進行状況

「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

8/31 (日) の進歩　冷蔵庫
ぽっこりと、冷蔵庫を買い替えようかという気持ちが擡げている。日本酒の一升瓶が一段を占めているせいもあるが、物の入れ場に微妙に困ることがあるのだ。入りきらない訳ではないのだが。酒専用の冷蔵庫を買えば良いかとも思ったが、物を増やしたくない。ならば、より大きな冷蔵庫を買おうかという気になった。
　とりあえず下調べをしようと電気屋に行った。と、驚くべき事実が判明した。最近の冷蔵庫は、野菜室が一番下で冷凍室が上にあるんだね。東芝以外は全社この構造であった。一番出し入れしやすい場所が冷凍室とは。正直驚きである。まともに料理をしないということなのか？
　かくして必然的に、東芝の冷蔵庫のみが考慮の対象となった。10月に、大きさはそのままなのに大容量のシリーズが発売されるらしい。それを見てみて考えよう。それにしても、冷蔵庫って高い。

帰宅後は料理をして過ごした。今季初挑戦の里芋の煮物に惨敗。えらく固かった。煮崩れを恐れるあまり慎重になったのであるが、固ければ確かに煮崩れはないという事実を確認することになった。来週再挑戦する。

ベガルタ仙台レディース 4-0 FC 吉備国際大学 Charme。岡山での試合だったので、結果しかわからない。順調な勝利でよろしい。

8/30 (土) の進歩　完敗
ベガルタ仙台 1-2 横浜 F マリノス。完敗であった。

試合は夜から。朝一番に、ベガルタ仙台レディースの練習を見に行った。そういえば昨日、外国人の GK の期限付き加入が発表された(ベガルタ公式ページより)。今日から本格的に練習に合流していた。GK を取ったのかあ。練習場で、たけしと久しぶりに話ができた。
　帰宅後は庭仕事をした。まずはバラの夏剪定をした。しかし元気のないバラが多く、剪定をすると葉がほとんど無くなってしまう。いいのかねえ。よくないだろうねえ。その後、バラの花がら取りだの芝刈りだのをした。西洋芝は元気もりもりである。6月に目土をしたのが効いた気がする。来年はもっと早く目土をしよう。

利久で牛タン定食を頂いてから、ユアテックスタジアム仙台に入った。1,7468人とまずまずの入りであった。早く、満員御礼の日々に戻って欲しい。しかし試合の方は、横浜に支配される展開となってしまった。名手中村の CK から失点。その後、横浜 GK のミスから同点に追いつくことができた。後半になると、お互いに決定機を幾度も作った。仙台も、GK と 1 対 1 になる好機を二度作った。これらを決めていたら。確実に外して後半追加時間に。そこでまたしても、中村の CK から失点してしまった。そのまま試合終了。1-2 で負けてしまった。
　内容では完璧に負けていた。しかし引き分けに出来る展開だったのに。終了間際の CK で失点するなんて集中力の問題だ！

8/29 (金) の進歩　明日は横浜戦、明後日は吉備国際大学戦
ベガルタ仙台は明日、ユアテックスタジアム仙台に横浜 F マリノスを迎え撃つ(19 時試合開始)。前節を落としている我がクラブである。ホームなのだし必ずや勝利して、順位を一つで上げて欲しい。
　レディースは明後日、敵地で FC 吉備国際大学 Charme と闘う(16 時試合開始)。レギュラーシリーズで 7 位に終わり、残留決定リーグに回ってしまった我がクラブである。気持ちの持ち方が難しいが、油断すると降格しかねない。すかっと勝って、残り全勝へ向けて力強く進もう！

Titleology という分野があるんだね。論文等のタイトルについて研究する分野である。この分野の論文に、タイトルの特徴(語数とか、疑問文か平文かとか)と、その論文のダウンロード数・被引用数との関係を調べたものがいくつかあった。暇だねえ。ダウンロード数との関係はともかく、被引用数との関係を調べるなんてほとんど無意味だ。タイトルの役割は、その論文のアブストラクトを読ませることにあるからだ。引用されるかどうかは論文の中身で決まる。目を惹き付けやすいという点でタイトルの役割はゼロではないが、論文の中身の影響が圧倒的に大きく、タイトルの影響など検出できるわけがない。タイトルの特徴と被引用数との間に何らかの関係があったとしても、それは見かけの関係だろう。論文の中身が、その中身にふさわしいタイトルと、その論文の被引用数との両方に影響しているということだと思う。ダウンロード数に関しては、タイトルの影響が少々はあるであろう。タイトルに惹かれアブストラクトを読み、ついでにダウンロードしようと思うことも多いであろうから。Jamali and Nikzad (2011) によると、疑問文のタイトルはダウンロード数が非常に多いそうである。そうか、やはり疑問文は推奨だ。
　というわけで、タイトルの特徴とアブストラクトを読む確率との関係を誰か調べてくれないか。この研究は大いに価値があると思う。
　もう一つ付け加えると、上記の議論は、タイトルが重要ではないという意味ではまったくない。読まれない論文は引用されない。読んで貰うためにはタイトルが重要である。

今日も悶々とプロジェクト K。進んでいるのやらいないのやら。考えがまとまらずに困る。

8/28 (木) の進歩　新生日本代表発表
アギーレ新監督の元で次の闘いへと歩み始めた日本代表。9/5 のウルグアイ戦と 9/9 のベネズエラ戦に向けての代表選手が発表された。初選出が 5 人。正直、知らない名前もある。期待の若手なのだろう。と、すさまじきびっくり選出らしい(スポニチより)。Jリーグでの「出場時間は坂井が 360 分、皆川はわずか 238 分」だそうだ。それぞれ、4 試合分と 2.6 試合分しか出ていないということである。よく選ぶなあ。ともかくも、新生日本のこれからが楽しみだ。とうとう、遠藤の時代が終わるのかな？

昨日の長考は、結局何だかわからないままに終わってしまった。そして今日、とりあえず仕上げてしまった。ついで、新しい部分について考え出した。予想外に、論文を集めることから始まった。こういうことを研究している人たちがいるんだ。

