The Rain Song

2005/06 version

2005/06/26  しゃぼんだま

志緒 YSL につき子守。
琴葉と二人、しゃぼんだまセット持って公園へ。

たくさんのしゃぼんだまを作って喜んでいる姿や、 あるいはおれが吹いた時、一生懸命走って追いかけている姿は、とても和む。

最近、ジャンケンのルールを会得したので、ジャンケンが好きな琴葉。 公園からの帰り道で「グリコ・チョコレート・パイナップル」を教えてやった。

ところがこいつはアホなのでチョキしか出さない。 おまえチョキばっかりだぞ、と指摘してやってもやっぱりチョキ。 仕方がないのでこちらはパーを出して、少し離れたなぁと思ったらグーで追いつく、 という作戦。

ふと思いついて、「ジャンケンポン」の前に「最初はグー」を付けてみたところ、 今度はパーばっかりになった。お前のアタマはどーなっておるのだ。 まーでも喜んでるから良いか。

「ことはの勝ちね!ばんざーいばんざーい。おとーさん負けたから『負けた〜』 って言って!」

はいはい。

「ねぇおとーさん」

どしたの。難しい顔して。

「困ったことあったら、ことはに言ってね」

え? うん。困ったことって例えばナニ?

「んとね、ありさんがお家に入ってきてギター壊しちゃったとか」

そ、そりゃ困るね。つーか想定に無理がないすかソレ。 とにかくそういう時はすぐ言うよ。で、琴葉はどうしてくれるの?

「聞いてあげる」

聞くだけかよ。

2005/06/25  しったかぶり

誰もいない土曜日。

午前中から街へ出て楽器屋や古本屋を回って、 さて昼飯はどうしようと暫し悩む。美味いカレーが食べたくなって、 久しぶりに家の近所の喫茶店に行ってみることにした。 どのくらい近所かってーと、同じ町内会だってぐらい。

同じ町内会であるからして、マスター & マスターの奥様とも顔見知り。 なので、ふつーの喫茶店に行くのとはなんだか調子が違う。 入った途端「あれー?どしたの」とか言われる。

カレーを頬張りながら、「今度の防犯パトロールはボクも参加しますよ」とか 「△△さんトコはもう小学三年生だっけ?」 なんて地域密着型の会話をしてたんですが、そのうちに 「ウチね、ネットワークを光にしたんだよ」なんてハナシになった。

「やっぱり早くて良いよー。店のホームページも立ち上げてるんで、 ネットもそれなりに使うんだ」なんて言いながら、 Note PC でそのサイトを見せてくれる。「日記みたいなコトもやってるんだけどさ、 いろいろ面倒なんだよね。写真とか」

ははぁ。それはブログがいーんじゃないすか。とゆーわけで、 大手プロバイダがサービスしてる無料ブログサービスの紹介とか、 コメントとは?トラックバックとは?なんて説明を、ナリユキ任せでやってみたり。

自分、ブログサイトなんか開設もしてないクセに。

大して知りもしないコトや受け売りの知識を、もっともらしく説明しちゃうってのは、 おれの特技…っていうか悪癖だと思う。いかんよなぁと思いつつ、 「例えばさー、北海道とか遠くの人が何かのキッカケでサイト覗いてくれて、 その後時々日記読んでくれてる、とかワクワクするよねー」 なんてニコニコしてるマスターの顔を見てると、 つい説明を重ねてしまうのでありました。

いつか痛い目に遭うぞ。> オレ

パンデイロのこと。

この間、日記にてちょっとお名前を出したところ、十日ほど前、 かなざわさんがわざわざメールを下さった。日記やってて良かったと心底思った。

その中で「重いなら軽いのを使えば良い」というアドバイスがあった。 「使ってる楽器は何グラムある? 400 グラムを切るモノもあるぞ」。 計ってみたら 600 グラムだった。特に左手を積極的に使うならば、 600 は重いかもしれぬ、とのこと。 この間タハラで見たパンデイロ、おれのより軽かったよなぁ。 今日もう一度行ってみて、重さ計らせてもらおうかなぁ、 なんて思いながら楽器屋に行ってみたら、

売り切れてました。

こういう時、 「売り切れてる」という事実を知る前は、 まーちょっと試してみるかのー、とのんびり構えてたクセに、 無いと分かった途端「オー!ジーザス!」とか天を仰いじゃうのはおれだけですか。 いやおれもオージーザスなんて言わないけどさ。比喩ですよ比喩。

かなざわさんのメールには、 「カホンは最近ストリートミュージシャンがよく使っているようだ。 ドラムセット代わり、という目的ではパンデイロより良いかもしれない」 という指摘もあった。

