The War Song

2003/04 version

2003/04/30  百舌鳥

この間作ったインストールメディアを使って、 RedHat Linux 9 をインストール。

8 の領域をツブして、9 をクリアインストール… グラフィックボードの自動認識辺りで落ちる。 その後何度かやり直しているうち、何故かすんなり通ってインストール完了。 どーもコンピュータって良くわからん。 白黒はっきりした世界に生きてるんじゃないのか。キミは。

RedHat には、各バージョンにコードネームが付いている。例えば 8 は Psyche、 7.3 は Valhalla、7.2 は Enigma、ってな感じ。

9 は "shrike" です。モズ。鳥の名前ね。
エセ・バードウォッチャーのおれには、ちょっと惹かれる名前。 きっと良い OS に違いない(←ばか)。

2003/04/29  海は広いな

、五人連れ立って江ノ島方面へドライブ。 琴葉、海初体験。

海を初めて目にしたとき、人はどういう感情を持つのだろうか。 圧倒的な大きさに恐れを抱くのか。「母なる海」に安らぎを覚えるのか。

琴葉、突進。あっという間にずぶ濡れ。ズボンは水吸って落ちちゃって半ケツ。 コケて顔に塩水被っても大はしゃぎ。 深い方は危ない、と砂浜側に戻そうとすると大暴れ。 基本的に琴葉はハッピーなヤツだけど、こんなに喜んでるのも珍しいかも。

そういうもの? 周りの大人はぐったり。

江ノ島水族館へ。来年には新江ノ島水族館リニューアルオープン、だそうで、 イルカショーでも「このマリンランドでのゴールデンウィークはこれが最後です」 なんて言ってました。

というアオリを食って、ペンギンやアザラシ達が全て仮展示状態。 狭くて見難い場所に押し込められていたのは残念。 大好きなジェンツー・ペンギンも一応は見られたけど。イルカショーの内容も、 なんというか気合が入ってなかったなぁ。 あちこちでイルカがびよんびよんジャンプしてるだけ、というか。 まぁイルカのジャンプする姿は綺麗なので、それだけでも十分絵にはなるんだけど。

それでも琴葉にはそれなりにインパクトがあったようで。 大きなオキゴンドウが豪快にジャンプをするのを目の当たりにして

「こわくないよ!」

ちょっと恐いらしい。さらに、どでーんと横たわる巨大なミナミゾウアザラシ 「みなぞう」をすぐそばで見て

「ちょっとこわい」

相当恐いらしい。

国道 467 号線沿いに「ラシェット・ブランシュ湘南」というケーキ屋さんがあります。 クルマで通り過ぎる度に、おいしそうな店構え(ってのもヘン?)だなー、 一度お茶したいなー、と甘党のおれは思ってたんですね。 店の外にオープン・カフェ風の椅子と机が置いてあったり。 二階は喫茶室かな?と想像したり。

今日の帰り道。女性濃度も高いことだし、ここは一つ寄ってみるか、と一念発起。 道路の反対側にも関わらず、反対車線をモノともせずに横切って、 小さな駐車場へ停車。 をを。並んでいるケーキの美味そうなこと。えーとおねーたま、喫茶は。

「あ、ここは売店だけですー」

…がーん。すべておれの思い込みだったのですね。でもさー。この店のエクステリア、 あまりに思わせぶりじゃーありませんか。 って文句言ってもしょうがないのは分かってるけど。

ええ。ケーキ、テイクアウトしましたよ。もちろん。せっかく来たんだし。 生クリームが溶けちゃわないかドキドキしながら、 家までクルマをぶっ飛ばしましたよ。とほほ。

すごくおいしかったけど、もう機会はないだろうな。
ちょっと切ない。

琴葉、珍しく夜泣き。今日あったいろんな出来事のインパクトが大きくて、 頭の中で消化しきれてないんだろーか。

2003/04/28  女性濃度

今日が休みだったら十連休なんだけどなぁ。 まーでも暦通りに出勤、なんて人も世にはたくさんいるわけで。 贅沢言っちゃいかんな。うん。と言い聞かせつつ会社へ。

でも三時過ぎにはすっかりやる気も失せてデフラグなんて始めちゃう始末。

嗚呼。晴れたこんな日には。どこかの田舎で、 フィトンチッドを満喫しながら、ゆっくりと散歩をしたいです。

夜、義妹のよっちゃんと、よっちゃんの友達、みおちゃんが遊びに来る。 普段、我家は三分の二が女性であります。67%。今日はこのパーセンテージが 五分の四つまり 80% にまで上がっているわけです。

