2005/07/28 名誉挽回 |
先日、I 楽器店に対して苦言を呈しましたが、 公平を期するため、 良かったことがあればそのことにも言及しておかねばなりますまい。 本日対応してくださった K 氏は、こちらの質問に対し丁寧に回答してくれました。 ちなみに今日注文したのは、スネアドラムに乗せる 消音パッドと、 後付シズル。 「Pearl さんでも同様のパッドはありますが、HQ の方が作りは良いと思います。 値段も安いですし」とか「ここに在るのは R22 ですが、 ブラシと合わせて、というご用途でしたらボールのサイズが小さい S の方が合うかもしれません」など、適切なアドバイスを頂き、感謝。
買ったばかりのシンバルですが、ちょっと磨いてみようかな、と思ったんですよ。 シンバルは、本体の汚れやくすみでも音が変わります。 だから、現在の音が気に入っているなら、わざわざピカピカに磨いたりはしません。 というか、してはいけません。 なんですが、スティック痕や指紋が既にソレナリに気になる。 まーまだ新しいし、磨いて音変わっちゃうコトも無いかなーと思い、 シンバルポリッシュで磨いてみた。 色変わっちゃった。 というかですね、ええいこの際ハッキリ書いてしまおう。汚くなった。 つまるところ失敗したってコトだっ。 あーあ。もう良いや。ほっとこ。とっとと汚れて立派なオールド K になれ (ってちょっと違うか)。
多分、「磨く」という行為を欲していたんだと思う。 そして象徴的な結果に終わる。 |
2005/07/26 K の刻印 |
わーっ! 買った買った買っちゃったーっ! はぁはぁはぁ(←息が切れた)。 「首都圏台風直撃か?」という見出しが新聞に舞い躍る本日、 ノコノコ楽器屋行ってるつーのは我ながらどーかと思うんですが、 だってさー、楽器屋から「シンバル入荷しました、試奏に来てください!」 という連絡が来たぜ、と若に言ったら 「楽器のタメなら雨が降ろうと槍が降ろうと行け」って言うもんだから。つい。 以上。
で終わらせるには惜しいネタなので、 ここ一週間ぐらいで試奏したハイハットの感想など書いてみたりする。 誰も楽しくないですよね。でもオレ楽しいんすよ。スミマセン。
例えば、ふた昔ぐらい前のドラマガで。海外有名ドラマーのインタビュー記事。 「使ってるのは K のオールドだよ、やっぱり良いよね」なんてコメント。 その横には使用セットの写真。使い込まれて、 あの「K」のロゴがところどころ消えてしまっている、 くすんだ色のハイハット・シンバル。 憧れでした。ただ、余りにメジャーな気がしてた。 ギターで言えば、Gibson Les-Paul Standard や Fender Stratocaster みたいな。 例えば女性の方が貴金属を選ぶ際、 あまりにメジャーブランドのメジャー商品って、一瞬躊躇しませんか。 なんだけど、買ってきたシンバルを、部屋のハイハットスタンドにセットして、 ちょっと離れた所から眺めて、そんな躊躇は消え去りました。 自分の部屋に、あの「K」がある。もうなんつーか、K 萌え。 楽器を買って、こんなにわくわくしているのは久しぶり。 それは多分、まだ物語が終わってないから、というのもあると思う。 次はバスドラムの予定だ。そしてその次はライド? それともタムタム? 完成するのはいつになるやら。 ドラマーである自分、を強く意識する夜。 |
2005/07/23 地震 |
IDo@ 町田リンキーディンク。 このスタジオ、地下にあるんですね。で、スタジオにて練習中、地震が。 いやもうシャレにならんですよ。建物崩れたら埋まっちゃいますがな。 掘り出されたらそこにはアコギが二本と妙なタイコが一個ですよ。 こりゃもうフォークのヒトにしか見えないじゃないですか。 新聞には「フォーク演奏者、生き埋め」とか出ちゃうんですよ。 ハードロッカーであるトコロの梅ちゃん。あなたそれでいーんですか。
