桜富寿佐 初心者から日本舞踊と長唄を楽しむ教室
桜富寿佐 主な出演舞台と最近の情報
●(ご報告)2023年2月3日 京都 誓願寺 節分会
桜流 奉納 長唄 日本舞踊 舞台 奉納
「本日はご来場 誠にありがとうごさいます。
世界の平和と皆様のお幸せを願い、福寄せの節分会となりますよう、誓願寺の僧侶の皆様、そして未熟ながら、私と桜流門弟と共に精一杯勤めさせて頂きます。
ご声援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。桜 富寿佐
○日本舞踊「紅葉の舞」
荘厳な音楽に乗せ、京都の紅葉のあでやかな様を表現いたします。少ない練習時間のなか、僧侶の皆様が和気あいあいと演じてくださいます。
長谷川 晃雄 誓願寺本山課長
濱 田 一晴 誓願寺庶務課長
高須 明啓 誓願寺職員
○長唄 「勧進帳」
兄、源 頼朝の追討令により、都を追われた義経と 弁慶を筆頭とする家来の一行。喚問のある安宅の関所を 弁慶の機転と関守 富樫の恩情により無事に通行するお話のダイジェスト盤です。
長唄&三味線 桜 富寿佐
八幡 力 也
三味線 新山 貞一
太鼓 小野 秀夫
○日本舞踊 桜版 「元禄花見踊」
桜満開の花見の宴。華やかな曲調の元禄時代の雰囲気をお楽しみください。桜流 独自の布の小道具も使われます。
舞女 お室 桜 富寿佐
舞女 瑳峨野 中村 君子
附け打ち 小野秀夫
●(ご報告)2022年8月12日 富岡八幡宮
時: 令和4年8月12日15時30分〜
ココロナ禍により、昨年と去年は奉納舞台は自粛されており、久しぶりの奉納でした。
1時間前まで、かなり雨が降っておりましたが、予想外の人数よお客様が客席に集まって下さりありがたいことでした。
今年の桜流は、久しぶりの奉納舞台のトップバッター出演で、私、桜 富寿佐は、劇場開き(こけら落とし)に演じられる演目の「三番叟」の一節をアカペラで唄いながら舞い、賛助出演くださいました、居合道 無外流(むがいりゅう)の大澤 興道 (おおざわ こうどう)様も「四方払い」で舞台を清めてから、その他3つの居合いをご披露下さいました。
最後は桜 富寿佐と八幡力哉の三味線の弾き唄いの掛け合いと、小野秀夫の お囃子で長唄「勧進帳」のダイジェストを演奏しました。今年は桜は裃姿、他の出演者は紋付き袴で武士道をテーマにした奉納とさせて頂きました。
●(ご報告)2022年2月3日 京都 誓願寺 節分会
コロナ禍の中、入場制限をして、出演者も少人数にして、開催されました。無事済んでほっとしています。
○ 長唄 弾き語り 桜 富寿佐
一、 勧進帳
市川海老蔵丈の襲名公演に先がけ、歌舞伎十八番の大曲「勧進帳」を8分のダイジェストにしてお届けいたします。
奥州落ちの源義経一行が、弁慶の機転にて、関所を通り抜ける逸話です。
ニ、 桜 道 作詞・作曲 桜 富寿佐
このご時世の中で、美しい日本の自然、人の心に感謝し、友と手を取り歩む桜流の決意を唄った ほんの短い曲です。
○日本舞踊 「新京極萬歳楽」 作曲 桜 富寿佐
楽器を手に見栄を切りながら、弾むように踊る 附け打ちと三味線の掛け合い曲です。
桜 富寿佐
長谷川晃雄 誓願寺本山課長
濱田一晴 誓願寺庶務課長
高須明啓 誓願寺本山職員
附け打ち 小野秀夫
○日本舞踊 桜版 島の千歳
前半は平安時代の伝説の白拍子千歳、後半は 桜 富寿佐の創作した 桃山時代の舞女となり、鶴亀にあやかり千年万年の平穏を祈ります
構成・ 振付 桜 富寿佐
白拍子 千歳 / 舞女 伽女 桜 富寿佐
●(ご報告)2021年 富岡八幡宮 YouTubeリモート奉納
2021年の2月の誓願寺節分会と8月の富岡八幡宮の奉納舞台共にコロナ禍により中止となりました。
富岡八幡宮YouTube公式サイトに2018年の奉納舞台の映像をリモート奉納させて頂きました。
私の作詞・作曲の長唄(弾き語り録音も桜 富寿佐)で、踊りは私が江戸勧進相撲の世話人役と横綱を夢見る力士役の2役、女性のお弟子さん二人が巫女さんと力士役で出演。他に男性のお弟子さんが、行司役、呼び出し役で出演しています。