さて、このパーセンテージをここでは「女性濃度」と定義します。

そしてこの後、女性濃度に関する緻密なデータ収集と深遠な考察から引き出される、 有意義にしてこれまでの常識を覆す結論を記した論文が、 原稿用紙数百枚分というボリュームで展開されるわけですが、 あまりに高度な内容であるため割愛致します。

なに? どうせゲヒンなコト考えちゃって書けねーんだろ、だとっ!き、貴様ぁっ! そこへ座れぃぃぃぃっ!(←図星につき逆ギレ)

それはさておき、いろんな話を聞けて、穏やかで楽しい夜。

2003/04/27  散歩

穏やかな日和に誘われて、近所の公園へ散歩。 春らしい、本当に気持ちの良い天気。ころりとベンチで横になり暫しまどろむ…

なんてコトが許されるはずもなく。あーっ階段でジャンプしない!転ぶぞ! あ、二段転げた。ほれみろ。泣いてる。どこ痛いんだ。

「びっくりしたのー! うえええ」

とほほ。
本日、志緒 YSL につき子守中。

2003/04/26  音楽を作ろう

町田玩具リハ@町田ACT。 メンバー全員町田在住、全員といってもたった三人、昔からの知り合い、 ということで気楽なコトこの上なし。素材となる曲を、 たった三人でさてどうするか、と手探り状態。

大雑把に言ってバンドには、何を演奏するかを見つけるフェーズと、 どう演奏するかを磨くフェーズがあって(大雑把過ぎ?)、 個人的には前者の楽しみって格別だと思う。

例えば何かの完コピバンドとか、譜面がきっちり用意されてるとか、 そういう後者に偏ったバンドもあって、それはそれでまた楽しいんだけれども、ね。

リハの後、ウチでメシ食ってる時に 「JoJo (Boz Scaggs) のイントロからカラブランカ・ダンディ (沢田研二) へ」 なんて馬鹿ネタを話してて。 で、そーゆーのばーっかり集めたお笑いバンド演りてえなぁ、と言ったところ、 若に「そういうネタはワンステージに一つ二つありゃいーんだ」と叱られまして。

そういえば。今日の午前中。とある曲のエンディングについて志緒と話してて。 最後は転調してこのメジャーセブンで解決。どうよ。

「それあたしも考えたけど、ちょっとクサくない?」

むう。そのクサさがいーんじゃないか。開き直ってどーんと。

「あたしは恥ずかしいね」

んー。分からんでもない。 人にはそれぞれ「こっから先はクサい」という、なんというか閾値があって、 おれは多分その閾値が低いんだよな。ひょっとして多分。

「あー。そうかもね。一回でやめときゃいいキメを三回やっちゃうタイプ」

微かに自覚している欠点を、改めてズバッと指摘されると、 人はどうして傷つくのでしょうか。しくしく。 つーかテメエっ。覚えとけよっ。

ゴールデン・ウィーク中に楽しもう作業しようと思い、 RedHat Linux の最新バージョンである 9 をダウンロードし、CD-R 作成。 ADSL 環境とはいえ、 数百メガというサイズのデータを三つ落として R に焼くのはそれなりに面倒。

ま、来月辺りの Linux 雑誌で「付録 CD-ROM RedHat Linux 9 完全収録!」 てなコトになって、 今回のおれの努力が霞と消えている様が今から目に浮かぶわけですが。