8/27 (水) の進歩　理研中間報告
理研が、STAP 細胞の検証実験の中間報告を発表した(理研ウェブページ)。 STAP 細胞を作ることはできなかったそうである。ま、大方の予想通りである。そもそも、根拠となる論文が撤回されたのに、その論文の「検証」を行う意味がわからない。存在しない物を、存在するかどうか検証するって何だ？やるならば、新万能細胞の存在を信じる人が、自分の意志で(かつ、自分の努力で金を取ってきて)、小保方論文の方法とは無関係に実験に挑むことである。これならば、「新たな挑戦」として認めることができる。

プロジェクト K。本日は長考の一日であった。きっかけは、「どうしてやるのか」の説明が不要（というより不可）な研究はあるのかを考えたことであった。たとえば、大金持ちになる方法の研究。この研究をどうしてやるのかを敢えて説明するならば、「大金持ちになりたいから」であろう。しかしこんな説明はほとんど不要である。同様に、癌を根源治療する方法の研究も、どうしてやるのかの説明は不要だ。ベガルタ仙台を強くする研究も、仙台サポにとっては、どうしてやるのかの説明は不要である。このように研究というのは、最終目的まで突き詰めていくと、「どうしてやるのか」という理屈は存在しなくなってしまう。理屈ぬきの、興味関心や使命感で行われるものなのではないか。などと、以前からうっすらと思っていたことを突き詰めて考えてみた。しかしその内に、何のためにこういうことを考えているのかわからなくなってしまった。本日得たことは、「どうして考えるのか」は必ず明確にしておくべきということであった。

8/26 (火) の進歩　悪夢かと思った
MS Word が相変わらずおかしい。何度かペーストをすると、突如だんまりになる。しかし今日はそれだけでは済まなかった。何回か目のだんまりの後、文書ファイルが開かなくなってしまったのだ。そしてこんな警告が出た。

「この文書を読み取ることができませんでした。ファイルが壊れているようです。
次の操作を行って下さい：
・ファイルを開いて、修復して下さい。
・テキスト回復コンバーターでファイルを開いて下さい。」

世界中に向かって大宣言するが、私はこの手の、無神経でわけのわからない物を誰よりも憎む。文書を読み取ることが出来ないと自分で言っておいて、そして実際ファイルが開かなくなっているのに、「ファイルを開いて、修復して下さい」とは何事か？いったいどういうつもりなのか？はあ、頭の中を見てみたい。
　訳がわからないので、まずは、TimeMachine でバックアップファイルの復元を試みた。ファイルがおかしくなったのは 10 分ほど前なので、それより前のバックアップなら大丈夫だろう。そう思って 2 時間前のを復元してみた。と、このファイルも開かず、上記と同じ警告が出た。なんでだーーーーーーーーーー？ 2 時間前には壊れていなかったのに。やむなくネットで、テキスト回復コンバーターでの修復方法を調べた。簡単にわかったので試してみた。しかし、修復はしたものの、書式は失われているし、文字化けらしき物も散見された。とてもではないが使えない。Mac のテキストエディタで開いてみたら、こちらはほぼ完璧に読み取ってくれた。助かった。もしも復旧できなかったら、どうなっていたことやらである。

宮城県民に朗報である。今年の夏は昨日で終わったらしい。今日からずっと涼しいとか。実際私は、本日長袖である。

8/25 (月) の進歩　ペースト地獄
またしても MS Word がおかしくなった。ペーストをするとだんまりになってしまうのだ。Word 内でのコピーペーストだと 10-20 回のペーストで発症、他のアプリからのペーストだと 2 回で発症する。今日は、20 回くらい強制終了と再立ち上げになってしまった。仕事の効率が悪いことはなはだしい。以前にもこういう症状に陥ったことがある。その時はどうやって直したっけ？この日記を辿ればわかるはずだけれど、記述を見付け出すのが大変である。14年間もこんなのを書き続けているのだから、偉いというかよくやるというか。

今朝研究室に来て、Mac を動かそうとした。ずっと起動中なのでスリープ状態のはずである。ところが、マウスを動かしてもキーボードを叩いても目覚めない。画面は真っ暗のままだ。思わず、「どうしたっ、しっかりしろ」と、何度もキーを叩いた。しかし駄目であった。ふと見ると、マツハシの贈り物の電子写真アルバムが、音楽を奏でながらスライドショーをしていた。こんな設定にはしていないはずだが。もしかして再起動した？そうか、週末に雷があったので、研究室が停電したのか？ Mac の電源を入れてみたら、起動音がなった。やはり停電したのか。……………、ということは、Mathematica のシミュレーション計算がぱあになったということである。先週木曜日から 10 回目のシミュレーションに励んでいたのに。腹立つ。

プロジェクト K。「わんちゃん、ア行対サ行対決」というのを考えた。「あん」「いろは」「うーにゃ」など名前がア行で始まるわんちゃんと、「さくら」「じゅり」「そら」などのサ行で始まるわんちゃんとで、平均体重の比較をするのだ。ア行とサ行にしたのはもちろん、あんとじゅりを出すためである。さて、ア行の子が大きいのか、それともサ行の子が大きいのか？注目の対決であるが、比較の意味がまったくわからない。何でこんなことを書いたのか、その意味もわからないであろう。今までは、意味の無い研究の例として、「サッカーくじ toto を惜しくも外す技術」を出していたのだけれどね ………。

8/24 (日) の進歩　焼き茄子
茄子が安くなってきている。もうすぐ秋茄子の季節か。茄子で悩むのは、焼き茄子の皮の剥き方が難しいことだ。焼きが足りないと剥きにくいし、焼きすぎると、中が飛び出してこれまた剥きにくい。先日の NHK「きょうの料理」で焼き茄子をやっていたので録画して見てみた。と、ど素人のような焼き方であった。あんなの焼き茄子ではない。よくもまあテレビでやるものだと呆れた。他人に頼ってはいけない、自分で研究しようと、この3 日で 10 本ほど焼いてみた。おかげで体得できた気がする。強火で、表面がくしゃっとなるように焼く。決め手は焼き加減だ。って、最初からそう書いているではないか。

