2005/06/25 しったかぶり |
誰もいない土曜日。 午前中から街へ出て楽器屋や古本屋を回って、 さて昼飯はどうしようと暫し悩む。美味いカレーが食べたくなって、 久しぶりに家の近所の喫茶店に行ってみることにした。 どのくらい近所かってーと、同じ町内会だってぐらい。 同じ町内会であるからして、マスター & マスターの奥様とも顔見知り。 なので、ふつーの喫茶店に行くのとはなんだか調子が違う。 入った途端「あれー?どしたの」とか言われる。 カレーを頬張りながら、「今度の防犯パトロールはボクも参加しますよ」とか 「△△さんトコはもう小学三年生だっけ?」 なんて地域密着型の会話をしてたんですが、そのうちに 「ウチね、ネットワークを光にしたんだよ」なんてハナシになった。 「やっぱり早くて良いよー。店のホームページも立ち上げてるんで、 ネットもそれなりに使うんだ」なんて言いながら、 Note PC でそのサイトを見せてくれる。「日記みたいなコトもやってるんだけどさ、 いろいろ面倒なんだよね。写真とか」 ははぁ。それはブログがいーんじゃないすか。とゆーわけで、 大手プロバイダがサービスしてる無料ブログサービスの紹介とか、 コメントとは?トラックバックとは?なんて説明を、ナリユキ任せでやってみたり。 自分、ブログサイトなんか開設もしてないクセに。 大して知りもしないコトや受け売りの知識を、もっともらしく説明しちゃうってのは、 おれの特技…っていうか悪癖だと思う。いかんよなぁと思いつつ、 「例えばさー、北海道とか遠くの人が何かのキッカケでサイト覗いてくれて、 その後時々日記読んでくれてる、とかワクワクするよねー」 なんてニコニコしてるマスターの顔を見てると、 つい説明を重ねてしまうのでありました。 いつか痛い目に遭うぞ。> オレ
パンデイロのこと。 この間、日記にてちょっとお名前を出したところ、十日ほど前、 かなざわさんがわざわざメールを下さった。日記やってて良かったと心底思った。 その中で「重いなら軽いのを使えば良い」というアドバイスがあった。 「使ってる楽器は何グラムある? 400 グラムを切るモノもあるぞ」。 計ってみたら 600 グラムだった。特に左手を積極的に使うならば、 600 は重いかもしれぬ、とのこと。 この間タハラで見たパンデイロ、おれのより軽かったよなぁ。 今日もう一度行ってみて、重さ計らせてもらおうかなぁ、 なんて思いながら楽器屋に行ってみたら、 売り切れてました。 こういう時、 「売り切れてる」という事実を知る前は、 まーちょっと試してみるかのー、とのんびり構えてたクセに、 無いと分かった途端「オー!ジーザス!」とか天を仰いじゃうのはおれだけですか。 いやおれもオージーザスなんて言わないけどさ。比喩ですよ比喩。
かなざわさんのメールには、 「カホンは最近ストリートミュージシャンがよく使っているようだ。 ドラムセット代わり、という目的ではパンデイロより良いかもしれない」 という指摘もあった。 とーるくんがカホン、 というハナシを聞いたときは面白いなぁと思ったけれど、 「ドラムの代わり」や「自分が」という発想は無かった。 で、タハラに置いてあったんで、 パンデイロがなかったハライセにちょっと叩いてみたんだけど、
…面白いかもしれない。 いやもうその、なかったことに。ボクが悪かったです。
しかし、なんだかやってみたいことが多くて、 人生に残された時間がヤケに少ないような気がして焦る。って今日はヘンなのか? おれ。 |
2005/06/24 Musical Baton |
ここ最近、例えば 吉田アミさんとか、 essa さんとか、そーゆー有名ブロガーな皆様の日記に登場する Musical Baton。 これ、ブログってーシカケありきの遊びかなーと思ってたんで、 おれには関係ねーやと思ってたんですが、 昨日たろさんから回って来て、アタフタしながら寝ました。 そーいえば mixi とゆー伏兵がありましたですね。うひゃ。 質問は以下の五つであります。