無駄を楽しむ。是人生也。

2003/04/24  ループ

自分の尻尾に噛み付こうとして、その場をぐるぐる回る犬のようだ。

ぐるぐる回りながらも、ある一定の方向に動いてはいるんだろうか。

2003/04/22  弱っているのか

どうも眠れず、無駄にぱたぱたと寝返りを繰り返し。 やっとウトウトしかけたところで今度は咳。

風邪? やだなぁ。

長期休暇直前に気が緩んで身体を壊して休み中寝て過ごす、 という経験が何度もあるので要注意。ほんと、すげえ悔しいんだよなぁ。 何のために働いてると思ってるんだ。休暇のために決まってるだろっ。 ってそんなことはないが。 別に、例えばガキの頃、 遠足の度に熱を出しちゃうとかそーゆーことはなかったんだけどなぁ。

2003/04/21  業務連絡

Kみこさんのドラムの件、喜んでお邪魔しますので連絡下さい。> 若

って随分上手くなったらしーし、おれ、なんか役に立つのか?

2003/04/20  Sixteenth Moon

イースターですね。

未練がましく、昨日行った中古盤屋をもう一度覗きに行く。 あ、まだあるな。宮沢和史の Sixteenth Moon。 どうしようかなぁ、と今日は手に取って、裏ジャケのクレジットを眺めてみたりする。

ドラム、MANU KATCHE …?
ギター、DOMINIC MILLER …?
ベース、PINO PALLADINO …?

す、すいません。これくださいっ。

しかしなんなのぢゃ? このメンツ。プロデュース、ヒュー・パジャムって。

はぁ。「遠い町で」。泣ける。

2003/04/19  報告

琴葉は最近、いろんな報告をしてくれます。 「ころんじゃった」「あたまぶつけちゃった」「おどってるの」などなど。 で、言うに事欠いて今日は、

「ぷー出た!」

女の子がおならの報告をするんじゃありません。

「ぷるぷるしたの!」

さらにリアルに表現するんじゃありません。

実家からおふくろが遊びに来た。夕方、駅まで送って行った。 ちょいと前倒しの母の日、ということで、 途中のデパートに寄って帽子を買うことにした。

とまぁこれは志緒の発案。 おれはこーゆーコトに関して全く気の回らない人間で、 「母の日は五月の第二日曜日」という知識も、 たった今 Google ひっぱたいて確認したぐらいでして。

で、帽子なんてモノもよーわからんので、 志緒とおふくろがあーだこーだと選んでる横で、 ぼっけーとマヌケ面してたダケなんすけど。 そーゆー顔してる時に限って悪いことというのは起こるもので、 「xxさん!」と突然名字を呼ばれて心臓が止まるかと思いました。 つか止まって一回死にました。

いやあ。別にびっくりする理由も全然ないんだけど、 ホント、おれってホトホト名字で呼ばれ慣れてないんだなぁ。 もちろん例えば会社等では名字呼ばれることもあるワケだけれど、 そういう場ではそれなりに構えてる、のかな。不意を突かれてビックリ。 不覚ぢゃ。

ちなみに声をかけてきやがった下さったのは某社営業のタケガミさん。 普段は、ぱちんぱちんの若さをスーツでムリヤリ包んでるよーな印象の方なんですが、 ステキな私服姿を見て、アナガチその印象も外れちゃいないかなーなんて思ったり。 ええ、そんなワケで今回の一件、ボクは怒ってるなんてコトはなく、 え、思ってる内容がおやぢ? うるせえほっとけ。

てなワケで、29 (奥田民生) ゲット。

それから、Beautiful Songs でもう一人気になる(いや全員気になるけど、 アッコちゃんや Moon Riders は何枚か持ってるから)宮沢和史。 Boom は二枚持ってるんだけど、ソロアルバムを欲しいなと。 中古盤屋で、ファースト・ソロアルバム「Sixteenth Moon」を発見。 うーん。買うべきか。それともベスト盤を探すべきか。大好きな 「遠い町で」はどっちにも入っている。うーん。

取り敢えず見送り。つい先日 「フットワークがニブってる」と反省したハズなのだが。

2003/04/18  広がる

Beautiful Songs を聴いていて思うんだけど、 「ラーメン食べたい」はいい曲ですね。「チャーシューいらない、ナルトもいらない、 けどネギとニンニクは入れてね」という辺り、 恋に疲れたって、ちゃっかりしたところはちゃんと生きていて、 そういう描写がすごくリアルで、すごく可愛くて、すごく哀しい。

