釣りに行こう

2004/10 version

2004/10/31  ライブ?

The Pulse のライブ案内を書いてみました。 11 月 23 日 (火) 15:30、お時間がありましたら、ぜひ。

で、それより前の 11 月 7 日 (日) 13:00、 二俣川駅の駅ビル内(?)にあるサンハートホールにて、志緒の所属するビッグバンド "Yokohama Sound Lab." がコンサート演ります。そちらもよろしくです。

時に、「ライブ」と「コンサート」は何が違うんだろうね?
さらに、上記案内の置いてあるページの先頭には「ギグ」って書いてあるんだけど。

ちなみに昔、町内会のおばちゃんだったかなぁ、に、ドラム演ってるんすよ、 みたいなハナシをした時に、

「まぁ、演奏会とかはあるの?」

と聞かれ、その響きがとても新鮮だったことを良く覚えてます。 日本人ですからね我々は。やっぱりこれからは日本語ですよ。 そんなわけで、Pulse の演奏会へお越し下さい。

「ロックですよ」と注釈を付けたくなるのは何故だ。

2004/10/29  新しいもの好き

てなわけで、Vine Linux 3.0 をインストール。

もうちょっと、 無線 LAN の設定がラクに出来るインターフェイスがあると良いのになぁ、 という以外は、もーあっさりインストール完了。

ネットに繋いだあと、 ウィンドウマネージャを WindowMaker にして、ブートローダを grub にして、 サウンドの設定をして、ちょいとキーアサインを変えて、 メーラだのブラウザだのメッセだの mp3 プレイヤーだのの設定をして、 そうだなぁ、全部で二時間ぐらい?取り敢えず環境の出来あがり。

RH9 より快適な気がします。というのは多分、 まっさらな OS のプラシーボ効果が大きいんでしょうけれど、 まーでも不思議なもんだ。

マシンは相変わらず Pentium II 233MHz、ボロボロな ThinkPad のままなんだけどさ。

2004/10/27  疲

疲れるのは多分、人の話を聞こう、会話をしよう、という姿勢のヤツが、 ほんの一握りしかいないから。

こんな場の、いったい何が面白いのか、さっぱりわからねえ。
とっとと帰るぜ。

2004/10/26  天才は加減を知らない

昨日、若と「Missing Persons はヘンか?」というハナシになった。

彼曰く、「おれはヘンじゃないと思うんだが、 某氏は『ワザとヘンなコトをしようとしてる』と言ってる。それがひっかかる」 だそうだ。

それに対して「おれは逆に、普段色々ヘンなコトをしてるヒトが、 マジメに普通のポップス作ってみたけど、血は隠せない、みたいなイメージ」 と返した。というわけで、今朝の BGM は "Late Nights Early Days"。 初期のライブ盤です。 いやぁ。久し振りだなぁ。 そして、昨日の自分の発言はアナガチ間違ってないと思うのです。 おれにとっては、Missing Persons と来れば、 そりゃもちろんテリー・ボジオなワケで、 ちょっと視点がドラマー寄りになっちゃうトコロはご勘弁。

例えばオリジナル曲を仕上げる際、リズムパターンを任された時。 「曲にフィットすること」をもちろん意識はしますが、 やっぱりありきたりなのはイヤだなぁ、と思うわけです。 つか、多かれ少なかれ、どんな演奏者も「ありきたり」に抵抗があるんじゃないか。

なので、曲の雰囲気を見て、まーこのぐらいヒネってもだいじょぶかな、 とか考えながら、パターン組んだりするワケです。 あ、いや、いつもヒネってるワケじゃないすよ。 まさにコレ!この曲のためにこのパターンはある! みたいなのが降臨することもあります(そしてそれはとても幸せなこと)。

さて、テリー・ボジオ先生はどうか。まーその、降臨するんでしょうね。 天才ですからね。ビカッとひらめいちゃう。 で、先生は「ま、今演ってんのはポップロックだしな。ちょうど良いヒネりだ」 とか思ったりするんでしょう。