今日は久しぶりにゆっくりと過ごした。何をするでもない。あ、いや、昨夜居間で寝込んで、気づくと朝の 5 時であったことをまずは反省した。近年最長記録であった。ついで、DVD「永遠のゼロ」を借りてきた。原作者が嫌いなので長らく躊躇していたのだが、ついつい見てしまった。あまり面白くなかった。原作は抜群に面白かったのだが。その後、週日のお弁当のおかず作りとか。久しぶりに作った卵焼きが上出来で満足した。

今日のあん。卓上から盗んで食べる以外はめったに食べることの出来ない鰹の刺身がお鼻の前に！しかし無情の「待て」の声が。

視線をそらし宙を見つめ耐える。

8/23 (土) の進歩　庭仕事の一日
週末不在のことが多く、一ヶ月近く庭の手入れをしていなかった。雑草と芝がすごいことになっているので、今日は徹底的に庭仕事をした。
　まずは雑草取り。いくら綺麗に取り去っても、しばらくすると雑草だらけの状態に戻っている。目的は何なのかと問いたい。地下茎で繁殖する雑草の生命力にも呆れる。どうしてこんなに次々と生えてくるのか、その理由を調べたいと思う。真剣に、論文になるのではないか。などと色々思いつつ、雑草を片端から抜いていった。
　ついで芝刈りをした。西洋芝は高温多湿に弱いので、夏は芝刈りせずに葉を伸ばさせる。光合成生産力を上げて夏越しさせるのだ。そうしたら、長いところでは 20 cm 位に伸びてしまっていた。さすがに見苦しい。

こんな感じ。珍しく、ビフォーアフターのビフォー付き。
我が家の芝刈り機で一番高い設定にして、久しぶりの芝刈りをした。

すっきり！同じ場所とは思えない。でも、枯れてはいけないぞよ。

15 時半頃に作業を終えた。その後はひたすら料理。今夏初の冬瓜料理もした。

ベガルタ仙台対ヴィッセル神戸の試合を CS で応援しながら晩酌した。仙台が先制するも、後半にあっさり逆転されてしまった。うーん、前節活躍した野沢も機能せず。武藤ももちろん駄目。仕方ない。次節の試合で奮起しなさい。

8/22 (金) の進歩　明日は神戸戦
ベガルタ仙台は明日、敵地でヴィッセル神戸と闘う(19 時試合開始)。前節に久々に勝利した我がクラブである。連勝して波に乗ってしまおう！
　嬉しい知らせが。レディースの DF 長船加奈選手がなでしこに選出された。前回選出されたときは、病気で途中離脱してしまった。その悔しさを倍返しして来ておくれ！

バッジョと研究計画の相談。本格始動まであと少しなり。頑張れ。

プロジェクト K。昨日に続き今日も、Science の論文の悪い例を探した。なかなか見つからないけれど、「いつかは見つかる」と気持ちは吹っ切れていた。そうしたら昼前に発見出来た。嬉しかった。悪いイントロを書いてくれてありがとうと心から言いたい。
　と感謝の気持ちで満ち満ちていたのだが。この論文中に、他の論文の言及をそのまま引用した記述があった。

asserting that “humans evolved a tendency to kill members of other groups,” (Science (2013) 341:270-273 )

原論文を見てみたら、正しくはこうであった。

"if both chimpanzees and humans evolved a tendency to kill members of other groups in safe contexts" (Hum. Nat. (2012) 23:5–29)

原論文の記述を変えてはいない。しかし、"if both chimpanzees and" と "in safe contexts" を取ってしまっている。そのため、原論文で言っていることと意味合いが変わっている。引用の決まりを守っている振りをしつつという悪質な行為と思う。この手口を使えば、種の起源のダーウィンの主張も、「生物は神が作った」に変えられるかもしれない。

8/21 (木) の進歩　ボール 2 個
研究室の机の下に、直径 7 cm ほどのボールが 2 個転がっている。横浜に出張したときに買ってきたのだ。買ったきっかけは、日本代表 MF 遠藤を取材した番組を見たことである。遠藤は、J リーグの試合の前日は、ホーム試合であってもホテルに泊まるのだそうだ。その荷物の中に野球の硬球が入っていた。床に置いて足の裏をぐりぐりするのだそうだ。それを見たとき、あまりにも気持ちよさそうに思った。そして、私もやりたいと熱望した。ホームセンターのダイシンで手頃なボールを売っているだろうかと思い、ベガルタ仙台レディースの選手サイン会でダイシンに行ったときに MF 髙良亮子選手(ダイシン勤務)に聞いてみた。しかし、柔らかいボールしかなかった。やはりスポーツ用品店に行くべきか。なかなか機会がなく、ようやく横浜で買えたのである。以来、研究室の机の下に置いてぐりぐりしている。2 個あるので、両足同時という夢のような世界も体現出来る。はまりますな。もうすっかり癖になってしまった。

プロジェクト K。悪い例として紹介しようと思っていたものが、実はさして悪くないことに気づいた。やむなく、他の例を探すために Science 詣でに戻ってしまった。これがなかなか見つからない。しかしまあ、気長に探すしかない。

8/20 (水) の進歩　真夏日
仙台で、今年初めての真夏日となったらしい。最高気温 35.4 度だそうだ。確かに、冷房の効いた研究室にいながらも暑い気がした。西の方に比べれば可愛い気温だろうけど。

がんちゃんがお中元を贈ってくれた。美味しいケーキお菓子なり。どうもありがとう。私自ら皆に一つずつ配り、私からの贈り物のように振る舞ってしまった！皆さん、感謝の対象はがんちゃんである。

