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区間別ダイジェスト


CP間毎の各チームの活躍・浮沈をドラマチックにダイジェスト形式で書いてみました。

1ST スタート〜1CP
 オレンジツリーでコーヒーと暖炉による優雅なドラミの後、まずは宮ヶ瀬湖の南岸を愛川ソーラーパークまで走行し1CPに到着する。このソーラーパークでは3問クイズTがあるものの難しくは無く、この区間ではクイズUで差がつくこととなった。

 ここをノーミスでまとめたやっぱりオジサンズがいきなり単独トップに立った。続いて連想クイズの減点だけに抑えたカーオリバトラーズ#1が2点差の2位。更に1点差でつれづれ佐賀県が続いている。初出場組のうちKIRINSANAPSYS & iSDCも同点5位となかなかの滑り出しを見せた。残りの初出場組であるとも君と仲間たちミツビシビギナーズは、やはり慣れていないためか距離計測やトンネル数えでの減点が痛かった。

 一方スバル555アウトバックエクレア1号は動物標識クイズで大きく減点し、実力チームにもかかわらず最下位付近から追い上げを狙わざるを得ない。恵まれた天候とは相反して、波乱の幕開けとなった。


1CP〜2CP
 今度は宮ヶ瀬湖がよく見える北岸を通り、弁当配布場所であるとんちき亭に至る区間である。この区間はクイズが少ないため順位変動は余りなく、上位陣の顔ぶれにも変化は無い。連想クイズをまだ正解できていない6チームと、距離計測でミスした1チームがやや順位を落とすにとどまった。

 さてここまでは序盤ということとドライブを楽しんでもらうため、あえて出題を抑えておいた。全体の減点配分では、まだ6分の1程度しか経過しておらず、次の区間からいよいよ本格化していく。


2CP〜3CP
 次は道志みちから亀見橋、菅井を経由して藤野手前までの少し長い区間となり、山道中心のルートとなる。やはりこの区間からクイズの難易度が上がったことが成績から見て取れる。クイズT3問を全部正解したのは2チームしかいない。特に「富士箱根伊豆国立公園」が難しかったようだ。この2チームとはKIRINSAN迷走元らんな〜ずで、この区間1位と2位を獲得。特にKIRINSANは総合でもやっぱりオジサンズに追いつき同点首位に躍り出た。

 前々回の優勝者つれづれも区間同点2位と踏ん張り通算3位をキープ。しかし他の多くのチームはここでペースを崩し順位を後退させた。公園名と多数決クイズに泣いたカーオリバトラーズ#1は2位から4位へ、木柱の道標を数え漏らしたチームたちきよは5位から7位へ、木柱道標に加えXクイズも落としたマリモスターズは5位から9位へ、公園名も木柱道標もXクイズも不正解だった佐賀県は3位から10位へ、ビギナークラスながら健闘していたAPSYS & iSDCは8位から16位へ。佐賀県はいつも第2ステージで力尽きることが多いのだが、今回はちょっと早過ぎる後退となった。



3CP〜4CP
 この区間は藤野の山あいを縫い、アートの道の中心にある葛原神社を目指すルートとなる。ここもクイズの多い区間なのだが、ここを減点1に抑えたあまぐり2号が区間トップをとり通算でも3位に浮上。一方迎え撃つやっぱりオジサンズも減点2と好調を維持、首位を守ってみせた。3CPで首位に並んだKIRINSANは、葛原神社での3問中2問を誤答してしまい2位へ後退してしまった。

 中盤に入り中位チームが頑張りを見せ始めた。3CP時点で7位のチーム453は、この区間を3位にまとめ通算順位を1つ上げた。同じく区間3位のとも君と仲間たちは、12位から10位へポジションアップだ。

 かたや、優勝経験のあるカーオリバトラーズ#1は、クイズTの減点に加えタイヤ空気圧を大きくはずし、区間14位をたたいてしまった。通算でも8位へ後退し優勝争いから脱落となった。



4CP〜5CP
 1ST最後の区間は、藤野から上野原の短い区間だ。ただし癖のあるクイズが控えており油断できない。まず交通標語を見つけるクイズでは、上位陣が揃って裏面を見落としてしまい、中位陣に差を詰められることになった。ここまで首位を守ってきたやっぱりオジサンズが、Xクイズの天文台のような屋根の建物を見落としてしまう痛恨のミスを犯し区間14位と失速、その結果KIRINSANが再び首位に並んできた。更に、ここまで安定した成績を維持しているつれづれも首位に追いつき、1ST終了時点で3チームが同点トップという接戦になった。

 この区間ではチーム3203が抜群の成績だった。クイズTはX問題を含め全問正解し、記憶力クイズでの1点減点だけに抑える快走を見せたのだが、通算順位は12位から10位に上昇するにとどまった。スパートがやや遅かった。同様にマリモスターズも記憶力クイズでの減点2点だけに抑え区間2位と気を吐いたが、通算順位は1つ上がっただけだった。

 この結果1ST終了時の成績は、同点トップの3チームに加え1点差で2チーム、5点差で2チームが続いており、優勝争いはまだ混沌としているまま2STを迎えることとなった。


2ST
 2STは他チームの正答率次第で5点減点を受ける。更に30秒で他チームが作った四字熟語問題を解答していかねばならない。上位が接戦であることを告げられてスタートしたこともあり、息詰まる約20分の戦いとなった。

 ここで他チーム正答率のせいで減点を受け優勝争いから脱落したのが、やっぱりオジサンズあまぐり2号つれづれの3チームだ。総合順位はそれぞれ3位、4位、5位という結果に。でもやっぱりオジサンズは久しぶりの上位入賞だったため表彰式で大いに盛り上がっていたのが印象的だった。

 1ST同点3チームの中で唯一、他チーム正答率での減点を受けなかったKIRINSANが見事に初出場初優勝を遂げた。名古屋から遠征した甲斐があったというものだろう。そして2位には、2STをトップの成績で切り抜けた迷走元らんな〜ずが滑り込んだ。昨年同様、2STで見事な逆転劇を演じ、6位からのジャンプアップを果した。

 同じく2STで区間トップだったとも君と仲間たちは順位を1つ上げ、総合12位となりビギナークラス最上位を得た。総合12位といえども、前後を優勝経験チームに挟まれており、誇っていい成績といえよう。

 それにしても1位から10点差以内に9チームがひしめいており、このような接戦は記憶が無い。参加チーム数が回復したことも合わせ、次回25周年記念大会に向け、大いに楽しみが増えた。