「成仏できんな」 リハが終わってロビーに出たら、そこにあるテレビで 「東京は震度 5 強」という緊急ニュースが流れてた。 おれ達危機意識低すぎ。反省。
リハの後は、すぐそばにあったお好み焼き屋で夕飯 + 与太話。 リハが二時間。与太話が三時間。正しいオヤジバンドの形。 |
2005/07/17 逆恨み、あるいは八つ当たり |
今日はセッション。課題曲は六曲。 おれが使う楽器は、一曲がジェンベ、三曲が普通にドラムセット、 残る二曲はドラムセット+ブラシ、という内訳。 ブラシというのは、 スティックの代わりに使う、針金を束ねたような 珍妙な道具 であります。 スネアドラムの打面を叩いたりこすったりして音を出す都合上、 打面はざらざらしている必要があります。つるつるだと、こすっても音が出ないから。 スタジオ据え置きのスネアドラムは、 打面のコーティングがすっかりハゲちゃってつるつるだったり、 あるいはそもそもコーティングされていないヘッドが張ってあったり することが多いので、 ブラシを使う時は自分のスネアも持っていった方が安全。これがセオリーです。 でもね。おれ今、荷物増やしたくないワケなんすよ。 すごく悩んだ。ひょっとしたらスタジオのスネア、使えるかもしれない。 でも使えなかったら… ええ。結局持って行きましたよ。 そして、皆様の期待も裏切りません。 スタジオのスネア、無理すれば使える状態でしたね。 で、ですよ。 ナニが腹立つって、そのブラシが必要な二曲、どっちも Eric Clapton の曲なんすよ。ふざけやがって。 どういう了見だ。おまえワザと嫌われようとしてるだろ。 よっしゃ分かった、望み通り嫌ってやるぞバカヤロウお前のかーちゃんでべそ。
なんとなく不完全燃焼気味に終了。なんでだろ? 「曲を仕上げる」という作業抜きで、 さらっと演奏しちゃったからだろーか? あるいは、事前準備が足りなかったせいだろーか? とか色々考えて、実は、 「終わった後に、さっきまでの演奏を肴に与太話をする」 が無かったからではないか? という気がしてきた。 つまり、腰の調子が悪かったのでさっさと帰らざるを得なかった オレのせいではないか。しくしく。 まーでも、セッションは楽しいし、演らなきゃ上手くならんし。 こーゆー「演奏する場」を大事にせねばのぅ、と マジメに考えるボクなのです。 というわけで、次回はウチアゲ付きでやりたい(←マジメ?)。
↑というコメントを某所に書いたところ、若から 「アコギ相手に小さな音で叩いてるからじゃね?」という指摘が。 んー、「デカい音出せないからウップンが晴れない」ってのはないと思うよ。 なんだけれど、小さい音で演奏するって、実はすごく難しいことだと、 おれは思ってるのですね。 例えば、全体が小さいから、微かなフット・ハイハットの音も、 ミストーンを含めて良く聞こえちゃう。バスドラムの僅かな音量差が耳につく。 そういう、微妙なコントロールをキッチリこなすこと。 緊張感のみなぎる、難易度の高い作業です。 それがまだまだ、自分で納得できるレベルにない。いらいらする。 爽快感がない。 という意味での「不完全燃焼感」はあるかもしれないっすね。精進精進。 |
2005/07/16 無為 |
午前中に来客が一件。
もったいないような、贅沢なような。 |
2005/07/10 オトナのやり方 |