Jeff Beck の聖誕祭である 6 月 24 日に、 このような質問に答える機会を与えられたのも、 何かの縁でありましょう。では早速回答させて頂きたいと思います。 1. Total volume of music files on my computer
15 G。 2. Song playing right now
Bruce Lee / Vinnie Colaiuta 3. The last CD I bought
なんかヘンなヒトみたいじゃないですかオレ。
バトンが回ってくるタイミングが悪いんだ。普段はもっと普通な CD 買ってます。
ホントです。 4. Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me これ、「無人島に持って行く五枚」と同様、難しい質問だよなぁ。 ヘンな見栄とか出ちゃうし。答えやすくするために、 「自分のドラミングスタイルに影響を与えた曲」に狭めてみます。
5. Five people to whom I'm passing the baton えーと。ここ読んでてまだ回ってなくてサイト持ってる人、手を挙げて。 取り敢えず若と梅ちゃんに。もし読んでたらとーるくんにも。 忙しかったら無視って下さい。 しかし五倍のネズミ算で増えたら、 あっと言う間に全インターネット人口をカバーしちゃうワケで、 五人も回すのめんどくさ、 みたいなヤツが間に入ってないと立ち行かなくなっちゃいますよ。 と、怠惰な自分を正当化して、回答を終わりにしたいと思います。 あれ? 聖誕祭なのに Jeff Beck 出て来ねえ。 |
2005/06/23 オレ的お薦め |
とーるくんと「Mike Stern のお薦めアルバムは?」なんてハナシをしてたら、 ふと新しいコーナーを思いついた。 で、 作ってみた。 オレ的代表作はコレだーっ!とか、なんでこのプレイヤーがいないのよーっ! など魂の叫びは直接ぶつけて下さい。大歓迎。 |
2005/06/19 背中を見て育つ |
よっちゃんのお友達の旦那様は、大の YMO 好きだそうで、 80 年代初期ワールド・ツアーの様子を収めた映像を繰り返し観たりするらしい。 親の嗜好が子供に与える影響は大きい、と思う。 ここのお宅では、YMO のビデオが流れると、幼稚園児であるところの息子さんが、 帽子を被り、サングラスを掛け、 太鼓の代わりになりそうなものを叩き始めるんだそうだ。 もう本人、高橋ユキヒロなワケです。ユキヒロごっこが楽しくてしょうがない。 楽しいから友達ともその喜びを分かち合おうとするのですが、 友達は(当然)ユキヒロごっこが面白くない。そして息子さんは最近、 どうやらこの遊び、自分以外は楽しくないようだ、 ということに気付き始めたのだという。 こんなコトで友達との間に溝ができて、 将来引き篭もりになっちゃったらエラいコトじゃないですか。
(ヘルメットをかぶって予選出走順を待つ、ルノーの選手を見ながら) フィジケラかな? 琴「アロンソじゃない?眉毛濃いし」 いや濃いけどさ。その判定方法はどうなのよ。
(部屋に落ちていたスパナを眉毛に当てて)
ウチも気を付けようと思う。
例えば、誕生日。世間一般のヒト達にとっては何でもない普通の日で、 自分に取っては少しだけ思い入れのある日。 こういう日が最近苦手な気がする。 もういいトシだし、ヘンな期待するのも馬鹿馬鹿しいんだけど、 その「期待」をばっさり切り捨てるコトを「少しだけの思い入れ」が邪魔する。 期待を裏切られるよりは、切り捨てられない自分がイヤっつーかダセエっつーか。
なんてことを思う、父の日でありました。 |
2005/06/18 ふられる |
午後。街をブラつこうと思い、琴葉を誘うと「やだ。歩くの疲れるもん」 とか言われる。つ、冷たいなぁ。お前。 まーでもそーやってどんどん生意気になってくることもまた、 一つの成長なのでありましょう…ということにしときます(泣きながら)。 本日琴葉誕生日。