で、矢野顕子の書いたこの曲を、ここで歌っているのが奥田民生なんですが、 彼の歌がまた激しく良い。名前を知ってるぐらいでほとんどノーチェックだったけど、 何か買ってみようかなぁ。そういえば「29」だっけ、 スティーヴ・ジョーダンが叩いてるソロ・アルバムがあるんだっけ。 その辺からかなぁ。

と、まぁこんな感じ、おれが CD を買い広げる典型的なパターンっすね。

朝。NHK ニュースの一コーナー「街角情報局」で 「今、中高年に楽器演奏が静かなブーム」ってなネタをやってまして。 で、おっちゃん達の演奏シーンが流れたんですが、 そこで演ってたのがビートルズとベンチャーズ。

中年という世代も遠い未来ではない身で、こういうのを見ると無性にハラが立つ。 どうしてこうステロタイプな馬鹿げたイメージを押し付けようとするんだ? つか、こんな貧困な発想しか出来ないことを 自分から白状して恥ずかしくないのかよ? フザけるなよ。なぁ、どう思うよ?

「ん? 何怒ってんの? あたし、心は 18 才だから気になんないよ」

し、しまった。そのキース・リチャーズ・ネタはおれの十八番なのに。

2003/04/17  漆原なのか

昼休み。コンビニでプリッツ 99 円也を買って、 ぽりぽりと齧りながら川沿いの道を歩いてみる。

腰を下ろした目の前に鳩の群れ。戯れにプリッツを一本投げてみると、 二〜三十羽の塊が、一瞬飛び退いた後、プリッツ目掛けて一点集中。大人気。 そして食べ損ねたヤツらが「もっと?」という感じでこちらに向かって歩いてくる。 もう人間を恐がるなんて素振りは一切無し。

で、こういうのって「好かれてる」とは言わないよな、とか思いながら、 もう一本だけひょいと放り投げ、振り返りもせず足早に立ち去る。

(以下「動物のお医者さん」ネタです。同マンガをご存知ない方、すみません)

おれは基本的にテレビドラマをみません。 多分、自分が哀しくて切ない恋を経験したので、 そんなものを他人が演じている所なんて見たくないのだと思います。 なんちゃってな。てへ(←馬鹿)。

いやまー、一回見ると 「次も」ってコトになって毎週時間を拘束されちゃうのが悔しいとか、 なんでこー毎週ヤキモキさせられなきゃいけねえんだよ全部まとめて見せろ! と逆ギレしちゃうとか、その辺が理由だと思われるのですがそれはサテオキ、 ちょっと見ちゃおっかな〜と思ってるのが本日 21 時より放映される 「動物のお医者さん」です。

昔、会社の友達と「キミは『動物のお医者さん』の登場人物中、誰に似ているか?」 てなヨタ話をしたことがあって、お前は菱沼さん? いやいや、つーより清原? とかやってたわけ。

で、おれは満場一致で漆原教授だったんですけどどういうコトですか。

今思うと、非常に失礼な話じゃないか。そこんとこ、君にも是非意見を伺いたい。 満場一致で「二階堂」だった小林君。君に。

で、結局↑見ちゃったんだけど。

ウチでは「テレビドラマ禁止令」が布かれているワケです。 おれが嫌いだという理由で。なんだけど、志緒はドラマが嫌いじゃない。 つか、結構好き。久しぶりに我家のテレビに映るドラマを、 そりゃもう貪るように見ている。いやその、そーゆー勢いで見る物語じゃねーだろっ。

その背中を見ながら、結構まじめに禁止令廃止を考える夜。

ひょんなきっかけで、とある曲のコード進行を採ってみることに。
頭の中の錆びさせたくない部分を、きっちり使う感じ。
だから、こういう作業が時々は必要だ。絶対。

| Fm7-5 A#7(-13) | D#m7 A# | AM7 | DM7 | C#M7 |

きれい。

2003/04/15  宇宙旅行

ちうワケでゲットぢゃ。
ライナーの「アルバム作品解説」が笑えます。

2003/04/14  10 年ぶり

帰りがけ、Disk Union で。 パール兄弟の見慣れないアルバム。 なんじゃこりゃ? と手に取ってみると、裏ジャケはサエキけんぞうと 窪田晴男のツーショット。