リモート奉納YouTube
●(ご報告)2020年 富岡八幡宮 YouTubeリモート奉納
2020年8月の富岡八幡宮奉納舞台はコロナ禍で中止となり、富岡八幡宮の公式YouTubeサイトにリモート奉納させて頂きました。
内容は私の作詞・作曲の長唄(弾き語り録音も桜 富寿佐)で、切り絵作家の馬場哲弥先生が情緒溢れる洗練された切り絵を提供くださり、クリオ・プロジェクトさんが迫力、臨場感ある深川祭の写真を提供して下さいました。
リモート奉納YouTube
●(ご報告)東京都の「アートにエールを」入選
東京都の「アートにエールを」のYouTube募集に'雪月花'で応募して入選いたしました。
雪月花 入選作品
●(ご報告)2020年2月3日 京都 誓願寺 節分会
雪月花の新島会館での公演の翌日は恒例の京都 誓願寺の節分会の奉納舞台を勤めさせて頂きました。
「松の緑」の長唄 三味線 演奏は東京のお弟子さん、「大津絵」の藤娘、元禄小袖の遊女をそれぞれ東西のお弟子さんが踊り、鷹匠役の私、桜 富寿佐と絡みました。
奴には誓願寺の僧侶が扮して足拍子を勢いよく踊られました。「大津絵」の生演奏の長唄と三味線は、'雪月花'の八幡力哉さんとマジマロさんが担当して下さいました。さらにスペシャルゲストとして、望月さよりさんが渾身の気合いの入った素晴らしい鼓で盛り上げて下さいました。
●(ご報告)雪月花 京都公演・ 同志社大学 新島会館
2019年の7月15日の目黒 東京倶楽部でのランチショーを皮切りに 追加公演を9月7日と12月23日に地元深川のスタジオSOSで開催、12月1日には浅草'まるごと日本'の文化祭でのライブのお仕事も頂き、順調な活動をさせて頂いております。
そして、2020年2月2日は、京都 同志社大学の新島会館〈大ホール〉で京都公演させて頂き、京都で応援下さるお客様、お弟子さんに加え、亡き恩師花柳寿々師のお弟子さんの方々も大阪と神戸から駆けつけて下さり、盛会となりました。
●(ご報告)令和元年 八月十一日 富岡八幡宮奉納舞台
今年も無事に勤めることができました。
偶然にも富岡八幡宮とご縁のある岩手県山田町ご出身の堀内伸さんを太鼓の助っ人にお迎えできました。伸さんは幼い頃から山田町の祭太鼓を担当されてましたのでリズム感が凄い方。震災復興祈願もある奉納で、津波に遭われた同じ山田町ご出身の奥様 卓子さんにも舞台に上がって頂き華を添えても頂きました。
また地元の桑田里美さんにも能管で助っ人頂き、深川祭の別名でもある水掛祭に因み「水掛の舞」を創作。今年は担ぎ手を盛り立てる側の人々にスポットを当てた振り付けとなりました。長唄「藤娘」〈松を植よならの〉有名なフレーズも〈祭り見るなら〉と替え唄にさせて頂き、これもお弟子さんと2人で息を合わせて踊りました。長唄演奏「勧進帳」は雪月花のメンバーのマジマロさんも参加され初めての大勢の演奏となり感無量でした。
酷暑の中、観にいらして下さったお客様に感謝でいっぱいです。
●(ご報告)雪月花ランチショー
平成28年12月に浅草まるごと日本が落成、オープンしました。その2階に、本格着物を着付けして写真が撮れる メイクアップ&スタジオ「夢写楽」があります。立ち上げ時より着物仕入れとコーディネートのお手伝いをさせて頂いてます。
その「夢写楽」にて、平成29年11月23日、江戸時代←→現代 時空を越えたパフォーマンストリオ「雪月花」の立ち上げ式兼プロフィール写真の撮影会を行いました。雪月花メンバー、八幡力哉さん、マジマロさんと桜富寿佐のライブは、3人での弾き語りの「勧進帳」に始まり、ギター演奏による日本舞踊や、長唄以外の初めての作詞を、八幡さんの作曲とのコンビとして初 披露 させて頂きました。
平成30年には7月に目黒 東京倶楽部にて初ライブ、お蔭様で追加公演を12月に地元深川で再演させて頂きました。満員のお客様の暖かいご声援に改めて感謝致しております。