フラれたので、一人街をブラついてみる。 イシバシで、中古のジェンベが出ていて「良く鳴ります!」というフダが付いてる。 確かに良く鳴る。やっぱりアフリカ製のホンモノ買わんとイカンのか? と一瞬気の迷いを起こすが、値札を見て正気に戻って、 出会った記憶を消去する(なんて操作が出来たらステキ)。 その他は特に出物なし。エレドラ叩いて憂さ晴らしをして店を後にする。 我ながら迷惑な客である。 その後、すっげー久しぶりに Truth に寄ってみる。Line6 のギターアンプが中古(かな?)で出てた。 POD 相当のアンプシミュレータ + パワーアンプ + キャビ、みたいな製品。 試奏してみる。 上着の上から痒い背中掻いてるみたいな。こー、アコースティック・ ドラムの代わりという意識でエレドラ叩いた時に感じるストレスに近いかなぁ。 まぁ、Line6 はどーでも良いっす。ちゃんと商品知識を持った楽器屋さんと、 「試奏してみていーすか」「普段はどんなギターを?」「シングルの方が多いかなぁ」 「じゃ、このストラトで」「このボリュームは?」 「こっちが通常のギター・アンプで言うところのマスターボリュームっすね」 みたいな会話をしたかっただけのよーな気がする。
ギター弾きてえなぁ。
今日街に出た一番の目的は、DoCoMo ショップへ行って 「二年以上継続使用している機種の無料電池交換サービス」を申し込むことだった。 古色蒼然な N504iS を見ながら、二年使うヤツなんて少数派なのかなー、 としみぢみ思う。 FOMA へ切り替えるタイミングを掴めん。 |
2005/06/08 みぃ |
ローマ時入力で "mixi" って打ったら "みぃ" になった。 この前、こんなこと書いたら、 まなぶぅから 「んぢゃ Invite してやろう」というメールが来た。 登録してみりゃ雰囲気分かるんかなと思いつつ、 当たって砕けろの精神で登録してみたら、結局なんだか良く分からず、 当たって砕けた形となっております。 ってまぁ、まだ 20分 ほどしか触ってないんだけど。 ところで、まー最近そこらへんの会社で普通に見られる光景だろうとは思うのですが、 業務に関係のないサイトにはアクセス出来ないよう、制限が掛かってるんですね。 で、mixi もアウトだった。当たり前と言えば当たり前か。 つまり仕事おっぽり出して遊ぼうと思っていたらしい、 というのはキミとボクだけの秘密なのですがそれはサテオキ、そーゆーワケで、 「ま、週末にでもまったり」という風な、 覇気の感じられない付き合いになりそうな、 始めていきなり「老境」という言葉の似合ってしまいそうな、 そんな予感のする mixi でした。 いやしかし、ホント、ナニすりゃいーんだ? 日記(みたいなモノ)はココに書いちゃってるしなぁ。 |
2005/06/06 磨けば光るかどうか知らん |
夜。ぼんやりとパンデイロを鳴らしてみる。 相変わらずパンデイロは重くて、 とてもじゃないが普通のサンバのテンポになんてついていけない。 軽くなればスピードアップ出来るかってーと、それもどうも疑わしい。 実は、おれが見落としてる「コツ」みたいなモノがあって、 ある日それに気付いたら、いきなりスピードアップしちゃったりしませんか。 しませんね。 楽器の上達過程において、この手の、 宝石を磨きこんでいくような地味な訓練は避けて通れない。 ドラムで言えば、例えばシンバルレガートのスピードアップ (速いテンポではトリプル・ストロークの繰り返しになる)なんてこの類だ。 そして問題は、そういう訓練を面白いと思えるか? ではないかと思ったり。 もちろん、練習に目的意識は必要でしょう。 ここを磨けばあのフレーズをモノに出来る、という。けれど、 そもそも磨くのが楽しい、みたいな感覚ってあると思うのですよ。
そういえば、かなざわさんはお元気にしていらっしゃるのだろうか。 |
2005/06/05 ドラムセットという楽器 |