ところが、そこは孤高の天才。凡人の「ちょうど良い」をとっくに突き抜けた所に、 彼のちょうど良いがある。

あるいは、天才は加減を知らない、というか。 もう、トレードマーク的なフレーズやパターンを、惜しげもなく注ぎ込んじゃう。 で、ここからが凄いんだけど、その結果曲が死んじゃうかってーとそんなことはなく、 逆にそのトレードマーク、個性に引っ張られて、曲のカラーが決まってる。

嗚呼。こういう人に、私はなりたい。

あ、そうそう。一つ書き忘れた。
ウォーレン・ククルロのギター。これまた面白いなぁ。

愛用の ThinkPad にインストールされている Red Hat Linux 9 ですが、 昨日壊れました。/etc/rc.d/ 以下に gtk なんちゃらというファイルがずらーっと並んでいるという、 要はディスク情報が破壊され尽したような状況です。 どう喩えれば良いのかな、えーと、朝、事務所に着いて、さて仕事じゃの、 と扉が開くと、そこは何故か CD ショップになっていた、みたいな衝撃ですか。 ってそれ嬉しいじゃねえか。

もうあまり思い出したくないんですけどね。 どんなに疲れてボケてたって、 とにかく、シャットダウンの最中にコンセント抜くなと。 オプションうろ覚えのまま fsck 叩くなと。おれは言いたいわけですよ。

とほほほ。

あーあ。ヤなタイミングだなぁ。 Debian の Sarge (今年中に出るか出ないか) か Vine 3.1 (CR 版の予約が始まりましたね) のリリースを待って、どっちかに入れ替えてやろーと思ってたんだけどなぁ。

えへ(←ほんとに悲しんでるのか)。

2004/10/24  ぶかぶかどんどん

志緒、コンサート前、最後のリハ。というわけで留守番の二人であります。 リス園で大騒ぎし、薬師池で走り回った後。こち、三時過ぎたからおやつ食べよう。

「アイス?」

それほど言うならアイスにしてやらんこともないぞ。 おれはホットファッジサンデー食うから。

「こっちゃんチョコチップアイス!」

というわけでロイヤルホストへ着いて、 禁煙席に二人並んで座って、お姉さんがメニューをくれます。 そして、メニューを開いてオーダーを決めるまで 15 秒。 二人ともそれしか眼中にありません。 すぐにお姉さんを呼びます。すいません、オーダー良いですか、ちょ

「チョコチップアイスを下さい!」

…えー、その、そういうわけで、チョコチップアイスと、 ホットファッジサンデー下さい。と、ここで何を思ったか琴葉が突然、

「大人が一人と、子供が一人です!」

…えー、ナニユエその宣言は必要なのでしょうか? という疑問を顔中に湛えて琴葉を見詰めたところ、

「こっちゃんね、教えてあげたんだよ」

そ、そりゃどうも。つか、にこにこ聞いてくれたお姉さん、 どうもありがとうございます。仕事のジャマしてスミマセン。

あっという間にアイスをたいらげる琴葉。

「こっちゃんの、もうなくなっちゃった」

そんな勢いで食うからだ。デザートとゆーのはこー味わってだな、 贅沢なキブンで、って横で口開けて待つのはやめんか。ツバメのヒナかお前は。 あのね、自分の分は食べたんでしょ? だったらもう終わり。 人のを欲しがるのは止めなさい。これはおとーさんのなの。

「おとーさん」

なんじゃい。

「いっぱい食べると、おなか痛い痛いになりますよ!」

そりゃこっちのセリフじゃ!