うおおお。

で、帰ったら夕刊に記事が。アゲインうおおお。 いやー。もう曲名が既にサエキ君の世界だよなぁ。「ファイト倶楽部」とか 「恋の工事現場」とか。

絶対明日買うぜ。つかなんで今日買わねえんだよ。おれ。 嗚呼。フットワークがニブってる。

2003/04/12  コンプレックス

ホントにドラム上手いんだなぁ。この沼澤尚ってヒトは。

日本人っぽくない、というか、本場モノの香り溢れるフィール。 ハッキリと「グルーヴ命」を主張するドラミング。 破綻のない、心地よいリズム。

上手い。上手いんだけど。

例えば今の若者はこーゆーの(今おれが聴いてるのは、この間買った The Time 4 Real / J&B です)聴いて、かーっ!カッチョええ! おれもタカになるぜ! なんてコトを巨人の星に誓っちゃったりするんですかね。 それって例えば、小学生の頃から「将来ボクは公務員になりたいです」 みたいな感じがしませんか。しませんね。

いや、分かってます。結構メチャクチャ言ってるということは。 なんだけど、ガキの頃、手数だ!スピードだ!変拍子だ! とか騒いでた元ドラムキッズとしましては、 なんというかキッズが憧れる対象として、どうなのか? と…

いや別に沼澤さんはドラム・ヒーローを目指しているわけでは多分全然なく。 えーと何が言いたいんだ?

つまりおれはこういう、 カッコ良いグルーヴ・ドラミングにコンプレックスがあると。 まぁそういうワケですわ。号泣。

2003/04/11  思い出す

てなわけで今朝は Joni Mitchell を聴きながら出勤だ、 と CD Walkman に昨日届いたアルバムを放り込んでさて電車の中。

イヤホンが壊れてて聴けません。

物凄くがっかりして不貞寝。

帰ってから聴いてこんなこと思ったり。

2003/04/10  音楽がいっぱい

最近、細野晴臣づいている(?)若が、 はっぴいえんどの三枚(はっぴいえんど/風街ろまん/HAPPY END)と、 HOSONO HOUSE と、小坂忠の「ほうろう」を R に焼いて押し付けに来た 持ってきてくれた。多謝。

ウチでメシ食いながら早速聞いたんだけど、いやー、侮れません。 これはつまり勉強しなさいとゆーことですね。はい。がんばります。

ところで、若は小坂忠を「こさちゅー」と呼んでいました。 さも、これがフツーかつ粋だ、という態度で。 なので、キーワード「こさちゅー」でぐぐってみましたが、 小坂忠 = こさちゅーというページは一件たりともヒットしませんでした。 この人は悪人でボクは善人なので、こんな風に騙されてばかりいます。

危ないところでした。全然別の場で、したり顔で 「70 年代のジャパニーズ・ロック・シーンでは リズム・アンド・ブルーズの影響も垣間見ることが出来るんだ。 たとえばティン・パン・アレイのメンバーを従えたこさちゅーの…」 「誰だよそりゃ?」ということになって赤っ恥をかくところでした。

えーと。受け売りの知識を、 さも物知りのようにエラそうに披露する悪癖はもう止めようと。

それから、Amazon からも CD が三枚届いていた。

まず、この間ネタにした、Joni Mitchell の Blue。

それから、おぐちん の日記から辿った ここを読んで、 聴いてみたくなった THE TIME 4 REAL (J&B) と LIVE Beautiful Songs (奥田民生/鈴木慶一/大貫妙子/矢野顕子/宮沢和史)。沼澤尚関係。

さてさてどれから聴こうかな、っておれにとっては、 そりゃもう至福の時なんです。

2003/04/08  夢を語る場所

半期に一回、上司との面接ってーのがありましてね。 今期の反省とか来期の計画とか、 あるいは自分の弱点をこれでもかとエグられたりとか、 それはまぁ楽しい一時なワケですがとほほほ。

