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最涯を求めて 


第13日目 7月18日(水) 雨

 4時15分起床。外は暴風雨、あまりの雨の強さで一面真白だ。西胤さんは出発をためらっているが、僕はこれくらいのことではくじけないぞ!
 そんな訳で日高町の駅で待ち合わせることにして、今日は別々に走ることになった。僕はそろそろ出発する。(7時)

 土砂降りの雨が上がった。今富川に着いた。ここでスタンドのおじさんから、土砂崩れのための通行止め解除の話を聞き、西胤さんとの約束があるものの、襟裳岬が諦めきれず、襟裳に向うことにした。西胤さんも分かってくれるだろう。それに帯広で再会できるかもしれない。
 今昼食中、何と注文したラーメンの中に陰毛が入っていた。半分ほど食ベたところで作り直してもらったため、一杯分の料金でおよそ二杯分食ベたことになり満腹だが、少々気持ちが悪い。髪の毛なら一言言うだけで許したのだが、陰毛では... でもどうして入っていたのだろう。考えるとぞっとする。ああ気持ち悪い。

 飯を作り食い終わって、あとは寝るだけ。今日は久しぶりに1人で走ったような気がする。ほんの40分間だけ、東京の大学生と同行するが、雨が降り出してその人は、途中の駅に逃げ込んでしまった。僕は毎日雨と戦っているというのに、根性ないな。
 北海道でも野宿のサイクリストが年々減っているとのこと。何となくうなずけるような気がする。今日は1日強い向い風に悩まされた。何しろ下り坂でさえペダルを漕がないと止まってしまう程なのだ。悪戦苦闘の末、日高幌別ステーションホテルに着いた。ここで地元の中学生が僕に興味を持ってくれたため、しばらく話をする。とにかく無性に人と話がしたくなる。おまけにその中学生がコーラ(1g)を買ってきてくれた。とてもよい感じの学生だった。
 今頃、西胤さんはどうしているだろうか? 僕が襟裳に向かったこと、きっと分かってくれたと思う。明後日、帯広の”かにの家”(帯広市がバックアップしてツーリストのために開いている無料宿泊テント場)で再会するのが楽しみだ。西胤さんは”かにの家”に3日くらい連泊するらしいので、きっと会えるに違いない。とにかく明日は襟裳岬を見て、できるだけ帯広に近づき、明後日、幸福・愛国駅でのんびりとし、”かにの家”に行く予定。
 まずは今のところ予定通り、しかし今日はアキレス筋の痛みが再発、今も激痛が走る。ペダルは何とか漕げるのだが、歩くとなるとビッコをひく状態だ。今後1ヶ月半ずっと痛みが続くと思うとたまらなく不安になる。昼に日頃から世話になっている床屋のお姉さんにアイヌの木彫を送った。その店のおばさんがとても親切で、おまけに静内町にしかないというキーホルダーを頂いた。

 今夜の宿であるこの日高幌別駅は実に変わっている。民間委託の無人駅でありながら、ペンション風の2階造りで、1階は駅の待合所と、簡易郵便局、そしてラーメン屋があり、片隅みにはインベーダーゲーム機が置いてある。そして2階は何とレストラン。国鉄の駅とは思えない一風変わった愉快な駅だ。よい記念になった。今も外は土砂降り、明日も天気が悪そうなのでステーションホテルになりそうだが、頑張って走ってできるだけ帯広に近づこう。いつも休憩のため駅に立ち寄るとスタンプを押しているのだが、浦河の駅で押し忘れたのが残念だ。消灯8時。


 本日の宿泊地 日高幌別駅、本日の走行距離 120km (累計 1382km)




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