とーるくんがカホン、 というハナシを聞いたときは面白いなぁと思ったけれど、 「ドラムの代わり」や「自分が」という発想は無かった。

で、タハラに置いてあったんで、 パンデイロがなかったハライセにちょっと叩いてみたんだけど、

…面白いかもしれない。
いや気のせいだ。面白くなんかないぞ。
…スナッピーがあるから、「ジャッ」っていう音がスネアっぽい。
ってそれがどーしたんだよ。関係ねえよ。
…真ん中辺りを叩くと、結構低い音も出る。
だーかーらー、こんなのタダの箱だし。
…二万ちょいで買えるのか。そうなのか。

いやもうその、なかったことに。ボクが悪かったです。

しかし、なんだかやってみたいことが多くて、 人生に残された時間がヤケに少ないような気がして焦る。って今日はヘンなのか? おれ。

2005/06/24  Musical Baton

ここ最近、例えば 吉田アミさんとか、 essa さんとか、そーゆー有名ブロガーな皆様の日記に登場する Musical Baton

これ、ブログってーシカケありきの遊びかなーと思ってたんで、 おれには関係ねーやと思ってたんですが、 昨日たろさんから回って来て、アタフタしながら寝ました。 そーいえば mixi とゆー伏兵がありましたですね。うひゃ。

質問は以下の五つであります。

  1. Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
  2. Song playing right now (今聞いている曲)
  3. The last CD I bought (最後に買ったCD)
  4. Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
  5. Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)

Jeff Beck の聖誕祭である 6 月 24 日に、 このような質問に答える機会を与えられたのも、 何かの縁でありましょう。では早速回答させて頂きたいと思います。

1. Total volume of music files on my computer

15 G。
枚数で言うと 300 枚程。 しかしリッピングなんて作業を始めたのは結構最近ですからね。 突然の事故に遭って救急車で運ばれた時にキレイなパンツ穿いていた、 そんな時に感じるであろう安堵の気持ちに、今ボクは包まれています。

2. Song playing right now

Bruce Lee / Vinnie Colaiuta
これカッコ良いすよ。ラスボスの待つ部屋へ徐々に近付いて来る緊張感、 ついにその部屋の前、ををっラスボスが現れた!アチャー!そして対決! みたいなストーリーが浮かんできます。実際「アチャー!」 (アレ、映画のサンプリングなのかな?)という声が入ってて笑える。 対決シーンは左定位 VS. センター定位でドラムソロ対決だし。 んでまたコレがバッカじゃねーのって程上手いし。 そして、曲が終わった後にくっついてる鼻歌みたいなメロディと、 電動ヒゲ剃りの音、このマヌケな空気がなんとも。 この辺のユーモアセンスはザッパ直伝なんだろか。
ちなみに、この問題に取りかかるのがもう少し早かったら、回答は Burn / Deep Purple でした。シャッフルプレイのオソロシサよ。

3. The last CD I bought

Djembe Master / Mamady Keita

なんかヘンなヒトみたいじゃないですかオレ。 バトンが回ってくるタイミングが悪いんだ。普段はもっと普通な CD 買ってます。 ホントです。
普通って何だ?等ツッコミ禁止。まーでも最近 CD 買わなくなりました。

4. Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me

これ、「無人島に持って行く五枚」と同様、難しい質問だよなぁ。 ヘンな見栄とか出ちゃうし。答えやすくするために、 「自分のドラミングスタイルに影響を与えた曲」に狭めてみます。

Rydeen / Yellow Magic Orchestra
初めてドラムをコピーしたのが YMO だから、外すわけにはいかんのだろう。 コピーと言っても、ドラムセットなる楽器がどんなカッコしてるんだか知らず、 「ちっちっちっちっ」という音(ハイハットね)は左手、 「どんたんどんたん」という音(こっちはバスドラとスネア)は右手、 という役割分担。楽器弾くのに足を使うなんて、 当時フルーティストなおれには想像も付かず。
YYZ / Rush
多分大学時代に一番多く演奏した曲。残念ながら。 なんだか妙に流行ってたんだよね。部室に行くってーと誰か演ってた。 ってどんなサークルだよ。 まーでもこの手の、変拍子含みの技術系プログレ、みたいなの好きでした。 U.K. の Terry Bozzio とか。
Bring on the night / The Police
The Police のどれを選ぼうかなーと迷いましたが、ぱっと思いついたコレに。 コピーバンド演ってました。ハイハットが必要以上に細かいのも、 レギュラー・グリップに手を出したのも、全部 Stewart Copeland のせいです。 責任取って下さい。
Rumble / Chick Corea Elektric Band
テクニカルフュージョン系(っていう括りも雑ですが、 まーカリウタだのガッドだのデニチェンだのハキムだの チャド・ワッカーマンだのコブハムだの孝三さんだの、 ってー辺りを想像して頂ければ)は好きでいろいろ聴きましたが、 NHK で放映した CCEB のライブ映像での衝撃を上回るものはなかなか出て来ません。 そして初めて買った教則ビデオも Dave Weckl の "Back to Basics" でしたとさ。
In the stone / Earth, Wind and Fire
一番(いろんな意味で)力の入ったコピーバンド、と言えばアースかなぁ。 というわけでこの曲を。That's the way of the world とどっちにするか迷ったけど、 TV に出た時も In the stone と September を演ったのでこっち。 いろいろな経験を積ませて頂いたバンドでございました。

