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最涯を求めて 


第5日目 7月10日(火) 雨

 起床4時。途中で目が覚めずにぐっすり寝られたのは今日が初めてだ。それだけ疲れていたのだろう。外は一面曇りで、霧が深い。わずかな水だったがなんとか食事を済ませた。どんな時でも歯を必ず磨くようになった。一回の使用量はわずか100ccくらいだ。とにかく旅先では、水が大切だ。
 今は昼食休憩中(12時5分)。気仙沼の手前で、初めてサイクリストと会った。僕と同様、キャンピングフル装備で、あちらもなかなか気合が入っていた。丸坊主姿で、声まで出してくれた。とても力が入った。僕も頑張らなくてはならない。
 陸前高田の手前で「日本最大の隕石」の看板を見付けたが疲れているのと、雨が降っていたため立ち寄らなかった。大船渡からここまでの間、2人目のサイクリストに会う、フロントバックのみの軽装だったが自信に満ち溢れている実にいい顔をしていた。僕もあんないい顔をしていたのだろうか? 
 今日も一日雨だった。これで丸三日間、雨・雨・雨 呆れてしまうというより慣れてしまった。晴れた時の青空が楽しみだ。1日45号線を走ってみて出発前に先輩(2年前にやはり東北一周をした人)の言っていた「お金をくれると言っても、二度と走りたくない。」という言葉の意味が分かった。

 今晩は生まれて初めてのステーションホテルだ。テント生活とは、また一味違ったところ、水やトイレ、そして雨風が凌げる点では良いが、どうも落ち着かない。
 夕方から地元のツッパリ兄ちゃんが駅に集まって遊んでいる。どうやらこの駅はたまり場になっているらしい。その中のひとりが僕に「何が楽しくてひとりでチャリンコで走っているんだ?」と聞いてきた。自分でもよく分からないが、分からないところがいいのではないだろうか。この答えは帰宅したときに明確になるだろう。
 今日までのようにどんなに雨が降っていても走りたくなる。やはり持って生まれた気性なのではないか、このチャリンコ魂は! 
 しかし45号線は“キツイ”の一言。気仙沼から陸前高田そして大船渡の間もきつかったが、最後の大峠(大船渡と三陸の境)には本当に参った。ギアも1対1(急な登り坂用に前後のギア比が1対1になるように組んだ)を使用した。ヘアピンのコーナーが続くところは、吾妻スカイライン同様か、それ以上。でもとにかく走ることができた。
 昼から左足のアキレス筋が痛みだしたのが気になる。さきほど妹と1分間くらい話をしたが、なかなかよいものだ。
 明日は宮古の先の田老駅(この駅と同様無人駅らしい)に泊まろう。少々落ち着かないがステーションホテルは雨の日には都合がよい。明日も45号線を100kmくらい走るぞ。待合室は電気が明るい。9時にならないと消えないそうだから、あと1時間半もあり、それまでに列車が2本ある。今日の消灯は9時になりそうだ。明日も頑張るぞ。消灯8時50分。


 本日の宿泊地 三陸駅、本日の走行距離 120km (累計 540km)




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