●(ご報告)平成三一年 二月三日 誓願寺 節分会番組
写真は長唄「神田祭」、桜版「鏡獅子」傾城後に獅子の精として、長い毛を振らせて頂きました。
スチール写真と当日の衣装、ヘアメイクは嵐山時代やさん。鬘は太秦 の山崎かつらさん。いずれも長年お世話になっております。
●(ご案内)平成三十年 二月三日 誓願寺 節分会番組
本年の節分も、皆様の心の平安とご健康を願い、東西の門弟と共に心して、長唄演奏と日本舞踊奉納の舞台を勤めさせて頂きたいと思います。
ご声援の程、何卒宜しくお願い申し上げます。 日本舞踊 ・長唄 桜流 流祖 桜 富寿佐
一、長唄 勧進帳
源義経と弁慶主従一行は、頼朝の追跡を逃れ安宅の関所に差し掛かります。安宅の関守 富樫と弁慶の攻防、男同士の様々な人情が交差する歌舞伎十八番、名曲のダイジェスト版です。今回は踊りの地(伴奏)でなく演奏のみの舞台を、門弟だけで初挑戦させて頂きます。
長唄 佐野久美子
三味線 新山貞一 八幡力哉 中村君子 黒田真由子
囃子 小野秀夫
二、日本舞踊 お染 久松 桜 富寿佐 振付
油屋の娘 お染と奉公人 久松の身分違いの恋。まだあどけなさの残るお染が、久松に語り掛ける様子を、出演二回目の新人でございますが、独りで勤めさせて頂きます。
お染 佐々木菜穂子
〈録音演奏 唄と三味線
桜 富寿佐〉
三、日本舞踊 鷺娘 桜 富寿佐 振付
一面の雪景色の中、白無垢の花嫁衣装で佇む娘。恋の嬉しさ、楽しさ、そして苦しみをお馴染み京都佐くら会のメンバーで演じ分けて参ります。
鷺娘 〈登場順〉浅田惠美 高橋美智子 安川裕貴子 佐伯孝子
四、日本舞踊 鞍馬山 桜 富寿佐 振付
源経の幼少期、牛若丸の頃の話。鞍馬山に預けられ、僧侶の修行の中、剣の道を伝授されるくだりを、本年も誓願寺御本山の僧侶皆様のご助演賜り繰り広げさせて頂きます
牛若丸 桜 富寿佐 僧正坊 畔柳正倫(誓願寺教学部長)
剣道伝授の僧侶 長谷川晃雄(誓願寺本山課長) 濱田一晴(誓願寺庶務課長) 板倉宏修(誓願寺本山職員) 高須明啓(誓願寺本山職員)
●(ご報告)平成二九年 深川富岡八幡宮 奉納のご報告
毎年富岡八幡宮の奉納、今年は3年に一度の本祭
でした。4日間の内、53基のお神輿の巡行となるクライマックスの8月13日。
しかもお神輿が続々と戻ってくる夕方16時という最高の時間にさせて頂きました。外国のお客様も多く、英語のご挨拶もし、2曲目には、
芸大の副科で福原百之助先生に教わった横笛を吹いて踊りました。
私の作詞、作曲、振付の「富岡祭禮揃五三神輿」、踊りは成長した門弟に任せ、神輿のある53町名の唄い上げだけ致しました。
同様に私の作った「名刻富岡八幡宮力士花姿」は、今年、稀勢の里の富岡八幡宮横綱昇進参拝&土俵入りが全国ネットのニュースで流れ、
まさにタイムリーで大受けでした。今年は東京マラソンの折り返し地点にもなり、何かと話題の富岡八幡宮の舞台に門弟と出させて頂き
本当に幸せです。お盆ですから、震災や空襲で亡くなった方々に捧げる気持ちも込めたので、天が雨を避けてくださったような気がしてます。
●(ご報告)平成二九年二月三日 誓願寺 節分会 日本舞踊・長唄奉納プログラム
桜流 日本舞踊・長唄・三味線
奉納番組
本年の奉納、災害や苦しみの中にある方々、そしてお参りの皆様のお幸せを願い、心して勤めさせて頂きます。
また渡邊部良純長様始め、誓願寺僧侶五名様の賛助出演を頂き、阿弥陀様のお導きの御縁に深く感謝致しております。
桜 富寿佐
一、 長唄「鶴亀」 振付 桜
富寿佐
唐の宮廷の、年の初めの儀式を描いた、めでたくも壮大な歌詞の曲です。帝と大臣を、女帝と女官に置き換え、衣装は日本の様式
で現しました。
女帝 伊藤幸子
女官 佐々木菜穂子
長唄 桜
富寿佐 三味線 新山 貞一
囃子 小野秀夫
二、 「京の月」 振付 桜
富寿佐
京都の風物詩を唄った長唄で、月夜の晩に京人形が動き出すという、桜 演出の再演です。演奏は、東京芸術大学の亡き恩師