Nature で、良いイントロダクションの例を見つけた。なんか恩返しをした気がする。Nature の論文を、悪い例としてさんざん紹介してきたので。

8/19 (火) の進歩　残留決定リーグの日程発表
なでしこの残留決定リーグの日程が発表された。先日終了したレギュラーシリーズで 7-10 位となったチームで争うリーグである。正式名称はエキサイティングシリーズ下位リーグらしい。「エキサイティング」「下位」ってなんか変でない？それはともかく私は、こんなリーグ方式にした方にエキサイトしている。ご褒美は残留のみ。さらに上へ行くというモチベーションの存在しないリーグって何なんだ？さらには、レギュラーシリーズの勝ち点の 1/3 が残留決定リーグに持ち込まれるそうだ。ベガルタ仙台レディースは勝ち点 25 だったので、8 持ち越すことになる(四捨五入)。降格圏 9 位の伊賀 FC くノ一は、勝ち点 16 から 5 になる。つまり、降格圏と勝ち点 9 の差をつけていたのに、3 の差に縮めて闘わないといけない。駅伝で 9 分差をつけていたところ、「はい、ここからは 3 分差にするから」という状況を考えてみよ。いかに理不尽な制度かわかるであろう。ともかくも、さっさと残留を決めて、皇后杯目指して頑張ろう。

いざ始めてみると、悩むことが予想外に多い。どちらの説明の仕方が良いのか？さらには、例も探し直さないといけないことになった。明日はまた Nature 参りか。

8/18 (月) の進歩　武者震い
Nature, Science の調査が一通り終わった。いよいよだ。しばしキーボードを見つめ、すっと画面に視線を戻した。そして例の文書ファイルをクリックした。いきなり山場に挑む。まずはそこの構成を練ろう。参考にしようと、過去の本や発表ファイルも開いた。とく、とく、とくと胸の鼓動を感じた。喉が渇いている。手もこわばり気味だ。なんだこれ？武者震いか。そう自覚すると、決意が突然、殻を突き破ったようにその大きな姿を現した。やってやる。

書くのを忘れていたけれど、ベガルタ仙台はおととい、清水エスパルスに 3-2 で勝った。久々の勝利である。このまま勝ち続け、降格争いを脱してしまおう
　昨日は、ベガルタ仙台の OB とユベントスの OB がユアテックスタジアム仙台で対戦した。懐かしい面々が集まったみたいである。見なかったことをちょっと後悔している。

8/17 (日) の進歩　笠間へ
「残留決定リーグか ………」という溜息がときより出る一日である。せっかく千葉に来たのだから、どこかに遊びに行ってしまおう。ならば房総へと行きそうであるが、なぜか、茨城県の笠間に行ってしまう私であった。なんで茨城かーーと、自分で突っ込まないわけではなかった。陶器の町ということで、行ってみたかったのだ。といわけで、五井から 3 時間近くかけて笠間へ行った。焼き物街道というのがあるので、そこを散策しつつ焼き物を見て回ろう。そう思い描いていたのであるが、想像とは全然違った。この街道、車がびゅんびゅん通る国道であったのだ。しかも歩道がない。車がうるさいし危なっかしいしで、散策とはほど遠かった。そんな道路沿いに、陶芸の店が点々とあった。それらを一つ一つ見て歩いた。これは楽しかった。そして二枚だけお皿を買った。正方形の平皿という、我が家にはない型の皿であった。色々使えそうだ。
　小山に出て、第二次無念の酒宴をした。そして、20 時過ぎの新幹線で帰路に着いた。路上、電気ひげそりのスイッチが勝手に入るという事件が起きた。慌てて引っ張り出してスイッチを止めた。その後のしまい方が悪かったのか？帰宅後に鞄の中を見たら、ひげそりが消え去っていた。鞄からこぼれ落ちたのだと思う。うー、腹立つ。

8/16 (土) の進歩　悪夢の一日
あんをドックハウス花に預けた後、昼前の新幹線で東京へと向かった。お盆で大混雑であったが、うまいこと自由席に座れた。東京駅に着き、京葉線に乗ろうとした。ところが、京葉線ホームが果てしなく遠い。地下鉄なら一つ先の駅の距離である。東京駅ではなく別の駅を名乗るべきではないか。などといちいちブツブツ思いつつ、五井のホテルに着いた。そう、試合が終わるのは 20 時近くなので、今宵は泊まるのだ。
　スタジアムには直通バスで向かった。バス停に列が出て来ていたので私も並んだけれど、本当にスタジアム行きなのかちょっと不安に思った。だって、レプリカや応援タオル等を身につけている人がまったくいないのだ。こんな風景、あまり見たことがない。でもバスは、ちゃんとスタジアムに運んでくれた。
　雨の中で試合が始まった。千葉の気迫が凄かった。立ち上がりから押されっぱなしの展開となってしまった。さらに悪いことには、DF 坂井優紀選手が早々に負傷交替してしまった。綺麗にパスを繋いで攻め込んでくる千葉と、せっかく奪ったボールをミスですぐに失ってしまう仙台。前半 31 分にとうとう失点し、0-1 で前半を終えた。しかしまだまだ。1 点返せばがらりと変わるであろう。そう思っていたのであるが。後半 11 分にも速攻から失点してしまった。これは痛かった。仙台は必死に攻め込もうとするも、長いボールを単調に蹴り込むことしかできなかった。パスやドリブルで崩すことができない。気持ちとは裏腹に、後半はシュートゼロであった。そしてとうとう無情な笛がなった。7 位に転落し、優勝決定リーグ進出の夢が絶たれた。反対側のピッチでは、逆転で進出を決めた千葉の選手達が歓喜を上げていた。こんな結末、想像していなかった ………。
　仙台は、7-10 位のチームで闘う「残留決定リーグ」に進むことになった。降格を避けるためだけの闘いである。いくら勝っても上にはいけない。負の要素があるだけのリーグ、どのように気持ちを高めていけばよいのか。選手が可哀想だ。
　五井駅で無念の酒宴をした。悔しい、悔しい。それにしても、優勝決定リーグと残留決定リーグに分ける制度、絶対におかしい。素直に、全チーム総当たりで年間順位を決めるべきだ。