2004/10/23  遠くから

夕方六時から、横浜 Gateway にて Pulse のリハ。 さてそろそろ部屋に入るか、とロビーからスタジオへ移動しようとした時、 ぐらりと床が揺れる。 これはかなり大きいね、なんて話しながらセッティングしていると、 また、ぐらり。天井から釣ってある大きなスピーカが大きく揺れている。 この下は危ねえなぁ、と場所を変える小池。

そして、これが如何に大きな地震であったかは、皆様ご存知の通り。

なんとなく、阪神大震災を思い出した。あの時は、タングラムだかどこだかで、 スキーをしてたんだった。 リフトに乗っていると、ひっきりなしに放送が流れている。 大阪からお越しのヤマダ様、ご家族からご連絡が入っております、 神戸からお越しのサイトウ様、至急お戻り下さい…

大丈夫かな、と心配な反面、
被災地を遠くに感じながら、ゲレンデを滑る自分が居て。

あの時と同じ、冷たい自分。

2004/10/21  衝動買いなどでは決してなく

  1. 今日は飯田橋で開催される某セミナーに出席するため、午後から外出である。
  2. さすがに、町田でよく見る不良中学生みたいなカッコもマズかろう。
  3. でもまぁ、一応こっちはお客だし、スーツ着る必要もなかろう。
  4. ジャケットにチノ、というイデタチでいってみよう。
  5. シャツは白で。
  6. 靴はやっぱり黒だよね。
  7. って、黒い靴、昨日の台風でびしょ濡れやんか。
  8. もう一つあるこっちの革靴は腰に悪いから履きたくないし。
  9. 選択肢は Nike と New Blance。
  10. せめて、比較的デザインの大人しい New Balance でいこう。
  11. うーん。見た目、ヘンだよ。
  12. でもそれしかないから履いて出てきちゃったよ。
  13. 嗚呼。やっぱりヘンだよ。
  14. せめて黒っぽい、濃い色であれば。
  15. つか黒ならね、強引にスーツだって着ちゃいますよ。
  16. そのぐらいの覚悟があると。
  17. そのぐらいの決意を持って、おれは黒い靴を欲しているのだと。
  18. 欲するというか、必要なのだ。
  19. 入手せねばならんのだ。
  20. 町田に着いたら、おお、まだ夕方ではないか。

今ここに、Nike の新品がある理由。 それは、このように緻密なストーリー、そして必然性を背景としているわけです。 って書き下してみたら、かえって衝動買いに見えるのは何故だ。

New Balance は悪くなかったけれど、 ドラムを叩く際、靴がつま先やカカトにぴたりとついて来るフィーリングは Nike に軍配。今回試した中では、Reebok も良いフィット感だったが、 いかんせん母指球辺りの違和感が大きすぎる。歩くには良い靴かもしれない。

なんてことを靴屋さんでチェックするのって、 見た目、ちょっとヘンなヒトなのかもなぁ。 靴屋さんで、新しい靴を履いて椅子に座って、 床を踏んでぱたぱたとペダリングをしているヒトがいたら、 それも、ヒール & トゥで二つ打ちとかしてたら、 それはおれである可能性があります。暖かく見守って下さい。

2004/10/20  目標

思った通りに事が運ばないからといって怒るのはやめたい。

2004/10/18  お知らせを…

タイムテーブルもチケットの値段も決まったので、 ライブのお知らせを書かなきゃなぁ。

2004/10/17  格言

今日一日だけ参加するため、朝一番に来たあゆちゃん。 おぎりんは運転手 & 子守り。そして愛娘、たまちゃん。 つまり、おぎりんとおれは全く同じ立場なワケです。 そんなわけで、ヒマなのであります。ヒマなので 4 人で河口湖まで散歩なのです。

途中、自転車に乗ったおばさんが、琴葉に声を掛けてくる。 すかさずおぎりん、「すいません、河口湖ってどっちに歩けばいーすか?」 「この道もう少し行って、右に曲がると湖見えるわよー」 親切に教えてくれるおばさん。「こーゆーのは地元の人間に聞くのが一番っすよ」 と、おぎりん。