唄 西垣勇蔵 三味線 菊岡裕晃 の録音です。
舞妓人形 高橋美智子 太夫
人形 淺田恵美
茶屋女 人形 佐伯孝子 娘
人形 安川裕貴子
三、「京鹿子娘道成寺」 振付 桜
富寿佐
歌舞伎舞踊の名作ですが、桜の演出では、結末、女は恨みを忘れ、僧侶の祈りにより昇華されます。
誓願寺の僧侶の皆様の、愉しくユーモラスな場面と、引き締まった緊張の場面をご覧頂きたいと思います。
録音の三味線は桜の恩師、京都
都をどりの作曲者でもありました故 杵屋弥三郎の演奏です。
白拍子 桜
桜富寿佐
僧侶 渡邊 良純 (誓願寺 総務部長) 長谷川晃雄(誓願寺 本山課長)
濱田一晴(誓願寺 庶務課長)
僧侶 板倉宏修(誓願寺 本山職員) 高須明啓(誓願寺 本山職員) 所化
小島英裕(誓願寺
本山部長)
●(ご報告)深川富岡八幡宮 奉納のご報告
今年も、深川祭に門弟と共に、桜流揃いの浴衣を着て、3演目を奉納させて頂きました。
1、「富岡祭禮揃五三神輿」
一昨年、作詞、長唄作曲、日本舞踊の振付をして奉納させて頂いた演目です。私が53町名を早口で唄い上げるところを楽しみにして下さっているお客様もおられ、毎年の定番にしたいと思ってます。
2、「河水」
隅田川の夏の情緒と、江戸の女の情を、粋に艶やかに描いた小唄。紫の紗の羽織を着て踊りました。
3、「名刻富岡八幡宮力士花姿」
私の作詞、長唄作曲、振付の新作です。
富岡八幡宮には、歴代の横綱の名前を刻んだ横綱碑があり、新横綱誕生の折には、各部屋の親方衆が黒紋付姿で勢揃い、土俵入りも奉納されます。相撲の起源や歴史は、富岡八幡宮の松木伸也権祢宜著作「江戸勧進相撲と富岡八幡宮」を参考に。
また、振付時期が、たまたま史上最高に美しいと云われた千代の富士関のお通夜と重なり、映像を何回も見て研究させて頂きました。これも神様の御導きかと、力士役、私としては、特に気持ちが入りました。横綱名&部屋の名前は民謡調、太鼓と唄で和風レゲエ?のような闘いのシーンもあり、門弟の扮する行司や呼び出しも登場させ、会場は大いに受けて下さり、「大当り」のお声も頂いてます。
来年はいよいよ本祭、更なる趣向を考えたいと身を引き締めました。
●(ご報告)平成二七年 誓願寺節分会
日本舞踊・長唄奉納プログラム
2016年の誓願寺様の節分会は、誓願寺様とその周辺を唄う私の新作長唄「花の誓願寺」を踊らせ頂きます。詞は10年前、節分会の奉納を始めた折に作り、暖めていたものです。落語の祖、策伝上人も登場して、少しコミカルな演出もあります。門弟は台詞を効かせる演出にした「扇尽くし」、長唄と踊り共演の「元禄花見踊」には太鼓も入れ、賑やかに参加させて頂きます。
●(ご報告)深川富岡八幡宮 奉納のご報告
今夏も陰祭ながら、深川
富岡八幡宮様に門弟と共に奉納させて頂きました。演目は私の創作長唄「富岡祭禮揃五三神輿」の他、亡き恩師、西垣勇蔵師と杵屋弥三郎師の演奏録音で、古風な長唄「巽八景」を踊られせて頂きました。炎天下の中、富岡八幡宮様の宮司様方と大勢のお客様の心ある応援に触れ、感謝でいっぱいです。写真は
富岡八幡宮社報「富岡」より
●(ご報告)富士宮のこけら落としのご報告
(富士宮 語り伝え話。 出演者 桜 富寿佐 桜富寿佐社中 日本舞踊・長唄 桜流)
恩師、花柳寿々先生の大阪のお稽古場で一緒に学ばせて頂いた、山本清美さん。そのご主人、山本竜隆さんは富士宮に診療所を構えられ、地域医療を根付かせ、また、都会人の静養の場を作って来られました。
その
朝霧高原診療所、富士山麓静養苑に続いて、富士山を臨む場所に、古民家を移築した宿泊施設、日月倶楽部を4月12日にオープンなさいました。地域の方々の雇用、人間の元気の源、本質に立ち返った地産地消の産物を使った献立、地元の皆様も誇りを持って生き生きとしておられます。
山本医師は、文化面でも地元の伝統を残すことも以前から深く考えておられ、元宝ジェンヌの清美夫人を通して地域の方々、お子様方に伝承できるよう、民話伝説を踊りにできないかとご相談がありました。