8/15 (金) の進歩　決戦前夜
ベガルタ仙台レディースは明日、敵地でジェフ千葉レディースと闘う(18 時試合開始)。優勝決定リーグ入りを賭けた直接対決である。優勝決定リーグには、2 回戦総当たりのリーグ戦で 6 位以内に入ったチームが進む。そして改めて 2 回戦総当たりを行い、優勝チームを決めるのだ。現在、両チームは勝ち点で並び、得失点差で仙台が 6 位、千葉が 7 位になっている。仙台は、勝つか引き分けで優勝決定リーグに進むことができる。仙台の方が有利ではあるが、そんなことはもはや関係ない。勝利しかない千葉は、すさまじい気迫で挑んで来るに違いない。「仙台の方が有利」などどいう気持ちで臨んでは負けは必定。気迫の倍返し！それなくして仙台の勝利はない。明日は 1 mm の差で勝負が決まる。1 mm の差を生み出すのは、絶対に勝つという気迫である。もちろん私も参戦する！
　あろうことか同じ時間帯に、ユアテックスタジアム仙台で男子が清水エスパルスと闘う(19 時試合開始)。なんでこんな日程組むんだ。勝利を信じて千葉に向かうこととする。

今朝、研究室に着いた瞬間に、お弁当を自宅に忘れてきたことに気づいた。昨夜おかずを詰め込み、冷蔵庫に入れて置いたのだ。視野にないので、持ってくるのを忘れてしまった。夏場は年に一回くらいこれをやる。他の季節は食卓に置いておくので、それでもやはり忘れたりするんだよ、私は。生協で食べればいいかと思っていたら、お盆休みであることが判明した。よりによってこんな日に忘れるとは。もう帰宅しちゃおうかと思ったが、それでは示しがつかない。やむなくローソンにお弁当を買いにいった。自宅のお弁当は明日の朝食だな。

とあるタイプの悪いイントロの例を探すためにいろいろな雑誌を見てみた。しかし見つからない。有名な雑誌ばかり見ているから、悪い例が出てこないのではあるまいか？けっこう根源的な問題に気づき、いわゆる二流誌を見てみた。そうしらけっこう見つかった。よかった。それにしても疲れた。

8/14 (木) の進歩　ようわからんが、必要なこと
日本学術会議が、研究不正の判断の仕方等について統一基準を定めるそうだ(読売新聞より)。必要なことだろう。きちっとした明確な基準を定めて欲しい。しかし、「画像切り貼り、故意でなくても不正」って、故意じゃない切り貼りって、どうやれば出来るのか？切り貼りしようと思わずに切り貼りするなんて、人間業ではない。神様が勝手に手を動かすとかか？

今日もイントロ探し。とあるタイプの悪例を探す必要があった。しかし見つかる気がしない。駄目もとで Plos one を見てみたら、一発で見つかった。感激。神様のご褒美かもしれない。その後、別のタイプの悪例を探すために Science の論文を見まくった。しかし見つからない。確かに、このタイプの悪例は少ないかもしれない。

実はバックグランドで、Mathematica がシミュレーションを続けている。ようやく 7 回終わった。どれも似たような結果である。これなら、何十回何百回も繰り返す意味はないと思う。というわけで最初から、一条件につき 10 回と決めているのであった。

8/13 (水) の進歩　救世主か、あるいはちっとも関係ないか
論文のイントロダクションは、書くのに苦労する部分である。その書き方を講義するとき、私は、徳川幕府の埋蔵金の話をする。「ここに穴を掘って下さい」と言うだけでは誰も掘ってくれない。掘って貰うためには、「徳川幕府の埋蔵金が埋まっています」と、どうして掘るのかを説得する必要があると話すのだ。イントロダクションでも、どうしてそのことを調べるのかの説得が鍵と納得して貰うためである。しかし最近、この例が通じるのかと不安を抱くようになってきていた。何しろ、徳川幕府の埋蔵金をテレビが盛んに取り上げていたのは随分と前のことである。今の学生は、リアルタイムには見ていない(?)。「徳川幕府の埋蔵金？？？」となったらどうしよう。
　そんな中、革命的な映画が上映されることが判明した！「徳川埋蔵金伝説　大発掘プロジェクト 2014 将軍家の暗号」である！！！深夜番組ではなく映画である。よく、こんな映画を作ろうと思い立った。あいや、ぜひとも大ヒットして欲しい。個人的には絶対見たくないが。そうすれば、徳川幕府の埋蔵金が若い世代にも知れ渡り、上述の私の悩みも霧散するであろう。みなさん、是非ともこの映画を広めて下され。
　もし、この映画中で徳川幕府の埋蔵金が発掘されていたら、それはまた困る。「ここに穴を掘って下さい。徳川幕府の埋蔵金が埋まっています」と言っても、「もう見つかった」と掘ってくれない恐れがあるからである。ノストラダムスの大予言が、1999 年以降ぱたっと消えてしまった状況に似る。だから、この映画の結末がちょっと気になる。実は別の意味で。見た方教えて頂戴。

今日も、Science の論文を読みまくった。日本語版のページには日本語訳のタイトルが載っているのだけれど、大胆に意訳しているんだね。たとえば、「人間は過去の変化は認めるが、未来の自分はもう変わらないと錯覚する」(Science(2013) 339:96-98)の原題が、"The End of History Illusion" だったりとか。どちらも酷くて呆れるが。
　ちなみにこの論文は、人間は老いも若きも、過去に比べ現在の自分は変わったと思うが、将来の自分は変わらないと思う傾向があることを示したものである。「老いも若きも」も、つまりは、人は常にそう思っているということなのだから、この思い込みは幻想ということだ。将来の自分が否定することをやってしまう ---- 若気の至りとか、自分は未熟だったという類の行為 ---- 理由がそれだと著者らは指摘している。将来の自分は変わらないと思っているので、その行為が嫌になることもないと考えるわけだ。

8/12 (火) の進歩　人間は考える葦である
こんな論文を見つけてしまった。

Wilson ら (2014) Just think: The challenges of the disengaged mind. Science 345:75-77.