湖のそばを歩きながら。 「そういえば最近良い格言を思いついたっす。『幸せは前にある』っていうの。 ほら、前向きじゃないと幸せになれない、と。ね、良いでしょ?」

このヒトの、なんつーか「人生とのスタンス」みたいなものは良いなぁ、 といつも思うのです。

ちなみに「果報は寝て待て」とも言うじゃないすか。

「この間、年寄りに『この格言はウソだ』というモノを挙げてもらう、 ってのをテレビでやってて、「果報は寝て待て」はすっげー上位に来てましたよ」

納得。自分の人生を振り返っても、納得。

帰り道。中央自動車道、上野原 I.C 付近。 電光掲示板に「渋滞 10 km 以下 2 時間以上」の文字。

おれ、こういう時、結構そのまま待っちゃうんですよね。 下道行ったってどーせ混んでるし信号もあるし、結局あんまり変わらねーよ、 とか思う。 なんだけど、今日はどーにも気分を変えたかったので、えいやと下りてみた。

目を覆うばかりの大渋滞。

その後も、選ぶ道は全て渋滞。なんか全てが裏目。 河口湖を二時半に出て、 家へ辿り着いたのが八時過ぎってどーゆーワケですか一体。

こういう時カーナビなんてーモノがあると、 即座に表示される迂回路で鮮やかに渋滞回避出来ちゃったりするわけですか。 そうですか。 いやボクは羨ましくないですよ。全然。カケラも。 こう、なんつーの、情緒ってモンがないですね。 選択の偶然を楽しむ。普通に走っていては気付かない道端のコスモスを暫し眺める。 こういう、心の余裕というかね。 最近見直されてるスローライフってやつですよ。いわゆる一つの。 さてここで格言を一つ。

回り道こそ人生だ。

負け惜しみが滲んでます。ってうるせえほっとけ。

2004/10/16  ドラマー同士

今日明日と YSL の合宿。おれは運転手 & 子守り。

ようやく、YSL の新ドラマーさんと会うことが出来た。 おれってばとても単刀直入な性格なので、あーどもども、 ワタシもドラム演ってるんすよー、どんなの好きなんですかー、 とイキナリ本題。

で、「最近はアースキンとか」から始まり、「昔は Van Halen とか」 「Jeff Porcaro にどっぷりハマって」「Weckl すごいっすよねー、 Chick の新譜も買いましたよ」「Mike Stern のアレに参加してたのは Colaiuta でしたっけ? デニチェンは居ましたよね」

…アナタはワタシですか? ってな勢いですね。ミーハー万歳。

YSL の合宿に参加(つーか)するのはこれが三度目。毎年この時期。 で、毎年ドラマーが違ってる。ドラマーが替わるって、 バンドに取ってはそれなりのインパクトだと思うし、 馴染むのに時間も要する。今度の彼が末永く居られるといいなぁと思う。

リハ中はヒマなわけです。とことん。地の果てまでも。 まーおれはオトナですからね。大人しく待つことだって出来るわけですよ。 って、何か買い物をして、 待ちきれずに電車の中でパッケージ開けちゃうのがデフォルトなおれが、 何を言っても信憑性は無いわけですがそれはサテオキ、 琴が待てるワケがない。なので、今回は二人で河口湖へ遊びに行ってみた。

少しドライブすると「道の駅かつやま」を発見。クルマを止めて、 湖の周りの遊歩道を歩いてみる。釣り人が沢山居るってーのに、 水の中に石をどぼんどぼん投げ込もうとする琴葉を羽交い絞めにしながら のんびり歩いていくと、ナニヤラ鐘がぶら下がっている。 そびえる鐘のすぐ脇に石碑があり、そこには「さくや愛の鐘」と書かれている。

