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今日の夕日のビューポイントが決まる。まだサンセットまでまだ時間があるからということで、ここでワインとチーズで乾杯となる。”ようこそはるばるナミビアへ！”と始まり、ベルギー・ドイツ・フランスからの旅行者で、東洋人は私ひとりだった。
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午後7時というのに、こんなに明るい。しかし昼間あれほど暑かったのに、気温はどんどんと下がっていく。この時点で既に長袖のシャツを覆っていた。 |
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聞いていた日没時間通り、午後7時半頃ようやく山に陽が入り始める。服装は長袖＋ウィンドブレーカー。山の上だからか、吹き抜ける風も冷たい。 |
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落陽にタイミングよく、上空には夏独特の雲がたなびく。思えば遠くに来たものだが、こんなに美しい夕日は長い間登山をしてきたけれど遭遇することはできなかった。
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夕日もクライマックスを迎え、空の色も一段と濃くなる。日本から45時間もかけてはるばるナミビアに来て、この光景を見ることができ、なんとドラマティックなことなのか。
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翌早朝、本来なら朝焼けが美しいはずなのに、昨晩遅くから雲がたちこめてしまった。ロッジでは特別リクエストして、一晩中空を眺めながら寝ることができた。
気温は１０℃までは落ちないらしいし、この時期、夜間に雨が降るはない所以である。布団をかぶった頃は、満天の星を仰ぐことができ、今までにない経験を楽しんでいたのだが、夜が更けるにつれて、星が見えなくなってしまった。 |
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