Ryo Midi Room

 この部屋には、ボクの製作したMIDIフアイルが収められていました(過去形)。普段よくコピーした高中正義さんの曲がメインで、特にギターパートに関してはボクがギターシンセでリアルタイム入力したものですから、ステップ入力のデータの比にならない位リアルなものに仕上がってます(導入前の曲はこの限りでない)、高中ファンならずとも一聴の価値あり!オリジナル曲以外のコピー曲は長らく封印してきましたが、JASRAC殿は自製したコピー曲は公開して良しとのお達しですので、これからはオリジナル曲ともども順不同にYoutubeに鳴らしていきます。

 時代は進み、PCの性能がかつての数十倍を軽く超え、今やMIDIに代わって波形データを使用したVSTが隆盛を誇るが、個人的には数十KBで鳴る音には何とも言えない奥深さがあり、自分の中ではまだまだMIDIの時代は続いているのであります。以下、「MIDI演奏」はMIDIを波形に変換したもの、「生演奏」はボクが実際に演奏したものを指します。


XG製作環境:YAMAHA MU 2000 EX (XG,SMF1)
GS製作環境:Roland SC-8850 (GS,SMF1)
総合仕上用ソフト:Logic Pro 8
GUITAR SYNTHESIZER:Roland GI-10 + Roland GK-2A ×Spirit by STEINBERGER+ GK-Z-Talbo Jr.+ YAMAHA EOS B900

TRUTH

作曲・編曲:安藤まさひろ

 スリリングなイントロと高揚感あふれるサビが鮮烈なコントラストを生み、終盤のハイトーンリリコンから繰り出される音のシャワーに魂を深く揺さぶられる、聴く人の心に潜む情熱を呼び覚ましその内に秘められた真実さえ映し出す逸曲。ご存知T-SQUAREによる元F1のテーマ曲、このアレンジでは、最後にギターでアドリブをとれるようにしています。ラストのドラムは本気で鍵盤叩いて入力しました。

[生演奏]      [カラオケ]

 

OMENS OF LOVE

作曲:和泉宏隆

 新たな何かが始まることを予感させるようなイントロ、軽快なリズムに載せられたリリコン主旋律とギターソロが、聴く人誰をも幸せな気持ちにさせる名曲。 1992年の「ボクたちのドラマシリーズ」シーズン1第一話「放課後」のテーマ曲に使われ、劇中で体が入れ替わる高校生を演じた観月ありさといしだ壱成のバンドが弾く曲でもあるが、これがT-SQUAREの曲だと知ったのは随分後年になってからです。F-1テーマ曲と並んでT-SQUAREの最重要曲に位置づけられる楽曲のようです。

[生演奏]

 

愛のロマンス〜映画「禁じられた遊び」主題曲

作曲:不明/編曲:ナルシソ・イエペス

 この曲が弾きたくてギターを始めたという人は多いと思います。自分もその一人ですが、少年期には一本のギターからどのように旋律と伴奏が弾かれているのか分かりませんでした。編曲者は当時若干20代のイエペス氏で、今思えば映画「禁じられた遊び」を撮り終えたクレマン監督が予算を使い果たしたせいで音楽を付けられず、低予算でイエペス氏がこの曲を効果的に付けたおかげで、元々スペイン民謡だった曲とイエペス氏双方が世界レベルで有名になったのも、運命的だったとしか言いようがありません。

[生演奏]

 

Love's Theme(愛のテーマ)

作曲:Barry White

 発表して半世紀経っても、未だに多くの人から愛されているこの曲、理由はやはり聴いているだけで心が満たされる美しい旋律と、思わず体が動き出す心地よいワウギターが作り出すファンキーなリズムと思われます。 特にイントロにも見られる駆け上がりのストリングスが曲の中央部にも現れ、そこにハープも加わり、一気に絶頂に吹き上がるような劇的な表現がまさに「愛のテーマ」の題名に相応しく、聴く人に深い幸福感を与える印象的なフレーズだと思います。

[生演奏]

 

エピダウロスの風

作詞:リリカ新里/作曲・編曲:高中正義

 8ビートシャッフルのノリノリサウンド、C→C#の行進曲風なコード進行がめちゃカッコ良くハマってて好きな曲。アルバムバージョンとライブバージョンの演奏が随分異なる一曲でもあり、生演奏では80年代の頃の高中ライブ演奏を意識して弾きました。思えばこの曲を書いた頃の高中さんは30歳ぐらいで、サングラスをかけ、髪をなびかせながらノリノリでこの曲を弾く姿は優雅そのものでした。