例えば、オマケにカードが付いている「仮面ライダースナック」。 小さい頃、カード欲しさに一日一袋ずつ買って、コツコツと貯めていった。 そして社会人になった今、ダンボールでどかーんと買って、カードも一気にゲット。 こういうのを「大人買い」なんて言ったりしますよね。 今日「エンジン」を見ながら、 こーゆーのも大人買いの一種なんだろーか、なんて思った。 木村拓哉主演のこのドラマ、6/27 が最終回でした。 そして、全 11 回分が、我が DVD レコーダ内に収まってるワケです。 いやー。こりゃ快適ですよ。CM をひょいひょい飛ばしながら見るでしょ。 そーすっと、一日分って結構アッサリ終わっちゃうんですよね。で、 「あ、もう終わり? じゃ、もう一本。ぽちっとな」 これですよ。これ。オトナは我慢しません。見ようと思えば今最後まで見れちゃう。 CM 飛ばすのもキー三回押すだけ。 おれ、ドラマってほとんど見ないというか、 嫌いと言っちゃっても良いぐらいだったはずなんですが、 拘束時間の問題さえ解決すれば、忌み嫌う対象でもないのかしらん。 考えてみりゃ、映画は別に嫌いじゃない。アレは一話完結だし。ふーむ… …自分、ものすごく堕落した気がします。 |
2005/07/08 無知の力 |
「生き生きした音楽をやるには、『造詣』と『無知』の両方が必要だよ」 という言葉に響くモノがあったのでメモ。 先日読んだ中島らものエッセイに「ファズの濁った音を出すために、 ギターアンプのスピーカーを切り刻んでみた奴がいた」 という話があったのを思い出した。笑うところだったのかな。 おれは笑わなかったけど。 この間も書いたけど、 おれはドラムセットに足で操作するパーツが含まれているなんて思わなかった。 だからバスドラムのパートも手が担当するという形で、 ラジカセから流れてくる音を追いかけた。 そんな経験があるから、おれは「無知の力」を信じる。 とかなんとかカッコ良くまとめよーと思ったんだけど、 冷静に振り返ってみると単に「あの頃オレは馬鹿だった」みたいな。
とっとと直したかったんで、昨日の時点で Vertex Link へ「壊れたぞコラどーしてくれる、納豆食えないのはテメエのせいだ」 とサポート依頼メールを出してたんですね。で、今日。 「それは本体が正常動作していない可能性がある、 アンタが納豆食えないのはこちらの責任ではない」という回答が来ましてね。 「こっちで検証するから住所と電話番号教えろや」とか言ってるんですが、 オレはとにかく早く修理に出したい。なので帰り道ヨドバシに寄ってみた。 故障だということを納得させて、修理という対応に持ち込みたかったので、 もう完全武装で臨んだのですね。 症状や Vertex Link とのやり取りをレポート形式にまとめて、 ネジ伏せる気満々で店員捕まえて説明を開始したんですが、開始二分後、 「ご購入はいつですか?あー、それなら新品交換で」 予想をはるかに超えた迅速かつ簡単な方法で解決してしまいました。 さぁ喧嘩か!? と拳を握って構えたらイキナリ土下座されちゃったよーな気分。 何はともあれ、素晴らしいぞ Vertex Link。つかこの場合はヨドバシなの? とにかくどっちもありがとう。納豆食えないのはオレのせいですゴメンナサイ。 |
2005/07/07 冴えない七夕 |
七夕ですね。皆様如何お過ごしでしょうか。 ボクはですね、愛用している iAUDIO G3が壊れました。イエア! ええ、すげえ無理してテンション上げてます。 放り込んだ音楽データをふつーに聴くことは出来る(ので今日まで気付かなかった) のですが、PC との USB 接続に失敗します。「不明なデバイス」だとか 「認識できませんでした」とか、PC が弱音を吐きやがります。 いくつか予定されてるセッションの課題曲を放り込もうと思った矢先にこのザマです。 いやぁ、予習どうしよう。セッションでおれの出来が悪かったら、 それはきっと予習不足という事態を引き起こした Vertex Link 社のせいです。 決しておれが下手なのではありません。 例えばテンポが走るとか、必要以上に手数が多いとか、納豆が食えないとか、 そーゆーのも全部、悪いのは Vertex Link。 えーと。 こういう本、読んどいた方が良いのかな。オレ。