思索にふけることは、他の動物には見られない人間特有の行為である。確かに、我が家のあんも、ごはんやおやつに集中はしても思索に集中することはない。かといって人間も、何事もすることなく思索のみにふけることは苦手らしい。テレビをぼうっと眺めるとか雑誌をつらつらめくるとかの「ぼんやりとした刺激」がある方が、思索にふけりやすいそうだ。そう言われてみればそうかもしれない。かたやお留守番中のあんは、眠るでもなく遊ぶでもない時があるようだ。ぼうっと目を明けているけれど思索していないというのは、いったいどういう脳活動なのか気になる。

来月、熊本県立第二高校で研究の仕方の講義をすることになった。頑張ります。

博士論文の審査。お疲れ様。

プロジェクト K。とりあえず、Nature の退治を終えた。ついですぐに、Science の退治に取りかかった。Nature と異なり、Science のアブストラクトは原文そのままで和訳がない。そのため、他分野の論文のアブストラクトを読むのに苦労する。内容に馴染みがない上に、単語もわからないから。日本語が酷くとも、Nature のように和訳がある方がましなのであろうか。

8/11 (月) の進歩　炭火焼き鳥
私は、焼き鳥がけっこう好きである。たまに買って帰り、晩酌のお伴とする。外で飲むときは、鮮魚の次の候補として炭火焼き鳥が浮かぶ。美味しい炭火焼き鳥を頂きたい。そして今日ふと思った。自分で作ってみればよいではないか。昨年来、紀州備長炭での炭火焼きは我が家の定番となっている。焼き魚はすべてこれ。ガスで焼くことはなくなった。ならば炭火焼き鳥だって出来るであろう。鶏肉を切って串に刺し、炭火で焼けばいいはずだから。なのになぜか、「焼き鳥 = 買う物・外で頂く物」という図式が出来上がっていて、自分で焼くことをちっとも思いつかなかった。明後日にさっそく挑戦してみよう(今日明日は休肝日)。というわけで、またしても拘りができてしまいそうで、自分のことながら怖い。

6 日ぶりに研究室に来た。仕込んでおいたシミュレーションは、3 台の Mac のうちの 1 台で終わっていた。他の 1 台では 1/8 ほどしか進行しておらず、もう 1 台に至っては、先週からまったく進行していないように見える。この実行速度の違い。2007 年の Mac に比べ 2013 年の Mac は、すさまじく進化しているみたいである。

プロジェクト K。今日も、Nature の論文を見続けた。悪いタイトルの例を探しているのだけれど、次から次へと見つかる。同じパターンの悪い例ばかり見続けていると、それらが良い例に見えてきてしまうのであった。洗脳されそうだ。

8/10 (日) の進歩　悪くはない引き分け
ベガルタ仙台レディース 0-0 浦和レッズレディース。この引き分けは悪くはない。
　台風接近中である。仙台でも、時より激しい雨が降っている。試合開催とのことなので、気持ちを奮い立たせて仙台市陸上競技場に向かった。なにしろ今日は、絶対に負けられない闘いである。6 位以内に入って優勝決定リーグに進むためには、勝ち点 0 は絶対にまずいのだ。仙台は現在、勝ち点 24 の暫定 7 位である。昨日の試合で引き分けたジェフ千葉レディースが、勝ち点 25 で暫定 6 位に上がった。両者は、次節の最終節で直接対決をする。得失点差では仙台が上なので、勝ち点で並んでおけば、最終節に勝つか引き分けで 6 位に入ることが出来る。よって今日の責務は勝ち点 1 以上である。首位を行く強豪浦和が相手であるが、負けは絶対に許されない。
　という固い決意を胸にスタジアムに入った。雨はあがったものの、ピッチはびちゃびちゃであった。メンバー外の MF 入江未希選手が、試合前の練習時にピッチに入ってきたのだけれど、水たまりをよけるのが大変そうな歩き方であった。実際、試合が始まると、走るごとにボールが転がるごとに水しぶきが上がった。スライディングをすると、1 m を超える高さの水しぶきが盛大に上がり、その華やかさに、ショウとして見せたらよいのではないかと思った。かくして、パスが繋がらないので、お互いに長いボールを蹴り合う展開となった。内容は互角。MF 田原のぞみ選手のシュートがバーに当たるなど、仙台が猛攻を仕掛けた時間帯もあった。かたや、浦和のコーナーキックが何度も何度も続くこともあった。結局、どちらも決めきることができず、0-0 で試合を終えた。勝つに越したことはなかったが、絶対ノルマの勝ち点 1 を取ることは出来た。これで 6 位に戻った。
　16 日の敵地での千葉戦が運命の決戦となる。上述のように、勝つか引き分けで優勝決定リーグに進むことができる。絶対に負けられない闘いが続く。

8/9 (土) の進歩　もったいない引き分け
ベガルタ仙台 0-0 ヴァンフォーレ甲府。勝てる試合だったのに。

試合は夜から。今日は蔵王に出かけることにした。これまた久しぶりである。まずは、大露天風呂に行った。ここに入るのは二回目か。意外と少ない。いかにもという硫黄泉を堪能出来た。その後、お釜を見に行った。霧が出ていたけれど、私が着くと、気づいたように霧が消えていった。そして、緑色の水を湛えたお釜が鮮やかに見えた。あそこで、浮き輪をつけて泳いでいる人がいたら笑ってしまう。お釜を後にしてコマクサ平に行った。やや盛りを過ぎていたけれど、一面のコマクサを見ることができた。車で見に来られるのだからすごい。こんな感じで、蔵王日帰りコースを楽しんだ。

試合が始まった。敵地なので CS で応援した。前半は完全に仙台のペースだった。しかしゴールが遠い。前半の内に得点しておきたかったのであるが、無得点のまま終えてしまった。後半になると甲府が攻勢となった。仙台も必死で守る。結局、無得点のまま試合を終えた。お互いに、守りの良さが出たというよりも、得点力の無さが出た感じであった。
　この試合、新加入の野沢とハモンロペスが途中出場した。得点力欠如を解消するためにも、この二人が早くフィットしてくれることを祈りたい。

8/8 (金) の進歩　仙台七夕
今日は休暇を取っている。プチ夏休みだ。といわけで、久しぶりに仙台七夕に行ってみた。こういうお祭りを愛さないと、日本人として成り立たないのだ。昼にビールを飲んでやろうと、車ではなくバスで出かけた。さあっと見た後、福寿司という店で、生ビールを飲みながら寿司を頂いた。美味しかったけど高過ぎだ。その後、会場の端っこまで七夕を見て歩いた。目当ての飾りがあったのだ。ベガルタ仙台の飾りである。行きは見落としてしまったけれど、帰りに見つけることができた。

