクスが左サイドにドリブルで切り込み、走り込んだジョニーニョに流し込まれてしまった。後半になると、 仙台の足が止まり、攻めが作れなくなる。守備陣と前線の距離が空き、ボールを奪ってもなかなか攻め上がれない。周りの動き出しも遅く、結局、工夫の無いロ ングボールか、取りあえずサイドに回すといったことしか出来なくなった。前線の選手が横一列に並んでぼうっと待っているという悪い癖も出てしまった。後半 24 分にアウグストに決められ 0-2。時間も過ぎ敗色濃厚になってくる。ロスタイム(4 分)に突入し、時計も 48 分台に入った。そしてここから奇跡が始まった。シルビーニョのスルーパスに寿人が抜け出し、GK と一対一となったところを冷静に決めて一点目。このとき 48 分 24 秒。寿人は、ボールを掴み取ってセンタースポットに全力疾走しボールを置いた。「川崎、早く始めろ!」。再開後、取りあえず仙台ゴールにボールを運ぼうと した川崎の攻めを GK 高桑がキャッチ。仙台の最後の反撃が始まった。まず、ロングキックで一挙に川崎ゴールにボールを運ばねば。ところが高桑は、ここでやるかのミスキックで、ボールを味方 DF 陣の上へ高く打ち上げてしまった。それを DF 根引がヘッドで前を送る。MF 村上がさらに、ダイレクトボレーで前線のセドロスキーに繋いだ。セドロスキーがヘッドで落としたボールを寿人が胸でトラップ、落ちてくるところを左足で ゴール右に叩き込んだ。49 分 7 秒!高桑から、一度もボールを地面に落とさずにゴールを決めた。
 勝ち点 1 を掴み取った。「『1』でも多く勝ち点を稼げるように」の意味が、ちょっとだけわかった気がする。
 試合後の寿人の言葉が頼もしかった。「悔しい気持ちで一杯です」。引き分けで満足することなく勝利を目指せ。これでチームの雰囲気はぐんと良くなるであ ろう。波に乗って、後は連勝あるのみだ。
8/7(土)の進歩 後味悪い快勝 日本が中国を一蹴し てアジア王者となった。後味の悪い快勝であった。
 試合は午後の九時から。研究室が停電なので、暁子とじゅりと自宅に籠もり、ミネヤナギの論文を書くための勉強をした(じゅりは遊んでた)。R の習得を兼ね、R でいろいろデータ解析。新しく知ったことを備忘録に書き留め、じわじわと進捗していった。R というのは、データの加工がやりやすいなあ。たとえば、一纏めにしてあるデータの中から、各調査地のデータだけ抜き出して解析したり、直径が 5 cm 以上の樹木を抜き出して解析したりといったことが簡単に出来る。だんだん R にはまっていきそうだ。
 こんな感じで真面目な一日を過ごした後、遅い夕食を摂りながら決勝を応援した。前評判通り、明らかに日本が格上であった。見ていて負ける気がしなかっ た。綺麗に先制し、さあ、どんどん行こうと思った矢先、加地が超ボケな守備をして同点に追いつかれた。寝てたのか、加地? その後、問題の場面が起きた。センタリングに合わせ、ゴール前に走り込んだ中田。うまく DF の前に体を入れゴールに流し込んだ。体ごと入れてやろうと思ったのだろう。しかし何も、右手に当てて入れる必要はないだろう。故意では無かったと思うけれど、明らかに ハンドだった。日本のメディアも、「体ごと押し込んだ」という間違ってはいない表現で気を使っていた。ハンドを見逃すという大誤審で再びリードしたもの の、これじゃすっきりしない。あと 2-3 点取って、ハンドのゴールが無くても日本が勝っていたことを示すしかない。そう祈って試合を見つめた。そして終了間際、中村の見事なスルーパスから玉田が 決めて、3-1 で勝利した。
 快勝したものの後味が悪い。偏狭な嫌日行動をする中国サポーターを黙らせるには実力を示すことが一番。「知ったか」と見せつけたかったのに、言い訳を与 えてしまった。ハンドのゴールは、永遠と言われ続けるであろう。さらには、「そのおかげで日本が勝てた」などと言い出すだろう(あのゴールが取り消されて も日本が勝ったに決まっている)。審判のレベルの低さに苦しめられたこの大会、最後の最後に、ハンド見逃しという大きな置きみやげをされてしまった。