[生演奏]      [MIDI演奏]      [カラオケ]

 

Illusion

作詞:リリカ新里/作曲・編曲:高中正義

 MIDIは20代後半に作り、割りと好きな曲ですが、生演奏するのに20年以上かかったぐらい、弾くのが怖かった曲。全編エレアコというのは音色が非常にピュアであるがゆえに、よもやすると、下手さが目立つ恐れがあり、それゆえ、長い間好きな曲であるにも関わらず、弾くのを避けたのかもしれません。

[生演奏]      [MIDI演奏]      [カラオケ]

 

CARRY ME AWAY

作詞:リリカ新里/作曲・編曲:高中正義

 1987年の高中さんのアルバム「RENDEZ-VOUS」に収められた曲で、高中さん曰く、A面よりB面(これすら21世紀生まれには通じない可能性あり)の方が自分は好むと。確かにB面の曲はメロウな曲が多くてボクも好きです。当時高中さんはドラムマシーンに凝っていたらしく、このアルバムではそれらしい音がふんだんに使われているが、このデータはそれらの音を完璧に再現目指しています。

[生演奏]      [カラオケ]

 

SMOOTHER

作曲・編曲:高中正義

 ダウンロードした方からリクエストがありましたので、打ち込んでみました。構成が非常に簡単な曲です、しかし、聴いていて全然飽きないのは、やはり高中さんの「唄う魔法の杖」が成せる業なのでしょう。この曲はその昔、朝日TV系列「ニュースシャトル」のエンディングテーマに使われたが、この曲を聴くために最後まで観たりもしましたね。それにしても、高中さんのメロディはホントに優しさに溢れていて、聴いていてホっとします。

[生演奏]      [MIDI演奏]      [カラオケ]

 

Driving it more Cool

作曲・編曲:RYO

 この曲は元々イントロが大好きでしたし、コード進行も緊張感があって、色々いじってる内にバックはちょっと感じ変わってしまいました、メロディも当然ですが、全く違うものになりました。メロディの打ち込みは勢いにノって1夜で打込み&調整までやってしまって、もち徹夜でした。まぁ、かなりホットな仕上がりになったではないでしょうか?そろそろ次は得意のマイナー系バラード作りたいですね。

[生演奏]      [MIDI演奏]      [カラオケ]

 

Closing Moon

作曲・編曲:RYO

 2000年7月17日の、20世紀最後の皆既月食を山の上に行って見てきました。天気もよく、しかも4時間という得難い機会でした。次第に月が閉じ、紅いシルエットになってゆく、静まり返った漆黒の闇、聞こえしはただ湧き水の流るる音。そんななんとも妖しく幻想的な一時を曲にして見ました。異様な雰囲気を造り出す為に、普段あまりお目にかかれないコードをこれでもかと使ったり、音色にリバーブかけたりと…色々やってます。

[生演奏]      [MIDI演奏]      [カラオケ]

 

エースコンバット2より〜「エクストラ・エンディング」

作曲:諫山亘秀

 さながら午後のティタイムという趣のAメロピアノソロから、 突如割り込むBメロのガチメタル系ギターサウンド、 なんとも心地よい違和感を奥行感溢れるストリングスが包み込む逸曲。 エースコンバット2の楽曲はどれも神曲で、 その中でも、このグッドエンディングに流れる曲は白眉と言えます。 ゲームの他の楽曲と違い、この曲には正式な曲名が与えられていないようですが、 個人的にメロディより、Bメロのバックに流れているストリングスが印象深く、 どこまでも澄み渡った深く蒼い大空を感じます。

[生演奏]      [カラオケ]

 

Stardust

作詞:M.Parish/作曲:H.Carmichael/編曲:BAnaNA・高中正義

 肉中心の食事を好む人も、歳とともに次第に野菜を食べるようになるという話を聞いた事があります。この理屈は音楽に関しても同じなのでしょうか?この曲を初めて耳にしたのは10代後半で、当時は即早飛ばしだったのに、近頃は「ホンマ綺麗な曲やなぁ」と聴く度に心が満たされます。MIDI演奏では原曲の所々に出てくるセクシーボイスは初め割愛しようと思ったが、勢いで入れてしまいました。どう再現しているかは…、聴いてお楽しみということで。結局生演奏ではこのボイスは削除しました、失恋の歌ですからね。。。