石碑は、こう語っている。

一つ
愛が結ばれる

二つ
願いがかなう

なるほど。例えば若いカップルは、 ちょっと恥ずかしげに一つ鳴らしちゃったりするわけですな。 なんて思いを馳せ、最早「老境」の雰囲気を背中に漂わせつつ、 しみじみと佇むおれのことなど眼中に無く、 鐘に突進して紐に抱きついた琴葉。

怒涛の十連発。

「もっと鳴らす!」

やめれ。神様、腰抜かしちゃうから。

2004/10/14  ギザギザハートの子守唄

わかってくれとは言わないが。

ギザギザ…って、チェッカーズのデビュー曲だったのね。 「涙のリクエスト」だと思ってた。

とか、どうでも良いことをぼんやり考える。
人間には自己防衛機能が付いている。らしい。

2004/10/11  パズラー風邪をひく

タイトル通り。 風邪薬を飲んでぼんやりしながら、一日ベッドでごろごろ。 ふと目が覚めると、推理パズル。やってると眠くなるのでまた寝る。

2004/10/10  パズラー

Pulse リハ@横浜 Gateway。

少し早めに着いたので、本屋でヒマをつぶす。新聞広告で見た 「IQ サプリ」を発見。 衝動買い。ほほぅ、みっしーのなぞなぞ はここが元ネタでしたか。

推理パズルの本も発見。こちらも衝動買い。 推理パズルってのは、えーと、 こんなやつね。

電車の中で鉛筆片手に一心不乱にクロスワード解いてるヒトとか、 結構恐いモノがありますので、おれはそーゆーヒトにならないぞ、 と決意を新たにしました。ですから大丈夫です。いやホントに大丈夫だってば。 なんで疑うんですか。

リハでは新曲を一曲。まだ名前もない曲が、 どんな風に仕上がるのかなーといろいろ想像するのは、いつだって最高の楽しみ。

例によって、ヒネったパターンをこっそりいろいろ試していると、 石田さんがぼそっと、

「この曲はさ、多分ベースとドラムは淡々と目立たないようにするのが良いよ。 そういう曲だよ。残念ながら」

全然こっそりしてなかった模様。

2004/10/09  台風の日の、ごく一般的な過ごし方

なんか風邪気味だし。
台風近付いてるってんで、
家中雨戸閉めっぱなしだし。

こんな日にやることなんて、 Windows XP にサービスパック 2 を当てるぐらいしか無いじゃないすか。 あと新聞土曜版の間違い探し。

WinXP SP2 から旧バージョンの samba にアクセスすると samba が落ちるらしいので、Linux マシンの samba をバージョンアップ。 ウチの XP 機にインストールされてる CD-R 焼きソフトが不具合を起こすらしいので、 そいつもバージョンアップ。準備万端整った。いざ、Windows Update 実行!

嗚呼。おれって普通の人なんだなぁ。みんな同じこと考えてるんだなぁ。 多分、今この時、日本中の人たちが Windows Update してるんだよ。きっと。

ネットワーク混んじゃってダウンロードが遅い遅い。全然終わらねえよ。

2004/10/07  問診で笑わせろ

健康診断。

視力、身長、体重、血圧を測定し、尿検査を終えた後、 看護婦さんが問診をしてくれるんですね。 ま、問診と言っても、 「どこか気になることはありますかぁ?」「最近ちょっと眠れなくて…」 「そうですかぁ、じゃあ、早く寝てくださいねぇ」 とかそーゆー簡単なレベルなんですけどね。

そういえば昔歯医者で、「では歯を削ります。痛かったら言って下さいねー」 ぎーん「いででででで、いだいですー」「そうですかぁ」ぎーん、 という目にあった事があります。ロクな医者にかかってないのか、おれ。

さて、本日の問診。「あー、体重は去年とぴったり、小数点以下まで同じですねぇ。 身長も、えーと、身長は、あ、5mm 縮んでますねぇ。視力も落ちましたねぇ」 と朗らかに言われ、