 それにしても、中国サポーターにはあきれ果てる。国際問題に発展しているというのに、何も変わっていなかった。国家演奏に対する大ブーイング。試合終了 後のセレモニーでもブーイング。日本サポーターにものを投げつける。競技場外では、日本国旗を焼き、日本大使館の車を襲ったそうだ(日 刊スポーツより)。どれもこれも、国際社会の一員としてあるまじき行為だ。まして中国は大会の主催国である。中国にやってきた選手・サポーターに 気持ちよく過ごして貰うことが主催国の義務だ。主催国としての自覚もなく、理性のかけらもない野蛮行為にふけるとは。こんな国は、五輪の開催を辞退するべ きである。
8/6(金)の進歩 佐賀大学で 今日も一日、R の勉強をした。勉強をしながら、備忘録も書いた。わからないことをネットで検索していたら、統計パッケージ R 入門というページを見 つけた。「なるほどなるほど」と読んでいて、ページの下の方を見てこけた。「佐賀大 学でやりなおしてみませんか?」。大学院生募集案内なのだけれど、 「やりなおしてみませんか」と誘うか、ふつー。募 集文もなかなか味わい深い。

「あなたの大学院選びは間違っていませんか?大学院を大学の名前だけで選んでいては失敗します!」
「ほんとうは生命科学系の研究者になりたいのだれど、 今いる修士課程ではなれそうもないと思っている方。研究室の教官や先輩との間の人間関係に悩んでいる人。当研究室では、各人のペースに合わせたマンツーマ ンの指導をして、研究者を世に送り出しています。」
「あなたは高専や短大の授業では物足らなくないですか?もっと専門的な勉強がしたくありませんか?やっぱり国立大学を卒業したいと思っていませんか?」

これは一度、調査に行く必要があるな、この研究室。
8/5(木)の進歩 祝、大学院合格 内の研究室を受け た四年生が全員、大学院に合格した。おめでとう。輝かしい大学院生活を送っておくれ。八甲田山実験所に滞在中の先輩達には、「四勝一敗」と嘘を打電したら しいが、果たして誰を一敗と見たのか。受験意識が無いと友蔵が感心していた○っちーか、それとも、八甲田の雑記帳に無礼なことを書いていたことが私にばれ た松本か。三人は、思ったことを隠さずメールするように。
 月初めの談話会。大学院受験が終わった直後で中途半端な感じ(先月したこと;受験勉強 <-- 嘘つけ、○っちー)だった。さ、今月からは卒業研究モードで行こう。
 R に関して、粕谷さんからまた貴重な情報を頂いた。どうもありがとうございます。私も凝り性を発揮して、「超初心者による R 独習記録」みたいなものを作り始めてしまった。学生も私同様初心者なので、R を始めると私と同じ苦しみをするであろう。だから、その苦しみを軽減させるよう、私なりの覚え書きを作っておこうというわけ。親心だねえ。
8/4(水)の進歩 死闘 昨夜、日本がバーレーンを破 り決勝進出を決めた。まさに死闘だった。うっかり先制を許したものの、日本がゲームを支配、逆転は時間の問題と思った。ところが、それを死闘に変えたの が、バーレーン選手の陳腐な猿芝居とそれを真に受けたボケ主審だった。たしかに遠藤の手は、バーレーン選手のあごか喉のあたりに触れた。しかしまさに「触 れた」で、ファールでも何でもないごく当たり前のプレーだった。その証拠に、触れた瞬間、バーレーン選手は全然痛がっていなかった。そして閃いちゃったら しい。一瞬の間をおいて、顔面を押さえてもんどり打って倒れた。98 年ワールドカップで、ぶつかった所と全然違う所を押さえて倒れ、相手を退場させたあの演技だ(誰がやったんだっけ?)。このバーレーン選手にイエローカー ドが出て然るべき所が、なんと遠藤にレッドカードが出た。冤罪である。それでもなお日本がゲームを支配し続けた。どっちが十人なのかわからない展開で、仙台サポとしてはなじみの風景であった。しかし、日本のパスミスからの失点や バーレーンの速攻もあり、延長戦にもつれ込んでようやく 4-3 で勝利した。暑い中での連戦とぬかるみのような芝のため、両チームとも足が止まり、試合内容は低レベルであった。しかし、諦めずに戦いぬき勝利を手にした 日本選手の精神力を褒めたい。中国をきっちり倒して大会二連覇だ!
