丸い虹 | 4日目 アイスランド 南海岸大自然探訪ツアー参加 レイキャビック泊
5日目 アイスランド 午前 レイキャビック市内観光 午後 プルーンラグーン観光 6日目(機内泊) 空路にて、ロンドンへ そして、シンガポールへ(SQ321便) |
セリャンスフォス滝 | 「アイスランドはどんな国だったの?」
帰国後、多くの友人から聞かれた。 氷と火の国で、地熱温泉暖房システム利用による全く汚染されていない空気で、世界一クリーンな首都とも言われている。また無数の野生動物や野鳥、海鳥の宝庫でもあり、 壮大な氷河や表快に吹き上げる間欠泉、いくつもの素晴らしい滝、そして旅先でうれしかったのは、アイスランドに住む人々の優しい温かなもてなしだった。 私が訪れたのはたったの3日間、8月後半だったせいか、日が沈んだのが残念であったが1ケ月前なら白夜らしい。深夜の2時とかでも、普通にゴルフとかができちゃうらしい。 逆に12月では、日の出が午前11時半で日の入りが14時半とからしく、子供たちは登下校に懐中電灯をぶらさげ、光るテープを貼り付けた服装だとか。 |
ブルーラグーン | また、驚いたことに物価が高く、しかもTAXが24.5%。お昼はドライブインで一番安いハンバーガーセットを注文しても、スープはなし、飲み物もその辺の水をすくって飲んで、それでも2000円強。 アイスランドでは、その辺の水をすくっても、誰でも飲めるようだ。 私の場合は、タイでもすくった水を飲んでいたが。 東南アジアの暑さのため、私の脳細胞は破壊され、多少のことでは反応しないような体になっていると、人は言う。 |
レイキャビックの街並み | いったいこの国の産業は何だろう?こちらの人は皆豊かそうで、統計的にも国民一人当たりの収入が世界でもトップクラスらしい。漁業?羊?
たしかにそれらは盛んであるが、金歯や象牙のある羊?がいるわけでもないし。
ちょっと調べたところによれば、水力・地熱発電によるエネルギーが豊富でアルミ製錬、非鉄金属などの集約型産業での収益が大きいらしい。
それゆえ、街並みも美しく、生活水準の高さ、治安の良さは、日本以上 だと思った。
気にしていた気候は、最北の国でありながら、予想外に過ごしやすかった。メキシコ湾流(暖流)の恩恵らしい。さすがに半袖という日はなかったものの、4〜17℃くらい。 往路途中降機したロンドンでも、すっかり秋の気配であったから、それほど驚くことはなかった。ただ、住んでいる人や街の様子は、日本でいうと晩秋から初冬にかけた感じ。 短い夏も、終わりが近いようだった。しかし、我々から見ればなんとも短い夏の到来は、クリスマスの終わりと同時だとか。風はまだまだ冷たく、実際の夏とはほど遠い気候であるが、人々はこの日が来ると、 夏が始まったことを実感するらしい。 そして"冬よありがとう、夏よようこそ!"と挨拶するそうである。またこの日から人々は、今年の夏休暇はどこで過ごすかと計画を立て始めるらしい。 多くのひとたちは、−様に南ヨーロッパの燦燦と降り注ぐ太陽の日を浴びているのを思い浮かべながら、暦の上での夏4月を待ちわびているとか。「夏の最初の日」の深夜0時に霜が降りると、 その年は良い夏が訪れると言い伝えがあるとか。 なんとも神秘的なさいはての国。 |
土産物屋 | 滞在中に驚いたのは、ツアー参加者に、街の至るところで多くの人にあったことだった。1日目のツアーのイギリス人グループには翌日のお土産物屋さんでバッタリ、
そして最終日の空港でしかもロンドンまで同じ飛行機。それくらい街の規模が小さいということである。また往路ヒースローの入国審査で前後になった日本人ファミリーとは2日目の観光が同じで、
その晩に街でバッタリ会い、しかも3日目は、ツアーも同じでロンドンに飛ぶ飛行機も斜め後ろの席だった。
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陽気なイタリア人 | 陽気なイタリア人夫婦とも、そこらじゅうで会った。彼らは日本語を3語知っているという。
コンニチハ、トモダチ、スシ。 こちらも負けずに、 チャオ、ピッツァ、パスタ。 と大笑い。街で'トモダチ〜"と叫ばれている後ろを振り返ると、いつも彼らがいた。 夫婦そろってカメラマンのせいか、いつどこで見ても同じ格好をしていたのは可笑しかった。これが最後だね!と言ってから3回会った彼らだったが本当に最後、私たちが空港、彼らが市内に戻るとき、 お互いに別れを惜しんだ。そして今度の旅行ではイタリアも立ち寄ってぜひ彼らのお宅を訪問したくなった。 日本ではこういうことは挨拶代わりであるが、日本を出れば、単なる挨拶ではなく、本当に気持ちのこもった言葉である。あつかましい私は、これまでこういう善意に甘え、何度となく旅先で出会った方のうちに、そののち実際におじゃまさせてもらった。また同じように我が家にも、海外からのお客様を招いている。 何年か前、英語を学びはじめようとしたきっかけのひとつが"世界中にトモダチが欲しい"であった。それが少しずつではあるが、形になりつつあるのを、今こうして感じることができるようになった。 |
レイキャビックの空 |
少し余談であるが、アイスランドから帰国直後、近所のおばあさんとの会話。 「最近みちょらんかったけど、どこいっとったん?」 「アイスランドだよ」 「ほっかあほっかあ、アイスランドかねえー 車で行ったんかね?」 「???ヒコーキだよ」 「ほっかあ、ヒコーキかねー じやあすぐ着いちゃうねえー」 「???」 どうやらこのばあさん、デイズニーランドと勘違いしていたらしい。少し前、ニュージーランドから帰った母親が、別のばあさんにやはり「車で行ったんかね?」と質問されていた。 このあたりでは、新幹線も"汽車"と言うし、"東京"も"農協"と平気で聞き間違える村人がたくさんいたりして、こんなじいさん、ぱあさんがここにもあそこにもいる町内で、 私は皮肉にも区長を務めている。いい加減だれか代わってくれー! |
道 |
さて、アイスランドの空港に向かう折、またまた発見。 往路は真っ暗で気がつかなかったが、空港のまわりって、見渡す限り地平線が見えるように、何もないといったら何もないところであった。 この何もないところから首都レイキャビック(人口10万人そこそこ、安城市より小さい)の街まで、なんと車で40q(歩いても40qか)あるという立地条件の悪さも?である。 なんで他にも土地がいくらでも余ってるのに、わざわざこんな離れたところに作るの?と思うくらい立地条件は悪いと言ったら悪い! 空港が15Kmくらい先から見える。だって他に何もないから。でもこの15Kmという距離感が、何も対象物がないだけに実際より近くに感じた。 |