[生演奏]      [MIDI演奏]      [カラオケ]

 

Thinking of You

作曲・編曲:RYO

 「愛」には色んな形があると思います。互いが惹かれ合い成就する愛もあれば、いくら想っていても、決して叶う事のない愛もあります。愛が叶わない理由も人それぞれで、相手が既に亡くなったとか、結婚しているとか…。しかしそれでも、心に秘めた愛を一途に持ち続ける人、この曲はそんな人に送るボク流の「愛の讃歌」です。たとえ叶わぬ恋でも、人を愛する心は美しい、たとえ報われない愛でも、「愛」は永遠に不滅です!そんな報われぬ愛に胸を焦がす人の為に、この曲を捧げます…。

[生演奏]      [MIDI演奏]      [カラオケ]

 

BALLADE 2U

作曲・編曲:高中正義

 タイトルからして高中さんお得意のオヤジギャグが炸裂してますが、聴いてみると涙が出そうな位美しいバラードナンバーで、91年度日産シーマのCMイメージソングに使われた曲です。優美にして上品なその「旋律」に「戦慄」を覚えること間違いなし…ってオヤジギャグモードになってる場合じゃない。

[生演奏]      [MIDI演奏]      [カラオケ]

 

SPEED & MAX R-mix

作曲:伊秩弘将他/編曲:RYO

 20世紀末に日本の音楽界を席巻した女性アイドルグループSPEEDとMAX、彼女たらのヒット曲を5曲ノンストップアレンジmixしてギターをフィーチャーしました。柄にもなく、なぜアイドル曲を弄ったかというと、約20年前、当時加入していたバンドがSPEEDやMAXの曲でチャリティ公演することになり、余計なお世話と思いつつ、ダンサブルにアレンジしたデモテープをと思い、徹夜して作ったのがこのテイクだったわけです。映像編集して改めて思うのは、特にSPEEDの楽曲の高い音楽性!それら楽曲の作曲と作詞を伊秩氏たった一人で行っており、その異才たるや舌を巻くばかりであります。

[生演奏]

 

Heaven and Earth

作曲・編曲:高中正義

 アルバム「虹伝説II THE WHITE GOBLIN」のオープニング曲。アグレッシブさと静寂さが交叉する前半部、劇的なギターソロと豊かなストリングが織りなす後半部、空高く舞い上がるような曲想が全身にアドレナリンを噴出させる!前作「虹伝説」のラスト曲「You can never come to this place」の主旋律を絶妙なタイミングでミックスされた感動モノ。 天と地が明確に表現された曲想において、ギターを2本持ち替えて弾いています。

[生演奏]      [カラオケ]

 

SAVE OUR SPACE FOR CHILDREN

作詞:Dalyl Canada/作曲・編曲:高中正義

 最早ハードロックに近いノリですが、高中さんにしては極めて珍しい曲調です。思えば1987年頃の高中サウンドは少し乾いたブラックっぽい感じでした。ボクは高中さんが東芝EMIに移籍した後にファンになった世代ですから、すんなり受け入れられますが。仮に難しいギターテクをあまり使わなくても、手軽にカッコよく弾ける曲ランキングがあったら、この曲は間違いなく上位ランクインですね!

[生演奏]      [カラオケ]

 

Gonna Fly Now(ロッキーのテーマ)

作詞:Carol Connors・Ayn Robbins/作曲:Bill Conti

 この曲を初めて聴いたのは確かTVで映画「ロッキー」か「ロッキー2」かを放送してた時で、小学生だったと記憶しています。もちろん映画内容が良かったのは言うまでもないが、このテーマ曲があまりに印象的で、特にロッキーがフィラデルフィア美術館の階段を駆け上がるシーンと曲ラストのサビとがピッタリで、「良し、オレも明日朝から走りに行くぞ」と思ったほどでした。3分足らずの曲ですが、実に内容に富んでおり、ムダが一切無い曲構成に、題名に合致する曲想はさすがアカデミー賞ノミネートだけのことはある。映像でギターはなんと腹筋とスクワットをやりながら弾いていますが、ボク流のリスペクトがギュー詰めされています。

[生演奏]

 