 久しぶりに、R を用いた一般化線形モデルの勉強をした。前よりはわかってきた。こうすればいいのだろうという光が差してきた感じがする。ネット上で公開されている、さま ざまなマニュアルを作った方に感謝だ。ただ、私の疑問は素人過ぎて、答えを見つけることが大変だった。たとえば、連結関数として指定出来る identity ってどんな形なんだろうとか。R のマニュアルには、identity という言葉は載っていても、その説明は無いし ………。そこで、私が学んだことを、備忘録として書き留めることにした。せっかくだから、超素人による超素人のためのマニュアル化を目指そう。
8/3(火)の進歩 論文返送 英文校閲を終えたくにっ ちの論文を返送した。受理されるか却下されるか、レフリーの人物次第といったところだろう。なるほど、レフリーが指摘したことはもっとも。しかし私たちの 反論ももっとも、というより、もっともっとも(わかりにくいな)。レフリーが自分の考えに固執するなら却下をしてくるだろうし、心が広いなら受理されると 思う。私の持論は、そういう場合は受理せよだ。見解の相違は、著者とレフリーの間で論争して終わりにするのではなく、出版して広く世間の判断を待つべきだ と思う。ま、悩んでもしょうがないので、天に任せることにしよう。
 今夜は、アジアカップ準決勝の日本対バーレーン戦だ。もちろん日本を必死で応援するけれど、複雑な心境であることも事実。アジアカップで好成績を残した ら、ジーコ監督のままでワールドカップ予選を闘うことになってしまうからだ。ジーコ監督じゃ、一次予選も危ない、二次予選はもう無理って感じがしてしま う。それにしても川淵キャプテンは、どうしてそこまでしてジーコ監督を擁護するのだろう。わけがわからない。
8/2(月)の進歩 大学院入試 実習生の川崎さん・高 橋さん・西君・安江君を乗せ、車で仙台に戻った。天候にも恵まれ充実していた実習だったけれど、やはりねぶた見学が無いとなんか物足りない。生命科学研究 科の入試日程の都合で今年はこうなってしまったけれど、来年はきっちりねぶたを見たいものだ。
 というわけで、仙台に戻ると大学院入試をやっていた。試験を終え戻ってきたみっちーは、深刻な表情をして友蔵の同情を勝ち取ろうとしたが、「ネタだろ」 と一言の元にばれたらしい。「牧野さんをどうやって驚かそうか、布団の中で今朝の三時くらいまで考えていたんです」だそうだ。その分、勉強しなさい。しん やとみっちーも、終わってほっとした様子。みんなお疲れさまでした。きっと合格するでしょう。
 今日は疲れた。早く帰ろう。じゅりーーー。
8/1(日)の進歩 蔦沼で泳ぐ六人 今日の実習は、午 前中はブナ林での調査だった。その後、CO2 spring を見に行った。CO2 spring とは、二酸化炭素濃度が局所的に高くなっている場所のことで、八甲田にはたくさんある。自衛隊員が訓練中に CO2 のガス穴に入って死亡した事件が記憶に新しい。しかし私たちは、CO2 spring で戦死するために行ったのではない。CO2 springに生育している植物が、高 CO2 にどう反応するのかを研究しているので、雰囲気を味わいに行ったのだ。CO2 springに入ってみると、気のせいか頭が痛くなった。
 見学を終え、今度は蔦沼めぐりに行った。蔦沼(周囲 1 Km)に着いてお弁当を食べた。学生に、「沼を一周してきたら。道は無いけど行けるよ」と言った。案の定、赤塚君・石川君・小山君・君島君・木村君・佐藤 君の六人が出かけていった。と、対岸 150 m ほどの倒木が沼に倒れているところで、パンツ姿の六人が倒木上に現れた。この暑さで変になったのか。いや、松島での実習のとき、五月の海で泳いだ人々なの で、もともと変のだ。しかしなかなか水に入らない。見ていた私はしびれを切らし、「こら、早く泳げ」と叫んだ。それを合図に一斉に水に飛び込む六人。シン クロナイズドスイミングのような演技を披露し、対岸で見守る私たちの期待に応えてくれた。戻ってきた六人に聞くと、「松島より冷たかった」そうである。こ の実習で、蔦沼で泳いだ学生は史上初だ。危険なので、もうやってはいけないことになった。
 今日の作業も夕食前に終わり、実習は実質的に終わった。夜になり、私の胸はどきどきしてきた。そう、7 時から、ベガルタ仙台対サガン鳥栖の試合があるのだ。しかし八甲田では生中継を見るすべがない。携帯電話もつながらないので、速報を見ることも出来ない。 仙台の家で CS を見ている暁子からの電話が頼りだった。ところが、試合が終わっても電話がかかってこない。どうしたのかと思ったら、電話の線が抜けていた。わけがわから ん。ともかくも、2-1 で勝って勝ち点 37 となったそうだ。やったーーー。