5. Five people to whom I'm passing the baton

えーと。ここ読んでてまだ回ってなくてサイト持ってる人、手を挙げて。 取り敢えず若と梅ちゃんに。もし読んでたらとーるくんにも。 忙しかったら無視って下さい。

しかし五倍のネズミ算で増えたら、 あっと言う間に全インターネット人口をカバーしちゃうワケで、 五人も回すのめんどくさ、 みたいなヤツが間に入ってないと立ち行かなくなっちゃいますよ。 と、怠惰な自分を正当化して、回答を終わりにしたいと思います。

あれ? 聖誕祭なのに Jeff Beck 出て来ねえ。

2005/06/23  オレ的お薦め

とーるくんと「Mike Stern のお薦めアルバムは?」なんてハナシをしてたら、 ふと新しいコーナーを思いついた。

で、 作ってみた

オレ的代表作はコレだーっ!とか、なんでこのプレイヤーがいないのよーっ! など魂の叫びは直接ぶつけて下さい。大歓迎。

2005/06/20  前代未聞

びっくりした。
まずはその仰天のあらすじを説明させて頂きます。

金曜日のテスト走行中、トヨタのマシンが相次いでスピン。原因はタイヤトラブル。

現在、F1 は 10 のチームが参戦し、 20 人のドライバーがシノギを削っているワケですが、 うち、7 チームがミシュランという会社のタイヤを履き、 残り 3 チームはブリジストン。

今回トラブルを起こしたトヨタチームはミシュランユーザ。 そしてミシュランは、トラブルの原因を特定できませんでした。 そこで、全ミシュランユーザチームへ「とにかく危ないから使うな、 すぐに違うタイヤ送るから」という通達を出します。

今年のルールでは「予選と決勝は同じタイヤを使うこと」となっていますが、 まー事情も事情だし仕方ないぢゃろ、とライバルのブリジストンはこれを承認。 ところが、F1 の元締めであるトコロの FIA が 「ルールはルールぢゃ、交換はまかりならん」と突っぱねた。

だってタイヤ作ってる本人が 10 周以上走るなってゆーてるんですよ? あ、それじゃさ、最終コーナー、あの超スピード出るトコ、 あそこにシケイン置いて、あんまりスピード出ないコースにしません?

というミシュランユーザチーム側の申し出も、FIA はあっさり却下。

そして決勝当日。フォーメーション・ラップ(スタート前にみんなで一周だけ走る、 肩慣らしみたいなモン?)の後、 なんと、ミシュランチームのマシンはグリッドに着かず、わらわらとピットイン。 二度とサーキットには出てこなかった。グリッドに残ったのは、 ブリジストンユーザである僅か 3 チーム 6 台。 その内訳はフェラーリとジョーダンとミナルディ。

このトホホ感は、 普段 F1 をご覧になっている方でないと伝わりにくいと思うのですが、 フェラーリはここ数年連続優勝を遂げている名門チームです。 そしてミナルディは万年最下位の愛すべきプライベーター。 ジョーダンは万年ブービー賞の、これまた愛すべきプライベーター。 なんつーか、ハルウララとディープインパクトのレースに貴方は燃えますか? というコトなんですけどね。

F1 には「スタート時に 12 台以上参加していなければレース不成立」 というルールがあるのですが、フォーメーションラップでは 20 台走っているので、 こんなおかしな状況に陥ったレースが公式戦として認められてしまいます。 こりゃもう明らかに、ミシュランから FIA の抗議つーかアテコスリ。 観客大ブーイング。ペットボトル投げ込んでるヤツとか居るし。危ねぇっつの。

結果は見るまでもなくフェラーリのワンツーフィニッシュ。 予想通り過ぎる展開、つまりフェラーリがあっという間に後続を引き離し、 残った四台のうちミナルディがじりじりと遅れていく、という状況下で、 もう解説者も実況中継なんてしてない。 今回の騒動に関してあーだこーだ話してるだけ。