富士宮に伝わるお話の内、5話を膨らませて長唄になるように作詞、作曲して踊りの振付を致し、オープンの日屋外の檜舞台で東京の門弟と共に御披露目。
夕方5時にも関わらず、それまで、うっすらと頭を出しておられただけの富士山が、ちょうど出番という直前に全容を見せて下さり、その圧倒的な迫力の前で踊らせて頂きました。
こんな奇蹟は、亡き恩師のお導き、志高い山本ご夫妻のお心に賛同して、拙いながらも一生懸命に作った私を富士山が引き立てて下ったからでしょう。
地元の皆様にも喜んで頂けたようで、桜流の象徴である富士山の恩恵を頂き、桜流の歩みの一頁を飾る舞台でした。
●(ご報告)平成二七年 誓願寺節分会
日本舞踊・長唄奉納プログラム
お陰さまで10回目の奉納も満員のお参りの方々の暖かい拍手を頂き、御仏のお導きの内、無事勤め上げることができました。
司会の僧侶小島英裕さんは、念願「誓願寺」の作曲ができたこと、そして、こんなに大勢の方々がいらして下さるようになったこと感無量と声を詰まらせて紹介して下さいました。
小島さんは、私達を誓願寺での奉納に導いて下さった恩人です。改めてこの10年を振り返り、門弟と幸せを分かち合いました。
誓願寺様、誓願寺様とのご縁を繋いで下さった三木治師、当初から衣装の時代やさん、撮影の蛭子、中川両氏、10年間、ずっと欠かさず観にいらしてくださった、吉田季平様、田中典子様、祇園の靖子、友子ご姉妹はじめ、皆々様に感謝でいっぱいです。
●平成二七年 誓願寺節分会
日本舞踊・長唄奉納プログラム
御仏の御守りの内、誓願寺様のお導き、お参りの皆様の暖かいご声援の元、私ども桜流の節分会奉納は十回目を迎えました。感謝の気持ちでいっぱいです。そして、僭越ではございますが、謡曲(能)「誓願寺」の歌詞を、長唄に作曲、振付致しまして、舞わせて頂きます。拙くはございますが、皆様のお幸せを祈りながら、門弟と共に一生懸命勤めさせて頂きたいと存じます。宜しくお願いいたします。
桜 富寿佐
番組
一、「神田祭」より 編曲・振付 桜 富寿佐
江戸の粋な風情を、三味線と囃子のみで構成し、軽快なテンポで表しました。
踊り 芸者 伊藤幸子 町娘 伊藤理恵
三味線 福本健二 新山貞一 囃子 小野秀夫
二、 「若菜摘み」振付 桜 富寿佐
誓願寺のご縁ある春日大社のことも歌詞に書かれております。御殿の女人方で、日本の自然を讃える振付も盛り込み、華やかな演出と致しました。
綾姫 高橋美智子 和姫 安川裕貴子
腰元 菜月 佐伯孝子 腰元 千尋 小島紀美 腰元 水穂 佐野久美子
舞女 花江 淺田惠美 舞女 深雪 大田垣佳子
三、新作長唄 「誓願寺」
聖 一遍上人が、三熊野参りの仏説に任せ、誓願寺と打たれた額を除け、六字の名号[南無阿弥陀仏]を書きつけた板を仏前に奉ると、歌舞菩薩となった和泉式部が現れ、天上の舞を舞います。能の本編は、長編ですので、後半を中心に、短く編集させて頂きました。誓願寺の由来も歌詞にはあり、そして、どんな人でも救われる念仏のありがさを、この歌詞から皆様にお伝えできたらと、古来より、女人にも広く門戸を開けておられる誓願寺様のことを思いながら、作曲させていただきました。
歌詞 伝 世阿弥作 桜 富寿佐編
作曲・振付 桜 富寿佐
歌舞菩薩 和泉式部 桜 富寿佐
●新年を迎えて
― 昨年のご報告 ―
昨年は、桜流の浴衣もでき、東京は深川祭、富岡八幡宮での門弟との奉納が一番の大きなことでした。
そして、国立 京都工芸繊維大学文学部の澤田美恵子教授との出会いから、特別講座として
1、 台湾の大学の教授や留学生を含む大学院生の方々に
日本の伝統文化の流れとこれからの展望の話をしました。(澤田さんの要望は、私のことについての話でしたが、自分のことを話すのは苦手で、それについては物凄く緊張しました)
踊りも見て頂き、震災ボランティアをなさっている心ある、優秀な学生さん達の、未来の文化の在り方について、深い思慮ある感想文は、逆に学ばけて頂き、私の人生の宝物となりました。