BLUE SHARK

作曲・編曲:高中正義

 スピード感あふれるロックチューンで、高中さんにしてはかなり珍しい曲調です。この曲はおそらくアルバム「AQUAPLANET」の候補曲の一つだったと思われ、良い曲なのに、なぜ最終的に選外になってしまったのか、色々考えられますが。。。しかし、最終的にシングルB面に入れられたり、ベストアルバムにも収録されたわけですから、高中さん本人もお気に入りの曲ではないかと思います。

[生演奏]      [カラオケ]

 

Morning of Creation〜You can never come to this place

作曲・編曲:高中正義

 アルバム「虹伝説II THE WHITE GOBLIN」のラストを飾る名曲、前作「虹伝説」のラスト曲「You can never come to this place」の主旋律をふんだんに散りばめながら、まさに朝日の昇る新たなる一日の始まりを予感させる曲想です。演奏では、最初にMIDIギターを使って一人オーケストラ、これは1988年のライブで高中さんが演奏した一節を借りました。この一節で高中さんは作曲のみならず編曲においても抜きん出た天才だと気づかされます。かの有名な「ツァラトゥストラかく語りき」を何の違和感もなく自分の曲に溶け込ませているからです。「ツァラトゥストラかく語りき」は「朝」をイメージさせる曲だそうで、まさか10年後に「You can never come to this place」に新たなる朝日の曲を溶け込ませることになるとは、高中さん本人も1988年当時は考えていなかったことでしょう。

[生演奏]      [カラオケ]

 

ALONE (Sa・Mi・Da・Remix)

作曲:高中正義/編曲:RYO

 月雨(さみだれ)前線が日本を覆い尽くす中、高中さん初期の名曲をポップシーなアレンジで。とにかくCメロ(サビ)!泣きのギターが印象的な曲で、本アレンジでは2回目のCメロに自前のストリングスラインを重ね、さらに「泣き」を盛り上げてみました。MIDI演奏のデータのギターパートは、実はギターシンセを導入して最初に打ち込んだもので、そのままずっとほったらかしにして、いつの間にか2年経ってしまいました。最後は、元からあったカラオケ用データもほとんど新たに打ち直して、2つのデータをミックスし直しました。原曲の雰囲気を損なう事なく、より感情のメリハリを強めており、かなり聴き応えのあるデータに仕上がったと思います。

[生演奏]      [MIDI演奏]

 

VOYAGE

作曲・編曲:高中正義

 数年ぶりのコピー曲打込み、しかもMIDI初の打込み曲のリメイクです。MU2000という最高の音源を手に入れて数カ月にして初の打込み、これも何かの因縁か…。しかし、この曲はどうしても「三国志」の諸葛亮のイメージと重なってしまう。晩年の諸葛亮は亡き主君の恩に報いる為、自国の10倍もの兵力を抱える大国に6度も挑み、志半ばにして陣中で病死する、まさに悲愴美の極みである。中国中央電視台製作の大河ドラマ「三国志」を観て、諸葛亮の最期にこの曲が幾度も脳裏を走来し、泪が止まりませんでした。困難に敢然と立ち向かう真っすぐな瞳、揺らぐ事のない不屈の精神、いつの時代も男のロマンは漢のみが知る。漢の夢の壮大さ、儚さにこの曲を聴いては、心を馳せています。

[生演奏]      [MIDI演奏]      [カラオケ]

 

Nagisa'97(渚・モデラート)

作詞:リリカ新里/作曲:高中正義/編曲:RYO

 20年前に録音した音源に、20年後の映像を重ねて思ったのは、やはり若いっての素晴らしい!音は荒削りで良いも悪いもまっすぐですが、激しい情感を感じさせます。また、「Jungle Janeツアーライブ」での故石川清澄氏のキーボードソロが好きで、取り込んでみました。あのハーモニカのような音が妙に寂しく、夕暮れの海岸をイメージさせます。

[生演奏]      [カラオケ]

 

We're All Alone

作曲:Boz Scaggs/編曲:高中正義

 この曲はあまりにも名曲のため、数多くのアーティストがカバーしていますが、高中さんのアレンジは他と趣旨が異なるように感じます。分かりやすく言うと「希望」を感じるのです。Boz版原曲を含めほとんどのカバーは途中盛り上がるも、最後は消えるように寂しく終わっていく。ところが高中版はギターがDistに切り替わる次いでに、ドラムハイハットが16ビートになり、ギターがウネりながらハーイトーンになるにつれ加速する、何とも言えない高揚感に包まれながら、この曲の主人公である二人の明るい至福の未来を垣間るのです。