そんなレースを最後までちゃんと見るオレもオレだが、 でも注目点は当然三位争いですよ。だって、 表彰台なんて望むべくもないレーサーに、突然チャンスが降って湧いたんですから。 フェラーリの二人、シューミとバリチェロは「やってられっかこんなモン」 てな感じでしょうけど(いやそれでも二人はプロフェッショナルですから、 キッチリ仕事してましたけど)、残り四台は本気のバトルですよ。

結局、栄光の表彰台を勝ち取ったのは、ジョーダン・トヨタのティアゴ・モンデイロ。 普通なら、表彰台の上でトロフィーを受け取った一位二位三位の三人は、 シャンパンを浴びせ合って勝利を喜ぶワケですが、 今回フェラーリの二人は笑顔も無く、シャンパン持ってそそくさと舞台裏へ。

一人残されるモンデイロ。

一人笑顔のモンデイロ。

一人ガッツポーズのモンデイロ。

一人シャンパンをぶちまけるモンデイロ。

気付くと一人。きょろきょろするモンデイロ。

微妙な空気の中、退場するモンデイロ。

このヘンなレースで、おれは君の名前を覚えることが出来たよ。 ありがとう FIA。ところで「モンデイロ」って、「パンデイロ」に似てるね。

2005/06/19  背中を見て育つ

よっちゃんのお友達の旦那様は、大の YMO 好きだそうで、 80 年代初期ワールド・ツアーの様子を収めた映像を繰り返し観たりするらしい。

親の嗜好が子供に与える影響は大きい、と思う。

ここのお宅では、YMO のビデオが流れると、幼稚園児であるところの息子さんが、 帽子を被り、サングラスを掛け、 太鼓の代わりになりそうなものを叩き始めるんだそうだ。 もう本人、高橋ユキヒロなワケです。ユキヒロごっこが楽しくてしょうがない。

楽しいから友達ともその喜びを分かち合おうとするのですが、 友達は(当然)ユキヒロごっこが面白くない。そして息子さんは最近、 どうやらこの遊び、自分以外は楽しくないようだ、 ということに気付き始めたのだという。 こんなコトで友達との間に溝ができて、 将来引き篭もりになっちゃったらエラいコトじゃないですか。

(ヘルメットをかぶって予選出走順を待つ、ルノーの選手を見ながら)
琴「これ誰?」

フィジケラかな?

琴「アロンソじゃない?眉毛濃いし」

いや濃いけどさ。その判定方法はどうなのよ。

(部屋に落ちていたスパナを眉毛に当てて)
琴「アロンソ!」

ウチも気を付けようと思う。
そのギャグ、断言するけど、幼稚園のお友達は誰も分からない。

例えば、誕生日。世間一般のヒト達にとっては何でもない普通の日で、 自分に取っては少しだけ思い入れのある日。

こういう日が最近苦手な気がする。

もういいトシだし、ヘンな期待するのも馬鹿馬鹿しいんだけど、 その「期待」をばっさり切り捨てるコトを「少しだけの思い入れ」が邪魔する。 期待を裏切られるよりは、切り捨てられない自分がイヤっつーかダセエっつーか。

なんてことを思う、父の日でありました。
義父の顔見に行きましたけどね。はい。

2005/06/18  ふられる

午後。街をブラつこうと思い、琴葉を誘うと「やだ。歩くの疲れるもん」 とか言われる。つ、冷たいなぁ。お前。

まーでもそーやってどんどん生意気になってくることもまた、 一つの成長なのでありましょう…ということにしときます(泣きながら)。 本日琴葉誕生日。

フラれたので、一人街をブラついてみる。 イシバシで、中古のジェンベが出ていて「良く鳴ります!」というフダが付いてる。 確かに良く鳴る。やっぱりアフリカ製のホンモノ買わんとイカンのか? と一瞬気の迷いを起こすが、値札を見て正気に戻って、 出会った記憶を消去する(なんて操作が出来たらステキ)。

その他は特に出物なし。エレドラ叩いて憂さ晴らしをして店を後にする。 我ながら迷惑な客である。

その後、すっげー久しぶりに Truth に寄ってみる。Line6 のギターアンプが中古(かな?)で出てた。 POD 相当のアンプシミュレータ + パワーアンプ + キャビ、みたいな製品。 試奏してみる。

上着の上から痒い背中掻いてるみたいな。こー、アコースティック・ ドラムの代わりという意識でエレドラ叩いた時に感じるストレスに近いかなぁ。

まぁ、Line6 はどーでも良いっす。ちゃんと商品知識を持った楽器屋さんと、 「試奏してみていーすか」「普段はどんなギターを?」「シングルの方が多いかなぁ」 「じゃ、このストラトで」「このボリュームは?」 「こっちが通常のギター・アンプで言うところのマスターボリュームっすね」 みたいな会話をしたかっただけのよーな気がする。

