ロロ:ちょっと待って下さい。 クロノア:あっ、さっきもあったよね、これ。 ポプカ:いや、これは今のクレア母神像。 クロノア:へ? じゃ、さっきのは…? ポプカ:ありゃふるきクレア像っていってな、 むかーし、悪い心をぬぎすてた時、 その場に残された姿なんだそーな。 クロノア:ふーん…。 ロロ:さ、行きましょう。
大巫女:……それではロロ、 本当に世界を救いたいと願うのですね? ロロ:は、はい! 大巫女:…つらく、けわしい道となりますよ。 ロロ:覚悟はできてます! ロロ:…あ ロロ:…ためしの鐘も…鳴らしました……。 大巫女:…わかりました。 大巫女:ロロ、あなたを巫女と認めましょう。 大巫女:今後とも、世界のために いっそうのはげみを期待します。 ロロ:……ぁ、ありがとうございます! クロノア:よかったね、ロロ。 ロロ:はいっ。本当に…本当に……。 大巫女:あなたたちには、 これから四つの<世界を支える鐘>を まわってもらいます。 大巫女:各国に奉られた四つの鐘の元をおとずれ、 そこから“鐘の力”を 集めてきてほしいのです。 クロノア:力を集める…。 大巫女:鐘の持つ調和の力で、 悪しきわざわいを封じこめるのです。 大巫女:できますか、ロロ? ロロ:は…はい! がんばります! 大巫女:……。 大巫女:それではさっそく、 そこの<安らぎの鐘>からまわりなさい。 ロロ:はい! で、では失礼します。 大巫女:クロノアさん。 大巫女:優しい子なのですね…ありがとう。 ロロのことを、おねがいします。
ロロ:クロノアさーん、早く早くー! ポプカ:幻獣…? レオリナか? クロノア:レオリナ? ロロ:ドロボウです。宝めあてに世界を荒す悪い人! タット:あたしらドロボーだってさー。 レオリナ:遠吠えだ。言わせとくさ。 タット:ク・ウ・ゾ・ク! タット:あたしらは 空賊のレオリナ様とタットちゃんだ! おぼえとけー! レオリナ:おまえが黒き旅人様か。 ……なるほどな。 レオリナ:まあいい。 とりあえずリングを渡してもらおうか。 クロノア:リング!! ロロ:このリングは渡しません! レオリナ:ま、そうだろうね。 レオリナ:やりな。
タット:ありゃー。 レオリナ:ふーん。 レオリナ:おまえ、名は? クロノア:クロノア! タット:へへ、ちょっとカッコいいじゃん。 レオリナ:クロノアね…覚えとくよ。 クロノア:空賊…レオリナ…。
クロノア:<安らぎの鐘>か。 ロロ:クロノアさん、お力を。 クロノア:これをうてばいいんだね? クロノア:これが…鐘の力? ポプカ:オイラたちは簡単に “エレメント”って呼んでるけどね。 クロノア:キレイだ…。 夢の声:助けて…… クロノア:え!? 夢の声:助けて……助けて…… クロノア:誰? 夢の声:助け… クロノア:どこ? どこにいるんだ! ロロ:クロノアさん…?
バグジ:レオリナか… 金めあての空賊ときいたことはあるが、 まさかリングを狙ってくるとはな。 ロロ:あの人たちも世界を救いたいとか。 むむー、ライバル出現ですね。 ポプカ:ンなワケねーだろっ、バカ。 バグジ:しかし、黒き旅人のリングは聖なるもの。 巫女の力がなければ あつかうこともままならぬと聞くが。 ポプカ:じゃあ、 リングだけうばってもしょーがねーじゃん。 ロロ:そっか…ちょっと安心。 バグジ:とにかく、鐘をまわるのが先決じゃ。 クロノア:じゃあ、次の鐘だ。 バグジ:おう、 ちょうどジョイラントの開国時間だ。 クロノア:開国時間? ロロ:ジョイラントって、国全体が 大きな遊園地みたいなものなんですよ。 ポプカ:ちょーどいいや。行こうぜ行こうぜ。 ロロ:遊びにいくんじゃないの! クロノア:それじゃ、ジョイラントの鐘めざして、 ポプカ:レッツゴー!
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