 それにしても、このデータが出来るのになんと15年の月日を要しました。アキバの楽器屋の有線で初めて耳にしたのは15年前、当時曲名を知らなかったが、パリっとしたクリーントーンとバイオリン奏法のメロディラインですぐに高中さんの演奏だと分かりました。それからCDが見つかるのに数年、Youtube上で楽譜が見つかったのは2013年のこと。このデータは楽譜を公開された方が作成したMIDIをベースに、ギターパートを載せ再編集したものです。

[生演奏]      [MIDI演奏]      [カラオケ]

 

EUROPA〜藍秋のヨーロッパ

作曲:Tom Cpster・Carlos Santana/編曲:RYO

 「藍秋」ってもちろん「哀愁」をもじっているわけですが、原曲のサンバっぽいイメージをグルービーなアレンジにしました。お手本は高中さんがアルバム「AQUAPLANET」で示しておられまして、アレも賛否両論あれど、ボクは非常に好きでした。

[生演奏]      [カラオケ]

 

ONCE IN A BLUE MOON

作曲・編曲:高中正義

 ボサノバっぽいこの曲はオクターブ奏法というテクを多用するなかなか難しい曲です。その昔、MIDIによってどこまで「再現」できるかを極めようとした時期があり、環境の変化などにより、随分とご無沙汰した時期もありました。最近久しぶりにMIDIデータを弄り、さらにYoutubeなど見ると、まさに隔世感というか、そもそも音源はソフト音源が主流になっており、歌も再現できたり、驚きの連続でした。

 とりあえず、手持ちの機材でこの曲の女性ボイスを再現したりしようとすると、世の中の最新機材を使えば簡単なのだろうが、純粋にMIDIだけで再現すると、こんな感じなのではないか、という作例です。

[生演奏]      [カラオケ]

 

SUMMER SUNSET

作曲・編曲:RYO

 この曲は、ある夏の日に、昔通った小学校にブラっと行ってみた時の事、夏休みの小学校には人1人なく、一年生の教室を覗くと、今となっては片足も入らないほどの小さい机を見て、「こんな小さかった時もあったなぁ…」ってシミジミ。帰りに、1人で広いグランドに立って、落日を眺めた時にこのメロディが出て来たのです。あの頃は一番よかった、「毎日次の日を楽しみにしていた…」。

[生演奏]      [カラオケ]

 

Warm Summer Woman

作曲・編曲:高中正義

 「SHADY LADY」とは対称的な曲で、真夏のキラキラした女性をイメージさせる曲で、後半の盛り上がりが特に印象的です。オケ打ち込みもこの盛り上がるキラキラ感を如何に出すかがキモになります。 高中さんはアルバムでは自分で打ち込みしているようですが、作曲のみならず、打ち込みの腕前も超一流ですね。それにしても、高中さんの曲はオケだけでも曲として聴けてしまうところが凄いですね。個人的にモーツァルトの「フルートとハープのための協奏曲:第2楽章」が大好きですが、この曲はストリングスとハープが巧みに絡み合い、協奏曲にも劣らない美しい響きを奏でます。

[生演奏]      [カラオケ]

 

BLUE LAGOON (Hi・No・Demix)

作曲:高中正義/編曲:RYO

 高中さんをトロピカルにイコールさせた名曲。世に時とともに色あせる楽曲は多いが、この曲は今でもライブで演奏され、観客熱狂の導火線に火をつける曲でもあります。かなりグルービーなアレンジにしておりますが、原曲の雰囲気は保っていると思います。さらに、アクティブサーキットをフル回転させたパリパリハーフトーンでソロを弾いて、日の出を演出してみました。当初HiNoYiRimixにしようと思ったが、やはりのパリパリは曲の初めが良いかと散々悩みました。 それと、めったにお化粧エフェクターは使わないのですが、今回はハーモナイザーでギターソロからラストにかけて所々3度でハモらせています。

[生演奏]      [カラオケ]

 

Biscayne Blue

作曲・編曲:高中正義

 おそらく高中さんがマイアミに住んでた頃に作った曲ではないかと思います。Cコードから入るディスコ調のやや単純なリズムだが、力強いギターアドリブがかえって光る曲です。

[生演奏]      [カラオケ]

 

