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最涯を求めて 


第8日日 7月13日(金) 曇

 4時起床。
 いよいよ陸中とも別れて青森県に入った。

 
 国道338号線は、45号線と対称的で、まわりに何もい平らな道だ。今やっと食堂を見つけることができた。何しろ街らしい街がなく食堂がまったく見つからない。腹が減って全く動けない状態だ。午前中にこれだけ距離をかせいだので、これからはのんびり走っても楽にむつまで行けるだろう。ひとまず安心だ。

 今晩は、初めてのバス停泊。田舎のバス停は屋根付きのものが多いので、泊まるのに最適だ。

 とうとうここまで来たという思い。晴れていれば北海道が楽に見えるというこの場所は、大間まであと15kmという”はまなすライン”。
 昼食後、走り出してすぐに、若いツッパリ兄ちゃん2人組のトラックに声をかけられ、自転車を積んで30kmあまりも乗せてもらったため、今日の宿はむつ市か大畑町あたりまでと思っていたのが、一気にここまで来ることができた。しかもそこが峠道で工事中の酷いダートだったため、とてもありがたかった。その上むつ市に着いたら喫茶店でアイスコーヒーを頂いた。(13日の金曜日とは思えない。)とてもよい日だった。
 まだ本州最北端(大間崎)に着いた訳ではないが。8日間北上を続けて、いよいよ北海道目前だ。陸中45号線はきつかったが今となっては良い思い出となった。自分自身の目と足でこうして45号線を走ったから、リアス式海岸というものがどういうものなのか、はっきりと分かった。これが本当の勉強ではないだろうか。教科 書や地図の上でどんなに良く勉強したところで、理解できるわけはない。このように実際にやってみることが、今の教育で欠けていることではないだろうか。こうして体で覚えたリアス式海岸を僕は一生忘れることがないだろう。真の勉強とは受験のためでなく、自分のためにやることだろう。

 明日は大間崎を見た後、いよいよ函館に行くぞ。フェリーは11時の予定、その後は走らずに久しぶりに風呂に入って(出発以来まだ一度も入っていない)、洗濯をするつもりだ。(いよいよ出発前に作ったオリジナルの”北海道”Tシャツを着る時が来た。)
 気になるのは天気だが、ラジオのニュース(何気なくかけたニュースが北海道の局だった)では、低気圧があり、大気が不安定で大荒れの見込みだそうだ。フェリーが出ないこともありえるのだろうが、何よりも心配なのは船酔いだ。夕方父と 電話で話をした折、「もうすぐ大間だ」と言ったら、たいへん驚いていた。それもこれも、途中トラックに乗せてもらえたからだ。海外旅行は緊張するだろうな。外は風が強く以前として雨が降っている。昼間とても印象的な道路標識を見付けたのでここに印す。
 「なぜ急ぐ、昔はみんな歩いてた。」実にいい言葉だ。消灯8時。


 本日の宿泊地 桑畑バス停、本日の走行距離 160km (累計 927km)




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