ギター弾きてえなぁ。
あ、いや、その前にまずドラム叩きたいけどさ。

今日街に出た一番の目的は、DoCoMo ショップへ行って 「二年以上継続使用している機種の無料電池交換サービス」を申し込むことだった。 古色蒼然な N504iS を見ながら、二年使うヤツなんて少数派なのかなー、 としみぢみ思う。 FOMA へ切り替えるタイミングを掴めん。

2005/06/17  コミュニティ

mixi 内で、試しに幾つかのコミュニティに入ってみている。 ドラムに関するコミュニティでは「どんなチップ形状のスティックを?」 「スネアの音だけデカい」「お薦めのドラマーは?」なんて質問と、 それに対する回答が寄せられている。

昔の ML を見ているようだ。 ただ違うのは、おれの熱さだろうか。 あの頃、何か新ネタが振られたら、仕事ほっぽり出してでも、 何か一言言わなきゃ気が済まなかった。 肩に力が入ってた。

今は、まぁ入ったばかりということもあるけれど、 なんか斜め上を行っちゃってるよーなコト書けねえかな、とか思いながら、 静かに眺めている。

ま、トシ取ったんだろーけど。ヤンチャなオヤジになりたい。

2005/06/15  音楽が好きか

昨日、mixi 内のとあるコミュニティで「スネアの音がデカいんで困ってる、 でもオレはリムショットの音が好きなんだ」という書き込みを見つけた。 ミュートがどうとか、直接的な回答は既にチラホラ書き込まれていた。で、

オープン・リムショット以外の音も好きになる、ってのはどうでしょ。 自分の好きな音を出したいのは自然なことで、それを我慢するのもツラい。 ならば渋い音も好きになれば良いんじゃ?

という感じのカキコミをしてみた。スベってるかもしれないけど、気にしない。 この内容は、彼への回答というより、ただの自分語りだから。 おれはそーやって一皮むけました、という。

おれは、なんとなく「唯一の正解」を探してしまいがちだ。 例えば雑誌に「ハーヴィー・メイソンが使ったスネアドラムのヘッドは、 ド真ん中だけが小さくくぼんでいる。それほど打点が安定しているのだ」 なんて書いてあると、「スネアドラムは中心を叩くのが正解」とかね。

ちょっと考えれば、オープンリムショットの時、チップはスネアの中心に来ないし、 こんな風には騙されないのが普通かもしれない。 実際おれも「リムショットは例外だよな」とか思ってた。

けれど、真ん中以外の場所を、リムショットではなく普通に叩くと、 場所によって倍音成分が異なり明らかに違う音がする、 そしてそれを曲の中で上手く使う、 という発想に辿り着くまでには、それなりに時間が掛かっちゃったような気がする。 まー、昔のハナシ。

結局勝負はアウトプット。 正解(と思い込んでいるモノ)を通過しているかどうかはサテオキ、 出音良ければ全て良しなんだけれど、それを心の底から、 あるいは身体で、本当に分かっているかってーと結構自信がない。 さらに、一般的な「正解」を通過している場合の方が、 良い出音になるケースが多いってのもハナシをヤヤコシクしているわけなんだが。

昔、ピアノを習っていた時。観点は「その音符を弾き切れると嬉しい」 であることが多く、逆に「その曲が楽しい」が少なかった気がする。 その観点(のバランス)は、 ドラムを叩くようになってもどこか引きずっているように思う。 「弾き切れる楽しさ」が悪いわけじゃないし、 そういう音楽の楽しみ方があっても良いと思うけれど、 曲や自分の出音を楽しむという観点を忘れてしまうと、きっと行き詰まる。

おれは「音楽」が好きなのか。「演奏」が好きなのか。

ま、問題無いか。どっちも好きなら良いんだろ。

雨なので散歩にも行けず、自席でぼーっと音楽を聴きながら過ごす昼休み。 mp3 プレイヤーから流れて来るのは Robert Johnson。

なんでそんなもん聴いてるかってーと、昨日の夜、 ひょいと手に取って CD プレイヤーに放り込んだ Skip James が気持ち良かったからで、 この手のカントリーブルーズで今このプレイヤーに入ってるアーティストってーと Robert Johnson しかない、というわけ。

おれはあまりブルーズに詳しくありません。だから、 「色々聴いて吟味した結果、自信を持ってコレを推薦します」 という感じじゃないんだけど、Skip James は良い。 って Robert Johnson 聴きながら思うのも失礼か。 いや、Robert Johnson も良いよね。Love in vain とか。 ってなんで慌ててフォローしてんだオレ。

