最初にギターシンセの演奏を見て、ド胆を抜かれたのは、言わずと知れた高中正義の「Jangle Jane Tour Live」。これは現場でも、のちに映像でも観ていて、とにかく80年代当時は衝撃そのものであった。

 自分でギターシンセ演奏を可能にする機材を入手したのはそれから15年も過ぎてからだ。

 最初は Roland GK-2Aを手持ちのSpirit by STEINBERGERに取付け、Roland GI-10を通してEOS B900の音源を鳴らした。しかし、ピックアップ感度の問題か、速弾きではどうしてもキレイにノートを拾ってくれない時があり、イライラさせられた。とは言うものの、「Beyond Big Century」以降のオリジナルやコピー曲MIDIのギターパートはほとんど Roland GK-2A+Spirit by STEINBERGERによるリアルタイム入力であるのも事実。

 GK-Z-Talbo Jr.の入手後は、上記ピックアップ感度の問題はかなり解消され、非常にキレイなリアルタイム入力が可能になった。

 しかし、このGK-Z-Talbo Jr.、22フレットでしかも高ポジションがデザイン上弾きにくい、いざとなったらやはり24フレットのSpirit by STEINBERGERは必要だろうと思う。

 ギター用マルチエフェクタZOOM Super PLAYER 8080にもMIDIコントロール機能が付属しているが、今のところギターシンセには未接続。これを接続すると、ボリュームペダルによるヴァイオリン奏法のリアルタイム入力もできてしまうだろう。