もう死にたいです、と答えたら、あはははは、 とこりゃまた朗らかに笑われてしまいましたとさ。

つか意味あんのか。問診。

2004/10/06  これが貴方の生きる道

というわけで、 Chick Corea Elektric Band の新譜、To the Stars であります。

昔の CCEB のアルバム、Eye of the Beholder をぎゅっとエグくしたような感じ。 サウンド感が似てるのは、まー同じメンツだから当たり前なのか。 あのアルバムが好きだった方にはオススメです。 というわけで、ボクはもー強力に、ボクにプッシュしちゃいます。ええ。

一曲目から強烈なユニゾンですよ。 あーわかったわかった上手い上手いおれが悪かったもう勘弁してください系ですよ。 Chick っぽいラテン風味も素敵。

個人的には、Dave Weckl が爆発してるのが嬉しいなぁ。 最近のソロアルバム、全然面白くなかったもんな。 って数年前に見限っちゃって以来ノーチェックなんだけど、 実はかっちょいいアルバム出てたりします?だったらゴメン。

で、思うんですけどね、Weckl さん。その、「ぐるーぶ」とかね、 わかったよーなヘンなキーワード振り回すのはもう止めて、 この手のテクニカル・フュージョン路線というか、 どうだ巧いだろうガハハハハ恐れいったかひれ伏せ愚民ども 今日も額に汗して俺をコピーしろ路線というか、 そういう道を突き進んじゃえば良いんじゃないのかなぁ、 と思ったりするわけなのですよ。 その方が、貴方のそのナマイキそうな顔にもぴったりです。 えーとその、Weckl さんって日本語読めないですよね。

やっぱりね、懐が深くてクレバーで、 さらに対等以上に渡り合える技巧を持った、音楽監督が必要なんじゃないかなぁ。 そういう監督の下で Weckl さんには思う存分暴れて頂いて、 それを監督が上手くまとめる、と。CCEB とかミシェル・カミロとか、 成功例を思い返してみると、そんな気がしちゃうのですよ。

という言葉を考えながら考えたこと。 この言葉、そのまま Jeff Beck 先生にも贈りたい、 というのもありますがそれはサテオキ、 Vinnie Colaiuta には次のソロアルバムを出して欲しいものだ、と。

2004/10/05  Trouble

やむを得ない事情なのを分かっていながら怒ってしまう自分を許せず。

2004/10/04  Exit...Stage Left

というわけで、Rush であります。 青春であります。邦題が「神話大全」ですよ。 もうこの青臭さが青春そのものではありませんか。

まーでもねー、おれはこのアルバムが好きだったんですよ。きっと。 Rush って、CD 屋さんによっては「プログレ」に分類されてることも多いんですが、 実際凝った構成の曲が多い。それを、自分でも呆れるぐらい、 ちゃんと覚えてるんだよな。

このアルバムの収録曲で、バンドでコピーした曲はってーと、 Spirit of Radio, Red Barchetta, YYZ, Closer to the Heart, The Trees, Freewill, Tom Sawyer, La Villa Strangiato。13 曲中 8 曲だ。 YYZ なんてご丁寧に、間にドラムソロ挟んだし (というか、浪人時代〜大学在籍中に、一体何度演奏したんだろう)。 右手一本で 16 分音符を刻む 16 ビートのリズム・パターンをモノにしたのは 間違いなく Tom Sawyer のおかげだし。繰り返しの度に毎回キメの違う Freewill を、 一生懸命譜面に落としたのも懐かしい思い出。 隙あらば、ずらりと並んだタムタムを一気に駆け下りる Fill-in。くぅ。

