「出力先の異常」エラー群の説明
出力先のフォルダに何らかの異常がある場合、「パス名のエラー」、「ドライブエラー」、「出力先のエラー」、「出力先の不在」、「書き込み出来ません」という5種類のエラーが発生する可能性があります。
以下に、各エラーの説明を行います。
「パス名のエラー」は、出力先フォルダに正しい絶対パスを指定しなかったときに表示されます。相対パスもいけませんし、ファイル名として使用してはいけない文字も使ってはいけません。
絶対パスというのは、ドライブ名から全ての下層フォルダまで全てを明記したファイル位置のことです。ドライブ名となるアルファベット一文字(大文字小文字は問題にしない)、コロン (:) 、そして円記号(バックスラッシュ)(\) もしくはスラッシュ (/) が始めに付くことになります。
また、ファイル名で使用していけない文字というのは、コロン (:) 、コンマ (,) 、セミコロン (;) 、アスタリスク (*) 、クエスチョンマーク (?) 、ダブルクオーテーションマーク (") 、小なり (<) 、大なり (>) 、縦棒 (|) です。円記号(バックスラッシュ (\) もしくはスラッシュ (/) もファイル名として使用できませんが、ここではフォルダの区切り記号として認識されるので問題ありません。
「ドライブエラー」は、存在しないドライブを指定した際に表示されます。フロッピーディスクドライブを選択しているのにフロッピーが入っていないときなどにも表示されます。
「出力先のエラー」は、指定した出力先がフォルダでないときに表示されます。きちんとフォルダを指定して下さい。
「出力先の不在」は、指定した出力先フォルダの存在しないときに表示されます。
ですが、出力先が存在していなくても、そのフォルダを作成することが出来ます。上のようなメッセージがでますので、フォルダを作りたいときは「はい」を選択して下さい。すると、フォルダを作り、変換作業を行います。「いいえ」を選択すると、フォルダを作成せず、変換作業も行いません。
「はい」を選んでも、フォルダの作成に失敗すると「出力先の作成エラー」が発生します。主に、書き込みの出来ないメディアにフォルダを作ろうとするときに発生します。その他、ルートディレクトリ(最下層のディレクトリ)のファイル数が多すぎるとき、フォルダ名が長すぎるとき、ディスクが一杯の時にも発生することがあります。
「書き込みできません」は、出力先がCDや書き込み禁止にしているフロッピーディスクなどの場合に表示されます。これ回避するには、出力先を書き込み可能なドライブに変えるか、フロッピーディスクを書き込み可能にするかするしかありません。
書き込み禁止のドライブを指定していても、指定したフォルダが存在しない場合は上の「出力先の不在」エラーが発生します。