で、合わせて、現状の環境だの上司のやり方だのに問題提起する場でもある、と。 どちらかと言うと、文句を思いついたらその場で言っちゃう方なので、 面接の場で改めて語ることは少ないんですが、

「特に何も文句はねえのか? 例えばオレにこーして欲しいとか。何でもいいぞ」

と言うので、来期計画を立てる際に課長は「仕事なんて自分で見つけるモンだ」 とおっしゃいますが、これはなかなかツラい作業。 もう少しブレイクダウンされた指針/方向が示されても良いのでは? という感じのことを言ってみた。

「それはつまり、具体的なビジョンが無い、ってコトだな?」

ぶっちゃけたハナシ、そういうコトになりますかねぇ。

「実はおれもさ、ちょっとそれは考えてるんだ。 中〜長期的なビジョンが弱いな、と。なんつーかな、まず『夢』があって、 その夢に向かって行く、という風な動機付けが要るんじゃないかと」

夢と来ましたか。意外とロマンチストですねぇ。

「うん。で、これはおれだけじゃなくて、 グループ全体で考えて行きたいと思うわけだ。 なので、お互いに夢を語り合う機会を、近々是非とも持ちたい」

ををっ。

「だからさ、今度みんなで飲みに行こうぜ」

なんでそーなる。

「ほら、酒の勢いでさ。大きい夢を語りそうじゃん」

ただのヨタ話にしかならないような気が。

「いやぁ、何回かやればさ、こう収束してくるんじゃねーかと」

それ、自分が飲みたいだけじゃなくて?

「むう」

2003/04/07  ゆけゆけライコネン

大ショック。ビデオ録り忘れちゃった。

メルマガで結果は知りました。取り敢えず、キミ、二勝目おめでとう! しかし。結果を眺めれば眺めるほど、見逃したのは痛い。

ミハエル、26 周目リタイア。バリチェロ、46 周目リタイア。 フェラーリは今回ポイント、ゼロ。 いや、止まった原因なんて知らないんだけどさ、 もう「おーっと! ミハエル、スローダウンだ! どうしたのか!」 「煙が出てますね、エンジンかな」「帝王シューマッハまたも表彰台を逃すのか! あーっと止まった!止まった!今マシンを降ります!」 なんつーアナウンサーと解説の楽しげな声が聞こえてくるようじゃないっすか。 うひうひうひ。え、楽しいのはおれだけ? そう?

フィジケラ(ジョーダン)が 2 位つーのもすげえな。 ルノーが 3 位と 8 位でコンストラクターズ 2 位だし。 今シーズンは混沌としてて(もちろん、加えてヒイキのドライバーが調子良くて) 面白いぞ。

XX ってミュージシャン、今大ブレイクしてるじゃん? あれさ、おれ、 昔から好きだったんだよ。前は渋谷辺りのライブハウスとか出ててさぁ。 見に行ったのよ。

なんて風なこと、言っちゃった経験ありませんか。 おれはあります。小市民なので。ってほっとけ。 で、これってどういう気持ちなんだろう。 先見の明があるぜという自慢なんだろうか。あるいは、 流行ってるから手ぇ出したワケじゃないぜという照れ隠し? 良く分かりませんが。

んでまー、おれ今ちょっとだけ、いやホントにちょっとだけですけど、 そーゆー気持ちです。ホントに前から知ってたのかよ? というツッコミに対しても、 一応証拠 を見せられるし。この時点では優勝経験無しの駆け出しだったけれど、 その後マクラーレンというメジャー・チームへ移籍。そして今年は優勝二回目。 ゆけゆけライコネン。

2003/04/06  デート

良い天気で、暖かくて、きっと桜は満開で。 だから女と二人、花見とシャレこんでみることにしました。 案の定、公園は楽しげな人で溢れ。桜並木の下にはござが並び。 風が少し強いけど、だから絵に描いたような桜吹雪に包まれて。 きれいだよな。