2、 4回生さんを対象に、具体的な着物の着こなしと組合せのノウハウの話
男子学生も興味を持って聞いてくださいました。若い世代はファッションに個性があり、感性も豊かで、古い物を、心の眼で見られる生徒さん達でしたから、座敷での講義は、アットホームな内に終了しました。
3、 京都工芸繊維大学管理の町家にて
姉妹都市であるフランスの白夜祭に因んだ京都市のイベントです。京都工芸繊維大学が、毎年参加されますが、
今年は、文学部の澤田美恵子さんの担当でした。テーマは五感でした。
私の作曲した三味線の「町家へようこそ」が導入部で、長唄「秋の色種」の弾き語りの一説 ♪移すや袖の蘭奢待(東大寺に収めされたいる香木の名前)の演奏時には、同大学の先生が開発された電子香炉で焚かれた香木、伽羅の香りが、ほのかに漂ってきました。
一度退出して、今度は、中庭の横の廊下を花道として使って出、紅葉の名所柄の京型染めの着物を纏って、中庭を背景に踊らせて頂きまきた。
静かな、落ち着いた町屋の優しい灯りの中、幻想的な秋の夜、その後はディスカッションしながらの宴、五感全てが揃いました。
― その他 ―
・京都の老舗 伊勢長さんにて
祇園祭の鉾のある地域、老舗の並ぶ室町の学区の同級生、ご年配方の集いに呼んで頂き、踊らせて頂きました。目のこえた方々で緊張しましたが、本当に微動だにせず、ご覧頂き、ありがたかったです。
・東京の自由が丘の初屋アンティーク着物展では、着物に関連する歌詞やテーマのある長唄と踊りをライブ形式でさせて頂きました。
その他にも、沢山の素敵な出会いや、長年の応援に感謝する良い一年でした。
― 今年の抱負 ―
誓願寺の節分会奉納が10回目を迎え、その記念に能の誓願寺を長唄に作曲し、十二単で舞います。門弟共々に心新たに初心に立ち返って頑張りたいと思っております。
着物ブログにもそのつど、私の様々な場所での思いを含め、日々のご報告をさせて頂くつもりです。
今年も応援のほど、どうぞ宜しくお願いいたします。
桜 富寿佐 平成27年1月吉日
●(ご報告)2014年8月13日 富岡八幡宮奉納のご報告
無事に勤めさせて頂きました。初出演ですし奉納ですから、あまり自己宣伝にならないようにと控えておりましたのに、大勢のお客様で、満席。
手締めのお付き合いも、乗って下さり、拍手も力強く盛り上げて頂き、お祭りのムードを高めて下さって、ご祭禮の初日の役割を全うさせて頂きました。ありがたく、感激でいっぱいです。 詳しくは着物ブログ 桜 富寿佐のきものブログに
●桜流 揃い浴衣が京都で染め上がりました
私の意匠(デザイン)です。まずは富岡八幡宮の奉納の舞台から着て参ります。
桜流の桜 ・舞扇(末広がり)・唄扇(固い絆)・三味線の駒(水面に映る富士山)・格子(三味線の糸、末永く続く人との繋がり)を表しました
桜 富寿佐
●富岡八幡宮奉納のお知らせ
桜流 富岡八幡宮奉納舞台 8月13日15時30分より。門前仲町 富岡八幡宮屋外仮設舞台にて。
このような機会を得られたこと本当に嬉しく有り難いことです。「富岡祭禮揃五三神輿」と題して作詞、作曲、振付させて頂きました。この度は、お囃子としての三味線に加え、太鼓と当り鉦も門弟が演奏いたします。我が流派にお囃子も加えられたのは、亡き福原鶴太郎先生、故鏡味仙之助師匠が厳しく仕込んで下さったお陰です。江戸三大祭りの内の深川祭
。その三年に一度の大祭に壮観に続く、五三神輿の町名53を唄い上げるのが一つの見所です。
奉納
新作長唄、日本舞踊「富岡祭禮揃五三神輿」
作詞・作曲・振付 桜 富寿佐
ご挨拶:
この度は、富岡八幡宮様のお陰にて地元の皆様の暖かい応援を背に、奉納の舞台を勤めさせて頂きます。
拙い作詞と作曲、振付ですが、冒頭の゛大江戸゛と゛東西゛は地下鉄を表し、お祭りの期間のみならず、歴史あるこの場所へ、多方から沢山の方々にお訪ね頂けたらと云う願いも込めました。お祭見物の女性が、勇壮な男性の神輿担ぎの姿を見て、それを模して憧れる様、その姿に恋して三年待つ様を踊り分け、御神輿の五三の町名をイメージする、振付を男姿で表した上、富岡八幡宮様のご加護により踊り納めさせて頂きます。