カケハシさん+若+おれ、というメンツでアコギ(?)セッション@町田 Act。 今日も今日とてジェンベストなおれなんですが、 久しぶりに音楽スタジオということで、スティックケースも持って行ってみた。 で、久しぶりに一曲だけ、スティックではなくホットロッドでだけど、 ドラムセットも叩いてみた。 ああ。なんて楽しいんだ。ドラムセット。 ここ最近ずっとジェンベ等パーカッションで、 IDo もジェンベで行こうと思ってたワケですが、その思いがすげえ揺らぐ。 ポピュラー音楽で使った場合、戦闘力が違いすぎるよ。 ジェンベも高/中/低音を叩き分けることは出来るけれど、 同じ高音でもシンバルには金属ならではの輝きとサスティンがあり、 さらにハイハットはそのサスティンをコントロールできる。 スナッピーを持つ故に音程感の希薄なスネアドラムは、 例えばモノトーンの洋服のように、いろんなスタイルに合わせやすい。 スティックで叩くことで、大きなボリュームもラクに出せる。 そしてバスドラム。演奏を足が受け持つことで、 手とは独立させたタイミングで音を出せる。 これらを一人でコントロールできるわけだ。強いに決まってる。 まぁ、それは分かっていたことなんだけれど。 逆に、今ジェンベ(や他のパーカッション)を掘り下げることで、 「ドラムセットの各楽器にどういう仕事をさせれば良いか」ということに関して、 今までとは違う捉え方が出来るようになるんじゃないか、 という気はすごくする。悩ましい。
元々は、カケハシさんが最近入手したエレアコがどうも良い音で鳴らない、 じゃスタジオで音出してみましょか、 というのが今日のセッションの発端だったらしいんだけど、 そのなんつーか、失礼を承知で書きますと、 カケハシさんは変わってる。 随分昔からバンドでご一緒させて頂いてるんですが、 使う楽器は意外にチープ。ギター談義をすると、 コダワリはちゃんとお持ちなのですが、 所謂フツーのギタリストとはこだわる場所が微妙にズレてたり。 あ、いえ、もちろんこっちがズレている可能性は十分にあるんですが。 今日持ってきた問題のギターも アリアの安物で、それで良い音がしないと言われても!テイストでありまして。 これでヘタクソだったらハナシは簡単で、 「わかってねえ」で終わりなんですが、 メチャクチャ上手いんでヤヤコシイ。チープなアンプやエフェクタで、 すっごく心地良い、スタジオミュージシャンっぽい音をバシッと出しちゃったりする。 的確なカッティング・ワークから生まれるリズムのキレ、 という自身の武器をキッチリ活かした音作りをしてくる。 コピーの際も、ツボを押さえた音の採り方は見事。 耳が良いんだろうなぁ。あるいは機材ではなく手で音色を作ってる部分が大きいか。 今日のセッションはとても楽しかったけど、またバンドも演りたいっす。
おれは、基本的に「いろんなジャンルに足突っ込んだ方が演奏に幅が出る」 と思ってる。 で、あるジャンルから積極的に出て行かないヒトを見て、 一律ダメと思っちゃうかってーとそんなことはなく、「潔し!」というヒトも居る。 この差は、「自分への言い訳が在るか無いか」 で生ずるのかなぁと思ってたんだけど、そんな難しいハナシじゃなくて、 単に上手きゃオッケー、ってダケかもしれんなぁ。 おれにとってカケハシさんは、この点でもなんというか一つの反例なのです。 いやはや。音楽は深くて面白い。皮肉なんかじゃなく、本当に。
セッションの後、楽器屋へ。既にギターはそれなりに持ってるワケで、 これ以上必要ないのですよ。おれには。なんだけど、 なんか若は 買い物してるし、 そのキャビの試奏用に出てきたギターがジェフ・ベック・モデルだし、 カケハシさんは Takmine のエレアコ試奏しちゃったりしてるし。 で、その JB モデルだの Takamine だのを、 おれもちょっと弾かせてもらいつつ思ったんだけど、 楽器屋はヤバい。眺めてる分には無害だけれど、一歩踏み込むと、 がばーっと口あけて飲み込もうとしてきやがる。逃げろ逃げろ。 |
2005/06/01 Favorite |
おれがツェッペリンの中で一番好きな曲は、たぶん "The Rain Song" だ。 |