「いし!」

いや、石はいつでもどこでも転がってるじゃん。花、見ようよ。 せっかくなんだから。

「おはな! きれーね!」

いや、琴葉、それ桜じゃないんだけど。ほら上見て。 このピンク色のだよ。抱っこしてあげるから。

(じたばた)「おんりする!歩くの!」(駆け足で去ってゆく)

2003/04/05  You've Got Mail

雨だし寒いし。外に行く気もなくなっちゃうよなぁ。

随分昔に映画館で見て、一ヶ月ほど前に中古盤屋で DVD を見つけて、 ま、今風のラブ・ストーリーだし、 DVD は音声と字幕がそれぞれ日本語と英語を選べるし、 英会話の勉強にでもなるかな、なんて思って買ったは良いけど、 もちろん勉強などするワケもなく(とほほ)、そのまま放置してあった "You've Got Mail" を DVD プレイヤーに放り込んでみる、そんな休日。

いやあ。その。英語だとか前に一度見たとかそーゆーことは関係なく、 おれはメグ・ライアン見たさにこれを買ったんじゃないかという疑惑が。 メグちゅわん。いや年上だけど。

メグ・ライアンのセリフ(字幕)に

"モミの木を切る"ってジョニ・ミッチェルの歌を? "凍った川を滑れたら" すごく悲しい歌

ってのがあって。映画館で見た後、 メグがお薦めでジョニと来たら、 こりゃもう買うしかないだろ!と鼻息荒く CD 探したんだけど、 モミの木がどーした、 なんてタイトルの曲は結局見つけることが出来なかったんですね。 で、今回 DVD を見ながらそれを思い出して。

DVD は良いよなぁ。問題のシーンで字幕を英語に。

"It's comming on Christmas. They're cutting down trees." Do you know that Joni Mitchell song? "I wish I had a river I could skate away on." Such a sad song.

むう。「モミの木を切る」は曲のタイトルじゃなかったのか。 とにかくこれでキーワードは分かった。Google に「"I could skate away on" joni」 と突っ込んで、立ち所にそれが "River" という曲であること、収録アルバムは "Blue" であることが判明。早速 Amazon でオンライン・ショッピングだっ。

嗚呼。文明って素晴らしい。

風呂から上がってパジャマを着ていたら、 おれがいつも着ている黒い上着(?)を持って、琴葉がじーっとこちらを見上げている。 なんだよ?

「着るの」

へ? はいはい。着ますよ。ありがとう。

「チャック、閉めるの」

ど、どうも。閉めます閉めます。ほら。ちー。

「はい、できました」

わあい褒められちゃった。ってそーじゃねえだろっ! ったく生意気な。 満足そうに去ってゆくチビ。可愛いんだけど、 将来が思いやられる気がしないでもない。

2003/04/04  進化の方向

小関家がクルマを買い換えたらしい。で、日記によれば、カーナビ付きらしい。 「VICS は便利だけど、自分の好きな道を走りたいからルート案内は無視しまくりで、 カーナビはその度に検索し直して、最後には黙っちゃった」という下りを読んで、 以前、友達のクルマに乗ったときのことを思い出した。

自分の車にはそんなモノ付いてません。なので、物珍しく、 興味津々で眺めていたワケです。渋滞がある場合は迂回路へ誘導してくれたりする。 で、無視すると上述のように再検索が行われて、「300 メートル先、右折です」 なんて喋ったりする。健気だ。

なんちゅーか、インテリジェンス。生きてるみたい。
で、これがさらなる進化を遂げ、より高度な知能を備えたら。

それはつまり、より人間的な感情を持つというわけです。 小関んトコは「黙っちゃった」らしいが、これが進化すると「怒る」とか「すねる」 とかになるんじゃないすか。何度も無視すると「なんだよ!もういいよ!」 と捨て台詞を残して画面暗転。

あるいは、優柔不断な機種とか。「300 メートル先、右折、という手もありますが、 そこは直進して 370 メートル先を右折も捨て難く、 あえてこのまましばらく直進もアリです」 ドライバーも迷って考え込んじゃって事故りかねん。