二日続けて寝坊。電車も仕事も嫌いだからだ。多分。
今日はとてもブルーズが沁みる日だ。

2005/06/14  時代は追いついた

クールビズ。最近良く目にする言葉です。雑誌でも「しゃれた着こなし方はこうだ!」 なんて特集が組まれてたり。ネクタイ業界が悲鳴!とかね。

確かにネクタイ外して上着脱ぐだけじゃ、なんだかしっくりこないでしょうし。 上品かつカジュアルにキメるのは意外に難しいかもしれませんが、 ま、がんばって頂きたい。 なんせこのワタシ、十五年間クールビズですから。年期が違います。 時代は俺に追いついた。さぁオレを見習え野郎共! と、事務所で周りを見回してみるってーと、

ネクタイ少ねえ。

訂正。言い直します。
時代は俺に追いついた。

ところでワタシの着こなしは「上品かつカジュアル」 なんてモンとはかけ離れてるので誰か助けてください。

本日、会社で「環境経営に関する教育」とかいうのが実施されたのですね。 環境に配慮した製品作り、とか業務における環境行動、 なんて事柄に関する説明が WEB に掲載されて、それを各自読むんですが。

「席不在時は省エネ設定」なんて資料を、 エアコン効き過ぎの事務所でガタガタ震えながら読まなきゃいかんってのはどうなの。 おれはこんなにクールビズなのに。つか半袖大失敗。

2005/06/13  タイムマシンにお願い

間違いなく今のおれは、大学時代のおれよりドラムが上手い。 だから、もしタイムマシンが在ったなら、 おれは大学時代のおれに言いたい事がたくさんある。 コレを練習しろ、アレを聴け。

けれど多分、大学時代のおれは、 そんなアドヴァイスなんざ聞かないんじゃないか、という気もする。

まぁそれは、ドラムに限った話じゃないだろうし、 もし今、十年後のおれが現れたとしても、 おれが素直に言うことを聞くかどうか疑問だ。 自分は正しい、あるいは仕方がないんだという思い込みの怖さ。

アブラハムは言った。『もし、モーセと預言者に耳を傾けないのなら、たとえ死者の中から生き返る者があっても、その言うことを聞き入れはしないだろう。』(ルカ16:31)

最近、どんどん目が悪くなる。なので今日、 本屋でドラマガを買ったついでに「どんどん目が良くなるマジカル・アイ」 という本を買う。自分はとても素直な性格だと思う。

2005/06/12  人選

とある方から、「Web サイトを立ち上げたいんだけど、手伝ってくれない?」 という打診を受ける。

皆様ごらんの通り、おれのサイトと来たら、このマルチメディア全盛時代において、 静止画像さえほとんどない、 あまりに侘び寂を追求し過ぎた佇まいに貴方もノックアウト! って感じなわけで、なんつーか激しく人選を間違ってる。

その昔、ナイロン弦と鉄弦の違いも良く分からないまま安物のギターを買って、 「禁じられた遊び」の A メロだけなんとか弾ける様になったトコロで飽きちゃった、 という経歴の持ち主である大山徳次郎さん(仮名・四十八歳・製造業勤務) に、「ヴァン・ヘイレンのコピーバンドやろうぜ?」 と持ち掛けるようなモノではないのか?

2005/06/10  オーバーアクション

某社にて行われる某ソフトウェアのデモンストレーションを見るため、 会社同僚四人で外出したのが昨日。

その際、傘を忘れたんですね。デモ会場に。
気付いたのは帰りの電車に乗ってから。

曲がった骨を、東急ハンズで買った傘修理用金具で直したりして、 結構愛着のある傘だったんですが、取りに戻るのも面倒だ。 まぁいい加減古くなったし、某社の置き傘として第二の人生を送ってもらおう、 としみぢみ思ってた。

そんなしみぢみをすっかり忘れた今朝、 同僚のヒトであるところの N 氏が「ねー、りお君昨日何か忘れ物しなかった?」 とニコニコ話し掛けてきた。傘を持ってきてくれたのだという。 真っ赤な上に無駄に長いという、なんというかラテン系な傘を、 オーソドックスなスーツ姿の N 氏が。

いやぁご迷惑をお掛けしてしまったなぁと思い、 「本当にすみません、ありがとうございました!」 という気持ちを最大限に表現するため、 まず上体を後ろ側に反らせ、直後深々とお辞儀、 というアクションを取ろうとしたところ、第一アクションすなわち「上体後ろ反らせ」 が大きすぎたようで、

激しく楽しそうな音を立てつつ椅子ごと後ろにぶっ倒れて、 もうなんつーかコントのヒトはオレを見習え!という感じ。 衆人の注目する中、 久しぶりにフォローしようのない絶望的な恥ずかしさにまみれました。