なお、舞台の背景として、御神輿の通る町々の暖かくも懐かしい風景の切り絵は、木場生まれ木場育ちの馬場哲也先生
が快く提供下さった作品です。
あたかも、御神輿と一緒に練り歩くようなご気分を味わって頂けたらと思います。神様に捧げる舞台、関東大震災や空襲で亡くなられた方々にも届いたらと思います。
日本舞踊 長唄 桜流 桜 富寿佐(さくら ふずさ)
●(ご報告)
京都宝蔵寺での踊りのご報告
宝蔵寺様の弁財天様の日、檀家様の集いの時に、踊りを踊らせて頂きました。演目は「京鹿子娘道成寺」。
歌舞伎舞踊の代表的な物ですが弁財天様のお使いは白蛇、悪縁を断ち良縁を導いて下り、また芸事の女神でもある弁財天様の前で、よく解釈される安珍を追いかける情念の女性でなく、亡き花柳寿志郎師から教えられた、余りに素敵で美しいゆえに、怖くなった安針が逃げたという女性像を思い浮かべ、ラストは醜い大蛇になるのではなく、お経の祈りにより美しい顔で昇華されるように考えました。
この曲は三味線の恩師杵屋弥三郎師のご先祖の作曲であり、師の鞠歌のあたかもアドリブのこどく軽やかなセッションは耳に焼き付いておりますが、その師の三味線に芸大での唄の師、西垣勇蔵師の上品ながら情緒のある唄、当時のお囃子の先生方の素晴らしい録音のテープがたまたま家で見つかり、しかも、それが歌舞伎や舞踊会にない、ラストはお経により金色の花を降らせて昇華する楽曲でしたから、これぞ弁財天様のお導きと思い、何千回も稽古で踊った花柳流の振付に感謝しつつ、エンターテイメント性より、長唄の歌詞に沿った精神性を重視した全く新しい演出と振付にしました。
表情豊かに熱演で感情の起伏を表すことを心掛けましたが、本衣装を付けぬ素踊りで、飽きずに見て頂けるか不安でしたが、架空の鞠が客席に飛んだ演出にお付き合い下さったり、暖かい眼で見て拍手を下さった檀家様と住職、後で見てくれていた門弟達に感謝で一杯でした。
●(ご報告)2014年2月3日 誓願寺 節分会
お陰様で今年の節分会も大過なく、大勢のご見物の前で、無事勤めることができました。
そして今年も、旧知の写真家 蛭子 真先生に沢山の写真を、身内のような暖かい目線で撮って頂きましたので一部をアップさせて頂きます。 桜
一、汐汲(しおくみ) 桜 富寿佐振付
日本舞踊の「汐汲」は、在原行平と須磨の海女の姉妹の恋物語、能の「松風」を取り入れた曲ですが、大抵はひとりで舞います。桜流では姉妹共に登場させ、都に帰った行平を偲び、その寂しさを慰め合う姉妹の心を、古風な衣装を纏いつつ表現いたします。
海女、姉 松風 伊藤幸子
海女、妹 村雨 伊藤理恵
演奏 長唄 福本健二、小野秀夫
三味線 桜 富寿佐、新山貞一
二、町屋三番叟(まちやさんばそう) 桜 富寿佐振付
古式に乗っ取り、舞われる三番叟の曲ですが、舞台を江戸時代の町屋に移し、様々な職業の女性達が艶やかに連舞する、桜流ならではの斬新な演出です。鈴の代わりに、それぞれ、熊手、十手、手拭い、扇、花を手に持ち、福を呼び込みます。
舞台左から
町娘 高橋美智子
湯上がり女 佐伯孝子
女将 安川裕貴子
芸者 大田垣佳子
女目明かし 淺田惠美
三、吉野山より ゛合戦゛ 桜 富寿佐振付
文楽、歌舞伎の名曲「義経千本桜」の一幕゛吉野山゛で佐藤忠信が静御前に源平の壇ノ浦の合戦模様を語り聞かせる場面です。桜流では、女義太夫語りがその段を語り始めると、忠信の魂が入るという物語を新しく作りました。実際に桜富寿佐が義太夫を語り、収録したものに合わせて本人が踊る趣向です 昨年の誓願寺宝物展の源平合戦屏風を拝見して、イメージ作りをさせて頂きました。
女義太夫語り・佐藤忠信
●(ご報告)2013年2月3日 誓願寺 節分会
13時30分より、松の緑(長唄、三味線演奏付) 、花の舞「富貴草」 、東山(ハンカチまき有り)を踊りました。