どうもあまり明るくない未来だ。

2003/04/02  角度で計る愛

あなたに想い人が居るとして、
ケーキを焼いてくれたとして、
そしてあなたはケーキが好きだとしたら。
出してくれたケーキの角度、それはすなわち愛の大きさである、 というのが本日の私の主張なのであります。

45 度つまり八等分だったら、これは「ただのお友達」。脈、ありません。 60 度つまり六等分だったら、これは「良いお友達でいましょうね」。 ありそななさそな脈にあなたはヤキモキ。 やはり愛を感じるのは 90 度以上でしょう。そうです。覚えておきましょう、 キーワードは「愛は鈍角」。

ところでえーと。これ、60 度もないんですけど。

「文句があるならあげないよっ。 だいたい明日のお花見のために焼いたんであって、アンタはオマケ」

…誰かおれに恵んで下さい。360 度の愛を。

あ、愛には「直径」というファクターもあるのでよろしくお願いします。

2003/04/01  It's a Poppin' Time と Joy

しっかり昨日を引きずって、今日の BGM は It's a Poppin' Time (山下達郎)。 てなわけで引き続き達郎ネタ。

その昔、達郎氏は「それを誰が叩くのか」というのを念頭に置きながら、 作曲/アレンジ作業を進めたんだそうです。この感じは上原ユカリで、とか このリズムフィールはポンタで、とか。なので、いざツアーに出る時、 ツアーメンバーとは別なドラマーを想定して書いた曲が演りにくい、 という問題があった。

で、この問題をあっさり解決したのが青山純。 どんな曲でもこなせるし、でもちゃんと自分のカラーも持っているし、というわけ。

Joy というライブアルバム(Ds: 青山純)は名盤だと思うし、 好きな曲もいっぱい入ってるし、 実際良く聴いたし、なんだけど、ことドラムを聴くとなると、 おれは Poppin' Time が好きなんだな。 青純さんのドラムは本当に安定感抜群で心地良いんだけど、 自分の目指すスタイルではないのですね。 この境地に達することは出来ないかもしれないけど、悔しくない、というか。 上手く言えんけど。

対して、Poppin' Time でのポンタ氏のドラムは、 なんというか「わかる」気がするんですよ。 「そうそう、そうだよね〜」って頷いちゃうというか。

というハナシの流れでくれば当然この後ポンタ氏のハナシが続きそうですが、 おれは気まぐれなので、ここでどんでん返し。

おれは今、Joy に入っている The War Song を演ってみたい。 青純さんならではの、おれにはとても出せないかもしれない、 地面に張り付くようなどっしりとしたビート。 いかにも広いホールが似合いそうなスケールの大きな曲。 それでも、今、この曲を演ってみたい。 今なら、本当に気持ちを込めて演れる気がするから。

名も知らぬ友達よ 君の国はなんて遠い
道端の子供達 叫び声は風に消える

誰一人知らぬ間に 鋼鉄の巨人が目覚め
老人は冬を呼ぶ キャタピラの音が轟く

悲しみの声は世界に満ち溢れ
夜が近付いてくる

悲しみの声に答える術もなく
僕はどうすればいい

(The War Song / 山下達郎)

詰まるところ、人間には二種類しかいない。
エイプリル・フールに騙される人間と、騙す人間だ。

ところで。 会社の机のデスクマットに、琴葉がバナナをカジってる写真が挟まってる。 それを見た同僚であり一児のママであるトコロのまきちゃんが、

「バナナは芯って言うんですか、その繋がってるトコロから養分を吸収するでしょ。 で、農薬とかもそこから入っちゃうんです。 だから、子供にあげる時は芯に近い所を 2 〜 3 cm カットして、 残りを食べさせると良いんですって」

へえええ。それは良いこと聞いた。と思った 5 分後。 ん? 今日は 4 月 1 日じゃんか、 ということに気付き、ねえねえ、さっきのってひょっとしてエイプリル・フール? と聞いたら、

「ホントですよぉ!」(目が三角)

いやあ。すまんすまん。つい疑っちゃって。はい、その通り。 おれは毎年騙される側です。とほほ。


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