真面目な話、もうおれはコントのヒトになるしかないと思う。

時の記念日なので、珍しくワインなど飲んでみる。

2005/06/08  みぃ

ローマ時入力で "mixi" って打ったら "みぃ" になった。

この前、こんなこと書いたら、 まなぶぅから 「んぢゃ Invite してやろう」というメールが来た。 登録してみりゃ雰囲気分かるんかなと思いつつ、 当たって砕けろの精神で登録してみたら、結局なんだか良く分からず、 当たって砕けた形となっております。 ってまぁ、まだ 20分 ほどしか触ってないんだけど。

ところで、まー最近そこらへんの会社で普通に見られる光景だろうとは思うのですが、 業務に関係のないサイトにはアクセス出来ないよう、制限が掛かってるんですね。 で、mixi もアウトだった。当たり前と言えば当たり前か。

つまり仕事おっぽり出して遊ぼうと思っていたらしい、 というのはキミとボクだけの秘密なのですがそれはサテオキ、そーゆーワケで、 「ま、週末にでもまったり」という風な、 覇気の感じられない付き合いになりそうな、 始めていきなり「老境」という言葉の似合ってしまいそうな、 そんな予感のする mixi でした。

いやしかし、ホント、ナニすりゃいーんだ? 日記(みたいなモノ)はココに書いちゃってるしなぁ。

2005/06/07  ひとりごと

例えば。諍いになった時、相手にとって最善の回復手段は、 こちらにも非があったことを認め謝罪をし、 以降相手の非を責めず笑顔を絶やさず関係改善に努め、 さらに「努めている」ことを意識させない、という感じなのだろうけれど、 人間は神様ではないので完璧はあり得ず、 「謝りはするけれどどう見ても納得していない顔」だの 「自分の非を認めつつ相手の非も指摘」だのって形になる。 おれは後者の形を取ることが多くて、 それは一旦ぶちまけた方が事態の収斂が早いだろうと思うからだし、 「時間が解決する」という言葉をどこか信じ切れていないからだし、 納得しない気持ちが澱のようにたまってある日爆発するのが嫌だし怖いからだ。 繰り返すけれど完璧な形はきっと無くて、それを補うのは多分愛だろうと思われ、 愛の足りない自分の未熟を恥じ、成熟を祈る対象として神様がいる、 という結論はある意味在り来りで、 在り来りの結論が自分を救うのかどうかは誰も教えてくれない。

2005/06/06  磨けば光るかどうか知らん

夜。ぼんやりとパンデイロを鳴らしてみる。

相変わらずパンデイロは重くて、 とてもじゃないが普通のサンバのテンポになんてついていけない。 軽くなればスピードアップ出来るかってーと、それもどうも疑わしい。

実は、おれが見落としてる「コツ」みたいなモノがあって、 ある日それに気付いたら、いきなりスピードアップしちゃったりしませんか。 しませんね。

楽器の上達過程において、この手の、 宝石を磨きこんでいくような地味な訓練は避けて通れない。 ドラムで言えば、例えばシンバルレガートのスピードアップ (速いテンポではトリプル・ストロークの繰り返しになる)なんてこの類だ。

そして問題は、そういう訓練を面白いと思えるか? ではないかと思ったり。

もちろん、練習に目的意識は必要でしょう。 ここを磨けばあのフレーズをモノに出来る、という。けれど、 そもそも磨くのが楽しい、みたいな感覚ってあると思うのですよ。

そういえば、かなざわさんはお元気にしていらっしゃるのだろうか。

2005/06/05  ドラムセットという楽器

カケハシさん+若+おれ、というメンツでアコギ(?)セッション@町田 Act。

今日も今日とてジェンベストなおれなんですが、 久しぶりに音楽スタジオということで、スティックケースも持って行ってみた。 で、久しぶりに一曲だけ、スティックではなくホットロッドでだけど、 ドラムセットも叩いてみた。

ああ。なんて楽しいんだ。ドラムセット。

ここ最近ずっとジェンベ等パーカッションで、 IDo もジェンベで行こうと思ってたワケですが、その思いがすげえ揺らぐ。 ポピュラー音楽で使った場合、戦闘力が違いすぎるよ。

ジェンベも高/中/低音を叩き分けることは出来るけれど、 同じ高音でもシンバルには金属ならではの輝きとサスティンがあり、 さらにハイハットはそのサスティンをコントロールできる。 スナッピーを持つ故に音程感の希薄なスネアドラムは、 例えばモノトーンの洋服のように、いろんなスタイルに合わせやすい。 スティックで叩くことで、大きなボリュームもラクに出せる。 そしてバスドラム。演奏を足が受け持つことで、 手とは独立させたタイミングで音を出せる。 これらを一人でコントロールできるわけだ。強いに決まってる。