綺麗だねえ。選手が書いた短冊もあった。

「さわこ」は、FW 安本紗和子選手のことである。「ひと」は MF 小野瞳選手、「NON」は MF 田原のぞみ選手だ。紗和子、自分の腹筋が神様にお願いされるとは思わなかったのではないか。さて神様は、いくつに割るのか。ベガルタの飾りを見つけて満足し、バス停へと戻った。その途上、エビス生ビールコーナーにトラップされた。雨で肌寒かったけれど、2 杯飲んでしまった。

帰宅して入浴後、しっぽりと晩酌をした。昼に飲んでも関係ないね。いつものようにぐびぐびと行ってしまった。

8/7 (木) の進歩　福島県立福島高校が、文部科学大臣賞を受賞
今日は、口頭発表がある。ポスター発表の審査により選ばれた 6 校が、大ホールにて口頭での発表を行うのだ(発表内容はポスターのものと同じ)。1000 人を超える聴衆の前に立つという、なんとも栄えある発表である。開始前、ホール内を歩いていたら、福島県立福島高校の H 先生に声をかけられた。そして、「おかげさまで、代表校に選ばれました」と嬉しそうに教えて下さった。やった！福島高校には、プレゼンの講義に毎年行っている。その縁で、今回の発表「ベンザインの合成を目指して」のポスターに、私なりの助言をしてきた。まずは、「何を訴えるべきか」について私の意見を述べ、その後も、ポスターについてかなり事細かく修正意見をした。だからすっかりサポーター気分であった。選ばれたかどうか気になっていたのだが、ほんによかった。
　口頭発表が始まった。私が面白いと思った、外反母趾の研究も選ばれていた。発表も立派であった。かたや、首を傾げざるをえない発表もあった。検定の考え方を教えて上げたい。というか、「これ研」に書いてあるのだが。5 校目として、福島高校の発表が始まった。私はスライドは見ていなかったので、どんなプレゼンをしてくれるのか、大いなる期待とちょっとの不安で臨んだ。見事な発表であった。2 箇所ほど気になる点があったが、ほとんど満点といってよいものだったと思う。 6 校の中で一番良かった。最高賞である文部科学大臣賞を取るのは、福島高校か、「女子中高生の外反母趾の有病率とその関連因子」(武庫川学院武庫川女子大学附属中学校・高等学校)・「持続的な硝酸イオン除去法の開発」(静岡理工科大学　静岡北中学校・高等学校)だろうと思った。審査結果が気になったのであるが、発表をまたずに帰宅の路についた。
　帰宅して、慰労の晩酌をした。ときどき書斎に行き、福島高校の先生からメールが来ていないかを確認した。何度目かの確認をしたら、研究指導をした H 先生(上記の H 先生とは別の方)からのメールが入っていた。そしてなんと、文部科学大臣賞を取ったとのことであった。やったーーーーーーー！最高賞である。スポーツでいうならば全国優勝ということだ。すごい、すばらしい。しかし受賞も当然か。そのレベル、プロの研究といってよいものであったから。ほんに、おめでとうございます！この研究をますます発展させて、是非とも論文にして下さい！

8/6 (水) の進歩　またしても敗北
今日明日と、SSH 生徒研究発表会が行われる。「これから研究を始める高校生と指導教員のために：研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター発表の仕方」(これ研)がどれくらい浸透しているのか。昨年の大会では、まったくというほど浸透していないことを知りがっかりした。出版からすでに一年、少しは浸透していて欲しい。今年は、拙著を持参して臨んだ。
　というわけで、高校生のポスターを見て回った。巨大な会場内に、200 を超えるポスターが掲示されていた。高校生がわんさかで、熱気がすごかった。いくつか、面白い発表があった。たとえば、「女子中高生の外反母趾の有病率とその関連因子」(武庫川学院武庫川女子大学附属中学校・高等学校)・「シロツメクサの多葉形成に関する研究～個体間における維管束と RAPD の違いについて～」(岩手県立釜石高等学校)などなど。この他にも、高校生らしい若い発想に満ちた研究があった。しかし一方、残念な気持ちになってしまう発表もたくさんあった。何のために調べているの？そのデータからそんなこと言えるの？ ……………、総じて、「これ研」はほとんど浸透していないと思わざるをえなかった。実際、何人かの生徒さんに「これ研」を見せたけれど、誰も存在を知らなかった。うーー、自分で言うのも何だが、「これ研」を読めば世界が変わるはずだよ。どうすればその存在を高校生に知って貰えるのか。今年も、敗北感と重い課題を胸に会場を後にしたのであった。

8/5 (火) の進歩　明日より出張とプチ夏休み
明日から出張する。パシフィコ横浜で行われる SSH 生徒研究発表会に参加するのだ。スーパーサイエンスハイスクールに指定された高校が一堂に集う研究発表会である。「これから研究を始める高校生と指導教員のために：研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター発表の仕方」がどれくらい浸透しているのか調査してくる。去年は、拙著のかけらもないという状況を味あわされた。出版から一年以上経った今年はどうか。参考にして下さっている高校があることを祈りたい。
　その後はプチ夏休みである。自宅でプチプチと過ごす。久しぶりに仙台七夕を見に行くか。
　というわけで今週はもう研究室に出て来ない。その間おそらく日記の更新もしないと思う。では、プチ夏休みのあとに本夏休みが来ることを願って！

ばらもんと研究計画の議論をした。頑張って良いデータを取って頂戴。

今日も、Nature 論文のタイトルを見て過ごした。悪い例がいっぱい見つかる。しかしこんな態度でいたら、私は、Nature から出入り禁止をくらうかもしれない。実際、Nature とは無縁な人生ではあるが。
　しんすけから、プロジェクト K に関する意見が届いた。どうもありがとう。大いに参考にするよ。

8/4 (月) の進歩　いつまで続くのか
今日は、ちょっと早めに切り上げて病院に行った。相も変わらずの胃腸病である。以前よりもだいぶ良くなっている気はする。しかしまだ、腹部が張ることがある。果たして治るのか。そしてこの病院通い、いつまで続くのか。11 月には、胃の内視鏡をやると言われてしまった。一年に一度、やった方がいいんだと。しかし今年の春にやったはずだが。何か、向こうのペースで好き勝手にされている気がする。掴まったら離して貰えないという感じである。