で、アルバムの最後を飾るインスト、 La Villa Strangiato のめんどくせえドラムパートを、 アタマの中でなぞりながら、しみじみ思った。

ヒマだったのね。おれ。

2004/10/03  こっちゃん

琴葉と二人、ドライブ中。さて、次はどこへ行くかね、琴葉君。

「ことはくんってなによ?」

あなたのことでしょ。

「こっちゃんはこっちゃんだよ」

こっちゃんはことはって名前なの。ほんとは。ほんとは、ってのもヘンだけど。 というか『さっちゃん』かキミは。

「くんってなに?」

人を呼ぶときに、名前の下に付けるんだ。 「くん」とか「さん」とか「ちゃん」とか色々あるの。 例えばおとーさんの友達はおとーさんのことを 「りおちゃん」とか「りおさん」とか「りおくん」とか呼ぶぞ。

「じゃあ、こっちゃんくん」

ちなみにこの二人、この後ロイヤルホストへ行って、琴葉はチョコレートアイス、 おれはホット・ファッジ・サンデーを食べてゴキゲンでありました。 めでたしめでたし。

2004/10/02  歌詞の意味

今月のタイトルは「釣りに行こう」。THE BOOM の曲です。

ぱっと聞き、ほのぼのとした曲なんですが、 おれはしみじみとした、そこはかとない哀しい感じを受けるのですね。 そのヒミツは、この曲で歌われる「君」にあるのではないかと思うのです。

十何年前はまだ 君より小さくて
君のアゴのほくろをいつも見上げてたんです
君はといえば 泥んこになって
こうもりの子守唄 朝も夜も昼寝

というのが歌い出し。「君」は寝てばっかりいるんです。サビは、

釣りに行こう 釣りに行こう
雨がやんだら迎えに行くね
釣りに行こう 釣りに行こう
いつもの場所へ迎えに行くね

そして、二番の途中、サビの直前にはこんな歌詞が出てきます。

大人になってもう一度 あの川へ戻れば
まだたぶん 君は眠りの途中

ってこうやって抜き出しても「へぇ。それで?」ってなモンですかね。 でもおれは、曲調にダマされてるのかもしれないんだけど、 「君」はもう死んじゃってるような気がしちゃう。そんなことないですか?

嗚呼。おれもこんな思わせぶりな詩を書いて、こっそりニヤニヤしてみたい。

っていう願望はヘンですか。そうですか。

2004/10/01  テレキャスター

昔、テレキャスターが嫌いだった。 あまりにシンプルで、欲の無いデザイン。二つしかないピックアップ。 二つしかない調整ノブ。

柔らかい曲線のボディシェイプを持ち、三つのピックアップ、 五点式のピックアップセレクタ、 そしてトレモロ・アームを装備したストラトキャスターや、 美しく、なおかつコンパクトにまとめられたアーチド・トップ・ボディ、 二つのピックアップそれぞれに独立したボリューム/トーンコントロールを持つ レス・ポール・スタンダードこそが、エレクトリックギターの到達点だと思っていた。

おれがテレキャスを買ったのは 93 年。そして、ここ数週間はこればかり弾いている。 シンプルゆえの、手の内にすっぽり納まる様な、コントロール性の高さ。 肩の力が抜けた、白米のような味わい。張りのある素直な音色。 全てが心地良く馴染む。

そんなテレキャスに敬意を表して、 PC のデスクトップ壁紙をテレキャスにしてみました。

って数日後には、「一番長く弾き続けてきたストラトこそおれの帰る家だ。 身体に馴染むボディ、味わい深いシングルピックアップサウンド。 ジェフ・ベックが自らの Voice としてチョイスしたギター…」 とかなんとか言葉ヒネってるかもしれませんが。

なんでそんなにギター持ってるの?と言われることが、時々あります。 手元には、ソリッドだけでも 5 本。 おれ自身、最近はトシ食っちゃって、エレキなんてどれでも同じだ、 一本ありゃいーじゃねーか、なんてクダ巻いたりするわけですが、 言ってることと実態がズレてる。

まぁ、でも、ね。 例えばテレキャスに持ち替えた時、 すうっと「テレキャスを抱えてる自分」を感じる瞬間の、深呼吸のような気分って、 なんとなく分かって頂けませんか。ギター弾きの皆様。


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