横浜線の車内に、
ギター史総括−夏の陣
という釣り広告が下がっている件について。 なんというか、車内釣り広告…に限らず一般的に広告って、 どういう人間を対象にするか等、 緻密なマーケティング効果検討の結果出されるモノなんですよね。きっと。 横浜線に乗るヒトビトはジェフ・ベックのライブを見に行く可能性が大いにある、 という判断があったワケですよね。 そうなのか。 なんかおれ、ちょっとくすぐったいような気持ちでそのポスター見てたんですけど、 実は「横浜線に乗車中の諸君、見たまえ、みんなが好きなジェフ・ベックだ。 何か質問はあるかな。なに、『最初にどのアルバムから聴けば良いですか?』とな。 あっはっは、それはもちろん全部だ。じゃ次の質問」 みたいに堂々としてれば良かったんでしょうか。 ちくしょう。次の機会には(あるのか?)。
雨が降ると織姫と彦星は逢えない、という説に対して、 雲の上は晴れてるんだから逢えてるだろ、という反論を唱えたい。 それでも年に一回なんだぞ。そのくらい逢わせてやってくれ。 |
2005/07/03 ホンモノ |
昨日、Jeff Beck のライブを見に行った時のハナシ。 場内へ入って開演を待っていると、前方に大柄な金髪の女性が。で、隣に居た若と、
「を、ジェニファー・バトゥンだ(笑)」 なんて馬鹿な会話をしてたんですが、今日になって Jeff Beck メーリングリスト (という酔狂なモノがあるんです)にて、同じく 2 日の公演を見た方から、
なんてメールが。ホンモノだったのかよ! ちょっと探してみたら こんな ハナシもあった。 ちなみに、終演後、ホールを出て階段を下りている時、 スカした帽子をかぶってるおっちゃんがすぐ横にいて、 (Char みたい…)と思ってたんですが、上述のメールには
という情報もあり。そっちもホンモノだったか。
午後は子守。二人で選挙に行って、おやつにアイスクリーム食べて、 昼寝して、さて夕食はどーする? 「んー、ジョリパス」 二人でレストランに行ったり、メニューを選んだり、 「を、お子様メニューにはオレンジジュース付いてるらしーぞ」「ばんざーい!」 なんて会話したり、 口の周りをミートソースだらけにしてパスタと格闘してる姿を見たり、 結構楽しい。 思えば、「子守の時間」の中身が昔と比べて随分変わったなぁ。 |
2005/07/02 神様に会いに |
午前中は子守。二人で「にこにこサタデー」に行ってみる。 琴葉の幼稚園では、月イチぐらいのペースで土曜日に催しがある。 例えばコレも「にこサタ」の一環。
今日のお題目は「水遊び」。 果たして、小さなプールに入った琴葉、出てきません。 お友達は大半が上がり、シャワーも浴びて服を着てるのに。 ねぇ、そろそろ上がろうよ。 「おとーさん、プールにカニが居るよ!」 そうね、釣り遊び用のプラスチックのカニね。つーかヒトの話聞けよ。 まーでも楽しいんだろうなぁ。あんまり楽しそうなので強く言えない。
午後。小田急線に乗って、代々木上原で千代田線に乗り換えて日比谷へ。 日比谷から有楽町へは徒歩。そこに東京国際フォーラムがある。 千代田線に乗り換えた時、おれの正面に座っていたあんちゃんが、 Jeff Beck の T シャツを着ていた。Who Else ツアーのヤツ。 あれから 6 年。You Had it Coming ツアーからでも 5 年経ってる。 期待しようぜ。なぁ。 って向こうから見れば、おれはタダのオッサンなんですけどね。 Jeff Beck のロゴ入りキャップでもかぶって来れば良かったか。 でもおれ、帽子似合わないんだよなぁ。自分で笑い死ぬほど。
で、ライブの感想やセットリストは この辺にまとめました。 |