黒船

作曲・編曲:高中正義

 「未だこれ以上曲を作っていない」と高中さんが言っていた記憶があります。確かに、この曲はC→C7→Fとかめちゃメジャなコード進行に始まり、3分弱の曲長でかなりの要素が詰まった曲です。

[生演奏]      [カラオケ]

 

CHINA

作詞:Jeff Brown/作曲・編曲:高中正義

 「ウチはオヤジが中国人で、戦後南京から東京に来て、サラリーマンやりながら、麻雀屋もやってた」と某番組での高中さん談である。な〜るほど、他のギタリストと明らかに一線を画す音色、懐かしさすら感じさせる美しくもどこか哀愁を帯びたメロディは、もしかしたら高中さんの体に流れる大陸の血がなせる業かもしれない。コーラスパートは二胡と京胡を使って中国っぽさを演出、ラストのギターソロは久々にノリノリで弾いてしまった。歌詞は結構切ないけれど、賑やかな胡同をイメージさせる軽快な曲調はなかなか気持ちがいい!その昔映画「霊幻道士」の日本版テーマ曲に使われたのは有名な話?!

[生演奏]      [MIDI演奏]      [カラオケ]

 

SHADY LADY

作曲:Ed Calle/編曲:Emilio Estefan Jr.・Jorge Casas・Clay Ostwald

 「普段はあまり笑ったり、はしゃいだりしないが、そんな女性が時折みせる笑顔はとびっきりキレイにちがいない・・・」、この曲はそんな女性をイメージさせてしまいます。近頃なぜか、この曲がすごく凄く好きで、ギターを手にすると、思わず弾いてしまうのであります。ピッキングハーモニックスがとても印象的。映像化に際し、過去の習作の絵をイメージとして付けました。

[生演奏]      [カラオケ]

 

Beyond Big Century

作曲・編曲:RYO

 初のオリジナル曲。1000年に1度の大世紀、21世紀の初めの年2001年への期待と抱負を込めた曲。とか言ってますが、実は書き上げたのは1999年大晦日でした。要するに、2000年から21世紀が始まると思い込んでいたのでして。映像は「混沌」から「Big-bang」のイメージで始まります、別に"Big"繋がりでなく、大げさですが、現在があるのも宇宙の始まりがあったからという意味です。途中SAX間奏の箇所にも映像があり、今現在にそして未来に繋がっていくイメージです。

[生演奏]      [カラオケ]

 

渚・モデラート

作詞:リリカ新里/作曲・編曲:高中正義

 少年だった頃、TVで「サザエさん」の放送のCMの時、いきなりテレビからしなやかな女性コーラスが流れてきた。テレビに目を向けると、女性(薬師丸ひろ子さん)が立っていて、悲しそうな表情で海辺に砂で建てられた精巧なサグラダファミリアを見つめている。波が押し寄せ、容赦なくサグラダファミリアを崩していく…。東芝ビデオデッキのCMであった事も忘れ、あまりの美しさにしばらく身動き出来なかったのを憶えてます。学校の先生から曲名と演奏者を聞き出したのはしばらく後の事でした。

[生演奏]      [MIDI演奏]      [カラオケ]

 

獅子座流星群

作曲・編曲:高中正義

 ギタリスト大村憲司氏が亡くなった夜、ちょうどその夜は獅子座流星群が日本に降り注いだ夜。午前4時一番大きい星が流れると同時に、大村氏が亡くなったと伝えられていますが、バハマにいた高中さんはその後それを知り、1週間位落ち込んだそうです。のちに大村氏に捧げるレクイエムとしてこの曲が書き上げられたのです。いわゆるレクイエムにありがちな重苦しさは微塵も無く、軽やかなリズムにのった感傷的だが優美なメロディーは聴く人の心を捉えて放さない。MIDIデータはYAMAHA社主催XG SOUND WORLD 2002コピー曲部門でノミネートされました。

[生演奏]      [MIDI演奏]      [カラオケ]

 

Eyes On Me

作曲:植松伸夫/編曲:浜口史郎

 大ヒットPS専用ゲーム「FINAL FANTASY VIII」挿入曲。背筋が寒くなりっぱなし。心を満たす甘美な旋律に載せられた切ない詩を、フェイ・ウォン王菲)がその神々しいまでの歌声で綴ったバラードです。ゲームの中でも非常に効果的に使われ、涙を流さずにはいられない。まさに日本音楽界の歴史に残る名曲と言えるでしょう。

[MIDI演奏]

