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最涯を求めて 


第25日目 7月30日(月) 晴れ

 4時30分起床。今日は朝から青空。周囲の山々から聞こえる鳥の声がとても気持いい。
 昨夜はTシャツとシュラフだけでぐっすり眠むることができた。あまりにも天気がよく連泊するのはもったい ないので先に進むことにする。

 9時5分、知床峠はそれほど険しくもなく登ることができた。全線舗装の快適な山道だ。大学のサークルだという東京の男女15名くらいのパーティを追い抜き好調に進む。やはりどんな場合でも 女の子を見ると自然にペースが上がってしまうのは不思議だ。峠の手前のヘアピンカーブで大型ダ ンプとツーリング途中のバイクの事故を見て、改めて交通事故の恐ろしさが身にしみた。峠では霧 が出ていて国後は見ることができなかったが、羅臼岳の姿ははっきりと見ることができた。

 11時、カムイワッカ湯の滝に着く。知床横断道路から15kmくらい奥に入る。途中はキャタピラの 跡にできたと思われる凹凸が残る最悪のダートをしばらく走る。一般の観光客は自転車のことなど 少しも考えずに真白い砂ボコリを立てて猛スピードで通りすぎてゆく。
 ここの露天風呂は、滝自体がお湯になっているというとても珍しい温泉だ。しかし僕は知床岬の印象があまりにも強すぎて、それほど感動をしなかった。
 パンときゅうりで軽く昼食を済ませて斜里に向かった。

 3時半、斜里の”じゃがいも亭”という店で、じゃがいも大皿山盛一杯、とうもろこし1本、牛乳飲み放題のセットを食ベる。この時初めて北海道の味覚を味わう。じゃがいもが食ベきれなかったので、夕食のおかずにするため袋に入れて持ち帰ることにした。とても感じのよい店だ。
 そこで現在、東京に下宿しているという土浦(茨城県)のサイクリストに写真をとってもらい、後で送ってもら うことにした。腹が一杯になったところでテント場を探すために再び走り出した。

 斜里の街で買い物を済ませ、知床博物館の近くの公園にテントを張った。知床の三浦さんから土産にもらった干物を母に送ることにした。干物は母の好物なので喜ぶ顔が目に浮かぶ。知床に出る 前日に遺書として絵はがきを書いた2人の友人に電話してみたが、2人とも出かけて居なかったた め、無事である事を伝え電話を切る。無事生還したことが伝われぱ用は足りる。

 明日は摩周湖には行かずに美幌まで下る予定だ。今日は砂ボコリとあまりの暑さのためカムイワッカからここまでT シャツを着ず裸で走ったため、背中が日焼けで赤くなり肩を動かすとヒリヒリ痛い。
 今夜も外は満天の星。これで26日以来5日間ずっと星が見えている。天気がよくて最高だ。知床では北極星の高度の高い ことに驚いた。見上げると首が痛くなるくらいだ。明日は7月最後の日、早いものでもうすぐ出発 から1ヶ月が過ぎようとしている。 消灯9時30分。


 本日の宿泊地 斜里公園、本日の走行距離 102km (累計 2393km)




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