京都誓願寺さんでの節分会も末広がりの8回目、今年は日曜日にあたり、東京のお弟子さんも参加して、「松の緑」では、桜流の特徴でもある、長唄演奏と踊りの組み合わせできました。
本堂の阿弥陀様の前に暗幕を張り、切り落としで、天女が現れる演出「花の舞」もお客様が沸いてくださり、私は芸妓姿で最初に長唄を唄い、最後に「東山」を舞ました。
日曜日でしたから、いつもより、5割増しの150名のお客様で、立ち見も出て、ご窮屈で恐縮でしたが、沢山の拍手を頂き、お弟子さんも感激も増し、心新たな気持ちが一つとなりました。
●(ご報告) 2012年12月23日 深川東京モダン館での”桜 富寿佐の花草紙 初巻”公演
初めての独りきり会を、深川東京モダン館にて行いました。
桜流を立ち上げたお祝いに作家の近藤富枝先生が、私に長唄の歌詞を書いて下さりました。
先生の竹久夢二を描いた小説の中の夢二最愛の女性、彦乃さん。桜が作曲、振付して踊りました。 深川生まれの母方の祖母の生きた時代をモダン館で演じさせて頂いたこと、感慨深いです。
御年90歳になられるノンフィクション作家近藤富枝先生の竹久夢二を描いた小説「待てど暮らせど来ぬ人を」の朗読録音と大正時代の祖父母や隅田川の写真などをスクリーンに映しつつ、小説に因んだ長唄「都鳥」の弾き語り、小唄「河水」の踊り、女義太夫語りに扮して、義太夫語りにも初挑戦しました。
そして、近藤富枝先生から創流祝に頂戴した長唄歌詞「待つ人に」の作曲と録音、踊りの振付をして、夢二最愛の女性彦乃さんに扮して踊りました。
客席には、近藤富枝先生が駆け付けて下いました。
先生のご厚情が発端となり、素晴らしい歌詞を頂き、会が実現したこと、生涯の宝と思います。初めての試みで、拙かったのですが、2回公演で合計100席が埋まり、昔から私を支え応援して下さる方々のお陰、お弟子さんの奮闘のお陰で、盛り上げて頂きました。
夢二の芸術は一部の人のものでなく、あらゆる人の楽しみにして貰いたい気持ちが、私の伝統芸能に対する気持ちと重なったこと、お客様にわかって頂き、応援頂いたから、迷わず歩みたいと思いました。
●(ご報告) 2012年10月28日 深川東京モダン館での公演
モダンに親しむ講演会ということで、”墨東の大正ロマン 桜流公演”をさせていただきました。
大正から100年にあたる昨年、深川の米問屋の長女に生まれた母方祖母の娘時代のエピソード(船で築地まで行き、そこから路面電車で虎ノ門の女学館に通ったこと、朝はパン食で、兄達はハーレイなどのオートバイに乗っていたことなど)大正時代のモダンな話を江東区観光課と江東区商店街運営の門前仲町の深川東京モダン館(昭和7年東京深川食堂を改修国登録有形文化財建造物)の企画講演会の中で、副館長で、幕末の産業の研究者でもある龍沢潤さんのナビゲート、トークショー形式で、語らせて頂きました。
大正時代の髪型、着物、小物にも凝り、松井須磨子の「カチューシャの唄」や「ゴンドラの唄」を三味線で弾き、お客様に斉唱して頂いたり、端唄「深川」と長唄「辰巳八景」を振付て踊りました。懐かしさと新鮮さを感じたとの感想を頂き、帰りにはお客様に握手も求めて頂き、地元の暖かさを感じ幸せな講演会でした。
●(ご報告) 2012年2月3日
誓願寺 扇塚での供養
主な出演舞台
2006年8月 国立文楽劇場 <寿々の会> 「文売り」
2004年7月 東京文化会館大ホール 東京労音主催、イタリア観光局後援
オペラ「蝶々夫人」初演100年記念公演
琴と日本舞踊のコラボレーション「桜変奏曲」振付・自演
2003年3月 国立大劇場 三代目花柳壽輔主催《寿会》「松の羽衣」の天女
2002年1月 NHK放映 群舞「花群想」
1月 歌舞伎座「花柳流初代、二代目追善舞踊会」同曲「花群想」4日間の出演
他、三越劇場、日刊工業ホール、東京証券ホール、浅草公会堂など
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