まぁ、それは分かっていたことなんだけれど。

逆に、今ジェンベ(や他のパーカッション)を掘り下げることで、 「ドラムセットの各楽器にどういう仕事をさせれば良いか」ということに関して、 今までとは違う捉え方が出来るようになるんじゃないか、 という気はすごくする。悩ましい。

元々は、カケハシさんが最近入手したエレアコがどうも良い音で鳴らない、 じゃスタジオで音出してみましょか、 というのが今日のセッションの発端だったらしいんだけど、 そのなんつーか、失礼を承知で書きますと、

カケハシさんは変わってる。

随分昔からバンドでご一緒させて頂いてるんですが、 使う楽器は意外にチープ。ギター談義をすると、 コダワリはちゃんとお持ちなのですが、 所謂フツーのギタリストとはこだわる場所が微妙にズレてたり。 あ、いえ、もちろんこっちがズレている可能性は十分にあるんですが。

今日持ってきた問題のギターも アリアの安物で、それで良い音がしないと言われても!テイストでありまして。

これでヘタクソだったらハナシは簡単で、 「わかってねえ」で終わりなんですが、 メチャクチャ上手いんでヤヤコシイ。チープなアンプやエフェクタで、 すっごく心地良い、スタジオミュージシャンっぽい音をバシッと出しちゃったりする。 的確なカッティング・ワークから生まれるリズムのキレ、 という自身の武器をキッチリ活かした音作りをしてくる。 コピーの際も、ツボを押さえた音の採り方は見事。 耳が良いんだろうなぁ。あるいは機材ではなく手で音色を作ってる部分が大きいか。

今日のセッションはとても楽しかったけど、またバンドも演りたいっす。

おれは、基本的に「いろんなジャンルに足突っ込んだ方が演奏に幅が出る」 と思ってる。 で、あるジャンルから積極的に出て行かないヒトを見て、 一律ダメと思っちゃうかってーとそんなことはなく、「潔し!」というヒトも居る。

この差は、「自分への言い訳が在るか無いか」 で生ずるのかなぁと思ってたんだけど、そんな難しいハナシじゃなくて、 単に上手きゃオッケー、ってダケかもしれんなぁ。

おれにとってカケハシさんは、この点でもなんというか一つの反例なのです。 いやはや。音楽は深くて面白い。皮肉なんかじゃなく、本当に。

セッションの後、楽器屋へ。既にギターはそれなりに持ってるワケで、 これ以上必要ないのですよ。おれには。なんだけど、 なんか若は 買い物してるし、 そのキャビの試奏用に出てきたギターがジェフ・ベック・モデルだし、 カケハシさんは Takmine のエレアコ試奏しちゃったりしてるし。

で、その JB モデルだの Takamine だのを、 おれもちょっと弾かせてもらいつつ思ったんだけど、 楽器屋はヤバい。眺めてる分には無害だけれど、一歩踏み込むと、 がばーっと口あけて飲み込もうとしてきやがる。逃げろ逃げろ。

2005/06/04  いどれんしゅう

本日の練習場所は我が家。若と梅ちゃん + 梅ちゃんの嫁であるトコロのちこちゃんと、 愛娘であるところのみっしーが来る。

前回の続きという感じで、アコギ 2 本 + ジェンベ。 面白いアレンジや、演ってて楽しい曲もある半面、 このまま演奏がまとまって来ても、こぢんまりしちゃうんじゃないかなぁ、 何かもう一ひねり欲しいなぁ、でもこの構成で何が出来るんだ? と微かに不安を感じる曲もあったり。

このユニットがどこへ行こうとしているのかを、 おれはまだ掴んでないってコトなのか。 あるいは、ユニット内での立ち位置を迷っているか。

練習後はみんなで夕飯。mixi とは何か?を語って頂いたり。 しかし、ソーシャル・ネットワーキングといいブログといい、 どーも昨今のネットワーク情勢について行けてないよなぁ。 こんな形で日記みたいモノを書いてるヤツなんて、 最早少数派かもしれぬ。

希少種に認定されたアカツキには手厚く保護してもらおうと思う。

あ。ソーシャル・ネットワークに縁が無いつーのは、 つまり友達が少ないってオチですか。納得(←ヤケに冷静)。

琴葉は五つ年上の「みしおお姉ちゃん」に遊んでもらって大満足。 二人並んでマイケル・ジャクソンのスリラーを恐々(でもないか) 観ている姿はとても可愛い。

2005/06/01  Favorite

おれがツェッペリンの中で一番好きな曲は、たぶん "The Rain Song" だ。


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