Nature論文のタイトルを見て過ごした。気になった物はアブストラクトの日本語訳も見た。相変わらず、訳が酷い。専門外の分野の論文でも、原文を見た方がずっとわかりやすい。Nature Japan さん、いい加減に改善したまえ。

8/3 (日) の進歩　痛い敗戦
ベガルタ仙台レディース 0-1 アルビレックス新潟レディース。力の差か。
　11 時過ぎに、あんを連れて車で出発した。途中事故渋滞があるなどしたため、新発田に着いたのは 15 時 20 分頃であった。あんを預けるため、ペット屋さんへと行った。予約していたのに話がまったく通じなかった。なんなんだ、この店。その後、試合会場の新発田市陸上競技場に入った。それにしても暑い。
　試合が始まった。立ち上がりから、新潟に支配される展開となった。新潟は中盤のプレスがすごく、ほとんど自由にさせて貰えなかった。かたや仙台の方は、バイタルエリアで何度も前を向かれた。そして決定機を作られた。新潟の MF 坂口選手に決められて失点。後半になっても似た様な展開が続いた。仙台は、中央から切り込むことがまったく出来なかった。サイドからのクロスも合わず。終わってみると、FW 浜田遥選手が GK と一対一になったのが唯一の決定機であった。これとて、仙台が崩して作ったのではなく、相手のミスで拾ったものであった。力の差を認めざるをえない敗戦であった。
　残り 2 試合で、6 位の仙台と 7 位の千葉が勝ち点で並ぶという状況になった。最終戦は、両者が直接対決する。もはや精神力の闘いである。2 連勝あるのみ。
　本日のお気に入りは、新潟の MF 坂口萌乃選手であった。決勝点を決められてしまった選手であるが、もう愛さずにはいられない。ヒロインインタビューで、「試合内容を振り返って下さい」と聞かれるも、「こういうの初めてなんでぇーーー」と恥ずかしそうにしばし黙り込んだ。そして何を思ったのか、「長岡の花火大会に行かずに見に来てくれてありがとうございまぁーす」とお礼を述べるのであった。そんなこと聞かれてないぞ。その後の質問にも、要は「来てくれてありがとーー」であった。この子、仙台に欲しい。

10 時半頃に帰宅。シャワーを浴びて残念会を始めてしまった。夜中までぐいぐいと飲んでしまった。

昨日の幻の得点をビデオで確認した。確かにオフサイドだった。すいません。

8/2 (土) の進歩　腹立つ引き分け
ベガルタ仙台 2-2 大宮アルディージャ。審判おかしい。

試合は夜から。それまでは、ひたすら暑さと闘っていた。書斎に籠もって冷房をつけ、お仕事だのネット逃避だのをしてみたり。かと思うと、居間に行って窓を開け放ち(冷房無し)、時よりの涼風に支えられながらテレビを見てみたり。ああ、何という暇な闘いなのか。かといって、この暑い中庭に出る気も起きない。今日明日と夜は外食なので、料理の必要もない。ついには、窓を開け放った寝室で午睡をしてみるという新技も試みた。それにしても、何なのかこの暑さ。

夕刻、ユアテックスタジアム仙台へと向かった。いつものように牛タン利休で牛タン定食を頂き、スタジアムに入った。
　試合が始まった。前半 5 分に、MF 梁のゴールで仙台が早々に先制した。しかしどちらかというと、大宮が支配した感じの展開であった。あっさり追いつかれて 1-1。その後お互いに取り合って 2-2 となった。このまま引き分けてしまうのか。と思った試合終了間際、大宮ゴール前で粘った FW ウィルソン(？)からの展開で、仙台がゴールにねじ込んだ。スタジアム総立ち、アナも「ゴーーーール」と叫んだ。かように、全員が得点と思ったのである。と、副審が旗を上げていることに気づいた。なんとオフサイドの判定であった。…………。オフサイドくさかったら、喜ぶ前に副審を見る。しかし、スタジアムの誰もそれをしなかった(全員が喜んでいたのだから)。誰も、オフサイドなどと思わなかったのである。この、圧倒的多数の意見をどう見るのか。ま、ビデオで確認しなくてはいけないけどね。
　この場面に限らず、今日の審判はおかしかった。試合終了後、実に久しぶりに審判非難のコールが出た。ほんとに腹立つわ。

8/1 (金) の進歩　明日は大宮戦、明後日は新潟戦
ベガルタ仙台は明日、ユアテックスタジアム仙台に大宮アルディージャを迎え撃つ(19 時試合開始)。リーグ再開後波に乗れない我がクラブである。大宮も不調だ。せっかくなのでしっかりと勝利し、再び波に乗ろう！負けちゃったら本当にまずいぞ。
　レディースは明後日、敵地でアルビレックス新潟レディースと闘う(16:30 試合開始)。新潟は勝ち点 26 の 5 位、我がクラブは勝ち点 24 の 6 位である。6 位以内に入って優勝決定リーグに進むためには、何としても勝利しておきたい試合である。皆が一丸となって闘い、必ずや勝利を掴み取ろう！私ももちろん参戦する。

月初めの談話会があった。調査実験のため欠席者が多く、バッジョと私の二人だけの会となった。二人というのは史上初めてである。でも、明るく元気にお話をした。

久しぶりに、イントロの骨子について考えた。

何を前にして
どういう問題に取り組むのか
どうして取り組むのか
どういう着眼で
何をやるのか

この五つがイントロを形作る。五つも考えるのは難しいように思える。しかし考えてみると、「何をやるのか」は、やったことをまとめるだけなので自動的に決まる。「どういう問題に取り組むのか」は、結論に対応させて決めればよい。だからこれも自動的に決まるはずである。「どういう着眼で」も説明は楽だろう。となると問題なのは、「何を前にして」と「どうして取り組むのか」の二つだけなのではないか。頭を悩ますのは、五つの内の二つだけ。センターポジションとその他って感じ？そう考えると、骨子練りも楽に思えてきた。