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最涯を求めて 


第34日日 8月8日(水) 曇り時々晴れ

 4時45分起床。朝から曇り空、今日は雨の覚悟が必要だ。天気も悪くなんだか急に心細くなった。昨夜電話で母の声を聞いたからだろうか?

 今日は距離、時間とともにのんびり余裕があったのだが、なんだかとても疲れた。ここは標高811mの大雪ダム。途中は緩やかな坂ながらもずいぶん登ったことになる。心配していた雨は降らず今は一面のくもり空である。2時50分にここに着いてビックリ、ひとり芝の上に寝ている人がいた。ヒッチハイクだと思って声をかけてみると、そうではなく”青春18切符”を使った観光らしい。上川の駅からここまでヒッチをしながら歩いてきたという。なかなかの根性者だ。彼は上川駅で僕の自転車を見て、僕のこと(自転車)を覚えていたらしく話がピッタリ合って楽しい。いろいろな話ができ、とてもよかった。なかでも一番盛り上がりたのが家族の話である。やはり彼も母親には弱いらしく、今家にとても帰りたいらしい。僕も同様な気持ちである。話がピタリと合いとてもよい雰囲気だ。こんな山の中でさっき出会ったぱかりの人と人生論を話せるところなど、旅でなければできないことだ。そんな話の中で”母親とは偉大だ”という結論に達した。例えば、電話 で父と話をすると”頑張ろう”と気持になるのに対し、母の声を聞くと里心が湧いてくる。何とも不思議なものだ。

 僕はいよいよ三国越え、その後狩勝峠を越えれぱ札幌だ。先が見え始めている。辛いのもあと2、3日くらいだろう。全力を尽くして頑張ろう。
 夕食後、北海道の情報紙を読んでいたらこれから向かっていく富良野が北海道の中心”へそ”であり、市内の小学校の一角には中心標があることを知った。
 麓郷(倉本聡の”北の国から”で有名になったロケ地)とともに楽しみがひとつ増えた。
 また、十勝三股には”オッパイ山”というその名の通りの形の山があるそうなので加えておこう。
 糖平を越えて、然別湖まで行ければキャンプ場もあるので安心だ。もっとも水さえあればキャンプ場でなくてもテントは張れるのだけれど。
 そして然別湖の近くには北海道三大秘湖のひとつ東雲湖がある。この湖を見ると、三つの秘美湖を全て見たことになる。とにかく今日はいつもより時間が早いのでゆっくり寝て、明日は早目に出発したいものだ。三国峠を越えて糖平に昼に着ければ、明日のうちに東雲湖に行けるだろう。東雲湖に行くためには、船に乗ってその後少し歩くか、片道1時間くらい山道を歩くかふたつの方向があるらしいが、僕はもちろん後者で臨むつもりだ。とにかくなんとか天気になってほしいものだ。
 三国峠のダートは不安でもあるが、楽しみでもある。それは道内で会うほとんどのサイクリストが「自転車で三国峠を越えるのは不可能に近い」、「たいへんな難所である」と□を揃えて言うからだ。僕としてはそういう話を聞くと自然に血がさわぐのだ。明日も頑張るぞ。 消灯8時。


 本日の宿泊地 大雪ダム、本日の走行距離 66km (累計 3266km)




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