 

When You Wish upon a Star〜星に願いを〜

作曲:Leigh Harline/編曲:高中正義

 MIDIデータ自体は20年前にEOS買ってすぐに打ち込みしたものですが、最近になってEOSの音悪くないじゃんということで、再度調整し、シンセにクリスマスの鐘の音を少し加えました。原曲はもっと静寂な雰囲気ですが、少しゴージャスな音色を使い、演奏してみました。

[生演奏]      [カラオケ]

 

JUNGLE JANE

作詞:リリカ新里/作曲:高中正義/編曲:RYO

 とても楽しそうな曲です。パーカッションが複雑過ぎて、さすがに原曲の打ち込みはやりたくないので、シンセのパターンから組み合わせて編曲しました。ボーカルパートはいつものようにギターシンセで打ち込み。1986年頃は高中サウンド打ち込みモロ出しの時代で、ドラムスなんかいかにもドラムマシーンだし、ベースなんかはもっと早くからシンセベース化してましたけれど。

[カラオケ]

 

Funny Funny ZOO

作曲・編曲:RYO

 長さ1分半の一聴ふざけたような曲ですが、後半の携帯(一昔の)の音を聴いて、「あれっ」と思われる方は鋭い!そう、この曲はただの動物園を描いたものではない、今の若年層に対する風刺なのです。大した夢も持たず、ただ目の前の一時の楽しみしか見えず、「楽しい楽しい」気になってますが、実は恐ろしい猛獣に狙われてたりしてます。そして、危険に気が付いて断末魔の叫びをあげても、時すでに遅し、花火と同じで、一瞬のざわめきを残して、あとは散って跡形もなくなってしまう…。

[MIDI演奏]

 

AQUAPLANET

作曲・編曲:高中正義

 夏真っ盛りにピッタリな曲!聴いてると南国の深海と、特にベースラインがそこを往来する魚たちをイメージできるほどです。YAMAHA MU2000のスペックをフルに活かした打ち込みです。

[カラオケ]

 

Napoleon Funk

作曲・編曲:高中正義・岩崎康則

 この曲は何よりもS.E.をほぼ完全に再現するのが最大の難関。ブラスセクションのインパクトのあとの「ハォ〜」なんかは、まさにMU100をフルに活かした打ち込みだと思います。

 

Precious Time

作曲:伊秩弘将/編曲:水島康貴

 この曲初めて聴いて時は「?」と思いましたが、聴けば聴くほど好きになりました。それにしても伊秩さんはホントに曲の盛り上げ方がうまい!ラストに向かって感情が加速していく感じで、それを100%表現するSPEEDも素晴らしいの一言。サビのコーラスは打ち込みしながら泣けましたね。今まで、DTMは専属バンドくらいにしか思ってなかったが、この曲は初めてDTMらしい打ち込みをしたと言えるかもしれません。XGとGSを1パッケージにしました。

 

YOU'RE EVERYTHING I SEE

作曲・編曲:高中正義

 高中さんは狙っているのか知らないが、アルバムのラストの曲は大体スローでメロウな響きの曲が多い。この曲もそうですが、原曲は女性ボーカルメインの曲で、初めて聴く時は高中さんの曲と分からなかった人もいました。優しく暖かい曲です。

 

TRAUMATIC

作曲・編曲:高中正義

 ラストの犬の鳴き声には参った!アナログシンセっぽい音も再現されていて、スピード感があって、聴いてて気持ちがいい!ただ、ギターの表現に多少の難ありか・・・?

 

YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE

作曲・編曲:高中正義

 名盤「虹伝説」のエンディング曲にして、ギターインストの金字塔を打ち立てた曲ではないでしょうか。初めて聴いたのはジャングルジェーンライブが行った時、友人が買った「虹伝説」のカセットテープでだったが、とにかくこのラストの曲は印象深かったのを今でも憶えています。オーケストラ伴奏と、なんと言っても長い長い速弾きソロに度肝を抜かれました。

[カラオケ]

 

SKAKE IT

作詞:リリカ新里/作曲・編曲:高中正義

 1986年当時の大ヒット曲ですね。個人的にはそれほどでもないが。。。 しかし、改めて原曲を聴いてみると、リリカさんの歌詞はセンスが良い、この時期の高中さんの曲はかなり歌詞を担当されてましたが、いずれもセンスが良くて、驚きです。

[カラオケ]

 


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