[920]路がスーパーキャパシターバスに転換 |
上海/ 中国 |
撮影: 2016/6, 制作: 2016/7, 改訂: 2019/12 |
2015年12月、[920]路のバスがスーパーキャパシターバス(以下SCB)に転換されました。上海で4本目のSCB路線の誕生です。[920]路は、老西門から淮海中路を経由して宜山北路虹橋路を結んでいますが、東行きのみ旧上海県城(中華路~人民路)を一周する不思議なルートです。すでにSCBで運転されている[11]路及び[26]路の路線が近くにあり、一部区間で設備を共用しています。 |
[920]路のルートをGoogle mapsの上に書き込みました。赤色が[920]路です。参考のためにすでにSCB化され ている[11]路(緑色)と[26]路(水色)のルートを記入しました。西の終点は[26]路の終点ときわめて近い場所にあ りますが、それぞれのバス停は独立していて、宜山北路虹橋路に[26]路は停まりません。 |
西行きの路線図です。淮海中路常熟路~交通大学は、[26] 路と同じ経路を走ります。 |
東行きの路線図です。新北門と小東門の間に、[11]路と[26] 路が停まる新開河がありますが、[920]路は通過します。 |
Laoximen 東側の起点となる老西門です。既存の[11]路ターミナルの北側に[920]路専用のバス停があり、新しく充電設備が造られました。 (2016/6/27) |
老西門を出るとすぐに、人民路から会稽路へ左折します。 |
狭い会稽路へ、全長12mの大型車が進入していきます。 |
Huiji Lu 会稽路を走る[920]路です。 老西門を起点に走る[911]路からの連想で、[920]路も人民路から准海東路へ鋭角に左折すると思っていました。実際に乗車して、この狭い道を通ることが分かり、びっくりしました。 ※次の地図をご参照下さい。 |
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[920]路は元々淮海中路を直進していましたが(赤線)、今回のSCB化に伴って一部区間が金陵中路へ乗せ替えになりました。 金陵西路重慶南路と金陵中路普安路の2つのバス停が新設されています。 |
Middle Zhunhai Lu/ South Shanxi Lu [920]路はその経路が[11]路や[26]路と重なっています。それらの経路はすでに紹介していますので、淮海中路の陝西南路付近で撮影した写真を掲載します。 (2016/6/30) |
淮海中路には美しい並木が続いています。特に夏には、森のような木陰の中をバスが走ります。 冒頭の写真もここで撮影しました。かつて、ニセモノブランド品で有名な襄陽市場(Xiangyang market)があったところですが、今はすっかりきれいな街並になっています。 |
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淮海中路/陝西南路の交差点です。森の中からスーパーキャパシターバスが出てきました。 |
SCBには上海申沃客車(VOLVO)製のSWB6121SCが使われています。2010年の万博でデビューした型式ですが、[920]路の車両は行先表示装置がLED方式に改造されています。 |
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[920]路の西の終点、宜山北路虹橋路付近の経路を拡大してみました。 交通大学の交差点から、華山路~漕溪北路~南丹路へ大回りします(緑線)。 尚、SCB化される前は、東行きのみ 天平路を走っていました(赤線)。 ※Hans Johnson様のご教示によりますと、SCB化されたのは2015年 12月1日ですが、その時は東行きはまだ天平路を経由していました。 わずか数日ですが、12月5日になって華山路を通るようになりました。 |
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Yishan Lu/ Hongqiao Lu 西の終点、宜山路虹橋路です。車両2台分をカバーする充電設備があります。周りにはマンションが建っていますが、少々淋しいところです。 (2016/6/24) |
同上地点を北側から見ています。左端に600Vの電圧を供給する大きな柱上トランスが見えます。 |
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充電しながら発車を待つ[920]路です。 |
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乗客を乗せた後、宜山北路と広元西路の交差点に造られた小さなループを回って、方向転換します。画面の奥が広元西路で、[26]路の終点は左へ200m行ったところにあります。 |
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宜山北路を南へ出発して行きます。この付近は交通量の少ない裏通りなので、道路の左側に予備の車両が駐車しています。 |